「淫らな離島」

                     赤星直也:作

第2話 辱めの始まり

 (帰った方がよさそうね…)麗華はこれ以上見る気になれず、体育館から気づかれないように校門へと歩き出した。
「何なのよ、ここの島は…」呟きながら来た道を戻り宿舎に戻ると「先生、荷物が届いてますよ」宿舎に入るなり恵子が声を掛けてきた。

 「すみませんね」麗華は部屋に運ばれた荷物を整理していくと「麗華先生、柏木先生がお見えですよ」また恵子が声を掛ける。
「今、行きます!」麗華は恵子がいるリビングに向かうと(あっ、さっきの女性だ!)恵子と話している女性を見た麗華は声をあげそうだった。

 「こちらが、柏木舞子先生ですよ」恵子が女性を紹介すると「初めまして。今度赴任して参りました、田中麗華と申します」
「こちらこそ、よろしくお願いします。柏木舞子です」舞子と麗華は挨拶をしていく。

 やがて、話しに華が咲いた頃に「恵子さん、今夜は遅くなるわ。出かけないといけないの…」今にも、泣きそうな声で舞子が恵子に言う。
「わかりました。鍵は掛けておきませんからね…」その言葉に恵子は俯いたまま返事をする。
(今夜は何があるの?)不思議に思う麗華だ。
 
 そして、夜になった。
麗華が息を忍ばせて鍵穴から舞子の部屋を見守っていると「ギー!」舞子の部屋の方から音がし(そ、そんな馬鹿な!)麗華は叫ぶ寸前だ。
ドアを開けて出てきた舞子は一糸まとわぬ全裸だった。

 舞子は今にも泣き出しそうな顔をしながら部屋から出ると玄関に向かって行く。
(素っ裸でどこへ行くのよ…)同僚の全裸に驚く麗華は後を追う事にした。
何も知らない舞子は靴を履くと宿舎から出て歩きだし、満な乳房を揺らせ尻も左右に揺らせている。

 (恥ずかしくないのかしら?)時折、股間の淫裂を晒す舞子の後を付けていると通りに向かって歩いて行く。
乳房と股間を惜しげもなく晒してして歩いていると(誰かいる!)麗華は隠れた。

 それと同時にフラッシュが焚かれ(ヌードを、撮られている!)体を震わせながら舞子を見つめていた。
舞子は泣きそうな顔をしながらも乳房と股間を隠そうとはせず、なおも歩いていく。

 そして、舞子の全裸姿に照明が当てられた。
赤、青、黄色などカクテルライトで舞子が浮かび上がり、道路に用意されていたステージに登ると踊りだす。
ステージで動き回る舞子を照明が逃すまいと追いかけていく。

 舞子の目からは涙が光っているが、ステージの下ではカメラを持った島民がフラッシュを焚いて、カメラに収めていく。

 踊り出すと音楽も流れてきた。
麗華にも聞き覚えのある曲で(これって、体育館で流れていた曲だわ…)麗華が案じた通りで、舞子は忠夫達から言われた事をしている。
カクテルライトが足を開いた舞子の股間を照らし「御開帳だ、オ○ンコの御開帳だ!」フラッシュが一斉に焚かれていく。

 それでも泣き顔の舞子は昼間にしたように体を動かし、乳房を激しく揺らせている。
舞子が開脚してブリッジをすると淫裂が晒されて、逃すまいとフラッシュが次々と焚かれていく。

 (ヌードモデルよ。これって!)離島の一番の通りでは、女教師が一糸まとわぬ姿で踊る姿が浮かび上がっている。
そのライトに目から頬まで伝わる涙がきらりと光っていた。
 
 音楽が鳴りやんだ。
舞子は両手で股間を押さえながら座ったが体から汗が流れている。

 「今度は本番だ。いいな!」その声に「許して。セックスはもうイヤです!」叫ぶがむなしく響いていく。
「今夜は俺だ。いいだろう?」ステージに上がったのは初老の男性だ。

 それに呼応して下から声が上がり「そうです、村長さんの番です。頑張って下さいよ!」その言葉を聞いて初老の男性も生まれたままの姿になっていく。
「お許し下さい。口でしますから…」
「そうはいかないよ。こんなに膨らんでいるんだから」村長と呼ばれた男は舞子の背後から抱きついた。

