「十字架のある学園」
               
 赤星直也:作
第22話 昌美の鉄拳

 翌日、直美はいつものように、学園で新学期の準備をしていくが、黒岩の言った言
葉が気になった。
「懺悔室が面白いと言っていた…」呟くように言いながら、見渡せば陽子がいない。

 (もしかして…)直美と早苗は写真で脅されたから、残るのは陽子と景子だ。
(いくら何でも、校長までは…)そう思いながら、懺悔室の前までくると「ひ~!」
悲鳴のような声が聞こえる。
「もしかして…」ドアに手を掛けると鍵が掛かっておらず、少し開くと「ピシ!」
「ヒ~!」悲鳴が、またした。

 (悪いけど…)気になって覗くと、十字架に陽子が全裸で縛られている。
それに、景子も全裸でムチを振っており、その側には黒岩がいる。
(間違いない、校長まで脅している…)気づかれないように、ドアをそっと閉めると
職員室に戻って授業の準備をしていく。

 それから1時間ほどして陽子が戻ってきたが、陽子は泣いていたのか目が赤い。
「水沢先生、目が赤いですが…」
「ええ、ちょっとゴミが入りまして」
「そうですか。それなら気を付けませんと」
「はい、そうします」陽子は下を向いたまま授業の準備をしていく。

 そして、いよいよ新学期が始まる頃、新任の教師と近藤の赴任した高校から3名が
赴任した。
それに、直美は1年の担任を任される事に決まった。
本来なら、任されないが、7人ほど入れ替わったからにはやるしかなく、名簿を見な
がら学力を調べていくと「岡崎先生、教えていただきたくて…」黒岩が職員室に現れ
た。

 「何が教わりたいの?」直美の顔が強ばっている。
「ここでは何ですから!」直美の腕を掴んで職員室から連れ出す。
「どこへ行く気なの?」
「懺悔室です、あそこなら邪魔は入らないし」廊下を歩いているが、新学期前と言う
事で生徒はおらず、程なく懺悔室に来た。

 「先生、この前覗いていたでしょう?」入るなり、黒岩が言う。
「覗くって、どういう事なのよ」
「しらばっくれても、ダメですよ、ほら!」写真を見せると、覗き込む姿が写ってい
る。
「誰よ、こんなのを撮ったのは?」

 「そんな事はいいです。覗きましたよね?」
「確かに覗いたわ」
「水沢先生と校長先生を見ましたね?」
「しっかり見ました…」
「それなら、やりやすいですね。岡崎先生が今度はここに縛られる番ですからね」

 「イヤよ。痛いからイヤ!」
「イヤでもやります。急いで脱いでください」そう言われれば、弱みを握られている
から脱ぐしかない。
「鍵を掛けて。この前掛かっていなかったし…」
「わかりました。そうします」鍵が掛けられると、直美は脱ぎだし、黒岩は準備を始
めていく。
 
 やがて、直美は生まれたままの姿になり「これでいいのね?」股間を押さえて言う。
「はい。まずは、磔です」十字架に背中を押し付け、腕を縛っていく。
「これでいいです。声を出されると困るから、これを付けますよ」口枷がはめられる。
「うぐ、うぐ~!」(イヤよ、イヤ~!)叫んだつもりだが、呻き声にしかならない。

 「これで準備は整いました。まずは覗いた罰からです」黒岩はムチで乳房を叩いた。
「ピシ~!」音と共に「う~!」呻き声を上げ、体を震わせると、直ぐに赤い筋がで
きた。
「こっちもです」また打たれて、赤い筋ができていく。
(打たないで。痛いから打たないで!)首を振り直美の目からは涙が落ちていく。

 「泣いたってダメですよ。罰ですから」ムチは容赦なく乱打されていく。
「ピシ、ピシ!」腹太もと次ぐ次と赤い筋ができた。
「覗きの罰はここまでだ」やっと腕が解かれたが「次は愛情のムチだ!」今度は裏返
って、腹を十字架に押し付けて縛られた。

 「いいですね。このオ○ンコは」尻が撫でられ「う、う~!」首を振っても声には
ならない。
「まずは、ここに一発!」尻にムチが当てられ「う~!」呻き声を上げ、赤い筋がで
きた。
ムチは次々と放たれ、赤い筋が全身にできていく。

 「先生、痛いのはイヤですよね?」それには首が頷いた。
「それでしたら、ムチはこれ位にして」ムチを置くとズボンを引き下げていく。
「これなら痛くありませんから」下半身を剥き出しにすると、腰を掴んで淫裂に肉竿
を押し当てた。
「う、う~!」すかさず首を横に振ったが、肉竿は膣を押し広げて入り込んでしまっ
た。
(抜いて、お願いだから、抜いて!)言葉にならず呻き声になっている。

