「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第10話 レズ体験

 美里がヌードを承知すると「レズだったら、これかな?」ネットで用具を調べて「こ
れは使えそうだな」注文し「この際だから…」ついでに下着も調べだし、隠す役目のし
ない下着も2人分注文していく。
「後は、場所といつ撮るかだな…」思案しながらカレンダーを見つめた。

 それから数日後、典子がパンを搬入していると「改修工事をやることになって…」店
長から休業になる事を知らされた。
それを弘幸と美里に伝えたが「仕方ない。向こうだって都合があるしな」暫く考えて
(好都合だな。これで外でもヌードが撮れるぞ!)笑顔になっていく。

 そして「だったら、内も休業にしようよ」と提案し「そうね、休んだ方がいいかも
ね」典子も同意して臨時休業にすることにした。
その事を川添に電話で知らせると「好都合だな。だったら山荘を借りようよ」提案し
「お任せします」と弘幸が承知すると「クスリ飲ませるのも忘れるなよ」付け加えた。

 「ところで、弘幸君はカメラを持っているのか?」
「これから買いに行きます」
「何も買うことはないよ。僕のを使えよ、3台あるんだ。その代わり、写真は共有だ
かからね」
「そうさせていただきます」弘幸は承知し、撮った写真は2人で持つことに決まった。
決まると川添は戸惑うこともなく山荘を捜して予約し、後は行くだけになっている。

 そして、2週間後に4人は予約した山荘に向かった。
高速を走り、一般道路を走ってから山道を走っていくが、人家は見当たらず静まりかえ
っている。
美里は不安なのか「間違ったのでは?」聞いたが「もうすぐだよ。たぶんあそこだと
思う」白い建物が見え、そこに向かって走った。

 建物に着くと車が停まっており、中から管理人らしい人が出てきた。
「川添さんですか?」尋られて「そうです、ここを予約した川添ですが」そう名乗る
と「これが鍵です。帰る時はここに置いて下さい」そう言うと車に乗って去って行く。
「さてと、こちらも準備しよう!」川添の言葉で車から荷物を運び、終えると「早速
だけど2人には脱いで貰うよ」指示が出る。

 その指示で、美里と典子は服を脱いでいくが、その様子も2人が撮っていると「脱ぐ
のは撮らないで、恥ずかしいのよ」顔を赤らめて言うが聞き入れず撮り続け、2人は
下着姿になっていく。
すると「パンツをゆっくり脱いで!」言われるままゆっくり脱いでいくと、短い絨毛に
覆われた股間が露わになった。
「いいよ、凄くいい!」2人は相手の妻を撮りまくった。

 そして、全裸になると「これを使って!」川添が袋から取り出すと「イヤ、こんな
の入れたくない!」拒んだがディルドーだ。
「典子、やるんだ。約束したろう?」弘幸が怒鳴ると「美里が主導しろ!」川添も言
うので、美里は渋々だが「典子、やるわね」寄り添うと頭を抑えて唇を重ねた。

 それには、典子も負けじと「私もやるからね!」美里の乳房を撫でながら乳首を吸
うと「あっ、あ~!」深い喘ぐ声が出ていき「私にもさせて!」今度は美里が典子の
乳房を撫でだす。
2人は乳房を撫でたり、吸ったりしていたが、いつしか淫裂を撫だして、指が膣の中に
入り「あ、あ、あ~!」声を上げ、淫汁を漏らしだした。

 「私もその気になってしまったわ…本気でやるわよ…」美里はディルドーを持つと
典子を寝かせて淫裂に押し当てる。
「ダメ、指でして…」拒んでも濡れた膣穴にゆっくり入り込み「いいわ、凄くいい!」
背中を浮かせ声を出していく。
そんな2人をカメラで撮っていると、いつしか典子と美里はシックスナインでの愛撫に
変わり、淫裂を撫で合っている。

 それを川添と弘幸は撮っていたが「弘幸君、やりたいだろう?」股間が膨らんでいる
のに気付いて言う。
「やりたい、姉さんとやりたい…」そう返事すると「やってもいいよ!」その言葉に、
弘幸はカメラを置いて服を脱いでいく。
そんな事とは知らない美里は、典子の顔に股間を押しつけ、ディルドーで典子の淫裂を
抜き差ししている。

 弘幸は、全ての服を脱ぎ終えると「姉さん行くよ!」美里の背中に抱き付き、膨らみ
きった肉竿を淫裂に押し当てた。
「ダメ、見てるのよ。入れないで!」逃れようとしても抑えられ、濡れた膣穴に肉竿
が押し込まれた。
「抜いて。姉弟よ、してはいけないの!」暴れても肉竿は根元まで入り込み、ゆっくり
動いていく。

 それを、真下で見ている典子は「凄い…セックスってこうなんだ…」驚いているが
「美里、お前も典子にやれ!」川添は撮りながら言う。
美里が言われるままにディルドーを動かして行くと典子は「あ、あ、あ~!」声を上
げて淫汁を流し(私も変になってきた…)膣の中は淫汁で溢れ、漏れ出したのを感じ
ている。

 川添は3人の行為を撮っていたが「弘幸君、美里に出すんだ!」中出しを迫り「弟よ、
お腹はいや!」典子が真下で見ているから、首を振って拒むしかない。
それでも「飲んでいるんだろう。出せてやれ!」どうしても、中出しさようとし、それ
に応じて弘幸は肉竿の動きを早めていく。

 (このままでは、お腹に射精される!)そう思って「出さないで。飲んでるけどイヤ
なの!」叫ぶが、膣の奥には温かい液体を放出され「いや~!」悲鳴に変わった。
「そんな、見ている前で射精なんて…」美里は呆然とし「弘幸が姉さんに射精したな
んて…」典子も呆然としているが、川添は撮り続けている。

 やがて、淫裂から漏れた精液が典子の顔に滴り落ちて行き「もういいぞ!」川添が
合図すると弘幸は肉竿を抜き、放出した精液が典子の顔にかかっていく。
「川添さん、お風呂いいですか?」典子は膣穴に入ったディルドーを抜くと浴室を目
指して歩き出し「私も入る…」美里も両手で淫裂から漏れないようにして歩いて行く。

 2人が浴室に向かうと「弘幸君、どれを着せたらいいかな?」川添は買い込んだ役
目のしない下着を並べていく。
「これがいいですよ、これだったら毎晩やれますし…」選んだのは黒みを帯びた下着
セットで、何の役目もしない。
「それなら、俺はこれにするよ」川添は白い下着セットを選んで「戻ったら着せよう
よ」また撮る気だ。

 そんな事など知らない美里と典子は浴室で体を洗っていた。
美里が「弘幸に出されるなんて…」愚痴りながら淫裂にシャワーを浴びせると「仕方
ないわよ、私だって、川添さんとやるし」典子が慰めている。
「セックスは我慢するけど、射精されるのはいやなの」「私だってそうよ、洗うのだっ
て大変だし」2人は体を洗いながら話している。