「緊縛の罠」
                                 赤星直也:作

第11話 ヌード演劇


 演劇部員は、数日間ヌード演劇の練習を繰り返して公演初日を迎えた。
演劇の会場は市街地のとある大邸宅で行なわれ、会場にはテーブルが置かれパーティの
余興のような感じがする。
その会場の中には舞台が作られ、セットも大がかりに準備されて本格的な舞台だ。

 演劇部員は、康夫が用意した迎えの車によって大邸宅に集合をしている。
控え室は舞台の側にあり、会場の様子が人目でわかる。
観客は夫婦連れがほとんどで、夜の刺激を求めての参加であろう。

 その観客を前にして、裸になる3人は緊張し(こんな大勢の前でヌードにならなけれ
ばいけないなんて…)恥ずかしさが増していく。
そんな3人を気遣ってか、林はアイマスクを持ってきて「裸を大勢に見られたら恥ずか
しいだろうから、これで顔を隠してもいいそうだ」と3人に渡した。

 それを受け取ると3人は着替えのために、衣装を持って控え室の隅に行き、着替えを
始めた。
開演の時間が迫っており、男の目など気にしてはいられず、パンティ、ブラジャーと次
々脱いで全裸になると衣装を着ていく。
男子の演劇部員も同じ控え室で着替えていく。

 全裸になった3人はマスクを付けると鏡を見た。
(これなら、誰だか分からない…)3人の女性は鏡を見て安心した。
(ヌードになっても、知られる事はまずなさそうね)瞳はそう思い込んでいる。

 一方、会場の観客は「まだかな、まだかな」とざわめいている。
「準備はいいな。始めるぞ!」部長の伊藤の合図で幕が幕が開いた。

 そして、演劇は順調に進み,いよいよ佳境へと向かっていく。
「女王様、これが私が今まで作った中で最高の衣装です。でも馬鹿には何も見えません。
賢い人にしか見えないのです」川口は瞳に手渡す振りをする。

 「ここには、3着ありますねよ?」瞳が言う。
「はい。お付きの方の分もあります」
「そちたちも、着替えなさい!」女王役の瞳が、付け人役の三沢と宮沢に命令すると、
会場は(いよいよ、あの子達の素っ裸を見れる!)観客は3人のヌードへの期待から静
まり返っている。

 瞳が震える指で胸のボタンを上から外すと、それに伴って胸が左右に開いていく。
(お願い、私のヌードは見ないで下さい…)瞳の願いとは裏腹に、豊かな乳房が半分ず
つ覗ていく。
宮沢と三沢も震えながらボタンを外し、小さな乳房の半分が覗いている。

 3人は更に股間までのボタンを全て外し、衣装のドレスは完全に左右に割れて、乳房
の全てが晒され(オッパイを見られている!)恥ずかしさに3人の乳首はピンと尖って
いる。
その後、肩からドレスを外すと足元に落ちた。

 それと同時に「お~!」観客から歓声が上がった。
恥丘の上部だけに申し訳なさそうに絨毛が残され、ピンクの割れ目が丸出しになってい

昨日、林の指示で淫裂が見えるようにと、絨毛の手入れしたからだ。

 絨毛の大半が除かれた恥丘は、縦に割れた淫裂がハッキリ見える。
宮沢と三沢も同じく絨毛を剃り、ピンクの淫裂が丸だしになっていた。
全裸を晒す3人は、頬や耳がまでもが真っ赤になっている。

 「すごいね。奇麗に割れているよ」「若いわ。羨ましい!」そんな会話が瞳に聞こえ
(恥ずかしいから、言わないで…)瞳は恥ずかしさで赤みが増していく。
瞳が右足を持ち上げ、ドレスを跨ぐと「ピンクのオ○ンコだ!」観客に割れ目の中が見
えてしまった。
乳房も揺れて、怪しい雰囲気が作られいく。

 「女王さま。お召しを!」台本通りに川口が瞳を急かし、服を着ているかのようにジ
ェスチャーをしていくと、足が動く度に淫裂が開いていく。
(凄いわ。とても奇麗な性器だわ…)観客の女性は圧倒されて、パートナーの男性の股
間に手を伸ばして撫でているが、瞳達のヌードですでに堅くなっていた。

 勃起を確認した女性達は(今夜は出していいわよ)と目で合図を送る。
男性もドレスの裾を持ち上げ、手を中に入れてパンテイの上から淫裂を撫でて(わかっ
たよ。今夜は何回で出すからな)顔を見合わせて合図した。
アルコールが入ってるせいか、興奮が収まらず堂々と乳房をドレスから出させて揉んで
る夫婦もいた。

