「偽りの夫妻」

                     赤星直也:作
第7話 ラブホテル

 フロントには初老の女性がおり「休憩だ!」弘幸が言うと「2時間でいいんですよ
ね?」「そうだ、これでいいよね?」代金を払うと、鍵を受け取り部屋に向かう。
2人は静まりかえった建物の中を歩き、指定された部屋に入ると妖しげな器具が置か
れてあり「美里、やりたいんだ!」ベッド押し倒した。

 「乱暴はしないで、優しくしてよ!」美里は逃れようとするが「そうは行かないよ。
前からやりたかったんだし」弘幸は気にも留めずに、美里の服を脱がし出した。
「やめて、これじゃレイプよ!」
「そうさ、姉さんを犯してやるんだ!」弘幸は美里を下着姿にするブラジャーを剥ぎ
取り両手を後ろ手にしてから手錠を掛けた。
(このままでは弘幸にレイプされる…)両手が効かずされるがままで、最後のパンティ
も剥ぎ取られ全裸にされた。

 「それにしても、パイパンオ○ンコはいつ見てもいいね」無毛の股間を撫で、服を
次々と脱ぎ出す。
「弘幸、乱暴はやめて。何なら、私がしてあげる!」
「そうは行かないよ。姉さんを犯すのが楽しみなんだから」そう言うと、全裸になって
抱き付いた。
「入れないで、まだ濡れてないのよ!」叫んでも、膨らみきった肉竿が狭い膣穴に入
り込んで「痛い~!」叫ぶ。
「まだ始まったばかりだよ。もっとやるからね」なおも押し込み、全てを押し込むと、
肉竿のピストンを始めた。
「やめて。姉さんを犯さないで!」叫ぶが肉竿はピストンを続けていく。

 弘幸は肉竿を動かしながら乳房を揉み、乳首を摘まむと「あっ!」声を上げ背中が浮
いた。
「姉さん、吸ってあげるね!」今度は乳首を吸い「あ、あ、あ~!」喘ぎ声に変わり、
膣の中も濡れていく。
美里は(気持ちいいわ。犯されているのに膣が濡れだした…)膣の痛みが消え、快感を
感じている。

 「姉さん、気持ちいいだろう?」勝ち誇ったように、肉竿を動かして行くが「よくない。
こんなの嫌い!」美里は裏腹のことを言う。
「よくない訳けないよ、オ○ンコがビッショリだし。正直に言いな、オ○ンコしたい
って!」乳首を強く摘まんだ。

 「言うわ、オ○ンコしたいの。だからもっとオ○ンコして!」乳首の痛みに負けて言
うと「オ○ンコ好きなんだよね?」恥ずかしい言葉を言わせようとしている。
「そうよ、私はオ○ンコだ大好きなの。だからもっとして!」そう言うと「それなら遠
慮なくやるよ」美里はうつ伏せにされ腰を持ち上げられた。

 「これはいや、普通でして!」頭で体を支えながら言うが、美里の膣奥まで入ってピ
ストンを繰り返す。
それには「あ、あ、あ~!」喘ぎ声を上げて、流れ出た淫汁が太股まで流れだした。
(気持ちいい。弘幸でなかったらもっと乱れたいのに…)体をクネクネさせながら堪
えていると「出すからね!」絶頂間近を知らせ、肉竿が奥まで入ったまま動きを停めた。

 「ダメ、中に出さないで!」射精を知ったのか逃れようとするが「いやよ、こんなの
いや~!」膣奥に暖かさを感じた。
「クスリ飲んだから当分平気だよ。もっとやりたいから舐めて!」弘幸は平然として美
里を座らせると肉竿を差し出す。
「やらないわ、そんな事しない!」拒むと乳首が潰され「やるから手は解いて!」条
件を付けて承知した。

 「やるなら解いてもいいよ。その代わり、言うことを聞いて」美里の手錠を解き
「ほら!」萎縮した肉竿を差し出す。
「姉さんに、こんな事をさせるなんて…」美里はそれを口に入れ、唇で擦り出すと元気
よく膨らんでいく。
なおも「フグ、フグ!」唇で擦って行くと「もういいよ、やろうよ!」弘幸は仰向け
になり美里を腹に乗せた。

 「こんなのいやよ、弘幸がやって!」降りようとすると腰を押さえられ、膣穴に肉
竿が押しつけられて逃れられない。
仕方なしに、ゆっくり腰を下ろしていくと、膣深く肉竿が入り込み「気持ちいいよ、早
くやって!」今度は両乳房を掴まれた。

 「やるから、乱暴にしないでよ!」美里はゆっくり腰を上下し、肉竿を膣皮で擦って
行くと「クシュ、クシュ!」音と共に淫汁も出だす。
(気持ちいいわ。夫よりも気持ちいい…)虚ろな顔で腰を上下していくと流れ出る淫
汁も多くなり、弘幸の絶頂が間近に迫っていく。

 (このままだとまた射精される…)美里は「出さないで。お口でしてあげるから!」
叫ぶと「その代わり、飲むんだよ!」弘幸は美里を降ろすと肉竿を口に押しつけた。
美里はすかさず「フグ、フグ!」また唇で擦りだし「出すよ、出すからね!」喉奥に
精液を噴射された。
それでも、不快感を感じながらも「ゴクン!」と飲み込む。

 「もう、やらないからね!」美里は浴室に入ると「僕が洗うよ」弘幸も入ってくる。
狭い浴室に2人が入ったが「姉さん、鏡だよ。オ○ンコみたいだろう?」弘幸は美里
の足を持ち上げて鏡に向けた。
「いやよ、こんなの見たくもない!」淫裂から漏れ出す白い精液が映っていて顔を背
けた。
「一杯出したんだね。もっとやろうか?」鏡を見ながら淫裂を広げるが「やめて、こ
んな事許されないのよ!」手で隠す。

 「そうだね、2回やったしね」以外にも手を引いて、シャワーで美里を洗い出す。
「ここもやるよ!」シャワーを股間に浴びせたが「そこは自分でやるの!」ノズルを
奪って自分で淫裂を洗い出す。
「そうだね、自分でした方がいいしね」弘幸は洗うのを見つめ、美里が洗い終わるとシ
ャワーを浴びせて洗い出した。
 
 体を洗い終えた2人は服を着てラブホテルから出て行くが、何もなかったかのよう
に「姉さん、来週から手伝ってよ」普段通りになっている。
「わかった、来週からね」美里も承知し、自宅まで送られた。

 美里を送った後、弘幸は戻ったが「遅かったわね」典子に言われ「姉さんと会ったん
だ。それで家まで送ったしね」ラブホテルで楽しんだとは言わない。
「そうなんだ。仕方ないわね」典子も川添と楽しんだとは言わなかった。

 弘幸は(気付かれなかった!)安心して「来週からスーパーに置けることになった
よ」典子に告げた。
それには「よかったわね。これで少しは楽になれるわよ」(気付いてないわ)笑顔に
なっている。
「それに、姉さんも手伝ってくれるんだって。袋詰めをやって貰うよ」
「そうなんだ。それだったら、配達は私がいいわね」典子は勝手に決めてしまった。