「淫らな離島」

                     赤星直也:作

第3話 診療所


 村役場から歩いて行くと「御嵩島診療所」と書かれた看板が麗華の目に留まった。
「ここね」麗華がドアを押すと「どこか、具合が悪いのですか?」白衣を着た看護婦が声を掛けてくる。
「いいえ、健康診断をお願いしたくて…」
「健康診断ですか…。ああ、新しい先生ね。待ってて下さい」看護婦は一旦奥に入ってから戻るなり「すぐに始めるそうですよ」麗華を診察室に案内していく。

 診察室に入ると「あなたが新しい先生なのね」女医は麗華を見つめて「あら、綺麗な顔をしてる。先生なんてもったいない。モデルが似合うわ、ヌードのモデルなんか最適よ」言う。
「バカにしないで下さい、私は教師です!」
「冗談よ。でも、怒った顔も素敵ね、好みよ」女医は麗華の髪の毛を撫でだした。
「先生、それよりも健康診断でしょう?」2人の雰囲気に看護婦が言葉を掛けた。

 「そうよね、健康診断が目的よね」女医は聴診器を手に取り「上を脱いで!」と言う。
「脱ぐんですか。ここで?」
「当然でしょう。この用紙には梅毒検査もあるから素っ裸よ!」
「できません。素っ裸なんていやです!」(何でフルヌードよ!)麗華の顔が曇ってしまった。

 「バカね、ここでは女同士よ。裸を見せたって平気でしょう?」
「でも、恥ずかしいです。性器を見られるなんて…」怯えて体が震えている。
「あんた、健康診断を嫌がるなんて、それでも教師なの。だったら帰りなさい、今すぐに!」」看護婦が怒鳴った。

 「健康診断を受けます…。服を脱げばいいんでしょう…」麗華は上着のボタンを外しだした。
(でも、どうして梅毒検査なんかしなければいけないのよ)不満に思いながら上着を脱いだ。

 「あら、素敵ね。可愛いわよ!」女医はブラウスから透けて見える麗華の乳房を撫でていく。
「触らないで。恥ずかしいから!」顔を背ける麗華だが「ホントだわ、乳首が固く膨らんでいく!」看護婦もブラウスを下から盛り上げる乳首を摘んだ。

 「やめて下さい、そんな恥ずかしいことは!」麗華は乳首を掴む看護婦の手を押さえた。
「それより脱がないと診断できないわ」女医は尻に手を伸ばした。
「わかってます…」看護婦に乳首を掴まれたままブラウスのボタンを外していく。

 「下は、私がして上げる!」尻を撫でていた女医がスカートのホックを外した。
「自分でします!」麗華が慌ててスカートを押さえると、胸を隠していた手が無くなり無防備になって、
ボタンの外されたブラウスは胸元が開いて乳房の膨らみが見えている。
「綺麗なオッパイね。触らせて!」看護婦がブラウスから覗く乳房を掴んだ。

 「やめて、そんなことは!」麗華はスカートを押さえていた手で看護婦の手を押さえると(今だわ…)スカートのファスナーが下げられた。
「いや~!」スカートが足元に落ちてパンティが露わにされる。
「あら、白なんだ。色気ないわよ、私は黒のレースなのに…」
「見ないでよ。人が何色を履こうが勝手でしょう!」パンティの股間を押さえている部分が、うっすらと黒みを帯びていた。

 「これもいらないわよね」女医は麗華のパンティを掴み下げていく。
「いや、自分で脱ぐからやめて!」声をあげながら太股まで下がったゴムの部分を掴んだ。
「あら、イヤなの。だったらオッパイを出そうね」看護婦がブラウスを脱がせていく。
「やめて、お願いですから!」パンティを掴んでいるのでブラウスは肩から脱がされ、上半身が丸見えになってしまった。

 「いい形ね。ヌードモデルでもやっていけるわよ」パンティを掴んだ女医は下から乳房を見上げている。
「先生、早く素っ裸にしましょうよ!」
「わかってるけど、抵抗されて無理なの。ルミさん」
「切ってしまいましょうよ。メスで!」
「いい考えね。やりましょう」女医は力ずくで脱がすのをやめてメスを取りに行く。

 女医がいない間「いや、こんないやよ!」手首に絡まったブラウスが看護婦のルミによって脱がされてしまった。
(パンティだけにされたわ…。こんなのイヤよ…)乳房を揺らせて「自分で脱ぎますから手を放して下さい…」
「そうはいかないわよ。散々焦らせたんだから!」女医がメスを持って現れた。
「いや、そんなのいやです!」麗華はパンティ1枚の姿で診察室の隅に後ずさりしていくと、ルミがパンティのゴムを掴んで下げた。

