「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第9話 ビデオ

 「恥ずかしいから、普通でしましょう!」顔を背けるが「ダメだ。オ○ンコに出す
のも見るんだ!」川添は両乳房を抱えるように揉みながら、肉竿の動きを早め「行くわ、
行きそう…」典子の絶頂が迫っていく。

 「俺も限界だ。出すぞ!」肉竿の動きが停まると「暖かい、膣の中が暖かい…」崩
れ落ちようとするが、川添は抑えている。
程なくして「よく見るんだ!」肉竿を抜くと、鏡に写った淫裂から白い液体が流れ出て
きた。
「射精するなんて…」見つめる典子だが(変な気分で気持ちいい…)今まで味わった
ことのない快感を覚えている。

 「オ○ンコ、洗いたいんだろう?」川添は典子を抱え浴室に連れ込み、シャワーを
浴びせると「そこは自分でします…」ノズルを受け取り、淫裂を指で広げて中を洗い出
す。
シャワーは勢いよく膣の中に入り込み、白い液体と一緒に流れ出てきた。
それを暫くしていると「もう大丈夫です…」シャワーを停めて体も洗い出し、洗い終
えると服を着てホテルから出た。

 ホテルを出ると川添は途中で車から降り、典子だけがパン屋に戻った。
「お帰り、あっちはどうだった?」戻るなり弘幸が尋ねられ「うまく行きそうよ」笑顔
で答えて「こっちはどうなの?」反対に聞き返す。

 「相変わらずさ。姉さんが手伝ってくれるから助かるよ」弘幸はお客の相手をして
いる美里を見つめて言い「店番は女がいいかもね」典子も見つめた。

 そして、夕方になると川添が美里を迎えに来た。
川添は弘幸に「見てくれたかな?」ビデオのことを尋ね「見ました。綺麗に撮れて興
奮しました…」感想を素直に答えている。

 「それなら話は簡単だ。美里の裸を撮りたいとは思わないのかな?」思わぬ言葉に
「撮りたいです、姉さんの素っ裸を!」そう返事した。
「撮りたかったら、撮らせてあげるよ。その代わり、典子の裸も撮らせてくれ」

 「僕は平気ですが、典子がなんて言うか…」残念そうな顔をしながら言うと「店を紹
介してくれたお礼と言って誤魔化すんだ。それに僕が撮りたがってるって!」「それ
なら、立派な言い訳になりますよ」弘幸もその気になっている。

 川添は弘幸と話を済ますと美里と一緒に帰ったが「弘幸、何の話だったの?」典子
が尋ね「店を紹介したんだから、礼が欲しいそうだよ」そう答えた。
「そうね、お礼はしないとまずいわね。それで、何が欲しいと言ったの?」
「言ったよ。典子のヌードを撮りたいと言ってた!」

 それには「そんな、私のヌードだなんて…」典子は驚くが「その代わり、姉さんを撮
らせるって言うんだ」付け加えた。
「弘幸は、私が裸を撮られても平気なの?」
「平気じゃないよ。川添さんにはお世話になったしな…」天井を見つめながら言うと
「美里さんの裸を撮りたいんでしょう?」核心を突かれ「正直に言うと、それもある。
だから裸を撮らせてあげようよ」説得していく。

 典子は暫く考え(私にも負い目があるし…)「わかった。お礼として裸になるから、
弘幸も撮るのよ」承知し「そうする。お互い撮れば安心できるし」(これで、姉さん
の裸が撮れるぞ!)顔には出さないが慢心の笑みだ。

 「それから、この前のビデオが届いたんだ。見たいだろう?」2人は居間に入って
再生していく。
画面を早送りして、典子の場面を映すと淫裂が露わになって「恥ずかしいわ、丸見えだ
し…」両手で顔を覆う。

 「恥ずかしがらないで、見なよ」典子の隣に座って肩を抱きしめると「今夜したい
の?」典子の手が股間を撫でだす。
「やりたいけど、体が言うことを聞くかな?」美里とセックスしたから無理とは言え
ない。

 「このビデオ見ながら元気を付けてよ」チャックを引き下げ、肉竿を取り出すと手で
擦り出す。
「気持ちいい、典子のオ○ンコビデオを見て興奮してきた!」弘幸の肉竿が膨らみだ
し(寝取られているのに感じるなんて…)今まで味わったことのない感触だ。

 それは典子も同じで(膣にオチンチンが入っていく…)自分の膣に肉竿が入る画面
を見て(濡れだした…川添さんとやったのに…)空いた手が自然と股間を撫でだす。

 それに気付いて「典子、オ○ンコしたいのか?」尋ねると「変な感じなの…セック
スしたい…」虚ろな顔で言う。
「それならやろうよ!」弘幸は典子の服を脱がし出し、下着も脱がして全裸にさせると
「やってくれ!」典子に脱がさせ、全裸になると「画面を見ながらやろうよ」四つん這
いになっての挿入を始めた。

 画面では典子が四つん這いになって、後ろから川添が淫裂を突き刺すのが「膣に入っ
てる~!」視覚と感触の相乗効果で(気持ちいい、こんなやり方があったんだ…)川
添と弘幸を同時に相手しているように感じている。

 それは弘幸も同じで(典子が川添さんに犯されている…)2人とも興奮が高まって
「出して、典子のオ○ンコに!」「出してやる、典子のオ○ンコに!」言葉通りに弘幸
は典子の膣奥に射精した。

 2人は暫く動かなかったが「よかった、今迄で一番よかった…」うつ伏せになってい
く典子で「俺もよかった…」弘幸も覆い被さりように抱き付き、典子は拒まない。
静まりかえった部屋には「ハア、ハア!」荒い息遣いの音だけが響いている。

 一方、美里も川添に抱かれていて「あ、あ、あ~!」と声を上げていた。
川添は肉竿をピストンしながら「弘幸がお前の裸を撮りたいって言ってるよ」言うと
「姉弟よ、裸はもうイヤ…」喘ぎながら返事する。
「俺は承知したよ、典子の裸を撮る条件で…」肉竿の動きを早めると「あ、あ、あ~!」
体を浮かせ、淫汁が流れてくる。

 なおも「承知しないなら、もう手伝わないぞ…」肉竿を動かしながら乳房を掴んで吸
うと「やるわ、ヌードになるから、弘幸を助けて…あ、あ、あ~!」承知し「ありがと
う助かるよ」川添は満足そうに肉竿をピストンして、膣奥に射精すると抱き付いていく。

 美里はそれを拒まずに抱き返すが(ヌードだけで済めばいいけど…)セックスさせ
られないか心配している。
(弟でなかったら喜んでやらせるのに…)近親相姦に罪悪感を感じているが期待もあ
る。

 翌朝、川添は美里と一緒に弘幸の所に現れた。
「弘幸君、美里が承知したよ」そう告げ「典子も承知しました」と伝え川添は笑顔になって
いる。
「それなら、場所を決めないとな…」話合うが「僕は姉さんと典子が抱き合うのも撮り
たいんですが…」希望を言うと「それいいよ。俺も撮りたいし」川添は乗り気になって
いる。