「十字架のある学園」
               
 赤星直也:作
第20話 二度目のモデル

 直美達は、その後も近藤や水谷によって辱めを受けていたが、暮れも押し迫った頃
に、学園の理事会が開かれた。
理事長は最近の近藤の指導方法に疑問を投げかけ、それには近藤も言い訳がましい事
を並べている。

 だが、理事長は近藤の移動を決め「春から、地方の高校と提携する事になったから、
そちらに行って貰う」事実上の解任だ。
近藤は行きたくはないが、理事長命令とあっては逆らえないから転勤するしかない。

 「理事長、後任には誰を校長に?」理事達が尋ねたが「今は言えない。後でわかる」
それしか言わず「とにかく、創立当時の理想に近づけたい。進学率は二の次だ!」理
事長はそれだけ言うと、発言を控えた。

 理事会での決定は、教職員にも伝えられたが、それには、校長一派が黙っておらず
「校長が解任なら、せめて次期校長も内から出さないと…」水谷を先頭に工作が行わ
れた。
だが、いくら工作しても、所詮は、ただの教師でしかなく、絶大なる権力を持つ理事
会の決定を覆す事はできなかった。

 そして、3月の卒業式が近づくと、人事が発表された。
校長には景子が任命され、教頭には労組委員長の渡辺が選ばれた。
それには「あいつの下で働くなんて…」水谷達からは復讐を恐れて、退職を申し出る
者が相次ぐ。
景子は無理に説得はせず、辞職を認めている。
それから数日後に、卒業式が行われ、校長や教師との異動や退職が報告された。

 こうして、直美達を辱めた大半が学園から去ったが、残る者もいる。
それは、生徒で高田と佐藤は4人の弱みを握っているから、下手な事はできない。
高田と佐藤は卒業式が済むと、景子を除く3人を懺悔室に呼んだ。

 「先生、校長と水谷先生がいなくなったけど、僕達はやめないよ」2人はそう宣言
すると「まずはここで素っ裸を撮らせて貰うよ。早く脱いでよ」命令する。
「許して、もうヌードにはなりたくないの」3人は泣き声になっている。

 「それだったら、オ○ンコだ。どっちがいいですか?」
「両方イヤ、お願いだからこれ以上虐めないで」
「そうは行かないな。10数えるうちに決めないと両方だよ」佐藤はカウントダウン
しだした。
「ヌードになります…。だからセックスしないで…」陽子は言いながら服を脱ぎだす。
「私もヌードで…」直美と早苗も服を脱ぎだし、2人ともニンマリした顔になってい
る。

 やがて、3人は下着も脱いで全裸になった。
「岡崎先生はここですよ」十字架を背にするよう言う。
「もしかして、夏の時と…」
「そうだよ、あのポーズが気にってるんだ。わかっているよね」両腕を縛っていく。

 「渋井先生と折橋先生はここだよ」足下の座らせ、前と同じポーズを取らされる。
「ヘアが多めだけどいいや。オ○ンコは撮らないから安心して」立て膝だが淫裂を隠
すように足を曲げさせられた。
「大丈夫だ、オ○ンコは見えないよ」スイッチが押されていく。
数枚撮ると「オッパイを触って!」立たされ、尻を向けて直美の乳房を持たされる。

 「いいよ、最高だよ」満足そうに撮って「これは誰にも見せないからね」直美の乳
首を舌でなめさせる。
(恥ずかしい。こんな事までさせられ何て…)泣き顔になっている。
それでも「これが最後だよ」直美の淫裂を2人に脇から指で開かせ「イヤ、こんなの
イヤ!」首を振ってもカメラに収められた。

 「もういいよ。今日はここまでにする」
「もっと、撮る気なの?」
「そうだよ、卒業までに先生達のアルバムを作るんだ」
「やめて、ヌードを知られたら、首になっちゃうから」

 「大丈夫だよ、誰にも見せないから」
「約束できるの?」
「できるさ、これ以上北野先生を怒らせたくないし」

 「北野先生に怒られたの?」
「ああ、タップリやられたよ。生徒のヌードは撮るなって!」
「そんな事までしたんだ…」
「仕方なかったんだ。水谷先生から、やれと脅されて。それに、倉橋先生と岡崎戦と
オ○ンコさせるって言ったし」そう言われれば思い当たる節がある。

 「とにかく、これから派手にはやらないよ」
「そんなに、北野先生って怖いの?」
「あれ、岡崎先生は北野先生の事知らないんだ!」
「誰も教えてくれないし…」
「教えなくたって、いずれわかるさ。とにかく怒らせたら大変だよ」2人は後片づけ
を始め、3人は服を着て乱れを直して懺悔室から出た。

