「緊縛の罠」 
                                 赤星直也:作


第5話 性行為

 瞳は指を1本から2本にして、膣の中を掻き回し始めた。
(感じる…。見られながらするオナニーが、こんなに感じるなんて…。私変態かしら?)
そんな思いでいると、突然にドアが開いて「健三、差し入れだ!」見知らぬ男が現われ
た。

 それに気づいた宮沢が「イヤ~!」真っ先に悲鳴をあげ、その悲鳴で瞳も気付き、両
手をクロスさせて胸を隠すが、慌てていたのか、肝心な淫裂を忘れていた。
男の目は、瞳が隠し忘れた部分をシッカリ見ており、指の刺激でピンクの襞が濡れていた。

 瞳はその目で(性器を見られてしまった…)自分の淫裂が晒されているのに気付き、
胸と股間を押さえたが、全てを隠しきれず、腕から左乳房がこぼれている。
乳首は興奮したから大きく勃起し、乳輪もピンク色で若さを表している。
その側では、宮沢と三沢は抱き合い、怯えた顔で男を見ている。

 「兄貴、遅いよ!」林が言葉を掛けるが「仕方ないだろう。女房がうるさくて」現わ
れたのは林の兄だ。
林の姉がこの男の妻で、義理の兄になり、向井康夫と言って30歳になる。
妻は現在妊娠中と言うことで、禁欲生活を強いられている。

 「初めまして。健三がいつも迷惑をおかけしまして」一通りの挨拶をするが、瞳は腕
から乳房が飛び出ているのに気づかず、股間をおさえたまま頭を下げた。

 「兄貴、せっかく来たんだから歌えよ」林にせかされ、向井も歌った。
向井はかなり慣れているのか、初めて合格点がでて、さらに2曲目も歌ったが合格点だ。
それに機嫌を良くした向井が「ご褒美はあるの?」林に言う。

 林は暫く考えた末、瞳に向かって「先生、兄貴はセックスを拒否されてるんだ。だか
ら、やらせてあげて!」他人事のように言う。
「イヤよ。人前でセックスなんかできない!」一応拒んだが、本心からではない。
(あの人に似ている…)瞳が不倫をしていた相手に、向井が似ていたからだ。

 (似てる。この人とセックスしたい…。でも…)自分からOKとは言いにくい。
しかし「演劇部の僕からもお願いします。大人のセックスを見て勉強したいんです」伊
藤が頭を下げると「僕もです」2年生の川口も言う。
それには(どうしよう。私もセックスしたいけど…)なかなか決心がつかない。

 その間に、向井は服を脱いで、勃起した肉竿を露出させており「………」(すごい…。
大人のって。あんなに太くて長いんだ…)宮沢と三沢は、初めて見る大人の肉竿に声に
はならない。
(凄い。あれでされたい…)瞳は顔が真っ赤になり、全身も赤く染まっている。

 全裸になった向井は、黙ったまままの瞳の肩に両手をかけて抱き寄せ、優しい愛撫が
始まった。
口づけから始まり、乳房や淫裂を撫でられて、瞳は力が抜けて立つのがやっとの状態だ。
向井は瞳を抱き上げると、ソファーに仰向けに寝かせ、覆い被さっていく。

 それに応えて両足を開き、向井を優しく迎えると、向井の愛撫も激しくなり(気持ち
いい…。感じていく…)向井の肉竿を掴んで淫裂の入口へと導き(入れてもいいわよ)
と合図する。
その合図で、ゆっくり腰を押しつけ、肉竿を淫裂押し込んだ。

 その瞬間に「あ、あ、あ~!」喘ぎ声あがり、なおも押し込まれ膣深く全てが収まっ
た。
(オチンチンが奥まで入っている…)膣の中に、暖かいものを感じながら乳房も愛撫さ
れていく。
乳首を吸われながら揉まれ、教え子に見られているのを完全に忘れていた。

