「裏の女達」

                      赤星直也:作
第5話 生け花

 「ハイ、結構です!」淫裂が馴染んだ頃に、撮影が終わった。
「奥様、これから我が社においでの節は、これを着て下さい」美保は紙袋を手渡す。
「これを着ろと言うの?」
「はい、そうです。預かった服は宅配便でお送りしました」

 「わかったわ。裸では帰れないし…」紙袋を覗くと黒い下着があり、それを取りだ
した。
「何よ。これじゃ、何の役目もしないわよ」ブラジャーを広げると、中央の部分がく
り抜かれてある。

 「無いよりは、ましでしょう?」確かに、何も着けないよりはましかも知れない。
黙って乳房に押しつけ、ホックを止めると、くり抜かれた穴から乳房が飛び出し、豊
満な乳房が更に大きく見える。

 (パンティはないのかしら?)袋の中を捜すが、あるのはパンティらしいベルトが
ある。
それを腰に巻き付けたると、腰の両脇は隠れるが、前と後は丸見えで、淫裂と尻が覗
き、ストッキングを履きベルトからの留め具で留めたた。

 「奥さん。凄く色っぽいよ」
「こんなのイヤ。風俗嬢と同じよ」
「同じでもいいじゃないですか。服を着ればわからないし」
(それはそうだけど…)最後にワンピースを取り、体に当てた。

 「ミニよ。恥ずかしいわ」
「奥さんは、若いから平気です」美保になだめられながら着込んでいく。
柄と色はそんなではないが、ミニで裾が膝上15センチだから(ノーパンなのよ。屈
んだら見えるかも…)それが気になっていた。

 「奥様、明日は9時までお願いしますよ」
「わかっています」服を着込むと急いで自宅へと向かった。

 翌日、文恵は1人で家を出て、昨日辱めを受けた会社へと向かっている。
途中で花を買ったのか、花束を抱えている。
「行きたくないけど、写真があるし…」昨夜は夫に告げるべきか迷ったが、レイプさ
れた写真や、オナニーを撮られたからには黙っている事にした。

 それに、今の家庭を失いたくなかった。
夫が知れば、家庭がうまく行かないのは分かり切っている。
駅を降り、歩いていくとビルが見え「行きたくないけど…」渋々、古ぼけたビルに入
り、エレベーターで5階に上がると美保が待っている。

 「お待ちしておりました。ご案内します」会議室に案内されると、そこには文恵と
同じ服を着た、30才代の女性がおり、今にも泣き出しそうな顔をしている。
(もしかして、あの人もレイプされたのでは?)自分の置かれた境遇を忘れていた。

 「奥様。こちらで生け花の準備をお願いします」
「準備といっても花瓶がないわ。いくらハサミがあっても、生けられないわよ」
「花瓶は必要ございません。奥様の花瓶にお花を生けますから…」美保は言いにくそ
うだ。

 「自分の花瓶って、どういう事なの?」
「ですから、自分の体を使いまして…」
「体を使うって、まさか、性器にお花を入れろとでも?」
「はい。その通りです。フルヌードになって、自分から性器に生けて下さい」

 「そんなのできない。性器に花を入れるなんて、できない!」文恵の顔が真っ青に
なりブルブル震えている。
「奥さん。出来ないなんて言っていられないよ。これが旦那に渡るんだからね」大石
が例のファイルを持って、入ってきた。

 「許して、ヌードなら我慢します。膣に花を入れるなんて堪えられません…」大粒
の涙が流れていく。
「甘えられたら困りますね。やらないなら、約束通りの事をしますからね」

 「やめて。夫にだけは見せないで下さい」
「だったら、やって貰えますよね?」文恵は泣きながら頷いた。
「それでいいんです。今日は仲間にも来て貰いましたから」指さす先にも、泣いてい
る女性がいる。

 「陣内さんの先輩にあたる、原田良文さんの奥さんですよ。奥さんも夫の為に体を
張っているんです…」おこがましい事を言うが(違うわ。レイプして脅しているだけ
よ。私にしたように…)文恵は大石の話を黙って聞いている。

 「原田の家内の妙子です。よろしくお願いします」妙子は涙を手で拭い挨拶する。
「陣内文恵です」文恵も手で顔を拭きながら挨拶した。
「奥様、そろそろ準備願います」美保は妙子に言う。

 「待って。入りやすい用にしてからさせて」ハサミで花の茎を切っていく。
「短くしないと痛いから…」以前からやらされているのか慣れている。
「文恵さん、花は短くした方がいいですよ」
「わかりました」言われた通りに文恵も茎を切り、短くしていく。