 「ヒー!」舞子の悲鳴が上がり、それと同時にフラッシュが一斉に瞬いでいく。
(オチンチンが、性器に入っている!)信じられない光景に驚く麗華だ。

 舞子は乳房も掴まれながら淫裂深く肉竿のピストンを受けている。
「許して~。許して~!」叫ぶ舞子の声がステージに響いて行くが、取り囲んだ大人達は笑顔で見ている。

 それを影から見ていた麗華は(酷いわ。こんな事許されない…)黙って辱められている舞子を見つめていた。

 突然「いやー!」舞子が叫んだが、淫裂からは液体が垂れている。
「村長、お出しになりましたね。薬を使ってますから、ご安心なさって!」(女性の声だわ。女性もいる!)麗華は耳を疑った。

 「女医の陽子が言うなら間違いないな。安心して出せたよ」カクテルライトに照らされた淫裂から肉竿を抜くと精液がどっと流れだし、それを逃すまいとまたフラッシュが瞬いていく。
「撮らないで。せめてものお情けを…」泣き叫ぶ舞子の声がむなしくステージに響いていく。
 
 (もう、帰った方がいい。こんなの見たくもない…)麗華はそっと宿舎に戻ると(恵子さんに見られなかったかしら?)玄関から爪先を立てて忍び足で自分の部屋に戻っていく。
(見られなかったみたい…)自分の部屋のドアを開けて中に入るとホッとしている。

 「でも、どうして舞子さんが素っ裸で人前で踊っていたのかしら?」疑問が残っていたのか、布団の中に潜っても考えを巡らせていた。

 布団の中でウトウトしていると廊下を歩く音がする。
麗華は気になり、そっとドアを押して隙間から覗くと(膣から精液が垂れている!)舞子は麗華が帰った後も男達から射精された。
「う、う、う!」嗚咽を上げながらドアを開けて中に入り「大勢に犯されたんだ。しかも、人前で…」麗華はその夜なかなか眠れなかった。
 
 翌朝、麗華がダイニングに行くと「おはよう!」舞子は昨日の事など忘れたかのように笑顔で声を掛け「おはようございます」それに合わせて返事する。
(昨日の事は、何とも思ってないのかしら?)気になるのか舞子をまともに見る気にはなれない。

 それでも舞子は「麗華さん、役場へ行って挨拶しておいたほうがいいわよ。学校へはそれからでもいいわ。まだ春休みだし」アドバイスを忘れてない。
「そうよね、挨拶をしておかないとね」舞子の提案に従うことにした。

 麗華は恵子が調理した朝食を食べ、村役場に出向くと「田中先生じゃありませんか?」昨日、出迎えに着た職員が声を掛けてきた。
「昨日はいろいろお世話になりました。ところでお名前は?」
「失礼しました。中井孝史と申します。町役場の1人しかいない課長ですがね」

 「実は村長さんに挨拶に伺ったんですが…」
「村長は今日から公用で東京に行かれましたよ。そうだ、辞令を出さないとね」孝史は麗華を村長室に案内していく。
「形式ですが、今日は僕が読みます…」孝史は用意されていた辞令を読み上げた。

 読み終わると「ところで、どうしてこんな離島に?」ソファーに座りながら麗華に尋ねる。
「代用がイヤで正規になりたかったんです。ここを出発点として東京に戻るつもりです」

 その言葉に「そうですか。ここは離島ですから、何があるかわかりませんよ」
「覚悟してます!」その言葉を待っていたかのように「こんな事もありますよ」孝史はブラウスの首元から手を忍ばせ、ブラジャーの中の乳房を掴んでしまった。

 「やめて下さい。セクハラです!」小さな声で叫ぶと「これが辞令なんですよ。いらないのですか?」その言葉には黙ってしまうしかない。
(正規になれるチャンスよ。オッパイぐらいは我慢しないと…)孝史のするがままに任せた。

 「そうです、それでいいんです」孝史は麗華の着ていた上着のボタンを外し、さらに、ブラウスのボタンも外していく。
(オッパイを見られてしまう…)ブラウスのボタンが全て外された。

 麗華の胸元が開くとカップから孝史が引き出した乳房が露になっていく。
「これはいりませんよ。今後は着けないで下さいね」孝史は背中のホックを外してしまった。
「それはイヤです。着けさせて下さい!」泣きそうな声でいうと「これがあると、こんな事ができないじゃありませんか!」露になった乳房を両手で掴み揉みだした。

 (やめて、お願いやめて!)顔を真っ赤にして耐えていると、孝史は麗華が抵抗しないと知りさらに大胆になって乳首も吸う。
「あ、あ、あー!」麗華が力強く乳首を吸われ、喘ぎ声をあげると「どうですか。これくらいなら、我慢できるでしょう?」

 「恥ずかしいです。もう、やめましょう、こんな事…」
「そうはいきません。田中先生のオ○ンコをお見るまではね」スカートを脱がせていく孝史だ。
「やめて下さい。もう、やめて下さい!」手で押さえるが力負けしスカートが脱がされ、パンティ姿だけにされた。
 