 「女王様。街の民にも、このすばらしさを見せてあげて下さい」今度は森本が台詞通
りに言うと瞳を先頭に三沢、宮沢はヌード姿で舞台から降りていく。
舞台では伊藤が「民達よ。女王様のドレスを確かめるがよい!」瞳達は3人は全裸のま
ま、隠すことなく観客席に入った。

 「民達よ。私の作ったドレスのすばらしさを触って知れ!」伊藤の台詞がシーンとし
た会場に響くと「ほんとにすばらしいドレスね」観客は瞳の乳房や恥丘を味わうかのよ
うに撫でだした。
(いやよ、性器は触らないでよ!)瞳は淫裂だけは触られたくなかった、観客は気にも
せず、乳房を揉み淫裂を開いていく。
宮沢と三沢も乳房を揉まれ、淫裂を撫でるように愛撫をされている。

 その行為は、男性でなく女性の方が激しかった。
乳房は揉まれて、乳首も摘むように揉まれていく。
さらに、淫裂に指を入れ、両手で広て奧まで覗かれ(もう、許して下さい!)3人は逃
げ出したい心境だ。
3人は乳房と淫裂を隠すこともできず、観客にされるがままで、アイマスクで身元の知
れないのが救いだ。

 こうして、観客から辱めを受けると3人は舞台に登った。
再び舞台に戻った3人に「女王様は裸だ!」森本が台詞の通りに言う。
3人は乳房と淫裂を台本通りに、手で隠して「裸じゃないわ。あなたが馬鹿で見えない
のよ!」泣きながら叫ぶと、ここで幕が降りて終演となった。

 控え室に戻った部員は急いで着替えをする。
3人は全裸だから着るのは簡単で、パンティ、ブラジャーと脱いだ逆に着ていくが、1
0分で元通りの服になり、乱れを直した。

 「ご苦労様でした。皆さんをお送りします」主催者の責任者が瞳にお礼を言う。
「私、参考のためにもっと見たいのですが…」
「分かってます。あちらで向様がおまちです。でも、未成年の方ほお帰り願わないと」

 「分かってるって。それより、ここでヌードになったことは秘密ですよね?」宮沢は
心配そうだ。
「勿論です。それが信条ですから。でも、これからは大人の時間ですから、未成年は帰
らないとダメです」結局残されたのは、大人の瞳だけだ。

 瞳は案内されて、向井がいる席に座ると康夫と志津江もいる。
「あら、瞳さん!」周りに気を使い、身元がバレルような事は言わない。
イスに座ると再びショーが始まり「今度は本番のセックスショーよ」志津江が解説をし
ていく。

 舞台に2人の男女が全裸で現われ、いきなりフェラから始まった。
男は女性の乳房を揉み、そしてメインのセックスショーでは、勃起した肉竿が淫裂にピ
ストンをしていく。
観客も興奮して、女性のドレスの肩紐を外させ、乳房を露わにして愛撫してる。

 それは、観客のほとんどで「凄いわ。私もして欲しい…」瞳も酔ったせいか目が潤ん
でいる。
それを知ったか「私でよろしかったら…」志津江は瞳の胸元に手を入れ、乳首を揉みだ
す。
周りの興奮が伝わり、瞳も余計に興奮していく。

 瞳は志津江に抱きつき、唇を重ねたまま舌を押し込み、志津江も舌を絡めて迎え入れ、
長々と続いていく。
その後、志津江のマンションで全裸になり、2人は乳房を揉み合い、淫裂に指やバイブ
を入れて夜遅くまで「あ、あ、あ~!」と喘ぎ声を上げていた。

 3月に入ると3年生の受験結果が分かり、学校もあわただしくなってきた。
瞳が担任のクラスには、進学希望者が36人いたが全員が進学できた。
しかし、希望の学校でなく、やむなく入学という例もあるが「よかった!」と気苦労が
報いられて安堵している。

 その一方で、学校では卒業式の事が話題になっている。
職員室では4月からの3年生のクラス分けの準備が行なわれ、瞳も「今度は何年生を担
当するのかしら?」と気にもなっていた。

 校長からの訓辞を受け、担当のクラスへ卒業式の連絡に向かうと、生徒も瞳の現われ
るのを待っていた。
瞳は校長の訓辞と、卒業式の連絡事項をクラス全員に告げる。

 「皆さん、もうすぐ卒業ですよね。そこで、何か思い出になることいたいと思うので
すが…」瞳が何気なく言うと「先生、それならいい案があるぞ!」林が言う。
「それは、どんな案ですか?」(もしかして、恥ずかしい事をさせるつもりかも…)瞳
は林の言葉に不安を感じた。

