「淫らな山村」
                     赤星直也:作


第10話 キューピット
  
 音楽が鳴りやむと「久恵、良かったよ。とても…」順次は息が荒い久恵に抱き付い
た。
「イヤよ、順次でもいや。見るだけと言ったでしょう!」
「俺でもいやか?」
「怖いの。男が信用できないのよ…」

 「そう言うな。俺が久恵を元通りにしてやるよ」順次は乳房に顔を埋めていく。
「やめて、恥ずかしいわよ。百合や淳子が見ているのよ」
「大丈夫だよ、百合も淳子もやるんだから」その言葉通りに百合と淳子も西川と今野
に抱き付かれ、乳房を掴まれている。

 「いいだろう、久恵!」押し倒され、肉竿が押し込まれた。
「い、痛い。裂けそうなのよ!」
「直ぐに気持ちよくなるよ。この前みたく…」肉竿がゆっくりと動いていく。

 「俺もやりたいよ」「俺もだ」淳子と百合も押し倒され肉竿が入り込んで「出さな
いでね、お願いだから…」上擦った声で言う2人に「わかっているよ」ピストンが始
まった。
すると「いいわ、気持ちいい!」「私も感じる!」3人は体を反らせて、声を上げて
いく。

 「奥さんは、自分で行くんだよ。指でね」
(いやよ。オナニーなんて、しないわよ!)そう思うが3人の「あ、あ、あ!」喘ぎ
声に自然と指が淫裂の中に入って、もう片手が、乳房を撫でていく。

 それに、自然と呼吸が速まり、鼓動も高まっていく。
(変な感じだわ、指でも膣が濡れていく…)指がベトベトになっている。
(欲しいわ、私もセックスしたい!)俊樹の顔を浮かべて指が2本になった。
その前では「行く、行くわ!」呟くような声を上げている。

 しかし「いやー!」「キャー!」3人の悲鳴で快感が停まった。
「約束が違うわ。出さない約束だったでしょう!」泣き顔で、淫裂を手で覆うが、指
と指の隙間から白いベトベトした液体が流れている。

 「責任取るよ。だから、もう1回出させてくれよ」
「いや、もう中絶はしたくないのよ!」叫ぶが、順次はまた覆い被さった。
(凄いわ。出したばかりなのに、膨らんでいるわ…)指が再び動き出す。

 「淳子、俺も責任取るよ!」「俺もだ!」今野と西川も元気な肉竿をパートナーの
淫裂に押し込んでいく。
「ダメ。間違いなくできる日なのよ。いやー!」叫ぶが、入り込んだ肉竿がピストン
している。

 (俊樹さん、私も妊娠したい。出して、一杯出して…)指が激しく動きだし(そう
よ、早く出して!)腰が浮き、指が根本まで入っている。
だが、「いやー!」「出さないで!」また悲鳴が上がった。

 「奥さんとやってもいいぞ。やりたかっただろう?」順次の言葉に、その悲鳴は直
ぐに収まった。
「そうよ。これが楽しみ出来たんだからね」3人は良美に抱き付いていく。
「膣は私からよ。2人はオッパイでやって!」

 「仕方ないわ、次は私よ」淳子の指が良美の淫裂に入って「あ、あ、あ!」(いい
わ、気持ちいい!)淫汁が更に流れている。
久恵達は、代わる代わる、良美の淫裂と乳房を触ってく。
 
 「もういいだろう、それくらいで。もう1回やらせてくれよ」
「いや、もういやよ。また出すつもりでしょう?」久恵達は手でしっかり淫裂を押さ
えている。
「わかった、もうやらないよ。それより、それより出かけるぞ!」

 「待って、準備するから」3人は淫裂から流れ出た液体をティッシュで拭き「もう
出てこないわ」淫裂を拭き終えると服を着ていく。
良美もメッシュのボディスーツを着ようとしたが「奥さんは着なくていいよ。素っ裸
のままで出かけるから」

 「お願いです。これ以上は、恥ずかしい思いをさせないで下さい…」泣きながら言
うと「だったら、毎週3人とレズをやれるか?」良美の顔が強ばったが、それとは反
対に久恵達の顔が笑顔に変わった。
 
「そうよ、相手をしてくれるの、くれないの?」語気を荒立て乳首を潰す久恵だ。
「ヒー。します。レズの相手をします…」そう言うと「そうよ、それでいいのよ」指
が退られた。
「久恵、その変わり、俺にオ○ンコさせてくれよ」

 「私だけ、セックスするの?」
「3人だよ。淳子も百合もオ○ンコさせるんだぞ」
「淳子に百合。どうしよう?」
「どうしようと言われても。これで終わりはいやだし…」
「私もよ。セックスはいやだけど、奥さんとやれるなら我慢しないと…」渋々承知し
た。