 「こんな乱暴なやり方、許される訳ないわよ!」麗華も必死で落ちないようにパンティを押さえていると「先生、早く。今です!」「わかってるわよ、ルミさん」女医も加わってパンティを掴んだ。
「やめて、脱ぐからやめて!」叫んだが女医の持ったメスが腰のゴムを切った。

 すると、パンティは一瞬にして布きれとなってしまった。
「酷いわ。こんなやり方、いやよ!」太股に布を巻き付けた麗華は両手で股間を押さえながら泣きだした。

 「仕方ないわよ、脱ぐのを嫌がったんだから」太股にまとわりついたゴムも切られ、麗華は生まれたままの姿にされてしまった。
「ほら、あなたのパンティよ」女医はわざと広げて見せる。
「パンティの2枚おろしってとこね。先生!」
「そうね、新任の先生が履いていた『パンティの開き』よね」わざと麗華に見せ「酷いわ、こんな乱暴なやり方なんて…」乳房を揺らせ、嗚咽を上げている。
 
 「それより健康診断よ。ここに座って!」
(そうだわ、健康診断を受けないと…)両手でしっかり股間を押さえ、丸イスに座った。
「手を退けて。聴診器が当てられないわよ」確かに女医の言う通りで腕が胸を隠している。
「わかりました…」恥ずかしそうに両手を股間から退けると(見られている…。股間のヘアを…)体が震えている。

 「大きく息を吸って!」麗華が息を吸うと胸が膨らみ、お腹がへこんでいく。
「はい、吐いて!」今度は反対になり、それを数回繰り返した。
「気管は正常ね」聴診器を耳から外して用紙に記入していく。

 「田中麗香さんか。私は畑中陽子よ、よろしくね」
「こちらこそ…」恥ずかしそうに股間を押さえたまま返事をしていく。
「オッパイを検査するからね」陽子は手のひらで麗華の乳房を撫でだした。
(見られている…。恥ずかしい姿を…)側でルミが見ているのが気になり、顔が赤くなっている。
「ほら、手を退けてオッパイを出さないと!」陽子の言葉に震える腕を退けた。

 「そうよ、そうしないとね」陽子は乳房を撫でていく。
(恥ずかしいわ、オッパイを触られるなんて!)麗華は顔を背けて目を閉じていると、突然「あっ!」(オッパイが揉まれている!)目を閉じた麗華は声をあげてしまった。
陽子は両手で麗華の豊満な乳房を揉みだしたのだ。

 (先生、ずるいわ。私もしたいのよ)ルミが、じれったそうに陽子の胸を撫でていく。
「ルミさん。ベッドの準備をして!」
(膣をやらせて上げるから、いいでしょう?)
「ハイ、先生!」(それならいいわ。私も先生にオッパイを揉まれたし)ルミと陽子は頷き合った。

 「先生、準備できました」
「麗香さん、オッパイにはしこりもないわね。今度は心電図と性病検査よ」その言葉に体が震えている。
(性器を見られてしまう!)怯える麗華だが「麗香さん、ここに仰向けになって!」その言葉に従い、ベッドに仰向けになった。

 「これから、性病検査からします」ルミは麗華の太股をベルトで固定するとハンドルを回していく。
「いやよ。こんな事しなくても、できるでしょう?」嫌がっても太股を開脚され、淫裂をルミが眺めている。

 「見えないわよ。ほら、手を退けないと!」
「でも、性器の奥まで見られしまいます…」叫びながら両手で股間を隠そうとしている。
「邪魔よ、この手!」
「やめて、そんなことやめて!」ルミは麗華の両腕もベルトで固定した。

 「麗香さん、性病の検査をしましょうね」
「やめて、そんなことやめて!」自由が効かない麗華はどうすることもできない。
それをいいことに、ルミは麗華の絨毛をかき分け淫裂を撫でていく。

 「いや、そんなのいや~!」しかし、容赦なく指が淫裂をひろげ(性器の中を見られてしまった…)嗚咽を上げ続けていく。
「ここにもしましょうね」陽子も加わり麗華の乳首を吸いだし(レイプよ、女性によるレイプだ!)麗華は唇を噛んで、耐えるしかなかった。
 
 「先生、麗香さんバージンですよ。見て!」ルミが叫んで言う。
「まさか、この時代にバージンなんて!」陽子は信じられないと言った顔で麗華の淫裂を広げて覗いた。
「あら、膜があるわ。あなた、本当にセックスしたことがないのね」
「勿論です。教師ですよ、バカにしないで下さい…」泣きながら答えた。

 「それなら早速検査よ」ルミは膣の中に採取棒を入れていく。
「ヒー!」腰を浮かせて耐えていると「採ったわよ、結果はすぐに分かるから」淫裂から採った体液に、薬品を加えていく。