 「渋井先生、北野先生ってどんな人なんですか?」
「2人の言った事が、気になるんだ!」
「はい。どうしても知りたいです」
「私も、詳しくは知らないけど、ここの創立者と関係があるみたいなの。それに…」
陽子は周りを気にしながら「人を殺めたって、噂よ」耳元で囁いた。

 「本当ですか?」
「噂よ。誰も確認はしてないの。だから、生徒も恐れているのよ」
(そうか、それで生徒もおとなしくするんだ…)直美もやっと飲み込めた。
「いい、私が言ったなんて、言わないでよ」
「誰にも言いませんよ」3人は廊下を話しながら歩いていると昌美とすれ違った。

 昌美は直美の顔を見るなり「直美さん、またお願いできないかしら?」声を掛けて
きた。
「ここでは何ですから」直美は昌美と、誰もいない教室に入っていく。
「またヌードですか?」
「そうなの。部員の注文なのよ」
「何も、私でなくてもいいでしょう?」

 「それが、直美さんを指名してるのよ」
「あれっきりの、約束だったのに…」
「ごめんね。そのかわり、あなたを守ってあげる」昌美は直美の顔を押さえて唇を重
ねる。

 (どうしよう、ヌードはイヤだけど、昌美さんは悪い事しそうもないし…)
「わかりました。その変わり、昌美さんも部員も、皆がヌードだからね」
「いいわよ。私もヌードになるわ」直美はモデルを引き受けた。

 翌日、始業式前だというのに直美は学園に向かった。
職員室に入ると「岡崎先生、すみませんね」昌美が先に来ていた。
「早いのですね」
「モデルより遅く来たんじゃ失礼でしょう。それより、部員が待ってますから」直美
は引かれるように部室に連れ込まれた。

 「今日は特別な事もするから、全員ヌードです」昌美が声をあげると、皆が黙った
まま脱ぎだし「ほら、直美さんも脱ぐのよ」見渡せば、部員や昌美はもう下着姿にな
っている。
約束したからには、直美も服に手を掛け脱いでいく。

 「岡崎先生、相変わらず色気がないのね」部員から声が掛けられた。
「そんな事言っても、こんなのしか、持ってないし」
「いいわ、私がいい店教えてあげる!」確かに、昌美の下着は品がある色気だ。
(確かに、昌美さんのはエロいけど上品だし…)チラリと見ながらパンティを脱いで
いく。

 その後は、ブラジャーも脱いで生まれたままの姿になっている。
「これで、いいんでしょう?」
「そうよ、これで皆がヌードよ」昌美は相変わらず、乳首にピアスを付けている。
「先生、今日はこのポーズです」部員が直美にポーズを作らせ、デッサンを始めた。

 直美は言われた通りに横に寝て、膝を立てたまま動かないで、ジッとしている。
その直美を部員が見つめながらデッサンしていくと、自然と目が股間に行く。
(あの子のヘアは少ないわ。割れ目がやっと隠れる…)股間を見続けていくと、色々
に生えている。
(オッパイも、形が様々だわ…)乳房も、尖ったのや、平べっいのと様々で体の隅々
まで見比べた。

 その間にも時間が過ぎて、モデルを初めてから1時間半になっている。
「今日はここまで。これからは送別会よ」昌美が言い終わると、片付けが始まり、直
美も起きて服を着ようとした。

 「待って、これからもあるの」
「終わりじゃないの?」
「モデルはね。でも、こんな事もするの」昌美は直美に抱き付き胸を撫出だした。

 「先生ずるいわ、私達も」部員が直美に抱きついてきた。
「そんな、大勢でやるなんて…」
「今日は特別なの。送別会も兼ねているのよ」敷かれたマットに寝かされ、乳房を昌
美、淫裂を部員が愛撫していく。

 「ダメ。そんな事されたら、欲しくなっちゃう…」
「直美、何が欲しいの、ちゃんと言うのよ」意地悪く昌美が乳首を吸う。
「そんなの、言いたくない…」首を振ると乳首が噛まれる。
「言うわ、言うから噛まないで。オチンチンが欲しくなっちゃう…」淫裂の中はすで
に濡れていた。

 「直美、悪いけど、オチンチンは持ってないの。オ○ンコ同士でもいいよね?」レ
ズ用のV型ディルドーを直美の淫裂に押し込んでいくと「あ、あ、あ~!」腰を浮か
せ、声もあげた。
「どう、これなら我慢できるでしょう?」昌美も覆い被さり、自分の淫裂にも押し込
んだ。