 黒岩はなおも押し込むと、ピストンを始めて(痛い。まだ膣は準備が出来てないの
よ…)無理矢理入った肉竿に淫裂は反応しておらず、痛みだけしか感じられない。

 それでも、肉竿はピストンしていく。
「先生、このまま出させて貰います!」
(イヤ、絶対にイヤ!)首を振っても、黒岩は仕上げに入り、そして、突然動きを停
めた。
(そんな、膣の中に射精だなんて…)避妊薬を飲んでいたから、妊娠の心配はないが、
教え子からの射精にショックを隠しきれない。

 そんな直美の事など気にする様子もなく、腕を解くとズボンを履いていく。
腕が解かれると口枷を外し「う、う、う!」嗚咽をあげながら淫裂を拭き、服を着込
むと2人は何もなかったような顔をして、懺悔室から出て、別れた。

 直美は職員室に戻るが、動揺がまだ治まっていない。
(教え子に射精されたなんて…)誰にも相談できないから、元気なく授業の準備をし
ている。
「あら、元気ないのね」昌美が元気のない直美を気遣い、声を掛けてきた。
「ええ、ちょっと…」

 「悩み事があったら相談して。それより、この前の店なんだけど、良いのが入った
んだって!」
「由里さんの店ですか?」
「そうなの、帰りに行こうよ」
「私、そんな気になれませんが…」
「ダメよ、こんな時こそ元気を出さないと。帰りに一杯も良いわよ」
「そうですよね、こんな時こそ飲まないとね」
「そうよ、その調子」やっと元気が戻った。

 そして、直美と昌美は一緒に校舎から出て、由里の店へと向かった。
「待っていたわよ、あなたに似合いのが入ったの。サイズは合わせてあるわよ」直美
の顔を見るなり、奥の部屋へと連れて行く。
 「見て、これよ。チェックだけど似合うと思って」
「そうよね、これは色っぽいしね。着てみなさいよ」
「そうね、着てみるわ」直美は服を脱ぎかけたが「ダメ、脱ぐわけ行かないの」顔を
曇らせ、脱ぐのをやめた。

 「どうしたのよ。いつもの直美らしくないわよ。脱ぎたくないなんておかしいわ」
「許して、今日だけは脱ぐわけ行かないの」泣き顔に顔を見合わす由里と昌美だ。
「学校で何かったのね。教えて直美!」昌美は直美の顔を押さえて唇を重ねる。

 「言えない。言ったら、私が嫌いになるから…」
「そんな事ないわ、だから教えて」直美は暫く泣いてから、意を決めたのか服を脱ぎ
だした。
上着を脱ぐと、ブラウスのボタンを外していく。

 そして肩から下げると「直美さん、どういう事よ!」昌美は胸の赤い筋に声をあげ
た。
「ここだけじゃないの」ブラウスも脱ぎ、スカートも下げると太股も赤い筋がある。
それでも直美は下着も脱ぎ、全裸を晒していくと「酷い事をされたんだ!」由里も声
をあげた。
直美は乳房や恥丘と全身が赤い筋で覆われている。

 「誰がこんな事をしたの、教えて!」
「言えない、恥ずかしいから言えない!」泣きながら首を振っている。
「そんな事言ってたら、またやられるのよ。悪いようにはしないから教えて」なだめ
るように昌美は
乳房を吸い、淫裂を撫でていく。

 「約束して、誰にも言わないって!」
「言わないわ。直美の事は誰にも言わない」
「それなら良いわ、やったのは…」直美は黒岩からの事を打ち明けた。
「そうなんだ。それで、写真を撮ったのは誰なの?」
「それは、写真部の…」そこで止めたが「写真部の佐藤と高田でしょう?」昌美は見
抜いた。

 「はい、そうです…」
「それなら、校長に言わないとね」
「言ってもダメです。校長も撮られましたから」
「まさか、校長までやられるなんて…。もっと詳しく教えて!」
「校長だけではありません。早苗さんや陽子さんも、男の先生に犯されました…」後
は声にはならない。

 「辛かったのね。それにしても、酷い事をするのね」
「そうよね、こんな事許されないわ!」
「生徒だけならともかく、教師までもがやるなんて信じられないわ」
「これも、近藤と水谷の仕業よ。間違いないと思うの」

