「二人妻」

                     赤星直也:作
第4話 しきたり

 「あなたがリードするのよ。やり方知っているでしょう、散々やったはずだから」
そんな涼子に百恵が追い打ちを掛けた。
「お願いです。二人だけでセックスをしますから、見ないで下さい!」
「それはだめじゃ。当家のしきたりで、初夜は家族の見ている前ですることになって
いる!」友造が無情にも言う。

 「そんなの酷いわ。お母さんを虐めないで…」美咲が泣き出すと「美咲、お前はま
だわかってないな。ここにいるのは母ではなくメイドだ!」友和が叱った。
それには「わかりました。やります!」(泣かないで。私が恥を掻けばそれでいいん
だから…)体を震わせながら、涼子は友和に馬乗りになった。

 勃起している肉竿を掴み、自分の淫裂の入口に押し当てると体を沈めていく。
「う、うー!」前戯なしの挿入に、膣の裂ける痛みが涼子の下半身を襲い(痛い。ま
だ準備が出来てないのにオチンチンを入れるなんて…)顔を歪めて腰を振り始めた。

 腰を振ると乳房が揺れ動き、友和は両手掴んで揉み出し「あ、あっ!」(痛い、も
っと優しく…)涼子は悲鳴をあげた。
「兄ちゃん、もっとやさしく揉まないと。乳首も摘むのよ!」妹に言われるまま、友
和は乳首も摘み(だめ、やめて。感じちゃう!)涼子は声を出さないように堪えなが
ら、肉竿の根本まで淫裂の中に迎え入れていく。

 やがて、淫裂も馴染んできたのか潤って「いいぞ。気持ちいい。これがオ○ンコな
んだ!」友和は初めてセックスに興奮気味だ。
「そうよ、兄ちゃん。それがセックスよ。これからは毎晩できるわよ。うらやましい
わね」

 「あら、旦那はしてくれないの?」
「週1回なのよ」「内は2回よ」それを聞いた二人の夫がバツの悪い顔をして涼子の
淫裂を見ている。

 痛みも消え、快感を感じたのか、涼子の腰の動きが早まり「クチャ、クチャ!」音
も出ている。
(久しぶりで気持ちいいわ。あなた許してね。美咲の幸せのために仕方ないのよ…)
涼子は死んだ夫に謝りながら腰を振り続けると、淫裂から淫汁が流れ出てきた。

 「あら、蜜が流れている。気持ちいいのね」
「言わないで。恥ずかしいから言わないで!」涼子の体が赤みを帯びて行く。
それでも腰を振っていると(お母さん、セックスって気持ちいいの?)(人前で恥ず
かしいけど、凄く気持ちいいわよ。だって、1年ぶりなのよ)二人は目で会話をして
いる。

 やがて涼子は堪えられずに「あん、あん!」悶え声を出し始めた。
「兄ちゃん、もう少しよ」妹に言われて友和は涼子の乳房をさらに揉んでいくと「い、
いいわ…」絶頂間近になっている。
「気持ちいいのか?」「ええ。気持ちいいの…」腰を動かしながら言う涼子淫裂から
流れた淫汁は、友和の股間にも垂れている。

 「もう、だめ。限界!」涼子の動きが止まり体が反り返った。
その瞬間「でる、でる!」友和は肉竿から涼子の膣の中に精液を送り込んだ。
涼子も膣の中に精液が噴射されたのがわかり(あなた、ご免なさい。でも美咲の為よ、
許して下さい)そして友和の胸に覆いかぶさっていく。

 2人は結合したまま抱き合うが、淫裂からは友和の出した白い体液が流れている。
「無事に済んだみたいね」
「そのようね。友和、これからは毎晩楽しんでね」友和の家族は部屋から出て行き、
涼子と友和だけが残された。

 「涼子、これからは毎晩させてくれ」涼子は答えず、黙って頷くだけだ。
涼子は股間を押さえながら友和の体から降りると、どっと淫裂から精液が流れ出す。
(テッシュはどこかしら?)淫裂を押さえながら捜したが見あたらない。

 その様子を見ていた友和が「風呂で洗えばいいよ。一緒に行こう」涼子と友和は全
裸のまま浴室に向かう。
浴室は百恵がお湯を入れて置いたから直ぐに入れた。

 涼子は真っ先に淫裂を洗い、丁寧にシャワーを浴びせて精液を洗いだし、その間に
友和は浴槽に浸かっていく。
そして、涼子が淫裂を洗い終えると同時に浴槽から友和が上がり「涼子。体を洗って
くれ!」指示した。

 「はい!」涼子は石鹸を泡立てて友和の背中に塗り始めた。
「背中だけでなく前も洗うんだ!」涼子は前に回って、胸とお腹にも石鹸を塗ってい
くが「もっと、下も洗え!」涼子は先ほど射精した肉竿を掴んで石鹸を塗っていく。

 涼子が肉竿を掴むと、萎縮していた肉竿が再び勃起を始め「涼子、やらせろ!」友
和はいきなり涼子を自分の膝の上に乗せて乳房に吸い付く。
「後でしましょう。ここじゃなく…」
「ダメだ、やらせろ!」太股を押さえながら引き寄せた。

 (オチンチンが、膣に当たっている!)淫裂の入口に、肉竿が押しつけられた。
「ここじゃいや。許して下さい!」しかし、友和の肉竿が淫裂の中に入り込み(あな
た、許して下さい…)涼子の淫裂深く友和の肉竿が入り込んでしまった。

 肉竿が根本まで入ると、友和は涼子の太股を持って立ち上がった。
「イヤー。こんなのいやです!」涼子は友和の首を両手で押さえ、落ちないようにし
がみつく。
手を緩めると、体が下がって淫裂に肉竿が入り込む。
(きついわ。膣の奥までオチンチンが刺さってくる!)自然と腕に力が入る。

 友和は太股を持ち上げたり、下げたりと繰り返して「あ、あ、あ!」一気に淫裂を
突いたり、抜かれたりを繰り返され悲鳴が響いていく。
「これは初めてか?」
「初めてです。子宮がきついです…」

 「きついか。亭主とはどんな体位でしていた?」意地悪く尋ねられ「そんな事、恥
ずかしくて言えません…」途切れ途切れに答える。
「答えないなら、こうだぞ!」友和はわざと激しく体を揺すり、淫裂に勢いよく肉竿
が突き刺さっていく。

 「あ、あ、あ。言います。四つん這いでしてました。あ、あ、あ~!」
「オ○ンコはどれ位していた?」
「三日おきにしてました…」

 「フェラはしたことがあるか?」
「ありません…」
「だったら、今度からやるんだ!」友和は涼子を揺すりながら登りつめ「で、でる。
でる!」動きを止め、腰を痙攣させて涼子の膣内に噴射した。
そして、抱きかかえたまま座り込み、淫裂からは白い液がこぼれ出ていく。

 涼子は友和の太股から降り、再び淫裂を洗いだすと、黙って見ていた友和が「涼子、
オ○ンコの毛を剃れ!」突然言い「ヘアを剃るんですか?」聞き間違いではと、聞き
返した。