「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作

第18話 協力の見返り

 和代は憚ることなく服を脱ぎだし、2人もそれに倣って脱ぐと「あら、手入れして
いるんだ。手間が省けたわ」典子の股間を見て言う。
「僕の好みで手入れさせてます」弘幸が庇って言うと「いい趣味よ。その方が楽しめ
るし」全てを脱ぎ終えた和代も絨毛が剃られ割れ目が剥き出しになっている。

 「今すぐに始めましょう」和代は弘幸の正面に膝を付き、膨らみきった肉竿を掴む
と口を押しつけて「フグ、フグ!」唇で擦りだした。
「凄く気持ちいい。このまま出したい…」両手で和代の頭を抑え上擦った声で言った。

 それには(弘幸ったら、本気になっているわ。それなら私だって…)典子も和代の
背中に抱き付いて乳房を擦り付けていく。
(そうよ、それでいいの。オッパイを揉むのも忘れないでね)和代は満足そうな顔に
なっているが「もう良いでしょう。始めます」弘幸の言葉で和代は仰向けになった。

 弘幸は和代の両足を広げ、淫裂を露わにすると肉竿を膣穴に押し当てたが、意外に
もすんなりと入り込んだ。
「準備しておいたから遠慮なくやって!」弘幸を抱きしめて言い「それなら、遠慮な
くやります!」肉竿の抜き差しを始めると「あ、あ、あ~!」和代は喘ぐ声を上げ、
淫裂からネバネバした液体を流し出した。

 「僕とのオ○ンコは気持ちいいんですか?」弘幸が自慢げに言うと「そうなの、も
っと激しくやって…」喘ぎながら答えた。
「わかりました。それなら二人でやります」弘幸が言い終わらないうちに典子も加わ
り、和代の乳房を撫でながら乳首を吸いだし「いいわ、2人にやられると気持ちいい
わ…」声を上げながら手を延ばして典子の乳房を掴んだ。
典子は(やめて。あんたとはやりたくないのよ!)そう叫びたいが、拒まずに乳房を
自由に触らせている。

 弘幸は肉竿の動きを早め「ピシャ、ピシャ!」淫裂から淫汁と共に音が出始め「行
きそう、行きそう!」上擦った声を上げ全身が弓のように反って弘幸の腰を押さえて
離さない。
それに応えて「出しますよ、限界です!」弘幸が登り切って膣奥に噴射すると「いい
わ、凄くいい…」満足そうな声を上げて余韻に浸っている。

 2人は暫く抱き合っていたが「あなた、もう一回やれるでしょう?」和代が口を開
くと弘幸は「何とかやってみます…」自信なさそうに答えて乳房を吸い出すと「相手
は私じゃないの。この子とやるの」典子を指差した。
「典子とですか?」そう返事すると「そうよ、激しくやって。ほら、あなたも手伝わ
ないと」典子を急かしてカメラを構えた。

 「撮るのはやめて貰えませんか?」典子が嫌がると「誰にも見せないわよ。それに
私のも撮って貰うし」和代は平然とした顔で言う。
(撮られながら、人前でやるなんて…)典子は声を出したいが、言われるままに弘幸の
股間に顔を埋めて「フグ、フグ!」唇で肉竿を擦りだした。

 その甲斐あって、放出したばかりの肉竿は再び膨み「典子、行くよ!」典子を寝か
せると覆い被さった。
すると「それじゃダメ。オ○ンコしてるのが見えるようにやって!」カメラを持った
和代に注意され「仕方ない、あれで行くよ」2人は体位を変えて横臥位になって典子
は足を上げた。

 「そうよ、それでいいの」2人の結合した様子を見ながらカメラに収めていくが(恥
ずかしい。真面に見られるなんて…)典子は顔を背けたが「ダメ、こっちを見るの!」
2人はカメラを見つめながら言われるままに抜き差しを繰り返した。
その様子を和代は淫裂から白い精液を流したまま、気にすることなく撮っており(恥ず
かしくないのかしら?)典子の方が気になっている。