 「気持ちいい…。お願い、噛んで…」言われれまま乳首を噛むと「あ、あ、あ~!」
喘ぎ声を上げながら、背中が浮き、弓のように体が反っていく。
それには、まだ高校生の教え子達は圧倒され、声も出せない。

 それを後目に「いくよ!」「来て、強く来て!」向井はピストン運動を始め「ピシャ、
ピシャ!」と性器同士のぶつかり合う音が、カラオケと一緒に響いていく。
「もっと…。もっと奧まで突いて…」瞳の悶え声に向井はピストンの動きを早め「いい
わ…。最高…」両手で向井の背中を抑え抱きしめた。

 「俺も、久しぶりで燃えてるよ」向井も妻以外の女とのセックスで燃えており、激し
い動きになのに、息切れしてない。
一方の瞳の背中は、海老のように反り返り、ピストンに合わせて豊かな乳房が「プリン、
プリン!」と揺れ、淫裂からは淫汁が流れて尻まで濡らし(久しぶりにいい…)喘いで
いる。

 それを眺めていた6人だが、大人の迫力ある性行為に興奮して燃えだした。
「三沢。お願いだから、やらせてくれ!」
「俺は宮沢とだ!」
「わかった。してもいいけど、乱暴にはしないで」
「それに、膣の中には絶対出さないで!」

 宮沢と三沢はソファーに仰向けになると、脚を広げて2人の進入を待った。
伊藤と林は、向井がしたように勃起した肉竿を掴むと、ゆっくり淫裂に押し込んでいく
が「痛くない!」刺激されたか、淫液が潤滑効果となって痛みを感じない。

 「行くよ」「来て!」伊藤は宮沢相手にピストンを始め、林も三沢相手にピストンを
始めた。
残された2年生は抑えが効かず「先輩、オッパイ揉ませて下さい!」まだ幼さが残る宮
沢と三沢の乳房に吸い付き、向井が瞳にしたように舌で乳首を転がした。
「いいわ…。感じる…」学校でされたのとは違う感触を覚えている。

 その間も向井の肉竿はピストンを続け「行く…。行く…」瞳は絶頂を迎えようとして
いるが、向井はピストン運動を停めた。
荒い息づかいの2人だが「入れて…。もっと膣を突いて…」せがむ瞳に応えたのか、肉
竿がゆっくり動き、根本まで入っていく。

 「もっと早く…。オ○ンコして…」淫汁を大量に漏らしている瞳は行きたいが、向井
は(まだまだ。もっとやらせろよ)なかなか瞳を行かせない。
女の2人も淫汁を垂らしていが、相手も向井を見習い、動きを止めて爆発を我慢した。

 そして、爆発が収まりそうになると、再びピストン運動を始めていく。
そんな訳で、瞳は三回も絶頂を味わい、四回目を迎えた。
さすがに向井も「出すよ、中に出させてくれ!」登り切る寸前だ。

 「だめ~。危険日なの~」
「仕方ない。口に出させて!」
「それならいいわ」向井は向きを変え、69の体位にると肉竿を瞳の顔に差し出した。

 瞳は両手で掴むと、口に迎え入れ唇で擦りだした。
「それでいい…。気持ちいい…」向井も指で濡れた淫裂を掻き回しながら、腰を動かし
ていく。
(オチンチンが咽に当たってる…)「う、うう、うう」瞳の意識が朦朧となっている。

 暫く続いて「出すよ!」遂に絶頂に達した。
(私が受け止める…)向井は痙攣を始め、何回も痙攣しながら瞳の口の中に精液を送り
込むと、肉竿は一瞬にして萎縮して、精液が口からこぼれ出ていく。
「よかったよ」出し終えた向井は額に口づけし(私もよかった…)放心状態で「ハアー、
ハアー!」乳房を波打たせている。

