「人質法 第2条」

                     赤星直也:作
第7話 ホステス
 
 美香が人質になってから半年過ぎ「美香、お前も質流れだ!」純一が登記所から質
流れの承認印のついた書類を見せると「お願いですから、もっと、ここにおいて下さ
い!」全裸の美香は乳房を揺らせながら頼み込む。

 「それはできないよ。金の無駄だし」
「そこを何とか、お願いします。なんでもしますから」美香は純一の前で座って額を
床に付けた。

 「そんなことされちゃ、困るよ。僕は天使じゃないし、君に振られたピエロだよ」
「あの事は謝ります。それに、どんなことでもしますから質流れだけは許してして下
さい」その言葉を聞いて純一の目が輝いた。

 「本当に、何でもするんだな?」
「はい、何でもします。チンポもしゃぶります」美香は必死で頼んでいる。
「何でもするか。だったら、店を手伝ってくれないか。今度スナックも始めたんだ」
「わかりました、お手伝いします」

 「それから、逃げられると困るんだ。担保に素っ裸の写真を撮らせて貰うよ」
「撮らないで、逃げたりしません!」
「ダメだ、口約束だけでは信用できないからな」美香は全裸写真を撮られる事になっ
た。
 
 正文の構えるデジカメの前でポーズを取っていく。
「足を開いて!」言われるまま無毛の淫裂を撮られていく。
(性器まで撮るなんて聞いていなかった…)担保を承知した以上は仕方がない。

 数枚撮ると「美香、これからハメ撮りをするからな!」純一が服を脱ぎだした。
「ハメ撮りって、もしかしたらセックスを?」
「そうだ、でも安心しろ。真似事だけだから」
「イヤです、セックスは撮られたくありません!」泣きながら両手で淫裂を押さえた。

 「本気でやらないよ、真似事だけだ。イヤなら質流れでいいんだな?」
「やります、ですから写真は誰にも見せないと誓って下さい…」
「美香が逃げ出さない限りは秘密を誓うよ」純一は服を脱ぎ終え美香に抱き付いた。

 すると「美香さん、兄さんのチンポを口でして!」正文が注文を付け(イヤだけど
やらないと…)肉竿を掴んで口を付けた。
「いいよ、それで!」正文はスイッチを押していく。
その後も数枚撮られいよいよハメ撮りが始まった。

 「い、痛いです。膣が裂けます」肉竿の先端が馬乗りになった美香の淫裂に食い込
んでいる。
「我慢しろ、直ぐ終わるから」乳房を掴まれたまま撮られていく。
(これでは逃げられないわ。セックス写真まで撮られたし…)強ばったかの美香だが、
その後もいろいろな体位で撮られて「痛い、ホントに痛いです~!」痛みに悲鳴を上
げながら撮られた。
 
 翌日、兄弟はできあがった写真を美香に見せると「う、う、う!」性器丸出しや、
ハメ撮り写真に泣きだしてしまった。
「わかっただろう、これがある限り、逃げても無駄だぞ」「逃げたら、警察に追いか
けて貰うからな」2人は美香を脅している。
(逃げないわよ、逃げたら、朋美が困るし…)自分が逃げたら朋美が負うのを知って
いるから、その気はない。

 「それから、絶対にオ○ンコはダメだ。処女を守らなかったら質流れにするからな」
「しません、絶対にセックスはしません!」
「それなら安心だ。仕事の前に一回やってくれ」
「わかりました、ご奉仕させて頂きます」純一の前に正座し、チャックを引き下げて
肉竿を取りだすと口に入れた。

 「そうだ、それでいい。出したら飲むんだぞ」上擦った声で腰を振り始める。
(イヤよ、精液なんて飲みたくない。でも、質流れで素っ裸を晒すよりはましだし…)
肉竿が咽を突き刺すのも、射精にも堪えている。
 
 そして、夕方、美香は朋美を残して薄汚れたビルから出ていく。
勿論服を着ているし、純一と一緒だ。
2人がビルから離れた繁華街に入ると、薄暗い町中にネオンが点滅する店がある。
「あそこだ、開店間もなくて客がイマイチなんだ。美香で客を呼び込もうと思ってね」

 「呼び込むって、まさか、私をヌードにして…」
「それもいいな。でも、丸出しよりはスケスケでやって貰うからね」
「許して下さい、肌を人前に晒すなんて出来ません!」
「ここまで来て逃げるな。やらないなら質流れの上、朋美に押しつけるぞ!」

 「やめて下さい、朋美は何の関係もありません」
「だったらやってくれ。何もオ○ンコしろとは言ってない。オッパイとパイパンオ○
ンコを見せるだけでいいんだ」その言葉に泣きながら頷いた。
「泣くなよ、皆が見ているじゃないか」通行人が振り向いて2人を見ている。
 
 2人はその目を気にしながらネオンの中に入った。
店の中はまだ時間が早いせいか、客はおらず「こっちへ来い」純一は美香を中に連れ
て行く。
「ここで、素っ裸になるんだ!」
「わかりました」美香は素直に服を脱いでいくが、下着は着けていないから直ぐに全
裸になった。

 「これを着るんですね?」
「そうだ、それを着ればいい」透明に近いナイロンのスリップを着込んでいくと「い
いね、こんな裸もいいよ」透けて見える乳房や淫裂も純一には新鮮に見えて、スリッ
プの上から触っていく。

 「許して下さい、ここではイヤです。それに、仕事が…」「そうだな、それが先だ
な」2人は店に戻った。
「みんな聞いてくれ。今日から新しい子がホステスをやる事になった!」純一の声に
従業員が集まったが「素っ裸だ!」「見ろよ、パイパンじゃないか?」スリップ越し
に見える乳房と淫裂にヒソヒソ話し合われる。

 「この子はヘアを剃る趣味があるんだ。それに裸を見られると感じるそうなんだ」
「オーナー。それでしたら素っ裸になった方がいいのでは?」
「俺もそう思った。だが警察がそれは許さないだろう。これだと、言い訳が立つしな」

 「そうですよね。でも、パイパンは珍しいですよ、これは受けますよ」美香の淫裂
を食い入るように見つめていたが(見ないで。性器なんて見なくていいのよ!)下を
向いたまま顔を上げられない。
 
 「いいか、美香は美保から教わるんだぞ。頼んだぞ、美保。美香は特別なんだから
な」
「わかりました。オーナーからの頼みだったら断れないしね」美香が美保から教わっ
ていると、客が現れ混んできた。

 「いらっしゃいませ」全裸同然の美香が客の間を回ると「凄いや、パイパンオ○ン
コだ!」歓声が上がる。
(言わないで、パイパンオ○ンコだなんて嫌いよ)作り笑顔で乳房と淫裂がスリップ
越しに触られていく。

 美香は12時まで働くと純一によってあのビルに連れて行かれた。
「もう逃げないから、手錠は無しにして欲しいのですが…」服を脱ぎながら言う。
「俺も信じたいがまだダメだ。オ○ンコさせたら信用するよ」
「イヤ、セックスは絶対いやです!」

 「だったら、手錠だ。これからは前で手錠だ」後手ではなく、前で手錠が掛けられ
たから自由がかかなり効く。
「純一さん、ありがとうございます。これなら何とかなります」
「それより、明日も店だからな!」美香はベッドに潜り込むと同時に眠りに付いた。