「愛する妻を辱める」

                     赤星直也:作
第3話 福島からの誘い

 2人が教室に向かうと、まだ時間になっていないのに生徒達がチラホラ入ってくる。
「あなた、教室があるから先に帰ってて!」奈々に言われて愛田は自宅に戻るが、残
された奈々は指導をしなければならない。
奈々は手塚の画にもアドバイスするが、全裸を見られた恥ずかしさに、まともに見る
ことができない。
それでも、アドバイスしながら生徒の間を回り、時間になった。

 生徒達は教室から出て行き、手塚と福島が残っているが「奈々さん、綺麗な体して
ますね。モデルよりもいいですよ」福島は褒めるが「言わないで、恥ずかしくなっち
ゃいます!」顔を赤らめ俯いた。
「そんな事ではダメです。始まったばかりなんですからね」
「わかってはいますが、ヌードってこんなに恥ずかしいとは思いませんでした」
「そのうち慣れますよ。先は長いですからじっくり行きましょう」気休めを言う福島
だ。

 話を済ますと、奈々は自宅に戻るが「健一さんったら、こんなの見て!」愛田はビ
デオを再生している。
「このビデオ、面白いから奈々も見ろよ」愛田は平然としてみているが、画面では女
性が全裸にされ、縛られて犯されるというSMビデオだ。

 奈々も見ているが「オッパイを縛られて、痛くないのかしら?」乳房に食い込む紐
を見て声を上げた。
「たぶん、痛いと思う。でも、中には『気持ちいい』って言う人もいるんだって!」
「痛いのが気持ちいいなんて、おかしいわ。変態よ」そう言うと、見るのをやめてキ
ッチンへ向かい、調理を始めた。

 その夜、奈々は夢を見た。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「いや、そんなことしないで!」逃げ惑う奈々だが、福島と手塚に服を脱がされて
いく。
「やめて、そんなのいや~!」叫んでも2人は笑いながら脱がしていき、パンティも
脱がす。
露わになった股間を手塚は両手で広げ覗き込むが、両手を福島に押さえられて「見な
いで、そこはダメ!」叫ぶだけしかできない。
淫裂を覗いていた手塚は、ブラジャーも脱がして奈々を全裸にすると乳房を掴んで揉
み出した。

 「お願いだからやめて!」手を押さえられているから何もできず、されるがままに
していると、今度は紐で両手を後ろ手にして縛っていく。
更に、乳房の上と下にも巻き付け、両脇を結んだから、根元から乳房を締め上げてい
る。
それが済むと、福島が両手を使って揉みだし、手塚はズボンを脱いで肉竿を露わにし
た。
「いや、そんなのいや!」自由がきかない奈々はうつ伏せにされ、腰を持ち上げられ
ると淫裂に肉竿が押し込まれる。

 奈々は「レイプされた…。あなた、レイプされてしまいました…」呆然としている
と「気持ちよさそうにやってるね」愛田が現れ声を掛ける。
「あなた、助けて。レイプされてます!」
「レイプじゃないだろう。奈々が誘ったんじゃないか」福島も脱ぎながら言い「奈々
は淫乱だから、たっぷりやって貰え」愛田はカメラで撮り出した。

 「やめて、夫婦でしょう。レイプされているのよ、そんな事より助けて!」
「だめだ。レイプされているのを撮るんだ!」愛田は助けようとはせずに撮りまくっ
ていく。
「そう言う事だ、オ○ンコに出すからな!」手塚は射精を始めて「いや、お腹はいや
~!」奈々は叫んでいる。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 「奈々どうしたんだ?」愛田が奈々を揺すった。
「夢だったんだ。それにしても変な夢だった…」汗で体が濡れ(膣も濡れている…)
淫裂も濡れている。
「どんな夢を見てたんだ?」
「言えないわ。夫婦でも言えない!」そう言うと、立ち上がって着替えを持って浴室
に向かう。

 浴室に入ると下着も脱偽、全裸になるとシャワーで体を洗い出す。
「それにしても、変な夢だったわ、膣の中が濡れちゃったし…」汁で濡れた淫裂にも
シャワーを浴びせて、綺麗にしていく。
洗い終えると濡れた体を拭き、新しい下着を着込むと愛田の元へ向かい、同じベッド
で横になった。

