「淫らな山村」
                     赤星直也:作

第13話 全裸の決意
 
 お百度参りを初めてから、1ヶ月が過ぎた。
裸見たさに集まる男はいなくなったが、セックスを求めて、代わる代わる、社に男が
訪ねてきた。

 「奥さん、やらせてくれよ」
「出さないで。それならいいけど…」
「勿論です、オ○ンコに出すようなへまはしませんよ」良美を押し倒し、乳房を掴ん
で肉竿を押し込んでいく。
「奥さん、気持ちいいよ。凄くオ○ンコがいい…」
「私もいいわ。もう、グジュグジュになっているの」両手で抱き締めていく。

 それと同じ頃、俊樹も女性を抱いていた。
「河合さん、もっと早くして。キツい方が気持ちいいの」喘ぎながら言う。
「わかりました。奥さん!」俊樹は腰の振りを早めていく。
「いいわ、凄くいい。河合さんのエキスが欲しい…」
「わかっています、もうすぐですから」俊樹は体内に精液を放出した。
 
 「河合さん。奥さんが子供を欲しがっているの、知っている?」
「知っています。何でも、お百度参りをしているそうで…」
「そうなのよ。裸になってやっているのよ」色目を使い、肉竿を擦っていく。

 「知っていますよ。それに、オ○ンコにあれを入れるんでしょう?」俊樹も指を淫
裂に入れた。
「そうなの。きっと奥さんも、気持ちいいと思うの…」途切れ途切れに言う。
「だったら、僕達も、もっと気持ちいい事しましょうよ」再び挑んでいく。
こうして、俊樹は良美を抱いた男の妻達を、交代で抱いた。 
 
 そんな日が続いていたが「奥さんいますか?」順次達が訪ねてきたが、久恵や百合
たちも一緒だ。
「奥さん、申し訳ありませんが、お腹が膨らみまして…」久恵が言いにくそうに言う。
「それで?」
「お願いです、夫とセックスしてください、口でなく本物でさせたいんです…」

 「そんな、私にセックスをしろだなんて…」語気が荒立っている。
「はい、奥さんとなら安心ですから」
「お願いです、夫も大部溜まっていますからセックスして下さい」百合や淳子も頼み
込んだ。
「そんな事、できません!」

 「イヤでもやって貰います。あなた、レイプしてもいいわよ。タップリ出してあげ
て」
「わかったよ、やらせて貰いますよ、奥さん!」順次達は良美を押さえ込んだ。
「イヤ、やめて、レイプしないで!」
「だったら、素直にオ○ンコさせて下さいよ」今野はシャツを捲り上げて、西川はズ
ボンを引き下げて、真っ白なパンティとブラジャーが覗いている。

 「わかったわ。セックスしてもいいから出さないで。お腹の中はイヤ!」
「お腹には出さないよ。オ○ンコに出すんだから」
それには「オ○ンコに出さないで。セックスしていいから…」慌てて言い直す。
「わかった、オ○ンコには出さないよ」パンティとブラジャーも脱がされて、全裸に
された。
 
 「優しくして。乱暴はイヤなの!」そう願うが、精力が溜まった3人には聞かなか
った。
「まずは、俺がオ○ンコだ!」順次が淫裂に肉竿を押し当てた。
「ヒー!」乱暴に入り込み、すかさず悲鳴を上げた。
「次は俺がオ○ンコだな」西川が乳房を握った。
「ヒー!」また悲鳴が上がっていく。

 「奥さん、おとなしくしないとね」順次の肉竿は強引に動いていく。
「う、う、う!」肉竿の動きに合わせ、歯を食いしばり、呻き声を上げている。
(膣が痛いわ、まだ準備が出来ていないのに…)裂ける痛みが襲っている。
「奥さん、久しぶりで気持ちいいよ。今日は公認だからタップリ楽しもうぜ」肉竿が
膣の奥まで入っていく。

 やがて「あ、あ、あ!」痛かった淫裂も、快感に転じて喘ぎ声を上げてだし(いい
わ、凄くいい。レイプされるのも気持ちいい…)淫汁が流れている。
だが、突然動きが止まった。

 「抜いて、お腹の中には出さない約束よ!」
「わかっていますよ」肉竿が抜かれ、腹部に放出された。
「今度は俺だぞ!」西川が肉竿を押し込んみ、こうして、良美は3人の相手をさせら
れた。

 男性の相手が終わると、今度は女性の相手で、レズの相手もさせられている。
「吸ってよ、奥さん吸って!」黒ずんだ乳首を無理に吸わせている。
(羨ましいわ。私も早く赤ちゃんが欲しい…)乳房を吸い、膨らんだお腹を触わると
「そうよ、それでいいのよ…」気持ちよさそうに声を上げている。
 
