| 「裏の女達」
赤星直也:作
第2話 会社訪問
それから数日が経ったある日、帰宅した幹夫が「明日から出張になったよ」と言い
だした。
「そんな急に出張と言われても困るわよ。何も準備が出来ていないのに」
「心配要らないよ。札幌に3日間行くだけだから」
「でも、着替えはどうするのよ」
「向こうで買うよ。今はどこでも夜遅くまでやっているから」
「それならいいけど…」
「心配要らないよ。それより、3日間留守するからいいだろう?」
「いいけど、後からはイヤよ。普通でしてね」
「後からがイヤなら、文恵が上になってくれないか?」
「どっちもイヤ。普通でならいいけど、それ以外はイヤよ」文恵は夫と言えども、
正常位でのセックスしか認めなかった。
それは、あの忌まわしい事を、思い出したくないからだ。
「わかった。普通でやるよ」渋々承知をし、布団の中で2人は生まれたままの姿で
抱き合い「いいわ、あなた…」喘ぎながら幹夫の背中を撫でている。
翌朝、幹夫は羽田から札幌に向かい、家では文恵が掃除をしている。
「全く、急に出張だなんてね」愚痴を言いながら掃除をしていると「ピンポーン!」
チャイムが鳴った。
「忙しいのに…」玄関に向かい、ドアを開けた。
「忙しい所申し訳ありません。旦那さんの部下の大石と申します。奥様には是非、我
が社をご案内したいと思いまして…」丁寧に挨拶する男性に、文恵の顔が真っ青にな
りブルブル震えている。
「イヤ。もういやよ。帰って!」
「そうは行きません。ここでは何ですから中で」チラリと写真を見せて文恵に渡すと
「と、とにかく中で!」写真を見せられ、動揺している。
それは、この前レイプされた写真だから無理はない。
馬乗りになり、乳房を揉まれている姿が映っており、淫裂と肉竿が結合しているのも
わかる。
中に入った男は「この前はよかったです。奥さん」シャツの裾を掴んで捲り上げた。
「やめて。変な事をしたら警察に訴えるからね!」
「いいんですか。こんな写真もありますよ」また写真をちらつかせ「写真はやめて。
何の用なのよ」文恵の目からは涙が落ちていく。
「別に変な事をする気はありません。タダ、奥さんに会社を知って貰おうと思いま
してね」裾を捲り上げると、手を忍ばせブラジャーを持ち上げた。
すると、勢いよくカップから乳房が飛び出ていく。
「やめて。この前で満足したでしょう?」
「そうは行きません。私も酔っていましたからね」飛び出た乳房を握りしめられ「う
っ!」ピクッと体が反応した。
「奥さん、いい体してますね。勿体ないですよ」そう言いながら、乳首を摘み転がし
ていく。
「か、会社を知って貰うって、どういう事なの?」乳房を掴む手を押さえて言う。
「何の理由もありません。旦那さんが働く会社を知って貰うだけですよ」今度は一気
にシャツを捲り上げ、ブラジャーから飛び出している乳房が露わになった。
「やめて。もうやめて!」その乳房を両手で押さえた。
「来て貰えますよね?」乳房を押さえる手を掴み退け、乳房に顔を埋めて乳首を吸っ
ていくと「ん、ん、ん!」それには、鼻から息が漏れていく。
「行くわ。だから、オッパイを吸わないで…」
「それは助かります。これから行きましょう!」乳房から頭を上げ、文恵は急いでブ
ラジャーを直し、シャツを仕舞い込む。
「着替えさせて。直ぐ終わるから」
「そのままでいいです、どうせ…」言葉を止めた。
「どうせ何なの?」
「いいえ、何でもありません。とにかく行きましょう」引きずられるように家を出た。
文恵は大石の案内で、電車や地下鉄を乗り継ぎ、1時間ほどでビルが並ぶビジネス
街まで来た。
「ここが当社でして…」真新しいビル群の中に、古ぼけたビルがある。
「ここで、幹夫さんが働いているんだ…」古ぼけたビルだが、文恵には新鮮に映って
いる。
「5階から上が、全て事務所になっております」大石はエレベーターに乗っても説
明しており、そのエレベーターも5階で止まり、ドアが開くといかにも事務所といっ
た感じがする。
少し歩くと「いらっしゃいませ!」受付があり、制服を着た若い女性が声を掛けて
きた。
「美保君。こちらは、陣内さんの奥さんなんだ」
「陣内文恵と申します」文恵は挨拶した。
「特別なお客様なんだから、そのつもりで頼むよ」
「特別なお客様ですね?」大石の言葉に強ばった顔になった。
「そうなんだ。会議室を空けて欲しいが…」
