「十字架のある学園」
               
 赤星直也:作
第2話 約束違反

 直美が部室に入ると、部員は佐藤と高田しかいない。
「他の部員はどうしたの?」
「邪魔だから、帰ってもらいました」
「そうなんだ。で、話って何なの?」

 「先生。酷いじゃないですか、約束破って。おかげで、説教された上に、小遣いカ
ットだよ」
「それは仕方ないわ。教師として、当然の事をしたまでだし…」
「そんな事言うなら、この写真をばらまくからね」
「それはやめて。そんな事されたら、教師を辞めるしかないし」
「辞めるだけじゃ、済まないよ。一生、まともな仕事には就けないよ」

 「それで、私にどうしろというの?」
「裸になって、謝って欲しいんだ」その言葉に体が震え「は、裸になれというの、こ
の私に?」声まで震えている。
「そうだよ。ここで、今すぐにね」

 「そんな事、できないわ。ここは学校よ!」
「ここがいやなら、先生のアパートでもかまわないけど…」
「わかった。アパートで謝る…」直美は2人の脅しに負けて、承知してしまった。

 「それなら、早いほうがいいな。これから行こう」
「ヌードにはなるけど、レイプしないと、約束できる?」
「それは、先生次第さ。でも、触るのは覚悟してよ」3人は話がまとまると、学園を
後にした。

 3人は夕暮れの町をバスに乗り、アパートへと向かうが、直美は不安か黙ったまま
で、思案していると「先生、着いたよ」高田から言われる。
「そのようね」バスが停まると、アパート目指して歩き出す。

 歩く途中も(教え子に裸を晒すなんて…)罪悪感で元気がない。
嫌々歩いているとアパートの前まで来ており、階段を登り、2階に上がると鍵を外し
て中に入った。

 「約束よ。絶対にレイプしないって!」
「だから、先生次第だって言ったでしょう。とにかく脱いでよ」
「わかったわよ」ドアに鍵を掛けると、2人を残して浴室に向かう。

 「先生、ここで脱いで。脱ぐのも撮りたいし」その言葉に「約束が違うわ、写真は
撮らないはずよ!」直美の顔色が変わった。
「あれ、そんな約束してないよ。なあ、佐藤」
「そうだよ、俺もしてないよ」2人は平然とカメラの準備をしていく。

 「写真を撮るなら、絶対に脱がないからね!」
「それなら、これを配ってもいいんだね?」直美のヌード写真をちらつかせた。
「お願いだから、それだけはやめて…」
「だったら撮らせてよ。誰にも見せないから」カメラを向けた。
「約束よ、誰にも見せないって…」泣き声になりながら服に手を掛けた。

 直美が脱ぎ出すと、2人はスイッチを押していくが(悔しいわ、何も言えないなん
て…)情けなさを感じながら下着姿になった。
下着姿になり、背中に手を回してブラジャーを脱ぐと「いいよ、凄くいい!」揺れ動
く乳房に声を上げながらスイッチを押した。

 (オッパイを撮られた。次はヘアを撮られる…)顔を強ばらせ、腕に絡まったブラ
ジャーを脱ぎ、パンティを掴んだ。
(これだけは、脱ぎたくないのに…)項垂れて両手を下げると、淫裂を押さえた布地
が退けられ、黒々と生い茂った絨毛が現れる。

 (これでフルヌーになった…)太股を震わせながら、なおも下げて、パンティから
足を抜くと「これで満足でしょう?」全裸になった直美は、下を向いたまま、股間を
両手で押さえた。
「手を退けないと。それに、こっちを向かないと」言われるまま、両手を退けて顔を
上げると、スイッチが押される。
(ヘアも、撮られたはずだわ…)恥ずかしさより、情けなさに涙がこぼれていく。

 「先生、泣いたってダメだよ。土下座して謝らないと」
「わかっています…」直美は2人の前で正座して、土下座しながら「親に告げ口して
ごめんなさい…」詫びを入れた。
「そんな謝り方ないよ。もっと頭を下げないと!」高田の足が直美の頭を踏んで、押
しつけ「う、う、う!」堪えきれず声を上げ泣き出した。

 「泣くより、謝るのが先でしょう?」
「告げ口して、ごめんなさい…」頭を踏まれたまま詫びている。

 「詫びるからには、僕達の言う事も聞いてもらうよ」
「そうだよ、まずはヘアを手入れしないと」その言葉に「ヘアを手入れするなんて…」
言葉が途切れた。

 「やらないなら、この写真もばらまくよ」
「やります、ヘアをやります!」
「それなら、こんな風にして!」外人の全裸写真を見せると「そんな、性器を剥き出
しにするなんて…」驚き顔だ。

