「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第13話 同じ趣味仲間

 
 カメラを持った2人は1時間程撮り「もういいよ」カメラを仕舞い込むと「ところ
で、お名前は?」弘幸が尋ねたら「申し遅れましたが、牛島友昭と言います、こちら
は家内の顕子です」と名乗った。
「ご夫婦でしたか…」友昭が言うと「そういう事にしてあります」意味ありげなこと
を言い「もしよろしかったら、遊びにお出で下さい」名刺を渡す。

 「アンドールですか、確か、キャバレーでしたよね?」
「よくご存じですね。いつでも歓迎ですからお出で下さい」牛島はそう言うと顕子と
一緒に歩いて行き「僕たちも戻ろうか」3人は山荘に戻ってくつろいでいるが「アン
ドールか、面白そうだな…」弘幸は興味があるようだ。

 そして、夕方には川添も戻り「大丈夫だったの?」美里が心配そうに聞くと「1棟
だけ手抜きがあったよ」困った顔で言う。
「川添さん、会社は大丈夫ですか?」弘幸が尋ねると「心配ないよ。個人の家だから
何とかなるさ」そう答えた。

 「それなら良いんですが…。それよりも、これを見て下さい」カメラを渡すと「良
いね、この人もパイパンなんだ!」笑顔になっている。
「俺達と同じ趣味があるみたいです。帰ったら行きましょうよ」弘幸が経緯を話すと
「面白いや、是非行こう!」川添も興味を示して一緒に行く事にした。

 4人は夕食を済ますと「今夜もこれでやろうよ」ロープを取り出すと「それは痛い
からイヤ!」2人は嫌がるが「イヤでもやらせて貰うよ」川添と弘幸はロープを持つ
と服に手を掛けた。
「そんな乱暴するなら、絶対やらせないからね!」強い口調になり「イヤでもやるよ。
まずは美里だ!」2人掛かりで美里に服を脱がし出すと「やめて、乱暴はイヤ!」
叫んでも脱がされて、ブラジャーからは乳房が飛び出し揺れている。

 美里が全裸にされると典子も2人掛かりで脱がされ「やめて。そんな事するならセ
ックスしないからね!」叫んでも聞き入れず、美里同様の全裸にされた。
全裸にされた2人は、ロープで両手を後ろ手に縛られると乳房も縛られ「やめて~!」
叫んでも足も開いたまま、閉じられないように棒で固定され、淫裂が口を開いている。

 「良い眺めだね。これを逃す手はないよな」川添と弘幸は撮り出すが「イヤ、性器
は撮らないで!」首を振って叫んでも撮られていく。
「次はこうだね」俯せにしてから腰を持ち上げると、2人は下半身を剥き出しにして
「典子さんとやるよ」川添はカメラを弘幸に渡し典子の腰を両手で押さえた。

 「やめて、こんなやり方はイヤ。やるなら普通でして!」典子が叫んでも何も出来
ず、膣穴に肉竿が押し込まれ「抜いて、こんなのイヤ~!」悲鳴を上げだす。
川添は根元まで押し込むとゆっくり動かし、弘幸もカメラに収めているが(典子がレ
イプされるみたいだ…)興奮が高まり肉竿がそそり立っている。

 川添は頃合いを見て肉竿の動きを早めると「あ、あ、あ~!」典子は喘ぎ声を上げ、
淫汁を流し出し「気持ちいいだろう。ここにもやるよ」細身のディルドーを尻穴に入
れ、同時に動かし出した。
それには「ダメ、お尻はダメ…」体を震わせ叫ぶが(良いわ、凄く気持ちいい…)流
れ出る淫汁も多くなっている。

 (典子が気持ちよさそうだ…姉さんはどうなんだろう…)弘幸が想像しながら撮っ
ていると「いや~。出さないで~!」悲鳴と共に、川添が肉竿を抜くと膣穴から白い
液体が漏れ出した。
「交代だ。今度は僕が撮るよ」川添がカメラを受け取ると「姉さん、行くよ!」弘幸
は腰を両手で押さえ、膣穴を肉竿で突きだし「あ、あ、あ~!」美里の喘ぎ声が響い
ていく。

 弘幸も細いディドーを肛門から押し込むと「お尻はイヤ~!」悲鳴を上げ膣穴から
淫汁を流し出す。
「姉さん。こんなオ○ンコもたまには良いよね?」「よくない…もう、やらない…」
美里は途切れ途切れに言いながら(気持ちいい…お尻でこんなに感じるなんて…)快
感を覚え、膣奥で精液を受け止めた。

 その後、2人はロープが解かれ自由になったが「もうセックスしないからね!」そ
う言うと浴室に入って体を洗い出す。
「お尻が痛いわ…」美里が言うと「私もなの…。でも、変な感じで気持ちよかったわ」
典子も言い「それはそうだけど、絶対に許さない!」美里の機嫌は直っていない。

 浴室で体を洗うとタオルを巻き付けて出てきたが「もう、相手はしないからね!」
2人はそう言ってベッドに潜り込んだ。
「川添さん、ちょっとまずいですね」「そのようだな。とにかくおとなしくしていよ
う」話し合うとが、美里と典子は翌日になっても機嫌が直らなず、仕方なしに予定を
繰り上げて自宅に戻った。

 弘幸は自宅の戻ると、パン生地を練りだし明日に備えていたが「写真を見ようよ」
と川添が訪ねて来た。
2人は早速撮った写真を確認していたが「これ、いいよね!」弘幸が牛島達と撮った
写真だ。

 「そうだね。3人ともパイパンだから面白いよな」2人は眺めていたが「だったら、
今夜にでも行ってみようよ」弘幸が言うと「そうだよな、顔を合わせた方が良いかも
な…」川添もその気になって、夕方に一緒に行くことにし、撮った写真をコピーしす
ると帰り、弘幸は明日からのパンの準備を始めた。

 そして、夕方になると2人は連れ添って牛島の店に向かった。
牛島の経営するアンドールは、開店したばかりだから混んではおらず「先日はお世話
になりました」チャイナドレスを着込んだ顕子が挨拶し、テーブルに案内すると牛島
が現れた。
川添が牛島と言葉を交わすと、一緒に酒を飲みだし「また一緒にやりませんか?」誘
われ「良いですね。是非やりましょうよ」承知しヌードを撮ることにした。

 その後も3人で話していたが「明日は奥さん連れで来られませんか。面白いショー
がありまして…」牛島が言い出す。
「ショーですか、どのようなショーで?」興味を示すと「今は言えませんが、かなり
きわどいショーですよ…」そう言うと場所と時間を告げ、カウンターに戻った。

 2人はその後も飲み続け、1時間程して店から出たが「面白いショーって、何だろ
う?」話し合っている。
自宅の戻った川添は「明日、面白いのを見せてやるから行こうよ」美里を誘い、一緒
にコピーした画像の再生を始めたが、美里は「凄いわ、あんなのが膣に入って!」興
奮気味だ。

 それを見て、川添が「こんなの見てたら、やりたくなったよ!」美里に抱き付くと
「ダメ。お尻に入れたから今週はダメ!」拒まれ「仕方ないな…」自分が撮った2人
のヌードを見つめている。
同じように、弘幸も典子に拒まれ、仕方なしに撮った画像を見ていた。