「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第14話 秘密のパーティ


 翌朝から弘幸はパンを焼きだし、美里が袋詰めをしてから典子は配達に出て行く。
残された弘幸は「姉さん、楽しかったね」仕事をしている美里に抱き付くが「もうダ
メ、姉弟だしそれに、お尻もやったから許さないわ」突き放された。

 「そんなに怒らないで。姉さんが好きなんだから!」なおも抱き付き、唇を重ねる
と「仕方ないわね、オッパイだけよ。セックスは当分ダメだからね」そう言うとシャ
ツを持ち上げ乳房を露わにしていく。

 「まだ怒ってるんだ。仕方ないな…」乳房を掴み乳首を吸いだすと「当然よ、やら
れた身にもなって…」美里は目を閉じ、気持ちよさそうな顔で言う。
調子に乗った弘幸が手を股間に伸ばしたら「ダメ、もうダメ!」手を退けると乳房を
仕舞い込んで「それより、明日の準備よ!」仕事を始めて、2人は明日に備えていく。

 美里は5時近くに自宅に戻り、川添の帰りを待ちながら「面白いって何だろう?」
着替えの準備を始めた。
程なくして「帰ったぞ!」川添が帰り「あなた、着替えはこれでいいかしら?」服を
見せると「お前の好きなので良いよ」素っ気なく言い「だったら、これにする」見て
いる前で服を脱ぎだした。

 美里が次々と脱いで下着姿になると「こんな姿も良いね」川添はパンティを掴んだ
が「言ったでしょう、当分ダメって!」手を振り払われる。
「まだ怒ってるんだ…」素直に引き下がると、美里はワンピースを着込み、化粧も済
ませて準備が終わり、2人は家を出た。

 川添と弘幸は途中で待ち合わせて、一緒に教わった場所に向かうが「お店じゃない
わね…」事務所といった感じで、入り口には牛島と顕子が待っていた。
「お待たせしました」4人が挨拶すると「とにかく行きましょう」牛島の案内で中に
入るとテーブルが並び、先客は皆が夫婦の感じがする。

 牛島は4人を座らせたが「牛島さん、新人ですか?」女性から聞かれ「そうです、
初めてですから失礼はお許し下さい」丁寧に答え「そう、新人なんだ…」弘幸と川添
を見つめた。

 4人が座ると牛島は合図を送り、全裸の2人が現れてテーブルに飲み物が並べてい
くが「丸出しなんて…」美里と典子は声も出ない。
女性は乳房と無毛の淫裂を露わにしても恥ずかしがる様子はなく、平然と並べて終わ
ると戻っていく。
「それでは始めましょう」司会の声で一斉に飲み出すと賑やかになっていく。

 4人も出された飲み物を飲んでいくが「それでは、始めます!」司会が言うと「私
からやらせて!」牛島に声を掛けた女性が立ち上がり、前に進み出てきた。
「どうするのかしら?」美里と典子が見つめていると、着ている服を脱ぎだして「そ
んな~!」驚きの声をあげた。

 その声に、女性は2人を見ながら笑顔で次々と脱ぎだし、下着も脱いで全裸になっ
たが、絨毛がなく割れ目が剥き出しになっている。
全裸になった女性は、自分の裸が皆に見えるように振る舞い、脱いだ服を持って戻る
と全裸のままで「次は私よ」別な女性が立ち上がり、前に出ると服を脱いでいく。

 こうして、女性は次々と服を脱ぎ乳房と無毛の淫裂を露わにしていくが「美里さん、
着ているのは2人だけよ」服を着ている2人は異様な感じがする。
「姉さん、ここはヌードがいいんじゃないの?」「そうだよ、美里も脱げよ」酔いが
回った弘幸と川添が言うと「そうね、典子さん、一緒にやろうよ」「いいわよ」2人
も酔ったせいか、その気になって「次やります!」立ち上がって前に出た。

 思わぬ事態に皆が2人を見つめていると、ワンピースを脱ぎ、下着も脱いで乳房と
剃ったばかりの淫裂を露わにすると、モデルのように一回りし、脱いだ服を持って戻
ってきた。