 「やらないなら、約束はなかった事にするよ。それでいいの?」
「手入れします、ですから写真は…」
「先生がその気なら、こっちも守るよ。それから手入れは、僕達でするからね」高田
は浴室に入り、洗面器を持ってきた。
中には水が入れられ、石鹸もある。

 佐藤は「俺にもやらせろよ!」ハサミを持ち、ボウボウに生えている絨毛を短くし
ていく。
「チョチ、チョチ!」音と共に絨毛の切れ恥が足下に落ちて、同時にうっすらと淫裂
が見えてきた。

 「もういいだろう、今度は俺だよ」高田が石鹸を泡立て、絨毛に泡を塗り込むと、
泡で濡れて肌にベットリと付いている。
「先生、これ使っていたんだね。これでやるよ」それは、脇の下を剃る、女性用のカ
ミソリだ。

 高田は恥丘から剃りだし「ジョリ、ジョリ!」絨毛は、あっけなく消え失せ、縦長
にされた。
その後は、淫裂の周りに生えていたのを剃り、ピンクの割れ目が露わになっている。
「先生、気に入ったでしょう?」鏡を股間に当てて見せるが(恥ずかしい、性器が丸
見えだなんて…)見る気にはなれない。

 高田は絨毛を剃り終えるとタオルで拭くが「せっかくのパイパンだから、撮った方
が良いよな」見ていた佐藤がスイッチを押す。
「撮らないで、性器はイヤ!」慌てて手で押さえたが「ダメだよ、撮らせないと。手
を退けないなら約束違反だからね」

 「これだけはイヤ。お願いだから許して!」
「それだったら、オ○ンコさせて。それならいいけど」
「せ、セックスしたいの、この私と…」

 「そうだよ。それならパイパンオ○ンコを撮るのは許してあげる!」
「イヤ、セックスは絶対イヤ!」首を振って拒んだ。
「だったら、撮らせてよ」直美の逃げ道がなくなり「わかった、撮ってもいいわよ」
震える手を股間から退けた。

 「先生、綺麗なオ○ンコだね」カメラは下から見上げるように撮っているから割れ
目が丸見えだ。
暫く撮ると「オ○ンコの中まで撮るから指で広げて!」
(イヤよ、そんな破廉恥な事できないわ)口を閉ざしたまま、指で淫裂を広げた。

 「へえ、オ○ンコって、中までピンクなんだ。チンポはどこに入れるの?」佐藤の
指が触っていく。
「ここ、ここよ。ここに入るの…」指先で示すと、スイッチが押され「オシッコはど
こから出すの?」また触られた。
「こここよ」更に広げ、尿道を指さすと「ここから出るのか…」食い入るように見な
がら、スイッチを押した。

 こうして、直美は淫裂の隅々まで撮られた。
「もう、服を着てもいいでしょ?」
「それよりも、オ○ンコを見たら出したくなって」2人がズボンを下げると肉竿が膨
らみきっている。
「約束が違うわ。レイプはしない約束よ!」

 「オ○ンコに入れたらレイプかも知れませんが、別な所に入れたら犯罪じゃないで
す」2人はなおも脱いで、下半身を丸出しにした。
下半身が剥き出しになると、直美を抑え、四つん這いにした。

 「やめて。お願いだからレイプしないで!」
「だから、オ○ンコに入れないって。入れるのはここだよ」肛門にチューブの先端を
押し当て絞った。
「イヤ、お尻なんてイヤ!」冷たい半液体が、直腸から押し込まれ、意味が飲み込め
た。

 「イヤでもやらせて。オ○ンコよりはいいでしょうし…」高田の肉竿が、肛門に押
し当てられた。
「ダメ、入れないで…あ~!」叫んだが、膨らみきった肉竿は狭い穴を広げながら、
直美の腸の中に入ってしまった。

 「抜いて…お願い…抜いて…」首を振り、髪の毛も振り乱しながら頼むが、肉竿は
根本まで入り込むと、ピストンを始める。
(お尻が裂ける…)「あ、あ、あ~!」乳房を揺らせながら、痛みに耐えていると、
ピストンが速まっていく。

 「先生、ここなら出してもいいよね?」
「イヤよ、出さないで…」直美は拒んだが、高田は次第に絶頂を目指している。
そして「イヤよ、出さないで~!」悲鳴と共に、肉竿の動きが停まり、股間と尻が密
着したままだ。

