「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第17話 稽古場

 川添と美里が抱き合っている頃に「麻衣、お前がやっているのを撮りたいな」柳原
は麻衣の乳房を撫でながら言った。
「撮ってどうするの?」不思議な顔で尋ねると「抜きたいんだ。麻衣の乱れる姿を見
ながら…」そう答え「そんなのイヤよ。抜くなんて不潔よ」言い返す。
「仕方ないだろう。いつも麻衣と一緒にいられる訳ではないし」そう言うと露わにな
っている淫裂を撫で出す。

 「それはそうだけど、恥ずかしいし他人に見られたら困るわ」麻衣は嫌がるが「俺
だけ持てばいいんだろう。それに、俺がやっているのも撮るし」何とかして撮る気だ。
「仕方ないわね。それなら、あの人達も撮ってよ。秘密が守れるし」麻衣が提案する
と「それいいよ。お互いに持つと変なこと出来ないしな」柳原は笑顔になっている。

 その事は川添と弘幸にも伝えられ「面白いや、これを逃す手はないな」2人はその
気になっているが「セックスは撮られたくないわ」美里と典子は嫌がっているが「会
社のためなんだ。我慢しろ。それに、秘密は守られるんだ」承知させた。

 そして、土曜日になると4人は一緒に麻衣の稽古場へと向かった。
真新しい畳が敷かれた部屋に入ると「待っていたわ、早速始めましょう」麻衣が服を
脱ぎ出すと「待て、それよりも、1人ずつ脱いだ方がいいよ」柳原が言い出し「それ
に、撮った方が楽しいよ」川添も言い出して1人ずつ脱ぐことにした。

 「まずは麻衣からだ!」柳原は踊りで使う音楽を流してカメラを構え「何だか、ス
トリップみたいね」麻衣は音楽に合わせて踊りながら脱いでいく。
勿論、弘幸と川添も撮っているが「色気が凄いね、こんな手もあったんだ…」股間を
膨らませており(そうよ、それでいいの。たっぷり楽しませてね)麻衣は2人を見つ
めながら下着も脱いで全裸になって踊っている。

 「麻衣さんのヌードっていいよね」「そうだね、早くやりたいよ」撮りながら話し
ているが「次は私ね」今度は美里が音楽に合わせて踊りながら脱いでいく。
美里は見よう見まねで踊りながらパンティ、ブラジャーと脱いで全裸になっても踊り
続け、それを3人が撮ると典子も踊りながら服を脱いで全裸になって撮られた。

 撮り終えると「まずは僕からだよ」柳原が服を脱いで、全裸になると美里に抱き付
いた。
乳房を吸われ、淫裂に肉竿が入っているのも撮られて「恥ずかしいわ、撮らないで!」
声を上げたが「面白いわね、こんな手もあったんだ」麻衣は食い入るように眺めてい
る。

 柳原は美里の淫裂を突き出すと「3人でやろうよ」美里と典子をシックスナインに
させると、上に乗った典子の腰を押さえ淫裂を突きだした。
それには「あ、あ、あ~!」典子は声を出して腰を捻るが、柳原は両手で押さえて肉
竿で突き刺し続け(典子がオマンコしてる…)撮っている弘幸も興奮している。

 やがて「だめ、もうだめ!」典子が絶頂を迎えると「やってくれよ!」美里を起こ
し仰向けになると馬乗りにさせ腰を掴んで催促していく。
「待って、急がせないで!」美里は言われるままに腰を上下に動かし出して「気持ち
いい。出すからな」柳原は膣奥に噴射した。

 「そんな、お腹に出すなんて…」手で漏れ出るのを防ぎながら言うと「一杯出した
のね。私も出しても貰うわ」麻衣は見つめて言う。
「それなら、やろうよ」川添と弘幸は服を脱ぎだし「まずは僕から行くよ」川添が麻
衣に乗ると肉竿を突き刺しだして「あ、あ、あ~!」いきなり喘ぎ声を上げだす。

 川添は乳房を揉みながら、ゆっくりと肉竿を動かしていたが「私にやらせて!」麻
衣は体を入れ替え、川添に馬乗りになると腰を振り出す。
麻衣は腰を振りながら「私とのオマンコはどう?」尋ねて「凄く気持ちいい。もうす
ぐ出すからね」揺れる乳房を掴んで揉み出す。
「それなら張り切らないとね」麻衣は腰の動きを激して「出る~!」川添は膣奥に噴
射した。

 「次はあなたね。後ろからして」今度は四つん這いになり弘幸を待つと、汚れた淫
裂に肉竿が押し込まれて、柳原が撮りだした。
麻衣は気兼ねすることなく「いいわ、気持ちいい!」声を上げ乳房を揺らせ、弘幸も
元気よく淫裂を突き続けて(弘幸ったら、本気になって…)見ている美里と典子は複
雑な思いになっている。

 弘幸は程なくして「出る~!」射精して肉竿を抜くと精液が流れ出し、柳原はそれ
も撮り「麻衣、一杯出されたね」平然と言い「こんなのもいいわね」麻衣は満足そう
だ。
「それなら安心した。俺ばっかりが満足では不公平だしな」柳原はカメラを置いて麻
衣の乳房を撫で出す。

 「あなた、まだやりたいの?」麻衣は萎縮した肉竿を撫で出すが「無理みたいだな。
今度やろうよ」肉竿はそのままで変化はない。
「そうね、来週もやれるしね」麻衣は撫でるのをやめて、淫裂を拭き服を着だし、そ
れに倣って皆も服を着ていき「来週もここだからね」柳原は念を押し、それを聞いて
川添達は建物から出て自宅に戻った。

 それから数日が過ぎて、いつものように弘幸がパンを焼いていると、夕方に麻衣が
訪ねて来て「あなたのパンを扱いたいという人がいるのよ」話し掛ける。
それを聞いた典子が「ありがとうございます」頭を下げて礼を言うと「条件があるの。
この前のように夫婦でやって欲しいの」心配顔で言った。

 「また、私がセックスですか?」典子が言うと「そうなの。でも相手は女性よ。夫
婦でやって欲しいの」その言葉に典子と弘幸は顔を見合わせた。
「典子やろうよ、売り場が広がれば経営も安定するし」弘幸は積極的だが「でも、女
同士はあまり好きじゃない…」典子は乗り気ではく「我慢してくれ。店のためだ」そ
う言われれば「わかった、やってみる」承知するしかない。
「それなら、今からでいいわよね?」「わかりました、着替えてきます」2人は仕事
場から出て着替えを済ませ、麻衣と一緒に店を出た。

 3人は混雑する人混みを掻き分けて歩き高級レストランの前まで来た。
「ここよ。友達がやっているの」麻衣の後ろを歩いて行くと「あら、まだ若いんだ!」
40手前の女性が寄ってきて「そうよ、まだ若いから楽しめるわよ」その言葉に笑顔
になっている。

 「とにかく、ここでは何だから上がって!」女性に連れられ弘幸と典子が2階に上
がるとそこは住宅になっている。
「私は加藤和代というの。これでもオーナーよ」そう言うと典子と弘幸を見つめ「何
するかわかっているわよね?」尋ねた。
「麻衣さんから話は伺ってます…」弘幸が言うと「それなら話す必要ないわね。早速
始めましょう」和代は服を脱ぎだした。