「二人妻」

                     赤星直也:作
第6話 恨みの辱め

 翌朝、美咲は学費未納のことを友和に打ち明けた。
「心配するな美咲。でも嬉しいよ、初めてお父さんと言ってくれたからな」友和は機
嫌良く承知し、美咲も安心したのか笑顔になっている。

 「美咲、今日から一緒にいこうよ。車で送るから」美咲は友和と一緒に車で出かけ
たが、残された涼子は台所と洗濯、掃除と体を休める暇がないほど忙しい。
そんな涼子に「涼子さん、10時にお客様がお見えになるから応接室奇麗にしといて
ね」百恵から言われた。

 「はい。お客様がお見えになったら、私何をすればいいのですか?」
「決まってるでしょう。コーヒーをお出しするの」
「裸のままでですか?」
「そうよ、お客も喜ぶわよ。それに、チョト触らせてあげてね」

 「そんなの酷いわ。他人にヌードを見られたくないし、それに私、風俗嬢じゃない
です!」声をあげて泣きだした。
「泣き言を言わないの。美咲のためでしょう。オ○ンコ丸出しで風俗嬢はイヤなんて
言えないはずよ」百恵はきつい一言を言い、涼子は涙を流しながら百恵の苦言を聞い
ている。

 いくら涼子が嫌がっても、立て替えて貰った金の返済は出来ないから、言われた通
りにするしかない。
(来ないで欲しい!)涼子は客が来ないのを祈ったが、願いは叶わず10時にお客が
訪れた。

(この裸で恥をさらすんだ…。あなた許してください…)涼子はコーヒー4個をお盆
に乗せ、応接室に向かうと廊下にもお客と友造の話し声が聞こえている。

 ドアを開け「失礼します。コーヒーをお持ちしました…」お客は今までの会話を止
めて、視線を涼子の乳房と無毛の淫裂に向けた。
(見ないで下さい、恥ずかしいんです…)涼子は震える手でコーヒーをテーブルに乗
せると乳房も揺れている。

 「紹介しよう。今度、新しいメイドの涼子さんだ!」さらに友造は「変な趣味があ
って、裸を見られるのが好きなんだ。だから服を着たがらないんだ。皆も見て上げて
くれよ」客に話していく。

 涼子は顔から火が出るほど恥ずかしかったが、笑顔で両手を後ろに回し、乳房と股
間を差し出すように直立していく。
「ほう、なかなかいい趣味ですな。裸を見られるのが好きなんて」
「それだけではないぞ。涼子、オッパイを触って貰いない!」
「いいんですか。触っても?」お客は友造の言葉に驚きの声をあげた。

 「はい、旦那様の言う通りです。よろしければオッパイを触って下さい…」涼子は
お客の前に進み出て、膝を床に付け、そして乳房を突きだした。
「お言葉に甘えて、遠慮無く頂きます」両乳房が掴まれ、揉まれていく。
「ほう、これは立派なオッパイだ。見せたがるのも無理はない!」乳房を揉みながら
お客が批評する。

 「ここはどうかな?」別なお客は淫裂に指を入れ(ダメよ。性器はダメ。もう、や
めて下さい!)指はじっくり膣の中をかきましていく。
そして、指を引き抜き「これ、あなたのオ○ンコ汁だよ」濡れた指を涼子の口元に差
し出し、涼子はその指を口に入れてなめ(悔しいわ。でも、美咲の為に…)笑顔にな
っている。

 「本当に、いい趣味のメイドだ!」別なお客も乳房を揉んで、涼子はお客の辱めを
受けると応接室から出て、廊下を歩きながら悔し涙を流していく。
そして、ダイニングに戻ると堪えきれず声を上げて泣き出した。

 それを「なんですか、それくらいで!」百恵は涼子を叱りつけた。
(いいきみよ。友和はそうやって、毎晩泣いていたんだからね)今までの憂さが腫れ
たかのように、笑顔の百恵だ。

 それでも休むことなく「美咲さんの幸せのためでしょう。我慢しなさいよ!」言い
放つと涼子はどうすることもできず、泣くのをやめ「それより、デザートの準備でし
す!」百恵に言われた通りに準備を始めた。

 それから1ヶ月が経ち、美咲の通う大学も夏休みとなって、約束通りに友和の会社
で働く事になった。
「美咲、まずは着替えないと」
「わかっています、ここで着替えるのですね?」
「そうだ、ここでだ」社長室で美咲は服を脱いでいく。

 「美咲、綺麗だな、触るだけならいいだろう?」ブラジャーを引き下げ乳房を掴む。
「許して下さい。お母さんに申し訳が立ちません…」
「お前が俺の相手をすれば、その分、涼子が楽になるんだぞ」もう片手がパンティの
中に入り淫裂を触り、そして指が膣の中に入った。

 「そんな事したら、バージンが…」
「美咲は、まだやった事がないのか?」
「はい、処女です…」
「そうか、それならやめる」処女と聞いて手を引いた。
(よかった、何もされずに済んで…)急いで事務服に着替え「仕事を教えてやる。ま
ずは、お得意回りからだ!」友和に連れられ美咲は社長室から出た。

 友和はあちこちのビルを回り、得意との情報交換を行った。
そして、最後の客回りが済むと、車はラブホテルに入っていく。
「イヤです、お母さんに申し訳が立ちません!」入るのを拒むと「イヤか、だったら、
これを雑誌に載せようか?」それは涼子の全裸写真で、ヘアが剃ってあり淫裂が剥き
出しだ。

 「やめて下さい、そんな事をしたらお母さんが…」
「だったら、おとなしく付き合え。何もバージンは破らないから、触るだけならいい
だろう?」
「約束できますか?」
「勿論だ、約束する」

 「わかりました。その変わり、その写真は無かった事にして下さい」「わかってい
るよ」2人は腕を組んでホテルの中に入った。
フロントで代金を払い、キーを貰い部屋に入ると「美咲、脱げ。素っ裸になれ!」美
咲は言われた通り、事務服を脱いで下着も脱ぎ出す。

 「約束ですよ、セックスはしないと…」声が震えている。
「約束する。美咲が裸を見せれば涼子も楽になるしな」
(そうよ、私がお父さんの精力を奪えばいいんだ。でも、セックスはしたくないし…)
悩みながらパンティ、ブラジャーも脱いで生まれたままの姿になった。

 「綺麗だよ。美咲!」友和は乳房を吸いながら絨毛を撫でていく。
「美咲、出したいんだ。やってくれるね?」
「出したいって、何を?」
「ザーメンだ。射精するから手でやってくれ!」

 「イヤよ。いくら何でもオナニーを手伝うなんて…」
「その分、涼子の負担が減るんだぞ」そう言われれば拒めず「わかりました、お手伝
いします」友和の服を脱がせていく。

 ズボン、パンツも脱がせると股間の肉竿が膨らみきっている。
「美咲、口でやってくれ」
「出来ません。オチンチンを口に入れるなんて汚いです!」

 「言っただろう、涼子の為だって!」
(イヤだけど、やるしかないわ)美咲は目を閉じ、友和の肉竿を口に入れた。
「気持ちいい。頭を動かせ!」
(苦しい。咽にオチンチンが刺さる!)それでも頭を振っていく。

 友和は乳房を揉みながら登りつめて、乳房を握ったまま手の動きが停まった。
(何よ、咽の奥が変よ、もしかして?)不快な液体が漂いだし「オェー!」頭を上げ
て吐きだすと、白い液体がティッシュの上にある。