 それが済むと服を着るのが許された。
「着ていいよ、奥さん」脱がされた下着を着込んでいく。
「子供が欲しいんだってね。だったら、俺の精子を使うかい?」
「要らないわ、夫ので充分よ!」

 「あれ、知らないんだ、旦那さんが無精子症だって…」
「誰から聞いたの。無精子症って!」思わぬ言葉に愕然とした。
「聞かなかった事にして、いずれ旦那が話すと思うから…」慌てて言い直した。
「教えて、本当の事を!」
「推理だよ、俺の推理…」素っ気なく言うが、薄々良美も感じていた。

 いくら射精されても妊娠しないのは事実で、婦人科で診察したが良美には異常はな
かったから、なおさらそう思えた。
「悩まない方がいいわよ。いずれ出来るから」そう言い残して6人は帰った。
「俊樹さんが無精子症だなんて…」残された良美は下着姿で考え込んでいる。
 
 その夜「あなた、明日病院で診察を受けましょうよ」俊樹に迫った。
「診察?」
「ええ、子供が欲しいから診察して貰いましょうよ」
「そんな事しなくてもいいよ、直ぐに出来るから」
「そう言って、何年も経ったのよ。私も限界が近いし…」説得するが応じようとはし
ない。

 「仕方ないわ。明日から、フルヌードでお参りするわね」
「ああ、好きにやっていいよ」俊樹は無精子症を知られるのが怖かった。
(知られたら良美が離れていくし…)苦悩の顔をしていた。

 (だって、あなたが悪いのよ。本当の事を知りたいだけなのに。精子だって貰えば
いいじゃないのよ)それには、気づかない振りをしていた。
(どうしたら、俊樹さんを病院に連れて行けるかしら?)布団の中でも考えていた。

 翌朝、良美は起きると着ていた衣服を全て脱ぎだし、下着も脱いで全裸になった。
「良美!」
「あら、起きたの。今日から赤ちゃんが出来るまでは、フルヌードで過ごす事にした
わ」

 「正気か、素っ裸だぞ?」
「勿論正気よ。病院に行くならやめるけど…」
「行かないよ。病院にはいかないからな!」
「仕方ないわ、このヌードを見られてしまうけど我慢するわ」食事の準備を始めてた。

 朝食を済ませ、くつろいでいると順次達6人が訪ねてきた。
「お、奥さん!」「す、素っ裸!」驚きの声を上げた。
「驚かないで。俊樹さんが病院に行くまで、フルヌードで生活する事にしたの」
「そうなんだ、実力行使を始めたんだ。でも、勇気があるわね」
「私だって赤ちゃんが欲しいもの。久恵さんや百合さん達見たく…」大きく膨らんだ
3人の腹を見つめている。

 「わかった。だったら手伝うわよ、ヘアの手入れをね」
「そうよ、大部ボウボウになっているわよ、エステなら私に任せて」
「お願いするわ、何て言っても、プロにはかなわないしね」
「そう言う事よ」百合は良美が運んできたハサミで絨毛をカットしていき、カットさ
れた絨毛が足下に新聞紙に落ちていく。

 「いいわね、綺麗な性器で。私なんか、子供が出来たから形が崩れちゃって、見せ
られないわ」
「そうね、奥さんは妊娠した事がないしね」話をしながら絨毛を短くしていく。
仕上げにカミソリで根本から剃っていく。
 
 「どう、綺麗でしょう?」
「いいね、奥さんのオ○ンコがいいよ、久恵よりいい!」
「ホントだ、やりたくなっちゃった」
「ダメよ、浮気したら許さないから。即、離婚よ」

 「冗談だよ、聞き流せよ。それにしても河合さんが羨ましい。こんな奥さんを毎晩
抱けて…」淫裂を見つめている。
「恥ずかしいわよ。そんなにジロジロ見ないで」手で覆い隠した。
「そうよ、これは見るもんじゃないの、使う物なのよ」
「久恵さんったら」顔が赤らんでいく良美だ。
 
 暫く話をして「これから、お百度参りをしますから…」と言い出した。
「邪魔しちゃ悪いわね。また来るわね」6人が帰ると「あなた、行って来ます」生ま
れたままの姿で外に出た。

 家を出て直ぐに「あらー!」全裸姿に驚きの声が上がり「これから、赤ちゃんが出
来るまでこの姿で暮らす事にしました」訳を説明していく。
「そうなんだ。よっぽど欲しいのね」そんな会話が、家にいる俊樹にも聞こえる。
「何とかしないとな。そうだ、あの3人に頼んだ方がいいな…」俊樹も家を出た。