 「今度は採尿よ。おシッコを出すの」開脚した股間に容器が押し当てられた。
「ここじゃいやです。トイレでさせて。お願いですから」
「そうはいかないのよ。出さないならこうよ!」陽子はカルテを挟む強力なクリップをちらつかせ「イヤ、イヤです。やめて下さい!」嫌がっても両乳首にクリップが取り付けられ「うー!」悲鳴をあげても声にならない。
(息が詰まる!)目をパチパチしている。

 「出す気になった?」陽子の言葉に上下に首を動かしていく。
「はい、おシッコよ。出したら外すから」その言葉を信じて股間に力を入れた。
「バリ、バリ!」勢いよく容器の中に尿が溜まりだし「ほら、いっぱい出ているわ」やがて、勢いもなくなり尿も止まった。

 「乳首から取って下さい…」痛さに我慢できず、麗華が叫ぶと「今度は採便よ。それが終わったら、外して上げる」
「お願い、凄く痛いんです。取って下さい…」顔が汗でビッショリ濡れている。

 「だから、採便してからと言ったでしょう!」
「ヒー!」麗華のお尻にプラスチック製の採便器が押し込まれて「いや、入れないで、それ以上、入れないで!」太股がブルブル震えている。
「可哀想だけどすぐに終わるから我慢して」その間、陽子はクリトリスの包皮を捲って、指で撫でている。
(酷いわ。これは健康診断じゃない、虐待よ!)腰が自然に浮いていく。

 「はい、終わったわよ」採便器が抜かれ「はあ、はあ!」荒い呼吸をしていると「約束は守るわ、外して上げるね」乳首のクリップが外されたが乳首が変形している。
ベルトも外されて、やっと自由になったが「下着がないわね。これじゃ、履けないし」裂かれたパンティをゴミ箱に棄てた。
「ひどいわ、私のパンティを破り捨てるなんて!」麗華は両手で股間を押さえたままだ。

 「いいのが、あるわよ。ほら先生!」
「そうだったわ。もらった下着があったわね。ルミさん」
「持ってきます!」ルミは診察室から一旦でて戻ってきた。
「これよ、着てみて」麗華に差し出すが「こんなのイヤ。絶対に着ないわ、バカにしないで!」
 
 その言葉に陽子が切れた。
「ピシー!」陽子の手のひらが麗華の頬を捕らえ「ぶりっこぶって。イヤなら、素っ裸で放り出すわよ!」強い口調の陽子だ。
それには「着ます…」打たれた痛さで、泣きながら渡された下着を広げていく。
(これじゃ、何の役目もしない…)足を通してから腕を通すタイツみたいな下着だ。

 足を通し、腕を通すと「いやらしいわ。前が丸出しよ、オッパイとオ○ンコが丸見えね」
「そうよね、これを着たら男が寄ってくるわ」麗華が着ている下着は胸から股間まで前側がくり抜かれてある。

 (ヌードよ、これじゃヌードと同じよ)項垂れる麗華は脱がされたブラウスを手に取った。
「これはいらないわ。直に着なさい!」ルミが手に持つブラウスを取り上げた。
「そんな。お願い、返して下さい!」
「だめと言ったでしょう。イヤなら素っ裸になる?」
「わかりました」(もう逆らえない…)渋々スカートと上着を素肌の上に直に着た。
「ほら、これならわからないわよ」黒い下着が首元を隠している。

 「先生、麗香さんはお似合いよ。楽しみね」
「そうね。楽しみね」ルミと陽子は笑顔で見合っているが(勝手なこと言わないでよ!)着終えた麗華は診療所から出ると、逃げるように学校に向かって歩いた。

 しかし、学校には誰もいない。
「舞子さんがいないわ、どこかしら?」麗華は静か校舎の中を歩いていくと「よ、捜し物かい?」不良の忠夫と健次が現れた。
「あなた達、学校に何の用なのよ、行きなさい!」強い口調で言うと「嫌うなよ。今日はせっかく写真をと撮ってやろうと思って来たのに」カメラをちらつかせる。

 「帰らないなら、大きな声を出すわよ」麗華は恐怖を感じて後ずさりしていく。
「どこへ行くんだ?」逃げようとする出入り口から仲間がまた現れ、麗華は体を震わせ、うずくまってしまった。
「どうしたんだ、先生よ。怖がったりして」
「イヤー。触らないで!」麗華の叫ぶ声がむなしく校舎に響いていく。
「せっかくだから、一緒に撮ろうよ。お互いのヌード写真を!」
「イヤ、イヤよ。帰って!」叫ぶが無駄で「イヤー、放してー!」麗華は忠夫達に押さえられてしまった。