「教え子の妻」
                      赤星直也:作

第4話 全裸の恵子

 翌日、恵子は買ったばかりのワンピースを着込んで登校すると「似合うよ、恵子先
生」健太から声を掛けられるが、黙ったままだ。
「先生、3時間目は授業がないよね?」
「そうね、ないわよね…」

 「だったら、3時間目にヌードになって!」健太は思わぬ事を言う。
「いや。ここは学校よ。見られてしまう。許して!」泣きそうな顔になったが「ちょ
っとだけでいいです。下着を脱いで、僕の教室の前でボタンを外せばいいんです」そ
の言葉に恵子の唇が震えている。

 「そんなできない!」真っ青な顔で拒むと「先生、仕方ありませんね。写真を公開
しますか?」半ば脅迫で「いや。それだけはいや」泣声になっている。
「3時間目にヌードになりますよね。授業が始まって20分後に、トイレに行くと言
って教室から出ますから」具体的に計画を説明している健太だが、恵子はそれを黙っ
て聞いている。

 やがて、チャイムが鳴り授業の始まりを知らせ、恵子も授業のある教室に向かうが、
いつもの落ち着きがなく、何かに怯えてそわそわしている。
「先生、間違ってますよ!」生徒から黒板に書いたのを注意される始末で「あら、そ
うね。間違えちゃった!」作り笑いをしている。

 それでも、どうにか授業を終えることができ「ふー!」授業を終えるとため息をつ
いて職員室に戻って来た。
(次の授業が終わったら、下着は全部脱いでおいた方がいいわ…)考え巡らす恵子だ。

 そして、恐れていた2時間目の授業が終わり「急がないと!」恵子は誰もいない宿
直室に入り「ここで脱ぐしかない!」ワンピースのボタンを急いで外していく。
ボタンが外されると、前が開いて真っ白なスリップが見えている。

 ボタンが全て外されるとワンピースを脱ぎ、スリップも脱ぐと真っ白なパンティと
ブラジャーだ。
「とにかく、急がないと!」恵子は腰に両手でパンティを下げて、ピンクに割れた淫
裂が見えてきた。
「ヘアが生えてないから、恥ずかしいな…」膝までパンティを下げると足をあげ、最
後に縮こまった布が残されて、下半身が丸見えになっている。

 その後、背中に両手を回し、ホックを外し「これでフルヌードだわ」両手を下げ、
腕に絡まったブラジャーも脱いで、恵子は生まれたままの姿になってしまった。
「この上に着れば、誰も気が付かないわ」直接肌の上にワンピースを着込んでいく。

 そして、急いでボタンを掛けて「下着を隠さないと!」脱いだパンティとブラジャ
ーをスリップで包み、隠すように抱えて職員室に戻ってきが、着替えている間に3時
間目の授業が始まっていて「よかった、誰もいない!」職員室には誰もいない。

 恵子は脱いだ下着を机の中に隠して、健太の教室に向かっていく。
「誰もいないわ」廊下はシーンと静まりかえり、恵子の足音が響いている。
やがて、健太のいる教室の前に来て「脱ぐしかないのね…」震える指でワンピースの
ボタンを外しだす。

 (お願いですから、誰も来ませんように!)祈りながらボタンを外していく。
支えをなくしたワンピースは前が開いて、乳房の膨らみが見えてくる。
(オッパイが見えてきた…)震えが更に激しくなり(もうすぐ、20分になる!)や
っとボタンを外し終え、肩からワンピースを脱ぎ、誰もいない廊下で全裸を晒し(恥
ずかしい。こんな姿を見せるなんて!)膝もガクカク震えている。

 その時、引き戸が開いた。
恵子は(け、健太君であって!)目を閉じるが、教室から出てきた足音が近寄ってき
て「恵子先生、綺麗だよ」その声に、やっと目を開けた。

 「もう、いいでしょう。こんなヌードはいやなの…」
「だめです。もっと楽しまないと」健太は授業中の教室の前で、恵子の全裸を楽しむ
かのように見てから、乳房を掴み乳首を吸う。
(だめ、だめー!)恵子の顔が引き吊り(お願いだから、もうやめて!)健太の頭を
押さえながら祈る恵子だ。

 恵子はしばらく乳房を吸われていたが「戻らないとだめよ。もう5分もたってるの
よ、怪しまれるわ」
「そうだな。戻るか」健太は教室に戻り「よかった。誰にも見られなくて!」急いで
脱いだワンピースを着込み、職員室に戻って来た。

 職員室には相変わらず誰もおらず、恵子は急いで机の中を見た。
「ないわ。脱いだ下着がない!」唖然とする恵子だ。
「確かに、ここに置いたはずよ」もう一度確かめたが、確かに下着がなく「誰かが、
私の下着を盗った!」体の震えが止まらない。

 「誰かが、私のヌードを見ていたんだ。それに、これで授業をしなければならない
なんて…」下着なしのまま、授業の準備を覚悟していく。
そのとき、チャイムがなり、職員室に授業を終えた同僚が戻って来て(この中に、私
の下着を盗った人がいる…)同僚を疑うかのように見回している。

 「どうかしましたか。そんなに、キョロキョロして!」
「いいえ。何でもありません!」慌てる恵子だが、チャイムが鳴り、同僚達は教室に
向かい、職員室にも静けさが戻ってきた。

 勿論、恵子も授業を行うが(見られないかしら?)下着を着けてないので、乳房が
揺れるのが自分でも判っている。
自然と生徒の目が気になり、裾も気になっていた。
(性器を見られないかしら?)見えるはずがないのに、気になっている。