 「決まったな、西川、服を頼むよ」西川は車から服を持ってきた。
「それを着てからだからね」(そんなの、着たくはないけど)イヤだったが従うしか
なく、役目をしないメッシュのボディスーツを着ていく。
「いいわね。オッパイと性器が丸見えで…」食い入るように見つめていた。

 (見たければ、勝手に見なさいよ!)開き直って服を着ていくと「終わったか、行
こう」順次達は良美を車に乗せて走りだした。
「どこへ行くのですか?」
「ちょっと、奥さんのヌードを撮りにね」

 「もうヌードは許して下さい!」泣き出してしまった。
「何でもするって、言っていたじゃないか。そう約束したぞ」
(そうだった。そう言ってしまった…)後悔するが遅かった。
「ヌードになりますから、せめて、誰もいない所での撮影にして下さい…」大粒の涙
を流していく。

 「さあ、それはどうかな。相手がある事だし」素っ気なく言う順次だ。
(大勢いるんだ、大勢の前でヌードになるんだ!)震えが止まらない。
「奥さん、またヌードを撮って貰えて嬉しいのかい?」
(ヌードを撮られて嬉しいわけないわよ)「う、う、う!」嗚咽を上げ続けた。

 そんな良美のことなど、お構いなしに車は走り公園の駐車場で停まった。
「着いたよ、降りて」ドアが開けられた。
(イヤ、降りたくない!)イヤがるが後ろから押されて降りた。
「行きましょう、奥さん」腕を掴まれ歩いていく。
 
 公園は平日と言う事で、人はまばらだ。
「これならいいよね、あそこで素っ裸がいいな」指さす先には東屋がある。
(いやよ、ヌードだなんて!)腕を掴まれて歩いていく。
「奥さん脱いで、早く脱がないと人が来るかも」

 「どうしても、ヌードを撮るの?」震える声だ。
「そうです、それより急いで」
(脱ぐしかない、恥ずかしいけどヌードに…)震える指で服を脱ぎだした。
シャツのボタンが外され、ボディスーツが覗き「いいね、オッパイチラリも」西川が
カメラで撮っていく。

 (撮らなくていいわよ)顔を背けて、シャツを脱ぐと飛び出した乳房が露わになっ
て、西川はスイッチを押しまくっている。
(性器も撮られてしまう…)スカートのホックを外して引き下げると、下半身が見え
て、メッシュのくり抜かれた部分に淫裂がある。

 「奥さんのオ○ンコはいつ見てもいいね」
「本当だよ、奥さんともやりたくなったよ」股間を膨らませながら見ていた。
(見なくていいわよ、それにカメラも要らないわ…)スカートを脱ぐとボディスーツ
も脱いで、生まれたままの姿になるが、西川はそんな良美を撮っていく。

 「足をもっと広げて。オ○ンコを見せないと!」注文を付けて足を開かせた。
(性器は撮らないで!)顔を背けると「ダメだよ、笑顔でこっちを見ないと」無理に
カメラを見させている。
「いいですね、奥さんの笑顔が」西川はスイッチを押しまくった。
 
 撮影は東屋だけでは済まず、良美は全裸のまま歩かされている。
「そんなー!」子供連れの母親が良美に驚いて叫ぶが(仕方ないの、好きでヌードに
なっているんじゃないのよ…)項垂れて歩いていく。

 「ここでだ、ここがいい!」そこは子供達の遊具が置かれ、その遊具に乗った。
当然、足を広げていく。「キャー!」「素っ裸だ!」子供を連れた母親が悲鳴を上げ
ていく。
「済みません、直ぐ終わりますから」西川は詫びながらスイッチを押していく。

 「イヤねえ。ヘアまで剃って、性器を見せるなんて」
「女性の恥よ、性器を見せるなんてね」良美の淫裂を批評していく。
(そんな事言わないで。私だって性器なんか見せたくないのよ)泣きたいのを堪えて
笑顔を作っている。
「これが最後だよ」(良かった、これで最後だし…)撮影が終わり、良美は急いで服
を着込んだ。
 
 それから数日後に、順次や久恵達6人が訪ねて来る事になった。
「いやよ、ヌードで出迎えだなんて…」眉間に皺を寄せながら脱いでいく。
勿論パンティ、ブラジャーも脱いで生まれたままの姿になっていく。

 そして、全裸になって待っていると「奥さんいますか?」玄関から声がした。
「今開けます!」鍵を外して中に入れる。
「奥さん、レズしたいんだって。相手をしてあげないと」入るなり言う。

