「隔離された学園」
                             赤星直也:作

第10話 フルヌード


 乳房を出して授業をするようになってから1週間ほど経った。
「もう、上着が届くはずだけど?」約束の上着がまだ届いていないから、教師達が生
徒会役員達を訪ねると「ああ、あれですか、注文を取りやめましたよ」軽く言う。

 「そ、そんな~。それじゃ、いつまでこんな姿でいるの?」
「来年の役員交代までです。僕たちが役員である限り、ヌードですよ」目を輝かせな
がら言う。
「いやよ、ヌードなんて。これでも教師です。これ以上、オッパイを見られたくあり
ません!」泣きながら言う桂子だ。

 「でも、僕たちの意見は絶対ですよ。ねえ、武田先生?」役員の1人が、泣いてい
る桂子を抱きしめ、乳房を掴んだ。
「やめて。触るのは約束違反です!」
「今度の規則は、オッパイとオ○ンコだけは、触っていい事にするんですよ。こうい
う具合に!」
「いや、いやー!」桂子は乳房を掴まれたまま、パンティを膝まで引き下げられて、
真っ黒な絨毛に覆われた股間を生徒の掌が撫でていく。

 「やめなさい。それは犯罪です!」声を震わせて志保が言うと「規則で認めましか
ら、犯罪ではありませんよ」志保も乳房を掴まれ、パンティが引き下げられ、真っ黒
な絨毛を露わにされた。
「いや、いやー!」その絨毛に包まれた淫裂を触られていく。
当然「いや。そこは触らないで、お願いです!」泰子も悲鳴を上げている。

 「触らないで。それ以上触ったら、理事長にいいつけるわよ!」校長の秋子も、パ
ンティを膝まで引き下げられて、淫裂を撫でられている。
「理事長には言ってあります。先生方次第でいいと…」

 「だったら、やめて。触らないでよ!」
「わかりました、触るのはやめます。その代わりに、フルヌードでお願いしますよ」
「ふ、フルヌードですって?」教師の皆が声を上げた。

 「そうです。週1回は朝から素っ裸になっての授業です」
「いやよ。フルヌードだなんて出来ない!」顔がブルブル震えている泰子で「私もフ
ルヌードはいやです!」桂子や志保も泣きながら言う。

 「だったら、オッパイとオ○ンコを触られますよ。毎日全員に!」
「許して。触られるのはいやなの…」校長の秋子でさえ泣きながら言う。
「でしたら、やりますよね。フルヌードで授業を?」目を輝かせながら言う生徒会役
員達で(そんなのいや。でも、触られるよりはヌードのほうがましだし…)縦に首を
振るしかなく、次々と首を縦に振っていく。
「決まりましたね。詳しくは理事長と決めます」生徒会役員は理事長室へと向かった。

 残された泰子達も職員室に向い「いやよ。フルヌードだなんて…」泣きながら歩い
ている。
「私だっていやよ。どうして、教師が裸にならなければいけないのよ!」悔しさがこ
み上げてくるが、どうする事もできない。

 「もし、ここから逃げたらどうなるの?」
「捕まるわよ。契約違反になって、即返済を命じられるわ。返す当てがないから、こ
こにいるんでしょう?」
「それに、捕まったら体を売って働かされるのよ。早い話が、売春させられるの…」

 「捕まらなければ、いいんでしょう?」
「あなた、ヌード写真で夫に脅されたと言ったわね。その写真も理事長が持っている
はずよ」
「そんなはずないわ、確かに、私が受け取ったし…」
「信用しているの。そんな事を平気でする前の夫を?」

 「たとえ、あったとしても平気だわ。誰だかわからないし」
「問題はマスコミよ。雑誌に載せられるわ、実名入りで。しかも経歴や出身地など詳
しくして…」
「そんな事されたら、生きていけない。死ぬしかないわ」
「そうなの。だから、ここで返済を終わらせるしかないのよ」やっと理解できた。
(もう遅いわ。気づくのが遅かった…)机に泣き崩れ、ここに来た事を後悔する泰子
だ。

 しかし、いくら泣いても決まった事は覆らず、やるしかない。
「先生、決まりました。今週から実施です。水曜日が記念すべき、素っ裸で授業する
最初の日です」
「す、水曜日…。明日じゃないのよ!」
「そうです。明日が素っ裸での授業の最初の日です。記念に写真部と放送部、新聞部
が全員を取材しますからね」