 2人が戻ると「美里、凄くいいよ!」川添が手を伸ばすと「ダメ、まだ許せないの」
振り払われ、弘幸も典子に手を掛けたが「しつこいわね!」振り払われた。
仕方なし飲み出すと「どう、一緒にダンスをらない?」女性が川添に声を掛けて手を
掴み「下手でもいいんですよね?」承知すると「楽しければ、旨い下手は関係ないわ
よ」2人は皆の前で抱き合い踊り出した。

 女性は時折、乳房と腰を押しつけ、それに応えて川添もお尻を撫でていくと「私と
セックスしたいの?」股間が膨らんでいる。
「出来たらやりたいけど、旦那がいるし…」視線が気になって言うと「そうね、ここ
じゃ無理よね。そのうちやりましょうよ」そう言うと腰を押しつけ、股間が更に膨ら
んだ。

 2人のダンスに吊られるかのように「奥さん、踊りましょう!」美里と典子も見知
らぬ男から声を掛けられ、踊り出すと尻が撫でられていく。
(セックスじゃないから、許してあげる…)2人も川添に見せつけるかのように腰と乳
房を押しつけて踊り出す。

 弘幸は3人を見ていたが「お暇ならいいでしょう?」顕子から声が掛けられ、踊り
出すと皆のように尻を撫でていく。
顕子は「触るだけでいいの?」踊りながら尋ね「オ○ンコやりたいです、もうカチカ
チですし…」股間が膨らみきっているのがわかる。

 「残念だけど今はダメなの。いずれやらせてあげるから我慢して」そう言いながら
弘幸の手を掴み乳房に導き、弘幸は乳房を撫でながら「約束ですよ、いつでもいいで
すから」そう言って手を退けるとまた尻を撫でていく。
 
 皆が踊り出すと、飲み物を運んできた全裸の2人が現れ、一緒に踊るが互いの乳房
を撫で合い、唇を重ね合って「あ、あ、あ~!」喘ぎ声もあげだすと、踊りをやめて
自分の席に戻って行く。
抱き合う2人は、更に大胆になり淫裂に指を入れ合い、乳首も吸い合って「これって、
レズよね?」「間違いなくレズよ」美里と典子は顔を見合わせて言う。

 そんな事など気にする様子もなく、敷かれたマットに横になるとシックスナインで
淫裂をなめ合い、指を入れ合うが物足りないのかV字型の双頭ディルドーを装着し、
腰を動かしながら「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げだした。
「美里さん、何か膣が変になってきた…」見ている典子も興奮したのか、抱き付くと
乳房を撫でだし「私だって変になったわよ」美里は股間を撫でだした。

 2人は見つめ合いながら手を動かしているが目の前で「あ、あ、あ~!」と言う喘
ぎ声を聞かされては(膣が濡れてきた…)体も火照っていく。
それに気づいたのか「美里、今夜はいいよね?」川添も股間を撫でながら言い「お尻
に入れないと約束できるならしてもいい…」虚ろな目で承知し、弘幸も「典子もいい
よね?」言うと「お尻以外ならしてもいい…」返事した。

 4人がレズを食い入るように見ていると、牛島が「紹介します」と男女ペアを紹介
し「先ほどは楽しかったです」ダンスをした女性で「川添卓也と言いまして…」美里
を紹介した。。
「私は柳原麻衣と言いまして、こちらが夫の柳原貴文です」麻衣が名乗ると「柳原貴
文です」男も名乗り、美里と典子の全裸を食い入るように見つめて(そんなに見ないで。
恥ずかしいじゃないのよ…)二人の乳首も膨らんでいく。

 「川添さんと本さんは、今夜の御予定はおありですか?」牛島が尋ね「何もありま
せんが?」2人がそう答えると「それでしたら、今夜は、お付き合い下さい」誘われ
た。
「柳原さんもいいですね?」「はい、構いませんが…」柳原が承知すると麻衣も笑顔
になり川添と弘幸を見つめ、牛島と一緒に戻った。