『ありさ 土蔵の濡れ人形  第二章』
 
                     Shyrock:作
おことわり

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登場人物

 ありさ
   十六歳。瀬戸内海のとある寒村に生まれ育つ。気立ても器量もよく村では大変
   評判のよい娘だったが、貧しさから口べらしのため奉公に出されてしまう。
   彼女を待ち受ける過酷な運命とは……。
 霧島九左衛門
   五十三歳。大阪の船場で呉服問屋を営む。妻は結核のため高石の別宅で療養中。
   女好きだが並みの女好きではなく倒錯した性的嗜好を持つ。霧島九左衛門……
 庄吉
   四十五歳。番頭。仕事はよくできるが、頭が固く融通が利かないところがある。
   だが本当は……
 富七
   二十八歳。小番頭。番頭のもとで売買や得意先回りを担当。口が上手く如才の
   ない男。
 よね
   五十八歳。上女中。炊事、掃除、その他家事一切を仕切っている。
 ふみ
   二十歳。下女中。上の者におべっかを使う。ありさを妬み時々意地悪をする。
 音松
   十九歳。丁稚。密かにありさに心を寄せている。優しい人柄だが少々そそっか
   しい。
 利松
   十八歳。丁稚。ありさに好意的。素直で人当たりがよく番頭や女中たちからも
   好かれている。
 山波淳三郎
   二十二歳。道修町の薬問屋山波商店の若旦那。性格は温厚。まだ若いが商才に
   長けている。

小説題目

  第一話 「投げ文」     23-05-04 
  第二話 「鴨居片足吊り」  23-05-11 
  第三話 「真白き恥丘」   23-05-18 
  第四話 「謎の塗り薬」   23-05-25 
  第五話 「女悦丸」     23-06-01 
  第六話 「極太の張形」   23-06-08 
  第七話 「痒みとの戦い」  23-06-15 
  第八話 「緊縛騎乗位のありさ」   23-06-22
  第九話 「二つに折れた煙管」    23-06-29 
  第十話 「淫猥な綱渡り」      23-07-06 
  第十一話「肉裂に食い込むこぶ縄」  23-07-13 
  第十二話「二往復目の綱渡り」    23-07-20 
  第十三話「後手縛り正座型後背位」  23-07-27 
  第十四話「たぬき縛り」       23-08-03 
  第十五話「白濁にまみれて」     23-08-10 
  第十六話「縄の痕」         23-08-17 
  第十七話「竹尺尻打ち」       23-08-24 
  第十八話「突然の訪問客」      23-08-31 
  第十九話(最終話)「さらば霧島屋」 23-09-07  完結

        
   この作品は「愛と官能の美学」Shyrock様から投稿していただきました