 「お願いだから撮らないで。フルヌードになるから、撮らないで!」泣きながら頼
み込む泰子で「私も撮られるのはいや。お願いです!」教師達は次々と頼み込んでい
く。
「ダメです。これは記念ですからね。理事長の許可も頂きました。どうせ、ここの学
園だけですから」

 「ホントに、外には漏れないでしょうね?」
「先生方が、規則を守っている間は絶対に大丈夫です。でも、違反したらわかりませ
んからね」
「約束よ、それなら仕方ないし…」力無く言う教師達だ。

 翌朝、職員室に全員集められた。勿論、事務員や寮のまかない婦達もだ。
「今度の規則変更で、1週間に1回、職員はフルヌードになる事が決まりました…」
理事長の岩瀬が報告していく。
(いやよ、ヌードだなんて…)それを悔しそうに聞いている職員達だ。

 「そう言う事ですから、今から全部脱いでください」
(これを脱ぐんだ…)恥ずかしそうにスカートを脱ぎだすが、スケスケのパンティだ
から、絨毛が透けてまる見えだ。
「これも、脱がなければいけないなんて!」パンティを脱いでいく。

 「恥ずかしいわ。私のヘアは薄くて少ないのよ…」
「私だって同じよ。ほら!」淫裂を覆う、ヘアを気にしている女性達で、パンティを
脱ぎ終えると、ブラジャー、ストッキングと脱いで全裸になった。

 「脱いだ服は生徒会が管理します。生徒会室へ持って行って下さい」
(フルヌードを見られてしまうのね。恥ずかしいけど…)泰子も脱いだ下着で、股間
を隠して廊下に出た。
そこには(こんな姿を見られるなんて!)生徒が大勢並んでいる。

 「これなら、いくら上がってもいいよ!」
「そうだよ。素っ裸が見られるんだから、授業料の値上げは賛成だ!」
(そんなー。授業料値上げを口実に、私達をフルヌードにさせたなんて!)悔しさが
一気に込み上げてきたが「ほら、教室に行かないと。授業が始まるわよ!」堪えて生
徒に言う。

 「わかりました。教室でばっちりお願いしますよ」生徒達は一斉に教室に戻ってい
く。
「酷い、酷いわ。授業料の値上げを条件にして、私を素っ裸にさせるなんて!」泰子
は堪えきれず、目を潤ませた。
それは泰子ばかりでなく、全裸になった職員の皆が涙を溜めている。

 廊下を歩き、生徒会室に入るとプラスチックの箱が置かれてある。
「これに入れて下さい」言われた通り、箱の中に脱いだ下着とスカートを入れていく。
「今日はよろしくお願いします。決してオ○ンコを隠す事のないようにお願いします
よ」
「わかっています!」返事する声が震え、それに恥ずかしさで、太股も震えて絨毛も
揺れていた。

 (もうやるしかない。この姿で今日一日を…)脱いだ下着を預けると、一旦職員室
に戻って授業を受け持つ教室へと向かう。
(やりたくない。こんな事はやりたくない!)廊下に「ヒタ、ヒタ!」と靴音が響き、
皆が乳房と尻を揺らせて歩いている。

 (入りたくない…。教室に何か、入りたくない!)泰子は震える手で、ドアを開け
て中に入った。
「凄いや、オッパイがあんなに揺れて!」「見ろよ、あれがオ○ンコだぞ!」周りが
服を着ているのに、泰子だけが全裸では、よけいに羞恥心が高まっていく。
今にも泣き出しそうな顔で「出席を取ります!」と名前を呼びだした。

 出欠を取り終えると、授業を始める。
「先生、教卓が邪魔です。退けさせて下さい!」前にいた生徒達が、勝手に教卓を隅
に追いやり、泰子の体を隠す物何もなく、乳房、淫裂と生徒の前に全てが晒されてい
る。

 「今日は22ページからです」泣きたい気持ちを堪え、教科書を読んでいく。
だが、生徒達はニヤニヤしながら、股間の絨毛からうっすらと覗いている淫裂を食い
入るように見つめていた。
(見られている…。授業中なのに性器を見られている!)涙が遂に流れ出た。