 一方、三年生の二人も絶頂に達して爆発した。
「出る、出る~!」肉竿を抜いたその瞬間、白い液が飛び出し、二人の股間にべっとり
と付着していく。
そして、数回の痙攣を繰り返し、全てを出切るとイスに座り込んだ。
「凄く、よかったわ…」「私も気持ちよかった…」本来、レズ趣味の宮沢と三沢だが、
レズとは違う、本物のセックスに満足していた。

 「汚してごめんよ」向井は瞳の口元を丁寧に拭くが「すみません…」瞳はもうメロメ
ロになっている。
どうにか起きあがるり、自分の淫裂を拭くが(こんなに濡らしていたんだ…)綺麗に拭
き取ると、服を着て乱れも直していく。
三沢と宮沢も、綺麗に拭いて服を着て、何も無かったように整然としてる。

 カラオケ店で3時間が経ち、帰り支度をしていると「林が迷惑を掛けていますので、
お礼に差し上げたいものがありますから、付き合って下さい」向井が瞳の腕を掴んで放
さない。
「でも、送り物は困ります…」

 「友人でもですか?」
「いいえ。あなたは、教え子の兄だからから駄目なんです」
「だったら、僕はあなたの友人ですよね?」
「でも~」

 「先生、ケチな兄貴がおごるんだから、貰っておきなよ」
「そうよ。好意は貰っておきなさいよ」
「それじゃ、お言葉に甘え、ましてお付き合いします」

 瞳は向井と一緒にカラオケ店を出たが、何もつけてない淫裂に違和感を感じている。
(ノーパンと言われたけど…)「お願い、下着を着けてないの。店に寄ってからにして
もらえませんか?」頼むと「僕も知り合いの下着店に行くつもりですよ」2人の考えは
同じであった。

 2人が歩いていくと、向井が知っている店は5分位の所にあった。
明るい雰囲気の店で、中に入ると下着がいっぱい飾られている。
向井は奥の女性の店員と話しているが、瞳はいろいろな下着を眺めていた。

 やがて、向井と女性が現れ、女性が瞳に話しかけた。
「初めまして。志津江と申します。よろしかったら試着なさったらいかがですか?」
「試着しても、いいんですか?」
「あなたは、お綺麗だから特別です。こちらへ!」

 志津江はこの店の女店長で、1階をパートの店員に任せて向井と瞳を2階に案内する。
2階は1階と違い、綺麗に整理されており、志津江の住まいも兼ねていた。
その一角に、小部屋があり、ソファーが置かれ、また大きな鏡がおいてある。

 志津江がドアにロックを掛け、部屋のカーテンを開くと、1階に飾られている量と同
じ位の下着が吊り下がっている。
いろいろな色や形があり、総じて言えば、隠すのではなく。見せる下着だ。

 志津江は「サイズを調べさせて!」いきなり、カーディガンの上から瞳の乳房を掴ん
だ。
「あら、ノーブラなんだ!」赤らむ瞳の顔を見て「恥ずかしがることじゃないわ。私だ
ってほら!」着ていたブレザーを脱ぐと、ピンクのブラウスから乳房が透けて見える。
(ノーブラだ…)志津江もノーブラで、乳首がツンとブラウスを突き上げている。

 「あなたはDカップみたいね。羨ましいわ」瞳に合うのを探して白いブラジャーを取
り出した。
「似合うと思う。ブラウス、脱いで!」脱いでといっても、他人の前では恥ずかしい。
「大丈夫よ。私だって脱ぐから」志津江はブラウスを脱いで、乳房を瞳に晒した。
形はお椀型で、瞳ほどは豊かでないが、30歳の割には艶がある。

 「あなたも脱がないと。恥ずかしがらないで、ほら!」志津江は強引に瞳の服を脱が
せた。
上半身裸にされた瞳は、恥ずかしさで両手をクロスさせて乳房を隠した。
「あら、可愛いこと。隠さないで両手をあげて!」笑いながら志津江はブラジャーを瞳
の胸に押しあてる。