 「これならいいわ。始めるわよ」妙子がワンピースを脱ぐと、文恵が着ている下着
と同じのを着ていて、黒い穴の開いたブラジャーと、ガーターベルトとストッキング
を着けている。
それに、股間の絨毛も綺麗に剃り上げられ、淫裂が剥き出しになっている。

 「陣内さんの奥様も、準備をお願いします」
「わかった。脱ぐから待って」文恵もボタンを外してワンピースを脱ぐと、ブラジャ
ーから乳房が飛び出し、淫裂が丸見えになっている。

 ワンピースを脱ぎ終えると、妙子はワゴンの乗って仰向けになった。
そして、自分から買い込んだ花を、淫裂に刺していく。
次々と花を刺していき、淫裂を広げていくが、文恵は「私の膣に入れるなんて…」ブ
ルブル震えている。

 それには「奥様。お願いします」美保が文恵に催促する。
「やるわよ」文恵もワゴンに乗って仰向けになり、淫裂に次々と花を刺していく。
(恥ずかしいわ。性器を道具に使うなんて…)買い込んだ花を全て膣に入れた。

 「終わったわ。これでいいのね?」
「はい、結構です。落ちると危ないですから、固定します」大石と美保は文恵の両手
を、ベルトでワゴンに縛った。
「何するの。縛らなくてもいいでしょう?」

 「危ないからです。ここも危ないですから…」足を開いたまま持ち上げ、顔の方に
運んだ。
「やめて。恥ずかしいからイヤ!」それは俗に言う『マングリ返し』で、淫裂が天井
を向き、花も立っている。

 そして、両足もベルトで固定された。
「イヤ。解いて。こんな恥ずかしい事は、イヤ!」
「奥様。こうしませんと、危ないですから…」文恵の後は、妙子の両手を縛りだし、
妙子は黙ったまま、されるがままだが「う、う、う!」と嗚咽を上げている。

 そして、マングリ返しで、足も固定された。
「準備が終わりました…」
「わかっている。早速、記念写真だな」大石は文恵にカメラを向けて撮りだした。
「撮らないで。これだけは撮らないで!」唯一自由が効く首を振っている。

 それでも、大石は撮りまくり「次は原田さんの奥さんですよ!」妙子は黙ったまま
だが、すすり泣く声が文恵に聞こえている。
「高木、撮ったからいいぞ。移動だ!」

 「移動って?」
「社員に見て貰います。奥様の生け花を…」
「やめて。見せなくていいから、動かさないで!」叫ぶが、2人はワゴン車に乗った
まま移動すると(やめて。性器を道具代わりにしているのは見られたくない!)文恵
も泣き出してしまった。

 大石と美保は、2人の乗ったワゴンを6階のロビーに運んだ。
「ここなら大勢に見て貰えますよ」
「見られたくないのよ。お願いですから、戻して下さい!」
「ダメです。奥様」美保は、マングリ返しになった2人の側に立て札を掛けた。

 「これで、大石さんと原田さんの奥様であるのが、わかります」
「やめて。名前なんて、知られたくないわよ!」相変わらず首を振っている。
「奥様、覚悟を決めて下さい。旦那様の為ですからね」2人をロビーに並べていく。
(こんな、恥ずかしい姿を晒すなんて…)嗚咽を上げる文恵だ。

 やがて、社員が出社し「見て、生け花よ。性器の花瓶だわ」「本当だ、久しぶりに
見るわね」女性社員達も、2人の淫裂に刺された生け花に歓声を上げている。
「陣内さんよ。営業の!」「こっちは原田さんだわ。確か、経理のはずよね」立て札
を見ながら話している。

 「いいね、オ○ンコ花か…」男子社員も淫裂を眺めていく。
「ここは、ダメなのかな?」肛門を指で触っていく。
「ダメよ。そこは汚いから花が可愛そうよ」
「そうよ、お尻はダメ。膣だけにしなさいよ」

 「わかったよ。それにしても陣内さんの奥さんは立派なオッパイだね」豊満な乳房
が触られた。
「触らないで下さい。見るだけです」美保が注意した。

 「堅い事言うなよ。高木だってやったじゃないか、ほら、岡江という女子社員と」
なおも乳房を触っていく。
「あれは、命令でしたから仕方なく触ったんです…」項垂れ顔を上げられない。

