「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第12話 野外ヌード

 浴室で体を洗い終えると4人はコンビで買い込んだ食料で夕食を取るが「今夜は姉
さんが僕の妻だよ」弘幸は典子も前で抱きしめると唇を重ねて行く。
「やめて、見ているのよ!」美里は逃れようとするが弘幸は抱きしめたまま放そうと
はせず、典子も恨めしそうに見ていたが「それなら、僕たちもやろう!」川添は典子
を抱きしめ乳房を撫でていく。

 「川添さん、今夜だけは妻になるからね」典子は弘幸に見せつけるかのように、肉
竿を掴むと擦りだした。
それは弘幸と美里にも見えるから「姉さんもやってよ!」催促するが「やったばかり
でしょう。もう無理なんじゃないの?」美里はその気にはなれない。

 「やらないなら、こうするよ!」美里の乳房を掴むと握り締めた。
「やるわ、やるから手を放して!」顔を歪めて肉竿を擦り出すと「気持ちいい、今夜
は何回もやるからね」乳房を握っていた手が撫でていくが(姉弟なのに、セックスし
ていいのかしら?)避妊薬を飲んでいるとは言え負い目を感じている。

 手で擦り続けると(膨らまなくていいわよ。もうやりたくないの!)弘幸の肉竿が
膨らんでいく。
「姉さん、もうやれるよ。ここでもやろうよ!」弘幸は美里を立たせると後ろから抱
き付いて、淫裂に肉竿を押し込む。
「ダメ、まだ痛いのよ!」乱暴に入った肉竿は無理に膣を広げているから痛みしか感
じず、顔を歪めている。

 川添は「どうせやるなら、あれを使ったら?」アドバイスすると「そうだったね、
使ってみる!」弘幸は肉竿を抜くと川添が持ち込んだ袋から手錠を取り出す。
それを見て「そんな事しないで、あなたの姉さんよ!」美里が叫ぶが「今夜は妻なん
だから、僕に従って貰うよ」両手を後ろに回すと手錠を掛けた。

 「解いて、何する気なのよ!」美里は叫ぶが弘幸は聞き入れず、仰向けに寝かせる
と足を開かせる。
「やめて、見えちゃうでしょう!」美里は足を閉じたくとも閉じられず、淫裂が丸見
えだ。

 「姉さん、オ○ンコが欲しがってるよ。入れてやるからね」弘幸は仰向けになると
美里を腹に乗せ、淫裂に肉竿を押し込むが「イヤ、これはイヤ。普通でして!」騎乗
位ではやりたくない。

 「そうは行かないよ、やらないなら、こうだからね」両乳首を摘まむと「やるわ、
やるから痛くしないで!」ゆっくりと腰を上下させて、膣で肉竿を擦って行き「気持
ちいい。毎晩やりたいな…」満足そうに乳房を揉んでいく。

 それに刺激されたか「典子、お前もやるんだ!」川添も典子の手を後ろ手にして手
錠を掛けると騎乗位にさせる。
「やれ、やるんだ!」仕方なしに典子も腰を動かし続け、2人は膣の中に精液を出さ
れた。

 翌朝、川添は起きるとテレビを見ていたが「まずいことになりそうだな…」困った
顔をして「弘幸君、夕方まで頼むよ」一旦戻ると言い出す。
「何かあったんですか?」
「手抜きだよ、手抜き工事のマンションがあったんだ。内も該当するか調べないとね」
テレビでは大手建設会社の手抜きが報じられている。

 「そういう訳で頼むからね」川添は出て行き、弘幸は「さてと、今日は何しようか
な?」カメラを持って思案していると「卓也さん、大丈夫かしら?」美里が話し掛け
てきた。
「大丈夫だよ。それよりも、今日は外でやるからね」シャツを捲って乳房を掴む。

 「もうやめようよ、姉弟なのよ。弘幸には典子さんがいるでしょう?」弘幸の手を
押さえて言うと「勿論、典子ともやるよ」乳首を探し出し摘まんだ。
「ダメ、痛いからダメ。お願いだから触らないで!」顔を歪めながら言い「だったら、
オ○ンコいいよね?」執拗に摘まんでいく。

 「軽くよ。それに乱暴にはしないならいい」承知すると手が退けられ、典子も現れ
て「朝ご飯ができたんだけど…」3人で食事を摂っていく。

 朝食を済ますと、山荘近くの散歩を始めたが「あそこは何だろう?」壊れかけた建
物があって水音が聞こえてくる。
3人が音のする方に向かって歩くと、小川が流れており、弘幸は気になるのか建屋の
中に入って行き、暫く経ってから「2人とも来てよ!」声を上げた。

 「一体何なのよ!」2人が入ると「何のよ、気味が悪いわ」壊れかけた家具が散ら
ばっている。
「これって、心霊スポットかも…。ここでヌードになってよ!」弘幸の言葉に「イヤ
よ、見られたら困る!」2人は拒むが「脱がないなら、川添さんに言いつけるからね」
脅しに掛かる。

 そう言われれば「わかったわよ。でも、ここでのセックスはしないからね!」服を
脱いでいく。
2人は下着も脱いで全裸になると「ここに手を掛けて!」弘幸の指示に従うとスイッ
チが押される。

 弘幸は夢中になって2人のヌードをカメラに収めているが「先客がいたんだ!」後
ろから声がした。
振り返るとアベックのようで「いや~!」美里と典子は両手で胸と股間を押さえて蹲
ったが「脅かしてご免なさい。私もヌードになるのよ」そう言うと女が脱ぎだした。

 「あなたもヌードを撮るんですか?」弘幸が尋ねると「そうです、ここは前から狙
ってましてね」男はそう言うと脱いでいく女性を撮り出し、そんな様子を典子と美里
も見つめている。
女性は見つめられながらも下着を脱ぎいで全裸を晒すが、恥ずかしがる様子はなく、
カメラに収まっていき、それを3人が見守っていた。

 撮り出してから30分程して「これくらいにしよう」そう言うと女性は服を着だし、
それに倣って2人も服を着ていくが、男は「どうでしょう、別な場所で一緒に撮りま
せんか?」弘幸を誘う。
「そうですね、ご一緒させていただきます」勝手に決めて一緒に行くことにした。

 一行は歩きながら話をしているが「ほら、見えてきましたよ」目の前に町並みが見
えてきた。
「まさか、ここでヌードに?」不安そうに美里が聞くと「そうよ、ここでのヌードは
気分がいいの」そう言って女は脱ぎ出し「それなら、美里と典子も脱がないとな!」
弘幸は催促してカメラを準備し出す。

 美里と典子は顔を見合わせて(仕方ないわね、脱ぐしかないわ…)諦め顔で脱いで
いく。
そして、3人が全裸になると「この際だから一緒に撮りましょうよ」誘われて「いい
ですよ、僕も撮りたかったし」弘幸と男は3人をカメラに収めだした。

 カメラを持った2人はいろんな角度から撮っていくが(弘幸ったら、性器を撮って
る!)弘幸が下から見上げるように股間を撮っている。
(そんなら、私だって見せてやる!)典子は足を開いて淫裂の中まで晒し「いいよ、
すごくいい!」カメラに収まっていくが(私だってやるわよ!)負けじと女性は座っ
て、Mの字開脚をして淫裂の全てを晒していく。

 (そんな、性器の中まで晒すなんて…)躊躇している典子だが、雰囲気からして(恥
ずかしいけど…)典子と並んでMの字開脚して淫裂を晒し「こっちもいいよ!」満足
そうにカメラに収めていく。
3人とも恥ずかしさは消え失せ、ライバル心剥き出しで過激なポーズを取り続けた。