落ち行く女教師
                               赤星直也:作
第7話 みせしめ

 「今日は、これで結構です」桃子と民子は、店長の計らいで帰宅が許された。
店内から更衣室に入り、スケスケエプロンを脱いでいくと「私、何回もレイプされたの」
全裸になった民子が泣きながら言う。

 「私も客に抱かれたわ。訴えたいけど、ヌードになってオナニーした写真があるから
できないし…」桃子も、泣きながら着替えている。
「いずれ、私も客を取らされるのね…」民子も泣きながら着替えていた。

 そこに「車で送ってやるから、急ぐんだ!」黒川が顔を出した。
「お願いします」(これ以上、オッパイと性器を見られたくない…)透けて、乳房が見
えるシャツを着た民子が言うが、無理もなく、それは賢明だった。

 「私もお願いします」桃子も、送ってもらうことにした。
「だったら、行こう」その言葉に、黒川の後ろを歩いて、駐車場に向かった。
広い駐車場には、誰もいない。
「乗れ!」黒川の開けたドアから2人が乗り込むと、アクセルを踏み、車が走り出した。
「明日は、5時に俺の病院に来れるか?」黒川の言葉に桃子は不安を感じた。
「なぜですか?」

 「一緒に酒が飲みたくてな。岸田も一緒だ」
「無理かも知れません。授業次第ですから…」怯えた声で言う桃子だ。
「そんなのなんとかしろ。必ずくるんだぞ、いいな」黒川にそう言われては逆らえない。
(また、恥ずかしい思いをさせる気ね)項垂れる桃子と民子だ。

 やがて、黒川の車は、民子のアパートの前に着いた。
「いいな。警察に訴えたら、素っ裸でオナニーしているビデオを、証拠としてだすから
な!」
「訴えません。ですから、あれは誰にも見せないで下さい…」
「その気なら、悪いようにしないよ」民子を降ろすと、車は再び走り出した。

 車の中は桃子と黒川だけになっている。
「お願いです。何でもしますから、客とのセックスだけは、許して下さい…」
「嫌いか、商売でオ○ンコするのは?」
「はい。レイプされるよりも、いやです…」泣き声で言う。
「考えておく。しばらくは我慢しろ。ほら、着いたぞ」民子と、そんなに離れてないか
ら、直ぐに桃子のアパートの前だ。

 「いいな、遅れるなよ!」桃子が降りると、黒川は車を走らせた。
桃子は、自分の部屋に向かうが「桂子さんは、まだ帰ってないわ」向かいの桂子の部屋
は、明かりが付いていない。
ドアを開け、中に入ると照明を付け「もう11時か、体を洗わないと」見知らぬ男に抱
かれた後を消そうと、浴室で丁寧に体を洗っていく。

 幾度も、幾度も、淫裂を洗うが、体を売った事実を消すことはできない。
浴室を出ると、普段あまり飲まないウィスキーをグラスに注ぎ一気に飲み込んだ。
「もう、体を汚したくない!」酔ったのか泣き出し、そのまま眠りに入ってしまった。

 翌日、授業を終えた桃子と民子は、黒川整形外科へと向かっていた。
「また、レイプされるのかしら?」
「もっと、ひどい目に遭うかもよ」不安な顔つきで歩いている2人だ。

 そんな、2人の目に「黒田整形外科」と書かれた看板が目に入る。
「行くしかないわ、もう戻れないし」
「そうよね、行くしかないわね」2人は、患者がいない病院へと歩いていく。

 「車が多いわね」診療時間を過ぎたにも関わらず、車の多さに不安を感じながら、ド
アを押して中に入ると「遅いな、待っていたぞ」八幡が入り口に立っていた。
「とにかく、こっちへ来い!」2人は八幡の後を追って歩いていく。

 「どこへ、行くんですか?」不安を感じながら、狭い廊下を歩いていく。
「何かしら?」正面に金属製のドアがあり、八幡は慣れた手つきで重い金属のドアを開
けた。

 「助けて、桃子さん!」扉が開いた瞬間、聞き覚えがある声がした。
「桂子さん。どうして?」全裸にされた桂子が、大の字に両手、両足を縛られている。
「桃子に民子か。待っていたぞ!」手術服を着た黒川が現れた。
「いったい、何をする気ですか?」震えながら桃子が尋ねると「妊娠したんだ。誰かわ
からない男の子をな!」岸田もやはり手術服で現れた。