「6階の15会議室が利用出来ます」
「ありがとう。待っているよ」文恵は大石と一緒に、6階に登り会議室に入った。
「今日は特別な日なんです。会社の皆に、奥さんを知って貰う日なんでして…」
「それは、お伺いしました」
「でしたら、奥さんの全てを見せて下さい」
「全てを見せるって、まさか、裸になれとでも?」
「そのまさかです。ここで素っ裸になって下さい」
「イヤよ。どうして裸にならないといけないのよ。私、帰ります!」ソファーから立
ち上がると「いいんですか。これが旦那さんに見られましよ。近所にばらまいてもい
いんですがね」犯された時の写真を見せた
「やめて、卑怯よ。そんな写真で脅迫するなんて…」文恵の目からは涙が流れ落ち
ていく。
「私だって、こんな事はしたくありませんよ。これも陣内さんの為なんです」
「裸になるのが、夫の為ですか?」
「はい。管理職は妻の裸を部下に提供して、気分よく働かせるんです。陣内さんも、
もうすぐ、管理職になれますから」
「それで、私の体を奪った上に、裸になれと言うの?」
「セックスは奥さんの希望でしょう。あんなに燃えていましたしね」大石は文恵を抱
きしめ、胸を撫でていく。
「イヤ。やめて下さい!」乳房を触る手を押さえた。
その時「コン、コン!」ドアがノックされ「失礼します!」声と共に女性が入って
きたが「そんな~!」文恵は女性を見るなり、声を上げた。
入って来たのは、先程受付をしていた美保と呼ばれた女性で、一糸まとわぬ全裸だっ
たからだ。
美保が身に着けているのはハイヒールだけで、乳房はおろか、股間の絨毛を綺麗に
カットし、淫裂まで晒している。
「コーヒーを、お持ちしました…」恥ずかしいのか目を真っ赤にし、体が小刻みに震
えている。
「ど、どうしてヌードに?」
「お客様が、特別なお方からです。特別なお方には、私達も特別な接待で対応します」
そう言ってコーヒーをテーブルに並べていく。
「奥さん、覚悟を決めて下さい。旦那の出世の為です。それに離婚はイヤでしょう」
大石の目がギラギラ輝いている。
(脱ぐしかないわ。あの写真が知られたら離婚されるし…)全身をブルブル震わせな
がら決心した。
「わかりました。ヌードになります…」文恵がシャツを脱ぎ始めると「お手伝いし
ます」美保が手伝い、脱いだ服を受け取りそれを丁寧に折り畳んでいく。
「恥ずかしい。私のヘアはボウボウなのよ」パンティを引き下げると股間の絨毛が不
規則になっている。
「大丈夫です。私がお手入れをお手伝いしますから」
「でも、ヘアを剃ったら、夫が何て言うのか心配で…」背中を丸めてパンティから足
を抜いていく。
「それでしたら、旦那さんに全てを見て貰う為とか言えば平気ですよ」
「あなたはそう言ったの?」
「はい。夫が前からヘアを剃らせてくれと言っていましたから、何の疑いもありませ
んでした…」
「でも、ヌードよ。人前でのヌードは恥ずかしくないの?」
「恥ずかしいとかは、言っていられません。これも仕事ですから」
「そう、仕事なんだ…」文恵はブラジャーも脱いで全裸になったが、この時、美保の
目から、涙が落ちたのを見逃した。
美保も文恵と同じく、同僚に犯され写真を撮られ、脅されて全裸になるように仕向
けられていた。
ただ、全裸になると、会社から1回に付き2万の報奨金が出るのが、他の脅迫とは違
っている。
美保自身もも、夫の会社が経営危機だから報奨金は魅力で、恥ずかしいのを我慢し、
夫に詫びながら全裸になって、乳房と淫裂を晒している。
文恵が全裸になると、脱いだ服を持っていく。
「やめて、服を持っていかないで!」
「奥さん、預かるだけです。今日1日、私とお付き合いが済んだら、お返しします」
大石は狼狽える文恵の乳房を掴んだ。
「ダメ。そんな事、ダメです!」小さな声で言いながら、乳房を掴んだ手を押さえ
ると「この前はよかったのに、今日はダメか…」素直に手を引いて、今度は美保の淫
裂を触りだす。
「許して下さい。触らない約束です。そこはダメです!」
「昨日、オ○ンコやったな。白いのが周りに付いているぞ!」淫裂を広げて、肉襞を
調べていく。
「か、勝手でしょう。セックスしても…」美保の声が涙声になっている。
「そうだよ、勝手だよ。でも、亭主だけでなく俺ともオ○ンコしようよ!」
「それはイヤ。あれっきりの約束よ。変わりにヌードを承知したでしょう!」涙が落