 わかっています。こちらでしますから…」応接室へと迎え入れると「たまんないわ、
奥さん!」久恵は乳房を撫でていく。
「脱いでからだよ。久恵。オ○ンコもいいだろう?」
「軽くよ。それに、出さないで」久恵は服を脱ぎだした。

 「淳子、脱ごうよ」
「わかっているわ、私も楽しまないとね」淳子と百合も脱ぎだし、3人は全裸になる
と良美を寝かせて、抱き付く。
「ん、ん、ん!」乳房と淫裂を、口と指で触られて良美は声を上げだす。

「俺もいいかな?」
「ダメ、男は嫌いなの知っているでしょう。見るだけよ」そう言うと再び淫裂に顔を
埋めて舌でなめていく。
「あ、あ、あ!」良美は乳房と淫裂をなめられ、背中を浮かせて声を上げていく。
3人は尻を突きだしたままだで、後ろからは淫裂が丸見えになっていた。
 
 「やらせろよ、約束じゃないか!」順次達は、後ろから淫裂に肉竿を押し込み「う
っ!」呻き声を上げながらも、拒もうとはしない。
「気持ちいいよ、凄くいい!」そして、ピストンを早めていく。
それには(気持ちいいわ、凄くいい!)久恵達の淫裂も潤い、淫汁が流れ出ている。
「クチャ、クチャ!」肉竿が動く度に音がする。

 だが、突然、肉竿のピストンが停まり、それと同時に「いや、いやー!」「出さな
いで!」悲鳴を上げるが、肉竿が抜ける事は無かった。
そして3、個の淫裂から白い液体が流れてきた。
「出さない約束じゃないのよ」不満げに言う久恵だ。
「そうよ、出来たらどうするのよ。危ない期間なんだからね」百合も言う。

 「だったら、産めよ、責任取るよ」
「バカ言わないで、絶対に産まないわ。中絶してでも、産まないからね!」
「そうよ、私も中絶するわ!」
「そうか、イヤか。仕方ないな、素っ裸を撮らせて貰うか!」
 
 順次は久恵を立たせて、羽交い締めにしていく。
「イヤ、撮らないで、裸を撮らないで!」叫ぶが無駄で、西川がカメラで久恵の全裸
を撮っていく。
「う、う、う!」淫裂から精液を垂らした姿も撮られていく。
「次は百合だ!」百合も羽交い締めにされ、全裸や精液を垂らした淫裂を撮られ、勿
論、淳子も全裸を撮られた。

 「消して。お願いだから、消して!」
「中絶しないと誓え。そして、妊娠がわかったら消してやるよ」順次は久恵の乳房を
撫でだす。
「イヤ、産みたくない!」
「ダメだ、俺の子を産むんだ!」
「淳子と百合も産むんだぞ!」
「イヤ、産みたくない!」泣き続けていた。

 「泣かなくてもいいよ。奥さんとレズってもいいよ。男とはダメだけどな…」
「そうだ。暫く考えろ」順次達はズボンを直すと出て行き、全裸の4人が残された。
「間違いなく出来てしまうわ、危険日なのに…」
「私もよ。男は嫌いなのに…」久恵達は泣きながら脱いだ服を着込んでいく。
 
 それまで黙って聞いていた良美が「産みなさいよ、あの人達の子を…」突然言いだ
した。
「でも、許せないわ。ヌードを撮ったのよ。それに、脅迫しているのよ」

 「だったらどうするのよ。中絶するの?」
「そんな事したら、写真が…」
「だったら我慢しないとね。あの人達、結構あなた達が気に入っているみたいよ。そ
れに、悪い人じゃないわね」
「それはわかっている。とても優しくしてくれるけど…」

 「とにかく、病院には行かない方がいいわね。暫く様子を見ようよ」久恵が言うと
「そうね、久恵の言う通りだわ。これで、人妻になっちゃうんだ…」
「そうよ、でも、これからも一緒に楽しもうよ、奥さんも…」

 「わかった。相手してあげるわよ」
「良かった、奥さんと出来るなら」再び3人は良美に抱き付いていく。
「いいわ、奥まで入れて!」膣の中に指を入れられて、悶え声を上げていた。

 それからも度々、俊樹の留守を狙って6人が訪ねて来たが、良美は相変わらず全裸
での出迎だ。
「お待ちしていました」
「早速楽しませてね、奥さん!」淫裂や乳房を交代で吸い合っていく。
「ん、ん、ん!」最初はイヤだったが、良美も次第に好きになって、順次達はレズを
楽しんでいる間、良美を犯す事がなかった。