 「中絶…。でも、婦人科の資格は持ってないはずよ」桃子の声は震えて、どうにか聞
き取れるほどだ。
「資格?そんなの関係ない。こいつは、好きな男ができたから、バツを与えないとな」
「いや、産みたいのよ。いやー!」叫ぶ桂子に麻酔が掛けられ、直ぐに、意識がなくな
った。
「八幡、公開手術をやるから、見学者を呼ぶんだ!」
「わかりました。黒川さん」八幡は金属製のドアから外に出て行った。

 やがて、八幡は秘密クラブで働いていた、女性達を連れて戻ってきた。
「いいか、勝手にオ○ンコすると、こうなるからな!」脅しを掛けると、女性達は皆が
震えている。
「オペ開始!」黒川と岸田は桂子の淫裂を開き、膣の中を熊手のような器具で、掻き回
していく。

 「ほら、これが桂子のガキだ!」ネズミくらいの子供がでてきた。
「可哀想に…。生きて、生まれたかったろうに…」泣きながら、見ている女性達だ。
その後も黒川は桂子の膣の中を掻き回していく。
「ほら、これが胎盤だ!」血の固まりがでてきた。
(酷いわ。中絶などしなくてもいいのに…)桃子と民子は涙を流しながら見ていた。

 中絶手術は1時間ほどで終えた。
「病室に運ぶんだ!」桂子を縛ってある紐が解かれていく。
「桂子さん、辛かったろうね」女性達は、桂子の体に脱がされた服を着せていく。
そして、手術台からストレッチャーで、誰もいない病室に運び、ベッドに寝かしていく。
桂子は、宿った子供が殺されたとも知らず、眠ったままだ。
「いいか。好きな男ができても、ただでオ○ンコさせたら、こうなるからな!」八幡の
脅しに皆が黙ったままだ。

 「八幡。最近、客の入りが悪いから、こいつらに、何か芸をさせてはどうだろう?」
「いい考えですね。民子は素っ裸で体操だな」
(いや、ヌードは我慢するけど、体操なんてイヤよ)泣き出しそうな顔の民子だ。
「お前は、何も芸がないからストリップだぞ」
「お前は素っ裸のジャズダンスだ」黒川達は女性に次々と命じていく。

 「お前はレズがいいな」桃子は、レズをやらなければならなくなった。
「今夜からだぞ。いいな」八幡の声に黙ったままの女性達だ。
「衣装は、用意させておくから安心しろ!」八幡は携帯電話で連絡を取り、連絡が済む
と、桂子を残して、女性の皆が秘密クラブへと向かった。

 秘密クラブに入ると、更衣室で衣服を脱いでいく。
そこに、支配人が入ってきて「いや、見ないで下さい」フルヌードの女性達は、恥ずか
しそうに乳房と股間を隠した。
「今更、隠すことも無かろう。オ○ンコを、お客にたっぷり見せておいて!」桃子のお
尻を撫でる支配人だ。

 「イヤです。触らないで下さい!」泣きそうな顔の桃子に「まあいいか。お前はこれ
を着るんだ」支配人は、女性に用意した衣服を配って行くが、民子には何もない。
民子は(素っ裸で体操をさせる気だ…)性器の中まで、見られてしまうのに怯えている。

 桃子は、渡された黒いストッキングと、ガーターベルトを着て、真っ黒なスリップを
着込むが、後は何も入ってない。
「こんなの、いやよ!」桃子とレズを命じられた女は、股間に樹脂製のペニスバンドを
取り付けている。
(あれが、私の膣の中に入るの?)黒光りした樹脂に、桃子の体が震え始めた。

 着替えが終わると、女性達は一斉に店内に入っていくが、いつもと違う姿に、お客達
は戸惑っている。
「皆様、これより女性達によるショーをお楽しみ下さい!」支配人が言うと「そうか、
ショーをやるのか…」戸惑いから期待の顔で、女性達を見ている。

 「最初は、ジャズダンスです」支配人の声に顔をこわばらせ、女性が特性のステージ
に立った。
すると、軽快なリズムの音楽が店内に流れて「へーい!」女性は声を上げ、音楽に合わ
せて体を動かし始め、乳房が円を描いて揺れている。

