「二人妻」

                     赤星直也:作
第5話 剃毛

 「そうだ。パイパンオ○ンコを客が見たら喜ぶしな」
「私、そんな恥ずかしいこと出来ません!」キッパリと断わると「いやか。それなら
契約は失効と考えていいのか?」そう言われ涼子は泣き出した。

 だが(私が恥ずかしい事を我慢すれば、美咲が幸せに暮らせる…)涼子は泣きなが
ら「わかりました。剃ります…」と承知する。
「剃るなら戻ろう!」
「ここじゃなく、人前で剃るんですか?」顔が引き吊った。

 「勿論だ。それがメイドの指命だ。主人を喜ばせるのが!」
「恥ずかしいです。せめて美咲の前だけは許して下さい…」泣きながら頼み込むと
「美咲は私の娘だ。メイドのお前とは関係ないだろう。これを機会に考えを変えない
とな!」思わぬ言葉が飛び出した。

 「そんなの酷い。美咲は私の娘です!」
「それはお前達が2人だけの時だ。それ以外は私の娘だ。その方が美咲にとって幸せ
だろう?」
(そうかも知れない。その方が美咲には幸せかも…)涼子は黙り込んでしまった。

 友和は涼子の腰に手を当て、皆が待つ大広間に戻ってきた。
大広間では、友和の一族が相変わらず雑談しており「お待たせしました。それでは涼
子が断髪式を始めます」友和は全裸の涼子を呼んで皆の前に立たせた。

 「いよいよ、メイドの断髪式だ!」
「あなた、興奮してるの?」
「勿論さ。背中がぞくぞくしてくるよ」
「それなら、家に戻ったらしてあげようか?」
「本当にしてくれるかい?」
「いいわよ。そのかわり、毎晩してくれると約束してね」
「約束する。必ずしてあげる!」友和の妹夫婦がそんな事を言い合っている。

 その間に、涼子は用意されたスプレーを絨毛に吹き付けていく。
絨毛が白い泡で覆われると、手で擦り付けていき、絨毛は股間の肌に密着し淫裂を覆
っている。

 (そうだ、娘にやらせた方が面白いかも…)「美咲、メイドのヘアを剃ってあげな
さい」友和が言うと「できません。お母さんのヘアを剃るなんて、できません!」強
い口調で断る。
「言っただろう、美咲。あれは母さんじゃなく、メイドだ。母さんというのは2人き
りの時だけだ!」友和が美咲を叱った。

 すると「美咲お嬢様。私のヘアをどうか剃って下さい。お嬢様にされると嬉しいで
すから」涼子も催促する。
美咲は震える体を抑え、T型カミソリを涼子の恥丘に当てて、上下に動かしだした。
その手の動きに合わせ、涼子の絨毛の面積が減っていく。

 美咲は泣きながら剃り(お母さん、ご免なさい)涙が流れている。
それを見て涼子は「お嬢様、お気になさらず剃って結構ですよ。私はヘアがないのが
好きですから」(美咲、お母さんと呼んではいけないのよ)笑顔になっている。

 美咲は涼子の言うことが理解でき、気を取り直してカミソリを動かし「ジョリ、ジ
ョリ!」パックリ割れた淫裂が現れ(奇麗なオ○ンコだ。こりゃあ、儲けもんだ!)
友和が微笑んでいる。

 美咲は涼子の恥丘にある絨毛を全て剃り上げ、露になった淫裂から2枚の襞が飛び
出ている。
その襞はピンクの色がかすれ、先端は黒みを帯びているが、40才台にしては、まだ
ピンクの色が濃い方だ。

 「これが、涼子の全てです。どうぞ、ご覧になって下さい…」両手で淫裂を広げ、
膣腔やクリトリス、尿道が丸見えになっている。
「ほう、これがメイドのオ○ンコか!」友造はしゃがんでじっと見つめ(いやよ。見
ないで!)涼子の太股が恥ずかしさで震えている。

 一族は涼子の絨毛の剃った淫裂を見終えると「お父さん、帰ります。跡取りができ
て良かったですね」お世辞を言って帰り、屋敷には友和の両親それに友和など5人が
残された。

 涼子は股間のヒリヒリする肌にクリームを塗るが「涼子さん。美咲の寝室を作って
あげないといけないでしょう?」百恵が現れ涼子に注意する。
「失礼しました。早速取りかかります」涼子は乳房と尻を揺らせながら出て行き「私
も遅いから先に休ませて」美咲も涼子の後を追って出た。

 部屋には3人が残され、友和は「美咲に僕の子を産ませたいのですが…」両親に切
り出した。
「いいわよ。やっぱり、涼子は捨て石だったのね」百恵はホッとした顔になっている。
「母さん。捨て石じゃなくて、生きた石ですよ」

 「と言うと?」
「二人とも妻にするんです。涼子はもう無理だから若い美咲に産ませるんです。跡取
りは他人の子より実子の方がいいでしょう?」
「そんなに、うまくいくかな?」友造は心配そうな顔になり「策はあります。長年の
恨みの償いをして貰いますよ」なおも笑顔で話していく。

 そんな策略があるとも知らず、涼子は娘の美咲の下人として、ベッドを作っている。
「お母さん、本当にこれでいいの。恥ずかしい思いをして生きていくのよ」
「心配しないで。私は年だからちっとも恥ずかしくないわ。それより学校はどうなっ
てるの?」娘の前では強がりを言う。

 「学費の未納があるの。まだ友和さんには言ってないけど…」
「友和さんじゃありません。お父さんでしょう。明日の朝、言いなさいよ」
「はい、お母さん」涼子はこの夜、久しぶりにぐっすりと眠れた。