 仕方なく両手を上げると、志津江はDサイズの乳房を揉みながら着せた。
「ほら、ぴったりよ」瞳は鏡を見て俯いてしまった。
(乳首が丸出しだ…)ブラジャーではあるが、膨らみの下半分しか隠しておらず、肝心
の乳輪と乳首が丸見えになっている。

 (恥ずかしい。人に見られたら変に勘ぐられてしまう…)黙ったままの瞳に「あら、
気に入らないの?」露わになっている乳首を後ろから摘んだ。
「だって、乳首がでてる…」瞳は両手を上げたまま答えた。
「このブラジャーは、楽しむためのものなの。こうやって楽しむの…」志津江は正面に
回り、乳首を吸いだした。

 瞳は慌てて志津江の頭を押さえ「もっと見せて下さい…」と一応冷静さを装う。
「それなら…」津江は次から次へとブラジャーを取り出し試着させていく。
それには、瞳も迷ったが、好みのを2点決めた。

 ブラジャーが決まると、志津江は瞳のスカートのホックを外し「そんな~!」突然の
出来事に驚く瞳だが、気にせず「次はパンティよ」と言う。
(スカートは脱げない…)強ばった顔の瞳にはスカートを脱げない理由があり「脱ぎた
くないんだ。だったらパンティを脱ごうね」志津江の手がスカートを捲り上げた。

 「あら、下も履いてないんだ!」(見られてしまった…)遂に泣き出した。

 「あら、ごめんなさい。私も履いてないのよ、安心して」志津江は急いでスカートを
脱ぎ全裸になった。
全裸になった志津江だが、股間の部分にあるべき絨毛が無く、肉襞のはみ出た淫裂が剥
き出しになっている。

 「死んだ主人が、剃ってある性器が好みだったから、今でもこうしてるの」全裸の志
津江は恥ずかしさを感じさせてない。
そして「わかったでしょう。あなたも脱がないと」と志津江が急かすと(ヘアを剃って
るんだ…)絨毛の無い淫裂に負い目が消え失せ、瞳は自分からスカートを脱いで全裸に
なった。
それだけでなく、手で隠すことはせずに、堂々と剃りあがった淫裂を露わにしている。

 「綺麗な割れ目ね。羨ましい…」志津江の指が、瞳の淫裂の中を掻き回し「あっ…。
今はだめ…」ガーンと頭にショックを感じたが、拒む。
「そうよね。パンティが先よね」淫裂から指を抜いて品物を選んでいく。

 瞳には(この人レズなのかしら?)心の中に何か引っかかるが、持ってきた全てが総
レースで淫裂が覗いてしまう。
(これだったら、履かなくても同じだ)瞳は別な物を求めると、股間がくり抜かれたの
や、Tフロント、Tバックばかりだ。
褌のように、淫裂を一本の透けた狭い布で隠しただけで、脇からみると、着けて無いの
と同じだ。

 (どうしよう、こんなのしかないなんて…)悩んだが、何枚か試着してから決めた。
下着選びが終わり、服を着ようとすると「お願い、これ着てみて。プレゼントなの」志
津江は黒い物を渡す。
受け取った瞳は(紐じゃないのよ…)黒い紐の組み合わせに驚いた。

 「ここを広げて脚を通すの」言われるままに従うと、組合せの紐は豊かな乳房を絞り
挙げるようにして膨らませていく。
丁度、ブラジャーのカップを切り裂いたのと同じだ。
また、下半身はガーターと同じ構造で、股間が剥き出しで淫裂を露わにしている。

 (これって、SM下着じゃないかしら?)話しには聞いていたが、初めての体験だ。
鏡を覗き込み、写る自分の姿に(オッパイも性器も。まだ綺麗だ…)いろいろなポーズ
を作っていくと、乳首が勃起していく。