 それから日にちが過ぎて、土曜日になると愛田は奈々の元へと向かう。
「奈々、今日も立ち会うよ」「そうして。その方が安心できるし」2人は先に別室に
入って準備をしていく。
奈々は次々と服を脱ぎ、乳房と股間を露わにすると手で覆うが「見せてくれ、オ○ン
コが見たい!」愛田は奈々の手を退けて淫裂を覗き込む。

 「奈々、これが、オ○ンコか?」驚く愛田に「何時も見てるでしょう。見飽きない
の?」言い返す。
「初めてだよ、こんなにはっきり見せたのは…」確かに、性器を見るのはセックス中
だから、日の中に見るのは初めてだ。
「奈々、今夜もいいよね。カチカチになってるし」乳房を押さえた手を股間に押し当
てると「わかったわ。でも、夜まで待てるの?」
「待てなかったら、ここでやっちゃうよ」そんな会話をしているとドアがノックされ
る。

 「来たよ、開けるからね」奈々は両手で乳房と股間を押さえ、愛田が鍵を外して開
けると「お待たせしました」福島と手塚が入っきた。
入るなり「奈々さん、昨日のようにして!」福島がポーズを取らせると(また見てる。
性器が気になるんだ…)手塚の目が気になっている。
それでも、全裸を晒していると静まりかえった部屋の中に「サラ、サラ!」鉛筆の動
く音が響いていく。

 奈々は動かずジッとしているが(そういえば、夢の中で犯されたんだった…)見た
夢を思い出して(2人に犯されるとどうなんだろう?)股間が熱くなってくる。
(確か、ビデオではオッパイ縛られていたわね、痛くないのかしら?)妄想がどんど
ん膨らんで(ビデオのように犯されてみたい…)欲望が出てきている。

 奈々が色々妄想していると「ここまでにしよう。明日もあるしな」時間になったの
か、福島が声を掛けて、手塚は後片付けをしてから福島と一緒に出て行き、2人だけ
になっている。
「奈々、今回は我慢できたよ。今夜やるからね」
「そうして。私もその方が都合がいいの」服を着ながら言い、着終えると2人は教室
に向かった。

 教室に入ると「愛田さん、ちょっといいですか?」福島は愛田を連れて用具室に入
った。
「福島さん、こんなところで話だなんて、まずいことがあったんですか?」
「そういう訳ではなくて、他人には聞かれたくないことでして…」言いにくそうだ。
「それって、何でしょう?」

 福島は間を置いて「人妻を犯したいとは思いませんか?」いきなり言いだし「でき
たら、やってみたいです。でも、犯罪ですから…」呟くように言う。
「本人が、犯してもいいと言ったら、犯罪じゃないですよね?」
「それだったら、勿論喜んで犯しまくりますよ」笑顔で愛田は応え「それを聞いて安
心しました。今夜は付き合って貰えませんか?」
福島は待ち合わせ場所と時間を伝え、教室に戻った。

 愛田は一端自宅の戻り、くつろいでいると奈々が帰ってきて「奈々、今夜は用事が
できたから、オ○ンコはお預けだ!」怒鳴るように言う。
「オ○ンコなんて言わないでよ。聞かれたらどうするの。恥を掻くのよ!」奈々は怒
って言う。
「悪かった、とにかく出かけるから、明日はたっぷりやろうな」そう言うと時計を見
て「今から出かけてくる!」家を出た。

 愛田は電車に乗って教わった駅で降りると改札口に福島がいる。
「お待たせして、申し訳ありません」「今来たばかりですよ。行きましょう」福島と
歩いて行くと、古ぼけたビルがありその中に入っていく。
「ここは、秘密の場所でして…」そう言いながら案内し、ドアを開けて中に入ると
「これを付けて下さい」仮面が渡される。

 「言っておきますが、声は絶対出さないで下さいね」注意される。
(仮面を着けたうえに、声を出すなって言うけど、何する気だろう?)不安に思いな
がら福島の後を追って、奥に入ると(こんな事ありかよ!)声を出すのを、どうにか
堪えている。