 それに、足を動かす度に、無毛の淫裂が口を広げていた。
「いいね、オ○ンコがいいよ」はみ出た肉襞を笑顔で見ている客だが(性器の中を見ら
れた…)女性は顔を赤らめながら、ジャズダンスをしている。

 ジャズはダンスは10分ほどで終わり「ハア、ハア!」荒い呼吸で全身に汗が流れて
いる。
興奮したお客は「ここでやりたいが、いいかな?」ステージの上で本番を望んだ。
「お客様が望みなら、構いませんよ」支配人は、勝手に承知してしまった。
だが「イヤです。ここでなく、奥でならいいです!」大勢に見られるのはイヤだから拒
んだ。

 「支配人がいいと言ってるんだ。やらせろ!」お客はすでに、下半身が丸出しになっ
ている。
「素直に、四つん這いになるんだ!」支配人が催促すると、女は泣きながら四つん這い
になっていく。
「行くぞ!」お客は、両手で腰を押さえ肉竿を突き刺した。
「ひー!」声を上げて首を左右に振り、髪の毛と乳房が揺れている。

 「すげえ、俺もやりたいよ!」興奮しながら、お客はハプニングの本番を見ていた。
「許して下さい。もう許して!」四つん這いになった女性は、淫裂を突かれながら叫ん
でいる。
「そうは、いかないよ。満足するまで我慢だ!」腰を振っていくと、垂れ下がった乳房
が、前後に動いていく。
 
 客は、腰の動きを速めて「出るー!」絶頂を迎えた。
「中はイヤ。抜いて下さい!」しかし、肉竿と淫裂は結合したまま離れない。
「出た、出た!」身震いが始まり「いやー!」悲鳴をあげた女性の淫裂から、ポタポタ
と白い液体が流れ出した。
それには「中だしだ。俺もやりたいな」客の股間が膨らんでいるが(イヤよ、人前で射
精されるなんて…)見ている女性の顔が青ざめている。

 客は「すっきりした!」放出を終えると、肉竿を抜くが、堰を切ったように精液が流
れ出てくる。
だが、女性は「う、ぅ、ぅー!」嗚咽をあげながら、淫裂から流れ出る様子を客に晒し
ている。

 さらに「たっぷり、出しましたね」支配人は、四つん這いにさせたまま、淫裂を指で
広げると「もう、許して下さい…」女性は泣きながら言う。
「よし、オ○ンコを洗ってこい。それからお客の接待だ。素っ裸でだぞ!」
「わかりました…」女性は手で、淫裂から精液が流れ出るのを防ぎ、立ち上がると奥の
シャワー室に向かった。

 その後も、ショーが続けられていく。
「ほー、ストリップか!」派手な衣装を着た女性がステージに上がると、店内に静かな
音楽が流され、それにあわせて女性が踊りだす。
そして、恥ずかしそうに、衣装を脱いで下着だけの姿になった。

 「いいね、これも」女性は恥ずかしそうに、ブラジャーとパンティを脱いで生まれた
ままの姿になった。
それでも、乳房と淫裂を晒しながら踊り続け、両手で自分の淫裂を広げて、お客に膣の
中を見せていく。

 さらに、女性は泣きながら立ったままで、オナニーを始めた。
客は「俺がこの子とを戴くよ!」支配人に告げると、下半身を丸だしにしてステージに
上がっていく。
「セックスは、許して下さい!」泣きながら叫ぶが「お前が、上になってやるんだ!」
客の男が仰向けになった。

 女性は覚悟を決めて馬乗りになり、肉竿を掴んで自分の淫裂に導いていく。
「そうだ、一気に入れるんだ!」乳房を掴んで、客が言うと女性は体を一気に沈めたが
「うー!」準備ができてないから、淫裂の裂かれる痛みで、呻き声を上げた。
それでも顔を歪めながら腰を動かし、膣で肉竿を擦っていく。

 仰向けの客が、乳房を揉むと「乳首は痛いから、触らないで下さ…」女性が頼んだ。
しかし、容赦なく敏感な乳首が摘まれて「ひー!」体が後ろに反って乳房が伸びていく。
女性は、我慢しながら腰を振り続けて、淫裂深く精液を送り込まれた。