 「先生、気持ちいい。今度はオ○ンコに出させて」放出を済ませてから肉竿を抜い
た。
それと同時に、肛門から汚れた液体がこぼれ出ていく。
「高田、俺はケツは遠慮するよ。口の方が良いな」写真を撮り終えた佐藤は、直美の
頭を掴んで股間へ導く。

 「わかっていますよね。オ○ンコにされるよりは、いいでしょう?」それには、仕
方なく口を開いて、肉竿を迎え入れ「ウグ、ウグ!」口を動かしていく。
(きっと、口の中に出す気だわ)それを覚悟し、口を動かしていくと、頭を押さえら
れる。

 (イヤ、出さないで。口はイヤ!)首を振るが、喉奥に異様な液体が漂い出す。
「先生、出したよ。飲まなかったら、約束しないからね」佐藤は手を放すと「ゴクン」
素直に飲み込んだ。

 「先生、気持ちよかった。明日は色気のあるのを着てよ」
「そんなの、ないわよ!」
「それなら、確かめさせて」2人はクロゼットを調べ「先生、あるじゃないか。これ
を着けなよ」それは、喪服用の黒いストッキングで、ガーターベルトもあった。

 「それはお葬式に着るの。普段は着ないの!」
「そんな事はどうでもいいよ。明日はこれを着て。それから、パンツとブラは無しだ
からね」
「イヤよ。ブラがないと、オッパイが揺れちゃうし、性器だって見えちゃう…」

 「イヤでもやってもらわないと。写真がばらまかれるよりはいいでしょう?」そこ
まで言われれば、やるしかなく「わかったわよ、明日だけだからね」渋々承知する。

 「ずるしてもダメだよ。確かめるからね」2人はズボンを履くと出て行った。
1人になると「お尻が痛い。綺麗に洗わないと…」先程の事を思いだし、浴室に入っ
て洗い出す。
「染みるわ、切れている…」無理に押し込まれた肉竿で、肛門が裂けているが、我慢
して洗っていく。

 「これでいいわ。薬もあったはずだし…」洗い終えると、濡れた体をタオルで拭き、
肛門に薬を塗った。
「これで良しと。でも、明日は下着を着けられないんだ…」約束したからには守るし
かない。

 翌朝、奈美はガーターベルトを腰に巻き付け、黒いストッキングを履いた。
「イヤらしいわ。まるで売春婦みたい…」鏡に映った自分の姿に溜息も出ていく。
「ヘアがないから、性器まで見えてる…」パンティを履けないから、また溜息も出た。

 それでも、気を取り直し、ブラウスを着て「大丈夫ね、オッパイは透けてないし」
いつものスーツを着込み、学園へと向かった。
学園でミーティングを済ませ、授業を始めると生徒の視線が気になり、誰も知らない
はずだが(見られないかしら?)黒板に書くのを躊躇っている。

 それでも、授業が終わり、放課後になると高田と佐藤が気になった。
(確認すると言っていたはずだわ。もしかして…)思いだし、急いで帰ろうとしたが
「先生、部活がありますよ」2人が職員室に現れた。

 「わかっています。これから行く所だったの…」残念そうな顔をして、一緒に部室
へと向かうと「先生、そっちじゃなく、こっちです」階段を昇っていく。
「そこは、屋上に出るはずよ」
「そうです。屋上なら、誰にも邪魔はされませんしね」

 「イヤよ。そんな所には行かないからね!」
「イヤなら、約束は全て反故にしていいんですよね?」それには直美が困った。
(行くしかないわ、ここで何を言っても無駄だし)「わかった。行けばいいのね」2
人の後ろを歩いて屋上に出た。

 屋上には誰もおらず、校庭では運動部が練習をしている。
「先生、昨日確認すると言いましたよね?」
「それは知っているけど、まさか、ここで脱げとでも…」
「そうです。その、まさかです。ここで確認させて下さい」

 「許して、アパートで脱ぐから。ここでは許して」直美は立場を省みず、土下座し
た。
「許して欲しいなら、オ○ンコさせて下さい。それなら許してあげます」
「イヤよ、セックスは絶対にしない!」
「それだったら、この写真がどうなってもいいんですよね?」昨日撮った写真だ。

 股間の絨毛が剃り落とされ、ピンクの淫裂が露わになっている。
それを見るなり「許して…もう虐めないで…」大粒の涙を流しだした。
「選んで下さい、先生次第です…」直美は暫く泣いてから「ここで…脱ぎます…」途
切れ途切れに言った。