「二人妻」

                     赤星直也:作
第3話 涼子の再婚

 (裸姿を他人に見せるなんて…)渋々歩いて、百恵と一緒に広い部屋に入ると、2
0人ほどの男女がイスに座っていて、その中央に沢村が座っていた。
(こんな大勢の前に裸を見せるなんて…)両手を後ろに組み、立っているが、膝がガ
クガクと震えている。

 「さすがにオッパイは垂れ気味だ。しかし、オ○ンコはまだ楽しめそうだな」
「ホントね。まだ、使えそうでよかったわね」涼子の体を批評していくが、批評され
る涼子は俯いて黙ったままだ。

 「ところで、もう1人はどうした?」初老の友造が催促した。
(もう1人…。まさか、美咲も?)涼子の顔が青ざめた。
そこに「お待たせしました!」涼子と同じく股間をお小さな布で隠した若い女性が入
って来た。
両手を後ろに回し、乳房を揺を揺らせ、時折、布も揺れて真っ黒真な絨毛が覗く。

 「美咲!」若い女性は美咲だった。
「お母さん!」二人はお互いに体を見つめ合い、そして、恥ずかしさに涙を流し始め
たが、堪えきれないのか、美咲は乳房を揺らせながら大声で泣き出した。

 「お願いです。娘は許して下さい。何でもしますから娘だけは許して下さい…」涼
子は床に土下座をした。
すると「お父さん、ここは私に任せてもらえませんか?」黙ってみていた友和が口を
開いた。

 「わかった、全て任せる。お前を苦しめた涼子さんはお前に任せる!」友造は全て
を友和に任せた。
「ありがとう、父さん。思う存分やらせて貰います」友和は暫く黙り込み「さて、涼
子さん、何でもすると言ったよね?」聞き直した。

 「はい、何でもします」
「だったら、僕の妻になって貰うよ。幸い僕は未婚だし、早く子供を作りたいんだ!」
友和が言うと「おう、それはいい考えだ!」皆が歓声を上げた。

 「一緒になっても、美咲には、何もしないと約束できますか?」
「セックスしない約束か。涼子さんが僕の妻になっら、美咲さんには何もしないと約
束する。タダ、会社の仕事は手伝って貰うけど…」

 涼子は「わかりました。妻になります…」美咲にこれ以上、恥ずかしい思いをさせ
たくなかった。
「でも、涼子さん。あなたはメイドもするのよ。意味わかるわよね?」百恵が付け加
える。
それは、妻であっても全裸のままを意味していた。

 「わかってます…」承知すると「母さんいいの。お父さん以外に抱かれるのよ。そ
れでもいいの?」美咲が駆け寄った。
その時、美咲の腰の紐が切れて、真っ黒な絨毛が露になった。
(そうはいくか、娘ともオ○ンコだ。それにして、美咲もいい体してるな)友和の股
間が盛り上がり、その前で涼子が美咲を抱きしめ「ゴメンね。許してね…」泣きなが
ら謝っている。

 亮子が承知すると、美咲は百恵に連れられて部屋に戻っていく。
「部屋から荷物を持って行くのよ」
「えっ、引っ越しですか?」
「当然よ。友和の娘なんだから、今後は女性の性器はしっかり隠しなさい!」美咲は
裸同然の姿でいるのを思い出し、胸と股間を隠す。

 「服も用意されているからね」美咲は左手で股間を押さえながら、バックをもって
部屋から出ると、階段を登って大きな部屋に入った。
「ここが、美咲さんの部屋よ。言っておくけど、私は友和の母親の百恵なの。これか
らは、おばあさんと呼ぶのよ」注意する。

 百恵は部屋にあるクローゼットを開いてドレスを取り出し「これならお似合いね」
淡いブルーのナイトドレスを取りし、下着も取り出す。
「これを着けなさい。友和と私に恥をかかせないようにするのよ」美咲は差し出され
た下着を受け取って目の前で着けていく。

 どこでサイズを調べたか、美咲の乳房はすっぽりとカップに収まり、パンティも丁
度よいサイズで絨毛も隠れている。
その下着の上にナイトドレスを着込むと、立派な淑女か令嬢と言った感じだ。

 「早く、おじいちゃんにこの姿を見せましょう」美咲と百恵は急いで皆が待つ広間
に戻って来ると、腰の紐が外され、全裸になってテーブルに料理を盛りつける涼子が
いた。
涼子は乳房と股間、お尻などを触られるが、涼子はそれを拒むことを許されず、友和
の家族が涼子を辱めている。

 亮子が「あ!」淫裂に指が入り声も上げると「お母さん!」美咲は叫んで駆け寄ろ
うとしたが「だめです。あなたは友和の娘として、この沢村家を引き継ぐ身ですから、
関わってはダメです!」百恵は美咲の行く手を防いでしまった。

 「そうじゃよ。あんたは私の孫なんだからな。しっかり勉強をしないとな。この沢
村家はお前のもんだぞ」友造も言うと「私、沢村家なんか継ぎません!」「ダメ、美
咲。あなたは沢村家の娘よ。後を継ぐのよ!」乳房を震わせ、泣きながら涼子は叫ぶ。

 「そうだ。美咲は私の娘として立派な跡取りに育てんだ!」友和も美咲の肩を叩い
て隣のイスに座らせた。
美咲が座ったために、兄弟や親戚が1人ずつずれていく。
座ると(お母さん、これでいいの?)涼子を見つめ(美咲はその方が幸せよ。お母さ
んの事は気にしなくていいのよ)二人は目で会話をした。

 こうして、美咲は沢村家の令嬢として家族の一員に迎えられたが、涼子は妻であり
ながら家族としては扱われず、百恵と美咲は食事をとるが、涼子は全裸のまま直立し
てそれを見守っている。

 「お願いです。お母さんも一緒に食事を取らせて下さい」頼み込むが「下人は下人
だからそれはできない。主人が食べ終わったら食べるのがしきたりだ!」それは友造
が許さなかった。
それには(ありがとう。でも、お母さんはこれでいいの)涼子は俯いたままだ。

 友和の家族は食事を終えると世間話を始め、涼子はその後片づけをしていく。
友和の家族はリビングに移って雑談を続けるが、その間に涼子は食事をとるしかない。
急いで涼子は食事を取り、後片づけをしていく。

 丁度、片づけが終わった頃「これから、夫婦の誓いをするのよ」百恵は涼子の腕を
掴んで引き連れていく。
「夫婦の誓いってなんですか?」
「行けばわかるわよ」百恵は涼子を皆が待つリビングに連れて来た。

 そこは床にマットが敷かれ、友和が仰向けに寝ている。
それに、ズボンが脱がされ、下半身は剥き出しで股間の肉竿が大きく勃起している。
「兄ちゃん、初めてだからしっかりやって!」
「冷やかすなよ」その姿を見た涼子は、顔が青ざめ震えだし(人前でセックスをする
なんて!)奥歯がガチガチ鳴っていく。