 「ちょっとだけだから、目をつむれよ」今度は揉み出した。
(イヤ、触らないで、これ以上恥ずかしい思いはイヤです!)文恵は男性社員にされ
るがままで、同じように、妙子も乳房を揉まれていく。

 そして、時間が立つに連れ、出社する社員も多くなってきた。
「いいね。こんな生け花も…」食い入るように淫裂を見つめている。
「今度は、女子社員の生け花が見たいな」社長の近藤が言い出す。

 「そんなのずるいわよ。女性ばかりヌードにさせて!」
「そうよ。男性だってヌードになりさいよ!」女子社員から不満が上がった。
「わかった、今度の文化祭は平等にやろう」

 「そうですね。内は平等が合い言葉ですからね」皆勝手な事を言いながら、2人の
乳房を触った。
(やめて。見るだけのはずです!)文恵は黙って辱めに堪えている。

 こうして、文恵と妙子は、昼近くまでロビーで淫裂に花を刺していた。
「奥様、ご苦労様でした」美保と大石はワゴンを押して戻っていく。
会議室に戻ると、縛ってあったベルトが解かれ「恥ずかしかったわ。もう、こんな事
させないで下さい」淫裂から花を抜いていく。

 「そんな事、言わないで下さい。旦那の出世の為ですから我慢しないと…」大石は
平然と言う。
「それより、これからどうするんですか?」
「ビデオをご覧頂きます」

 「その前に、服を着ていいかしら?」
「かまいません。ご自由ですから」
(よかった。こんな下着では歩きたくないし)文恵と妙子はワンピースを着込んだ。

 服を着込むと、ビデオを再生していく。
「何よ、フルヌードじゃないのよ!」確かに、乳房と無毛の淫裂を露わにした女性が
映し出された。

 「違います。ヌードですがアクセサリーを付けています」確かに美保の言う通りで、
全裸の女性だが首や腕、腰には金属のアクセサリーが付いている。
画面には、次々と女性が映し出されるが、皆が乳房と無毛の淫裂を露わにし、アクセ
サリーだけを身に着けている。

 「これは、我が社の商品展示会の様子です。モデルは社員や、奥様達がやりました」
「ま、まさか、私にもこれをやれと…」
「その通りです。旦那様の為にご協力をお願いします」

 大石の言葉に「できません。私はできません!」文恵が顔を震わせ拒むと「奥様、
それでしたら、こちらをご覧下さい」テープを入れ替えた。
今度は文恵が映し出され「やめて。止めて下さい!」泣きながら画面を手で押さえた。
画面には『ダメ、それ以上入れないで…』乳房を揉まれながら、肉竿を押し込まれる
シーンが映し出された。

 「もっとありますよ。奥様!」
「やめて。見たくないから止めて下さい…」大粒の涙を流しながら言う。
「やって貰えますよね。奥さん?」
「夫に何て言い訳すればいいのよ。必ず知られてしまう…」

 「それは大丈夫です、秘密は守りますから。原田さんの奥さんもやっていただけま
すよね?」
「モデルは許して。その変わり、慰安の方をお手伝いしますから…」妙子も泣きなが
ら言う。

 「わかりました。高木君、岡江君を呼んできてくれ!」
「かしこまりました」美保は会議室から一旦、出てから久美を連れてきた。
「岡江君、陣内の奥さんがモデルをやってくれるそうだ。今から指導してくれ」
「それは助かります。モデルは多い方がいいですから。早速練習をしましょう」

 「練習って?」
「モデルって、そんな簡単じゃないの。訓練してからステージに立たないといけない
のよ」最もらしい事を言う。
「原田さんの奥様、ここは練習の邪魔になりますから…」大石は妙子と一緒に出て行
った。

 「美保さん。あの2人はどこの会議室なの?」
「11会議室を予約してありますが…」
「11か。これで覗けるわよね?」
「ダメです。そんな失礼な事したらいけません!」

 「ちょっとだけよ。美保さんだって見たいでしょう?」岡江がモニターを操作する
と、画面には大石と妙子が映し出される。
「ほら。はじまったわよ」妙子がワンピースを脱ぎだし、大石もズボンを脱いで2人
が抱き合っていく。

 「音も、聞こえるようにしよう」ボリュームを回すと『許して下さい。昨日、夫と
2回やったばかりで、まだ痛いんです…』声がハッキリ聞こえる。
『慰安を承知したんでしょう。僕だって奥さんに慰めて欲しいんです。旦那さんのよ
うに』妙子を四つん這いにして後から挿入して『あ、あ、あ。いけないわ、いけない
ことよ…』喘ぎながら乳房を揺らせている。