 弘幸は次第に腰の振りを早めて「出すよ、出すからね」登り切ったのか、膣奥に噴
射した。
それを待っていたのか「ゆっくりよ、ゆっくり抜くの!」和代は撮り出すが「これは
撮らないで!」典子は手で覆った。
「ダメ。これを撮らない手はないわ。撮らせないなら知らないわよ」そう言われれば
仕方なく手を退けて、膣から流れ出た精液を撮らせた。

 「いいわよ。それでいいの」和代は満足そうに撮り続けて「今度はあなたが撮るの」
持ったカメラを弘幸に渡し、典子の股間にペニスバンドを取り付け出す。
「今度は、私がやるんですね?」典子も意図がわかり、付け終わると和代に抱き付い
てペニスバンドを押し込んだ。
「そうよ、それでいいの…」和代は息を弾ませながら喘いでいたが「私にもやらせて」
体を入れ替えて騎乗位に変え腰を動かし出す。

 そして「撮って、私のオ○ンコを撮って!」膣に入り込んだ様子を撮らせた。
弘幸が5分程撮ると満足したのか典子から降りて「約束は守るから安心して。明日サ
ンプルを持って来てね」そう言って服を着だす。
「ありがとうございます、必ずお届けします」弘幸と典子も服を着だした。

 弘幸と典子は服を着終えるとレストランから出て行くが「ずいぶん楽しんだようね」
麻衣が現れた。
「そうなの、見てみる?」和代はカメラを繋いで画像を再生し「凄いわ、私も興奮し
てきた」麻衣も興奮したのか、息が乱れている。
「凄いでしょう。私とやってみる?」和代は麻衣の服に手を掛けて脱がし出した。

 「全部脱ぐのはイヤ。オ○ンコだけにして!」和代は言われた通りに下半身を剥き
出しにすると、ディルドーで膣を突き差し出し「あ、あ、あ~!」麻衣は声を上げだ
した。
「オ○ンコが濡れているわよ、もっとやるわね」和代は得意げにディルドーを動かし
続けた。

 一方、弘幸と典子はサンプルの準備をしていたが「もっと広い場所じゃないと無理
ね」仕事場が気になっている。
「そうだな。これじゃ狭いよな」弘幸も同じ考えだが、2人はサンプル作りを始めた。

 そこに「相変わらず元気だね」川添と美里が訪ねて来た。
「2人が一緒に来るなんて珍しいね」
「そうなんだ、弘幸君に大事な話があってね」川添がそう言うと典子は弘幸の顔を見
つめた。
「典子さん、そんな怖い顔しなくていいよ。いい話なんだから」川添が言うと「そう
なの、弘幸に出資するの」美里も笑顔で言う。

 「不動産業をやめて、ここに出資しようと考えているんだ」川添は大手からの買収
話を打ち明けた。
暫く沈黙が続いて「わかりました。お任せします」弘幸が承知すると「そう言うだろ
うと思った。実は眼を付けたところがあってね」川添は得意げに話し出し、早速4人
で下見に出かけた。

 4人は車に乗って5分も走ると広い敷地の中にある建物が目に付いた。
「ここですか?」弘幸が建物の中に入ると、そこは食品製造機がある。
「前はお菓子を作っていたがこの前廃業したんだ。設備はそのまま使えるそうだよ」
そう言われて確かめると、パンをこねる機械や焼く機械もある。

 「これなら申し分ないな。ところであそこは?」工場の脇には大きな建物があって
「気になるなら確かめよう」4人が移動するとそこは住宅になっている。
「ここなら、一緒に暮らせるよ。それに、こんな事もできるし」川添は美里の服を脱
がし出した。
「恥ずかしいわよ、私だけ裸なんて。典子さんも脱いで」美里が言うと「そうだよ典
子も裸になろう」弘幸は典子の服を脱がし出した。