ちている。
「泣くな。美保に涙は似合わない。それより、奥さんの手入れをしてやれ!」
「わかりました。奥様こちらへ」文恵は美保に隣の会議室へと案内された。
「奥様、ここで仰向けに…」ベッドのような椅子があり、美保に言われるまま仰向
けに寝た。
天井には鏡が張られ、文恵の全裸が映し出されている。
(鏡があるわ。でも、どうしてかしら?)不審に思うが、絨毛にスプレーが吹き掛
けられ(ヘアを剃るなんて、変態のすることよ。幹夫さんにも剃らせなかったし…)
天井を見上げると、絨毛の上に泡が降り注いでいく。
まんべんなく、泡が絨毛を包み込むと掌で混ぜて、立っていた絨毛も柔らかくなり
肌に密着している。
「奥様。足を開いて下さい」言われた通りにすると「ジョリ、ジョリ!」カミソリが
押し当てられ、股間の絨毛が消えていく。
(ヘアが剃られていく。ヘアが…)天井に映った股間からは、黒い絨毛が少しずつ
消えていき、変わって、赤黒い地肌と桜色の淫裂が露わになってきた。
(性器が剥き出しになっていくわ。これが私の性器なんだ…)剃られる様子を見つめ
ている。
美保は、なおもカミソリを動かし「ジョリ、ジョリ!」カミソリが動くに連れ、絨
毛も消えて淫裂が剥き出しになった。
(恥ずかしい。これが私の性器だなんて…)淫裂から2枚の肉襞がはみ出している。
「奥様、ここは短くします」淫裂の上には5百円玉ほどの絨毛が残され、その絨毛
もハサミで短くカットされていく。
(これを見たら、幹夫さん驚くわね)天井を見上げている文恵だ。
「ヘアの手入れは終わりましたが、性器のお手入れをします」
(性器の手入れって、どんな事を?)不思議に思っていると、美保は指を淫裂に入れ
て「あ、ダメ。そんなのダメ!」声を上げる。
「ご安心下さい。手入れですから!」膣に指が入ると、中を探り「ん、ん、ん!」
自然と腰が浮き、指の動きに合わせて動きだす。
(恥ずかしいけど、気持ちいいわ…)顔を背けて腰をお動かしている。
美保は、淫裂の中を指で撫でると、肉襞を摘んで「あ、あ、あ!」文恵は声を上げ
ると「敏感なんですね。奥様は!」肉襞には、化粧用のファンデーションを塗りだす。
それに、淫裂の地肌にも塗って、赤黒さを消していく。
「奥様、ご覧下さい。これが奥様の性器です」文恵は目を開け、天井を見つめると、
股間の淫裂がピンクになり、地肌も綺麗に化粧された。
「恥ずかしい。性器が丸見えだなんて…」手で淫裂を隠した。
「乳首にもしましょうね」今度は乳首に化粧され、膨らんだ乳首が、鮮やかなピン
クに染められていく。
「ハイ、終わりました」美保は手入れが終わると、後かたづけをしていく。
「これから、どうするの?」
「心配要りません。ヌードだけですから」美保が不安そうな文恵を、安心させようと
している。
「本当にそれだけね。セックスはしなくていいのね?」
「奥様がお望みなら、社員がお相手しますが…」
「イヤ。ヌードを見られるだけで沢山です!」キッパリと拒んだ。
絨毛の手入れを終えた文恵は、美保の案内であの会議室に戻って来た。
ドアを開け、中に入ると「イヤー!」文恵は両手で胸と股間を押さえて、蹲ってしま
った。
会議室の中には、男性が10人程いたから無理もない。
「奥様、どうなさいましたか?」美保が尋ねると「お、男がいます!」声を震わせ
て言う。
文恵の言葉に「心配要りません。私達は、陣内さんに世話になっている部下ですから。
それよりも、奥さんこちらへ」文恵の手を掴み、中へ連れて行く。
「噂通りに綺麗な方ですね。両手を退けて貰わないと…」
「許して。これ以上、恥ずかしい事はしたくないんです」
「奥さんがその気なら、僕達だって考え直しますよ。陣内さんへの協力はやめます。
そうしたら、ここにはいられませんよ」
「それはやめて。夫を苦しめないでください」
「それでしたら、奥さんが協力しないと」部下達は、手を退けて淫裂と乳房を見せる
ようにと催促している。
「わかりました。私の全てをご覧下さい…」途切れ途切れにやっと言え、震える手
を胸と股間から退けていく。
(見られてしまう…。幹夫さんの部下に…)目を閉じて、両手を後ろで組むと、乳房
とピンク色の淫裂が露わになり「おう!」全裸に歓声が上がった。
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