「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第8話 手伝い初日

 それから数日が過ぎ、月曜の朝になると美里は家を出て弘幸のパン屋に向かった。
「何もできないけど、よろしくね」挨拶する美里に「そんな事ないわよ、美里さんなら
大丈夫よ。まずはこうして…」典子が手本を示し、それを真似ていく。
それを繰り返していくと、どうにか様になってきた。

 「姉さん、大分様になってきたね。それよりも典子は大丈夫か?」
「バッチリよ、初日だからこれだけにしておくわ」パンの詰まったコンテナを車に載
せて「行ってくるわね!」出掛けた。
残された2人は明日の仕込みと袋詰めを行い、終えると「姉さん、一休みしよう」休憩
になった。

 2人は向かい合ってコーヒーを飲んでいたが「そうそう。卓也がこれを弘幸って!」
美里が袋を渡すと「ビデオだ!」ビデオが入っている。
「何なのかな?」興味を持って再生すると、美里と抱き合った時のビデオで、2人の結
合部や、美里の全裸が綺麗に映っている。

 「消して、こんなの見ちゃダメ!」慌てて消そうとするが「最後まで見ようよ!」
弘幸に抑えられ、見続けると「いやよ、これは消して!」悲鳴に近い声だ。
画面には、美里の膣穴から白い液体が流れでるのが映し出され「姉さん、これは絶対に
消せないよ」弘幸は美里の手を握り締めた。

 「いやよ、こんなの見られたら生きていけない!」泣きべそ顔で言うと「誰にも見
せないからいいでしょう?」甘えるように美里に抱き付き「姉さん、いいだろう?」
服に手を掛ける。
「ダメ、姉弟よ。してはいけないの!」拒んでも火の点いた弘幸はズボンを脱がし、
パンティも引き下げた。
「やめて、卓也さんにに顔向けできない!」口ではそう言うが(弘幸とした方が気持
ちいいけど…)期待をしていると長椅子に寝かされ、足を開かされる。

 「見ないで、ここは見ないで!」両手で股間を押さえるが、手が退けられ弘幸の指が
膣穴に入った。
膣穴に入った指はゆっくりと動き出し「ダメ、そんなのダメ!」逃れようとしても無
駄で、弘幸の舌でのクリトリスへの愛撫も加わり「あ、あ、あ~!」声と共に、淫汁も
溢れ出す。

 それは美里にもわかり(言いたくないけど、我慢できないし…)「指でなく、本物で
して…」小さな声で言った。
「姉さん、オ○ンコしたいんだね?」
「したいの、弘幸とオ○ンコしたい!」美里は理性が消え欲望を満たそうとしている。

 「それなら、遠慮なくやるよ!」急いでズボン、パンツと脱ぎ、抱き付くと膣穴に
肉竿を押し込んだ。
「そうよ、それでいいの。もっと激しくオ○ンコして!」自らも足を開いて深い結合
を求めている。
弘幸が言われるままに肉竿を激しく動かすと「あ、あ、あ~!」声を上げ背中も浮か
せて流れる淫汁も多くなってきた。

 弘幸が肉竿を動かしながら乳房を揉んでいくと「出して、姉さんのオ○ンコに出し
て!」美里は絶頂間近になっている。
「わかった、出すからね!」弘幸も絶頂に達しており肉竿の動きを停めて噴射してい
く。
「いいわ、蕩けそうで気持ちいい…」美里は恍惚の顔をしたまま動こうとはしない。

 そんな美里を眺めて「姉さんのヌードもいいね。撮っておきたいな」そう言って乳
房を撫で出すと「写真はダメ。見るだけにして」起き上がり、服を着だす。
「でも撮りたいな。しかも野外で!」
「ダメと言ったらダメよ。諦めなさい!」強い口調で言うとズボンを履いて元の姿に
戻っていく。
それでも(撮ると言ったら必ず撮るよ!)自分に言い聞かせ、仕事場に戻ると「姉さん、
そろそろ開店しようよ」準備を始め、美里もシャッターを開けて準備を始めた。

 一方、スーパーにパンを運んだ典子は棚に並べていると「頑張ってるね」川添が話し
掛けた。
「川添さんのお力添えには感謝します」典子が礼を言うと「そんな事はどうでもいい
よ。それよりも付き合って欲しいな」意味ありげに言う。
(セックスだわ、この前のことを覚えているんだ!)麻子は「そんなに時間は取れま
せんが…」逃れようとしても「すぐに終わるから行こう」腕を掴んで歩き出した。

 2人が車の所に来ると川添が運転席乗り込み、典子が助手席に座ると走り出す。
典子が「川添さん、あまり時間が取れないんですが…」不安そうな顔で言うと「すぐ
だ、見えてきたよ」看板が目に付く。
「ホテルですか?」声を出すと「そうだ。この前の続きをやろう」川添は看板に向か
って走らせ(もう逃げられない…セックスするしかない…)覚悟を決めた。

 2人の乗った車は目立たないように物陰に停めるとホテルに入っていく。
フロントで料金を払い、鍵を受け取ると部屋に向かって歩いて行くが(弘幸さんが知っ
たらなんて言うだろう…)背信行為に典子は浮かない顔をしている。

 それでも典子は川添と一緒に部屋に入るが「そんな、鏡だらけだなんて…」驚きの声
を上げた。
壁と天井には鏡が貼られ、異様な雰囲気で「こんなのもいいだろう?」川添は典子の服
を脱がし出す。
「やめて、自分でします!」手を掴むが「脱がされるのを見るのもいいぞ!」脱がす
のを止めず下着だけにした。

 「まずは、ここからだな」パンティを掴むと膝まで下げて「見るんだ!」典子に鏡
を見るように言う。
「恥ずかしい、どうせなら全部脱がして!」中途半端が返って卑猥にさせている。
「そう言いなさんな、次はここも!」ブラジャーを捲って右乳房だけを露わにし(オッ
パイが見える!)典子の羞恥心が更に高まった。

 それを知ってか「ほら、こっちもだ!」背中のホックを外して両乳房を露わにする
と「こんなのもいいぞ!」後ろから両乳房を掴んで揉みだす。
鏡を見ている典子は(おっぱいを揉まれている…それに膣も…)羞恥心で顔が紅潮し
膣の中が濡れていくがわかる。

 「典子、早くやりたいだろう?」川添は乳房から股間に手を移して淫裂を撫でだし
(その通りだわ。膣がオチンチンを欲しがっている…)溢れた淫汁で淫裂の中はヌル
ヌルになっている。
(そんなに焦らさないで、早くセックスしましょうよ!)典子は鏡に写る川添の顔を
見つめた。
川添は膝まで下がったパンティを足首まで下げて典子を全裸にすると「典子もやるん
だ!」自分がした事を典子にやらせようとしている。

 典子は言われたとおりに、川添の服を脱がし出し、全裸にすると膝を付いて「フグ、
フグ!」と肉竿を唇で擦って行く。
それは、鏡にも写っていて(オチンチンを舐めている…)恥ずかしさに興奮が更に高
まり淫汁が更に溢れ出した。

 「典子、オマンコ始めよう!」典子を立たせると、足を開かせ後ろから膣穴に肉竿を
押し込むと(膣に入っていく…)鏡にも写っていて膣穴に入り込んだのが見える。