 「俺、1回でいいから、先生のを見たいと思っていたんだ!」
「何をですか。なんだったら、今見せましょうか。最後の記念だし」
「先生のヌードを見たかったんだ。しかも、全裸で授業する先生を!」
その瞬間、息が停まり「だめよ。ここは学校だから、そんなのできない!」林の言葉に
身体が強ばっていく。

 突然の林の発言に教室が騒然とし「俺も見たかった!」「私も見たい!」男性、女性
の両方から賛成が上がる。
「待って、ヌードになるのは私よ。私の意見も聞いて!」
「みんなが望んでいるのに、いやなんですか?」

 「勿論よ。絶対、ヌードになんかならないわ!」瞳は強気だ。
「でも、公演でオールヌードになったという噂もあるんだけれど?」女性徒が言う。
「う、噂よ。私はヌードになんか、なってないし…」(どうして…。もしかして、林君
が?)そう思い込んだ時に「先生、本当にヌードになってないんですね?」林が質問し、
顔が笑ってる。

 (どうしたら、いいのよ…)瞳は迷った。
本当の事は言えないに決まっているから「……」黙っていると「先生。なぜいやなんで
すか?」生徒の質問が具体的になってきた。

 「先生方に見られたら困るの。それに授業中よ。よそのクラスの人だってくるかも」
何とか諦めさせようと説得した。
「だったら、僕達だけならいいんですね?」もう答えるすべがなく「・・・」瞳はうつ
むいたまま答えられない。

 「それじゃ、今日の放課後にしましょうよ。今日は2年と1年は研修で部活がないは
ずよ」
「そうよ。今日の放課後にしましょう!」もう瞳のヌード授業が決まってしまい、瞳の
顔が真っ青になっていく中「先生、昼休みに演劇部に来てくださいよ」伊藤も見慣れた
瞳のヌード授業を期待しているようだ。

 そして、午前中の授業が終わり、生徒は昼休みだから自由に校舎の中を動き回ってい
る。
食欲がない瞳が演劇部に向かうと、部室には林と伊藤が待っていた。
「先生、こっち!」入るなり瞳を部室の奥に連れ込み「時間がないから、規則はいいよ」
部長の伊藤が言う。

 「それより先生。今すぐパンティを脱いで下さい!」
「いやよ。どしうして脱がなくてはいけないの?」
「放課後のヌード授業をやりやすくしないといけないし…」
「いやよ、絶対に脱がないわ」伊藤は嫌がる瞳の腕を羽交いじめにした。

 林は腰のホックを外して、ファスナーを下げ、履いているスカートを足元に落とす。
「すげえ、Tフロントだ!」
「やめて。お願い!」無駄な抵抗だが、無駄と分かっていても脚をバタバタさせてく。

 瞳はいつもパンストを履いてなく、ガーターベルトでストッキングを吊っていた。
林は慣れた手つきで滑り止めを外し、パンティを一気に足元まで下げる。
「やめて。見ないで!」瞳は林に命令されて絨毛の手入れをしてるから、ピンクの淫裂
がまともに見えている。

 林は瞳の足を片側ずつ持ち上げ、パンティを脱がせた。
「先生、可愛いパンティですね」両手で広げて瞳の目の前に晒すが、瞳は声も出せない。
「先生、もっと綺麗に剃りましょうか?」
「いや、このままにして。お願い!」震えながら言う。

 「わかりました。先生が望むなら!」林は滑り止めを元通りストッキングに掛けてい
く。
さらに、スカートも元通りに戻すると伊藤も瞳の手離し、それと同時に瞳は床に泣きな
がら蹲った。

 「先生、時間がないんだから、急いでブラジャーも外して下さい!」
しかし、瞳はうずくまって泣いている。
「いやなら、手伝いますよ」林は蹲っている瞳の上着のボタンを外しだし「やめて。自
分でするわよ!」もう開き直るしかない。

 瞳は上着を脱ぎ、ブラウスの背中に両手を回してホックを外し、ブラウスの前から取
り出した。
ブラジャーは肩紐のないタイプだったので、簡単に脱げた。
また、ブラウスは薄いので、乳房が透けており、ピンクの乳首が堅く勃起しているのも
見える。

 「先生ありがとう。放課後を楽しみにしてます」瞳から奪った下着を持って、伊藤と
林は部室から出ていくが(性器がスースーする…)下着を奪われた瞳は、股間を気にし
ながら職員室に戻った。