 「大きな声を出しますよ。やめて下さい!」
「出しても構いませんがこの辞令もなかったと思って下さい!」その言葉に一瞬、手の抵抗が止まり(今だ!)パンティが一気に引き下げられた。

 「見ないで。こんなの見ないで!」両手で股間を隠そうとしたが、孝史の方の動きが早かった。
「ほう、ヘアがたっぷりですね。島民も祭が楽めるでしょう」真っ黒な絨毛に覆われた股間を見つめている。
「もう、いいでしょう。フルヌードを楽しんだでしょうし…」腕を押さえられて、全裸を晒す麗華は、今にも泣きそうな顔になっている。

 「まだ、見てませんよ。オ○ンコを!」麗華の太股が開かされた。
「本当に、大きな声を出しますよ!」震える声で言うが「ほら、見えてきた、オ○ンコだ!」
「見ないで、そんなの見ないで!」目を閉じたが涙が流れていく。
「いいですね、ピンクのオ○ンコは…」淫裂の割れ目に沿って孝史の指が撫でていく。

 「入れないで下さい…。膣の中に指は…」震えながらやっと言えた。
「わかってます、触るだけですから。まだバージンなんですね」孝史は再び乳房を吸いながら股間を撫でていく。
それには「ハア、ハア!」心地よい感覚に麗華の呼吸が自然に荒くなっている。

 孝史は乳房と淫裂に飽きたのか麗華から手を退けた。
(終わった…)真っ先に足首に絡まったパンティを引き上げ、股間を覆い隠していくと「田中先生、オッパイがいいですね。どうです、僕のお嫁になってみては?」孝史が言う。

 「こんな、卑怯な手を使う人のお嫁に何か絶対になりません!」泣き叫びたい気持を堪えてブラジャーを乳房に押しつけた。
「言ったでしょう。それは、着けちゃだめって!」孝史が麗華からブラジャーを取り上げた。

 「この島では、今後着けないようにお願いします」
「それじゃ、オッパイが動いてしまいます。服と擦れると、乳首が痛いんです…」
「すぐになれますよ。そんなことぐらい」孝史は温もりのあるブラジャーを麗華の前で広げた。
「イヤ、そんなことやめて!」麗華は目を反らせて、ブラウスを着込んでく。
 
 「いいですね、そのオッパイの透けた姿が」孝史はブラウスから透けた乳房に興奮している。
(いやらしい、オチンチンを膨らませて!)孝史の股間を横目で見ながらブラウスのボタンを付けていく。

 「田中先生。いつかは、必ず僕とオ○ンコをする事になりますからね」ブラウスの上から、乳房を掴んだ。
「やめて下さい。見られたら、折角の正規教員が台無しになってしまいます」乳房を掴んだ孝史の手を退けると「オ○ンコも見たからいいかな…」素直に手を退けた。

 (急がないと!)麗華は今がチャンスとばかりに一気にスカートを履き、上着を着込んでいく。 
「中井さん。ここでされたことを誰にも言いませんから、中井さんも誰にも言わないで下さい…」
「それはあなた次第です。時々、オッパイとオ○ンコを見せてくれると約束するなら誰にも言いませんが…」
「そんなの、できる訳けないでしょう!」怒った顔になって言う。

 「それでしたら、僕とデートするっていうのはどうでしょう?」
「それならいいわ。ただし、一回きりです!」
「3回です!」
「わかりました、3回ですね」諦めて返事をすると「決まりましたね。僕も秘密を守りますよ、田中先生のオ○ンコにある黒子の事も」

 「そんな、ところまで見たの?」真っ赤な顔になってしまった。
「はい、お尻とオ○ンコの中間にありましたよ。それよりも、書類に書いてもらわないと」孝史は住所の変更届や保健証の変更届を出した。
「こんなに、あるんだ…」麗華は慣れた手つきで次々と書いていく。

 「これが最後です。健康診断を受けて下さい」孝史は用紙を麗華に渡した。
(健康診断…そうだ、昨日女性がいた、あれが医師なんだ!)黙って用紙を見ている。
「いいですか。診療所は緑色の建物です。ここから200メートル先にあります」

 「ここへ来る途中にあったわね…」
「それなら簡単です。すぐに受けて下さい。用紙は診療所から直接届けられます」
「わかりました。それからくれぐれも秘密を必ず守って下さいよ」
「わかってますよ。麗華さん!」
(気安く麗華なんて呼ばないでよ!)馴れ馴れしい言葉を掛けた孝夫を無視して役場から出た。