 「行くわよ、直美!」唇を重ねたまま、腰を動かしていく。
「いいわ、凄くいい。こんなセックスもあるんだ…」直美は昌美の顔を押さえて唇を
重ねた。
「そうよ、これなら、妊娠の心配は要らないし」昌美は乳房も撫でていく。

 そんな2人に「先生、私のオッパイも」部員が乳房を手で持ち、口元に押し付ける。
2人はその先端にある乳首を吸いだすと「いいわ、凄くいい…」喘ぐ声が上がってい
く。
「先生、私にオッパイも…」部員達は乳房を次々と差し出し、それを吸い続けていく。

 乳首を吸われると臨時にカップルを作って2人と同じように抱き合い「いいわ、す
ごくいい…」淫裂と乳房を撫であうと、まだ処女にも関わらず淫汁が流れていた。
直美は昼近くまで、昌美と部員の相手をさせられた。

 「直美さん、約束通りにいい店紹介するね」服を着ながら昌美が言う。
「恥ずかしいわ、エッチなんでしょう?」直美も服を着ながら言う。
「それもあるけど、普通のもあるのよ、とにかく行きましょう」直美は昌美と一緒に
校舎を出ると繁華街へと向かう。

 普段、歩いている道だが、昌美と歩いていると、今まで気づかなかった物が見えて
くる。
「あそこですか?」
「そうよ、ここよ」昌美と一緒に店内に入ると「いらっしゃいませ」店員が声を掛け
て来た。

 「由里さんいる?」
「奥にいますが、お呼びしましょうか?」
「こっちから行くからいいわよ」昌美に腕を掴まれ、奥の部屋に入った。

 「あら、昌美じゃないのよ。珍しいわね」中年と思われる女性が声を掛けてきた。
「由里さん、この人に合うのを選んで欲しいのよ」
「お客さんを連れてきたんだ。いいわよ、ちょっと調べさせて」百合と呼ばれた女性
は直美の服に手を掛けた。

 「イヤよ。何する気よ!」
「正確に調べたいの。ビッタリ合うのじゃないと、ラインが崩れるのよ」気にも留め
ずに直美の服を脱がせてブラジャー姿にした。

 「ちょっとごめんね」
「やめて、これじゃヌードです!」ホックが外され、両手で胸を覆う。
「大丈夫よ、変な事しないから」昌美が見ている前で、直美は手も退けられ乳房が掴
まれる。
「右が大きいわよ。あなたは気づかなかったでしょう?」

 「はい、両方同じかと思ってました…」
「それが違うのよね」由里はなおも乳房を撫でていく。
「ほら、乳首が堅くなってきた。これも大事なのよ」今度は乳首を撫で出す。
「やめて、もういいです…」

 「由里さん、オッパイはわかったから、それまでにしたら」
「そうね、次はパンティね」乳房を触っていた手がスカートを脱がしていく。
「ダメ、そんなのダメ!」抑えようとすると昌美が直美の手を押さえる。
「放して、このままでは性器が…」

 「心配しなくていいのよ。私に任せなさい」昌美は揺れ動く乳房を吸い出す。
「ダメ、やったばかりよ」直美が声をあげる
「それなら、私ともやろうよ」パンティを引き下げ、直美を全裸にし、淫裂を舌と指
で触りだす。
「ダメ、こんなのダメ…」直美はやっと立っている。

 直美は昌美と由里に乳房と淫裂を愛撫され、息が乱れていく。
「こんなに濡れているわよ」指が膣の中に入り込んだ。
「ダメ、そんな事されたら…」
「欲しいんでしょう、私でいいよね?」由里も脱ぎだす。

 「そうよ。直美は一杯欲しがってるから」乳房を愛撫していく。
「欲しくない。指なんか、欲しくない…」そう言うが淫裂の中はヌルヌルになってい
る。
「正直に言わないとダメよ。嘘は体に悪いから」由里は次々と脱いで全裸になったが、
背中には入れ墨が彫ってある。
(入れ墨があるなんて…)細めた直美の目にも焼け付いた。

 そんな事など気にする様子はなく、乳房を直美の口に押し当てる。
「吸って、あなたに吸われたいの…」
直美が唇を押し付け軽く吸うと「いいわ、気持ちいい。久しぶりにいい…」喘ぎ声を
上げ、背中の入れ墨も揺れ動いて、まるで、生きているようだ。