 良美は集落の皆に全裸姿を見せながら神社に向かう。
「もう脱ぐ必要がないしね」鳥居をくぐり、階段を登っていく。
そして、いつものように社の中に入って木像に馬乗りになって数えていく。
「1,2,3…」片手で乳房揉みながら腰を振り続ける。
(俊樹さんのバカ。私が裸になっても平気なの。レイプされても知らないからね)俊
樹への不満を思いながら「あ、あ、あ!」時折喘ぎ声を上げていった。

 そんな事が繰り返され、お百度参りももうすぐ終わりを迎えようとしていた。
良美が神社での祈願を済ませ家に戻ると、俊樹がバックに荷物を詰め込んでいる。
「良美、用事が出来て3日ほど留守になるよ」
「3日もですか?」
「そうだ、ローンの返済だから我慢してくれ」

 「わかりました。気を付けて行ってね」
「わかっているよ、いつもの安全運転で行くから」俊樹は車を走らせていく。
「困ったわ、1人で裸のままいるなんて…」考え込むが良い案はない。
「今更服を着る訳いかないし…」とにかく、全裸のままで過ごす事にした。
 
 いくら強がりを言っても、俊樹がいないと、外に行くのをためらっている。
1人でテレビを見ていると「奥さんいますか?」玄関から声がする。
「ハーイ!」(順次さんだわ。また恥ずかしい事をさせる気なのね)玄関に向かう。
「奥さん、ちょっと付き合って下さい。面白いところに案内しますから」
「俊樹さんがいないから、遠慮します…」下を向いたままだ。

 「せっかくですから、行きましょう」腕を掴み外に連れ出した。
「ヌードです、丸出しなんですよ」
「構いません、そのほうが都合いいんですから」車に押し込んだ。
(またセックスさせられるんだわ。今日から危険日なのに…)不安が脳裏をよぎって
いる。

 その不安を増長するかのように車は集落から遠ざかり、森林帯を走っていく。
「どこに行くの。セックスをさせる気でしょう?」
「それだけじゃありませんよ。奥さんの願いを叶えてあげますから…」脇道に入った。
舗装されているが幅は狭く、案内板がある。
 
 「いやよ。停めて、行かないで!」案内板を見た途端、叫んだ。
「そうは行きませんよ。こんなに狭いんですから方向転換は無理ですよ。行くしかあ
りません」
「イヤ。そんなに私を、辱めたいのですか?」大粒の涙を流していく。
「何と言われてもやりますよ。これは、奥さんの為ですから」素っ気なく言う。
「う、う、う!」嗚咽を上げ、胸と股間を隠している。

 「もうすぐですよ、ほら、見えてきました!」木立の間から赤い屋根が見えてきた。
車はその屋根を目指して走り、建物に近づくに連れて、木立が切れ視界が広がり、高
いフェンスに囲まれたコートが見えている。
そのコートの中を若い男性達がボールを追って走っている。
「いや、こんな大勢の前で裸を晒すなんて出来ない!」泣き声だ。

 「今更、何言っているんですか。裸で過ごす事にしたじゃないですか!」順次は駐
車場へ入り、車を停めた。
「降りて下さい」
「イヤ、せめて、パンティだけでも履かせて!」
「ダメです、オ○ンコを見せないと…」腕を掴まれ、引き出される。
(いや、いやよ!)体が小刻みにだが震えていた。
 
 「待っていたわ、奥さん」久恵の声がする。
「相変わらず、綺麗な性器ね。旦那さんと昨日もやったでしょう?」百合と淳子もお
り、西川と今野もいる。
(あなた達には関係ないわよ。それより、全員いると言う事は?)不安が更に高まっ
ていく。

 「皆さんお待ちかねよ。行きましょう」
「奥さん、そう言う事。素っ裸でご対面と行きましょう」
「行かない、行かないわよ!」首を左右に振っていく。
「そうは行かないのよ。これは奥さんの為だから我慢しないとね」膨らんだ腹を揺す
りながら久恵も言う。
「そう言う事、行こうぜ」両腕を掴まれ建物の中に向かった。

 玄関を開け、中に入るとジャージを着た男性がいる。
「すげえ、オ○ンコ丸出しだ!」
「ホントだ。しかもパイパンにしている!」大きな声で叫んだ。
「何、オ○ンコだって?」その声で良美の前に人垣が出来た。
「ホントだ、オ○ンコだ。生で見るのは初めてだよ…」目を輝かせて淫裂を見つめて
いる。
(見ないで。性器は見ないで…)恥ずかしさに、太股がブルブル震えている。