 「だったら、私に調べさせて。私もこんな理不尽な事を許すわけには行かないし」
「由里さんが協力してくれるなんて助かるわ。鬼に金棒ね」
「とにかく、この事は秘密にして置いた方が良いわよ」
「わかってる、直美さんも言わないのよ。それから、絶対、黒岩の誘いに乗らないの
よ。脅されても断るのよ」
「そうします」

 「その方が良いわ。しつこかったら『警察に行きます』って言うのよ」由里も心配
して言う。
「わかりました、もうバカな事はしません」昌美に打ち明けた事で直美は笑顔が戻っ
ている。
「それより、これよ、着けてみて」渡された下着を着込んでいくと体にフィットして
ラインが浮き上がる。
「いいわよ、これ。なんだか、エロっぽくなった感じがする」直美も気に入ったよう
だ。

 それから数日後、新学期が始まり、教師も生徒もあわただしくなっている。
「これから、私と一緒に1年間付き合って貰います」直美も1年生の担任だから、幼
さが残る顔立ちの子供を相手に話している。
一方、昌美は懺悔室で高田と佐藤を締め上げていた。

 昌美は右手に鉄拳を握りしめ、戦闘態勢を取っている。
「本当です、初めは、岡崎先生が約束を破ったからですが、それからは頼まれてやり
ました…」高田は体を震わせ、股間を濡らせている。

 「佐藤、本当か?」
「本当です、俺も、水谷先生から脅されてやりました…」大人に引けを取らない佐藤
も、昌美には怯えて漏らしていた。
「撮った写真はどうした?」
「せ、先生が持っています…」
「誰だ、誰が持っている!」鉄拳が佐藤の腹を捉えた。
「み、水谷先生です…」それだけ言うと佐藤は仰向けに倒れた。

 「高田、他には誰だ?」
「こ、校長の近藤先生が…」
「そうか、転校生の黒岩はどうした?」
「知りません、何も知りません…」
「嘘付くな、お前も死にたいのか?」
「嘘じゃありません…。ただ、水谷先生が戻っているみたいで…」

 「そうか。やっぱり水谷か…」昌美は暫く考え「高田、私のオッパイ見た事あるか?」
「ありません、一度も…」
「それなら、見せてやる。その変わり、言う事を聞けよ!」事もあろうか、胸を広げ
て乳房を取りだした。
「吸え、吸っても良いぞ」高田の口に押し当てた。

 「うまいか?」
「わからない、ただ怖い…」
「そんなに怖い顔するな。オ○ンコも見たいか?」
「もういいです、散々見ましたから…」
「残念だな、見て貰おうと綺麗に剃ったのにな」

 「それより、ここから出してください。全部喋りましたから…」
「それはわかってる。そこで頼みがあるんだが…」昌美は高田の手を乳房に押してる。
「揉め、揉みながら話そう」昌美は高田に細々と話し、高田も昌美の乳房を揉むが、
乳首のリングに恐れて、手が震えている。

 「高田、そんなに怖いのか?」
「怖いです、死にたくありません…」
「だったら、岡崎先生に謝れ。それに今までの事を全部言うんだ」
「そうします。ですから、殺さないで…」

 「そんな事しないよ、この際だからオ○ンコ見せてやるぞ」昌美はスカートを持ち
上げ、パンティを下げた。
「これがオ○ンコだ、よく見ろよ」
「岡崎先生とは違う、ここが黒いし」肉襞が触られた。

 その瞬間「触るな!」昌美の鉄拳が、高田の顎を捉えている。
「しまった、いつもの癖が出た!」慌てる昌美だが、鉄拳を食らった高田は泡を吹い
て倒れている。
「おい、起きるんだ!」昌美は体を揺すった。

 「いきなり、殴るなんて…」
「悪かったわ。つい、癖で。そのお詫びにいい事してあげる」高田のズボンを引き下
げ肉竿を掴んだ。
「オ○ンコ、して良いの?」
「ダメに決まってる。替わりに、こうして…」肉竿を掴むと擦っていく。

 「気持ちいいだろう。オッパイ吸っても良ぞ。オ○ンコ触ってもいい」
「また、殴るんでしょう?」
「そんな事しない。お詫びだから」昌美が言うと、高田は乳首を吸いながら淫裂を触
っていく。
「そうよ、そこにチンポが入るの」昌美は手の動きを速めていく。

 それには高田も「出る、出ます」噴射した。
「気持ちよかったか。今度は口でしてあげるから、先生の言う事を聞いて欲くれ」
「聞くよ。口でやって貰えるなら!」
「そう、それなら早速頼む。実は…」昌美は高田に指示を出した。