 不安でオロオロしながら、どうにか授業を終えて放課後となって「益田先生。ちょ
っとお話が!」音楽教師の飯島愛子が話しかけてきた。
「なにか、用事でも?」
「ここでは、まずいですから…」恵子は愛子の後を追うようにして歩いていく。

 廊下を歩き、階段を昇って生徒のいない音楽室に入ると「ここなら誰もいないし」
自分の城なので、愛子は安心したかのような顔だ。
「用事って、何ですの?」恵子は怪訝な顔をしている。

 「実は、これが私の机の中に入っていたの」小さな包みを見せて開けると(私の脱
いだ下着だ!)恵子は声がでず、唇がガクガク震えている。
(そんなはずないわ。間違いなく、私の机の中に入れたわ。教科書もあったし…)信
じられないといった顔で愛子を見つめる恵子だ。

 「これ、恵子さんのでしょう?」愛子は意地悪く聞くと「ち、違います。私のでは
ありません…」恵子は震える声になっている。
「あら、違うんだ。だったら、ここで下着を見せて」ニヤリと笑う愛子に「そんなの
できません。仮にも教師ですから!」言い返す。

 「教師と言っても人間よ。誰もいない廊下でヌードになる教師だっているかもよ」
愛子の言葉に(見られていたんだわ、きっと!)奥歯がガチガチと鳴っている。
「何も、告げ口をしようという訳じゃないの。調べたいの、これが誰のかを!」真っ
白なパンティを両手で広げながら言う。

 (どうしよう。ヌードを見せるわけにはいかないし…)考え込む恵子だが「じれっ
たいわね。イヤなら力ずくよ!」愛子はワンピースのボタンに手を掛けた。
「いや、やめて下さい!」恵子は愛子の両手を押さえているが、力負けし、ワンピー
スの上のボタンが外され、前が開いていく。

 「やめて、愛子さん。お願いです!」
「だめよ。確かめないといけないでしょう?」更にボタンが外され「あら、恵子さん
はノーブラなの?」乳房の膨らみが見えてきた。
「許して下さい。それは私のですから…」遂に泣きながら認めた。

 「そうか、恵子さんのなんだ。だったら見せて。下着の付けてない姿を!」
「ヌードを見せるんですか?」驚き顔になったが「違うわよ。誰の下着かを確認した
いだけなのよ」言い訳をしているが、恵子を全裸にさせる気だ。

 「わかりました。下着を着けてない姿になります…」恵子は覚悟を決め、震える指
で上から順にボタンを外しだし、それに比例して前が開いて(綺麗ね。恵子のオッパ
イって…)恵子の乳房が飛び出してしまった。
柔らかそうな乳房の先端は、ピンクに染まった乳首が大きく勃起している。

 (愛子先生に見られてしまった!)真っ赤な顔になりながらも、ボタンを外してい
くと、下半身が見えてきて(性器を見られてしまう…。ヘアを剃った性器を…)太股
も震えている。

 恵子は恥ずかしさを堪え、背中を愛子に向け、最後のボタンを外すと肩からワンピ
ースを脱ぎ、生まれたままの姿になった。
「これで、許して下さい」乳房と淫裂を、脱いだワンピースで押さえて振り向いた。

 「綺麗ね。どうせならフルヌードを見せなさい。それも退けて!」愛子は恵子の全
裸姿を期待して目を潤ませている。
(見せるしかない…)手で押さえたワンピースの力を抜くと、足元に落ちて恵子は一
糸まとわぬ全裸を愛子に晒す。

 「このパンティは恵子さんのだったのね。どうして下着を着けてないの?」
「どうしてって、言われても…」腕で乳房と淫裂を隠し、下を向いたままだ。
「言えないの。言えないならこうよ!」愛子は、恵子の両乳房を掴んだ。
「いや。やめて下さい!」乳房を掴まれた恵子は、どうすることもできない。

 それをいいことに、愛子は乳房を鷲掴みにして「ヒー!」恵子への辱めは更に激し
くなっていく。
乳房を掴んだ手が股間に移り、淫裂を撫でて「ヘア剃ってあるからツルツルよ!」ピ
ンクの淫裂からはみ出した肉襞を掴んだ。

 「だめ。そこはダメです!」慌てて尻を引くと「逃げないのよ」愛子は掴んだ肉襞
に爪を立て「ヒー!」太股を震わせ悲鳴をあげていく。
「痛かったでしょう。だから動かないのよ」愛子の言葉に、恵子は両手を後ろ手にし
て股間を突き出していく。

 「綺麗な性器だわ。まだ、セックスしてないのね」その淫裂を舌でなめだし「いや、
そんなのいやです!」泣き声で言うと「動かないで!」また肉襞に爪が立てられ「ヒ
ー!」悲鳴が音楽室に響き「もう、許して下さい」目からは涙が流れている。

 「あら、泣いてるんだ。仕方ないわ、明日もここでヌードよ。わかった?」
「はい。ヌードになります…」泣きながら答えると、愛子は満足したのか音楽室から
出て行き恵子1人が残され「う、ぅ、ぅ!」嗚咽をあげながら、置かれた下着を着込
んでいく。

 パンティを履き、ブラジャーを着けた時に「ここにいたのか!」健太が音楽室に入
ってきた。
「い、いや。見ないでよ!」慌てて胸と股間を両手で隠した。
「恥ずかしがらなくてもいいでしょう。先生のヌードは楽しみましたから」ニヤニヤ
しながら健太は恵子の下着姿を見ている。

 その言葉に、顔を赤らめながらスリップ、ワンピースと着込んでいくと「でも、ど
うしてここに?」健太は恵子に尋ね「実は…」恵子は先ほどの愛子からの辱めを健太
に告げる。
「そうだったのか。飯島先生にバツを与えないと…」考え込む健太だ。