 それでも授業をしなければならず、黒板に書いた内容を説明していく。
その時「失礼します。写真部と放送部です」カメラとビデオを持った生徒が教室に入
って来て(ヌードを撮られてしまうわ。しかもヘアまでもが…)顔が真っ青になった。

 「先生、堅くならずに授業を続けて下さい」そう言いながら、カメラを泰子に向け
(お願い、撮らないで。お願いだから撮らないで!)涙を流しながらも、カメラの正
面に立って授業を行い、時折「カシャ、カシャ!」金属音と閃光が瞬いていく。

 「先生、ありがとうございました」泰子の全裸を撮って満足したのか、10分ほど
で隣の教室へ向かったが、隣では桂子が授業をしている。
(ヘアまで撮られてしまった。もう、戻れない。きっと桂子さんも撮られているわ)
泣きながらも、授業を続けた。

 長い授業だったが「キーン・コーン!」やっと1時間目が終わり、泰子は全裸を晒
して、生徒達がいる廊下を歩いて職員室に戻って来た。
「悔しいわ、撮られたのよ。素っ裸を!」職員室に入るなり泣き出す泰子に「私も撮
られたのよ。悔しいけど!」中にいた桂子も泣きながら言う。

 すると「もう泣かないのよ。いい子にしないと」志保が桂子を抱きながら言う。
「志保さんは撮られたの?」
「ううん、これからよ。もう覚悟してる」
「志保さん、辛いわよ。ヘアヌードを撮られるのは…」

 「我慢するしかないわよ。フルヌードにならないと違反になってしまうし…」力無
く言う志保に「そうよね、今辞める訳には行かないしね」秋子も項垂れて言う。
(私だってそうよ。今辞めたら、ソープで体を売るしかないし)やはり、頷いたまま
の泰子だ。

 「ほら、元気出して。泣いたって仕方ないでしょう?」
「そうね、典子の言う通りだわ。泣いたって、何にも成らないしね」そして、短い休
憩時間が終わり、チャイムを合図に一糸まとわぬ姿で教師達は教室に向かった。

 泰子は前と同じように出席を取ると、教卓が退けられて全裸を教え子に晒している。
(恥ずかしいから性器は見ないで!)教え子に背中を向け、黒板に文字を書いていく
と、泰子の淫裂を食い入るように見つめている。

 だが、志保はもっと悲惨だった。
体育なので、準備体操をするが足を上げたり、体をよじったりしなければならない。
乳房を揺らせ淫裂の中まで教え子に晒していく。

 そこに「失礼します。写真部と放送部です」カメラとビデオを持った生徒が体育館
に入ってきた。
「待って、体操が済むまで撮るのを待って!」慌てて開脚した股間を両手で覆った。
「ダメですよ。そんな事は。ほら始めないと!」
(撮られてしまう。性器の中までも…)真っ青な顔になって体操を始めた。

 志保が足を高く上げると「カシャ!」(撮られた。性器を撮られた!)絨毛の中で、
ピンクの淫裂が覗いている。
「堅くならずにやって下さい」志保は小さな乳房を揺らせながら、教え子と一緒に体
操をしていく。

 ビデオとカメラに全裸を撮られたのは、教師ばかりではなかった。
事務員や寮のまかない婦達も、同じようにヘアに覆われた淫裂と乳房を晒した姿を、
カメラとビデオに撮られてしまった。

 そして、やっと長い授業がおわった。
「ご苦労さんだったね。今日は特別に和室を使って楽しんでもいいよ。布団も置いて
あったはずだから」岩瀬が職員室に顔を出した。
(酷いわ。授業料の値上げと引き替えに、フルヌードにさせるなんて…)叫びたい気
持ちを我慢して、教師達は和室に入った。

 「あら、あなた達もいるの?」
「寂しいんです。ヘアヌードまで撮られたから、慰め合いたくて…」寮のまかない婦
達と事務員もいた。
「今日は自由にしていいわよ。オナニーも自由にしていいからね」岩瀬も上機嫌だ。

 その言葉に、職員同士が抱き合い、乳房と淫裂を撫で合っていく。
「志保さん、私もしたいの」桂子は志保の乳房に吸い付いた。
「いいわよ、桂子。今日は悔しかったから思いきりいこうね」桂子の頭を撫でながら
言っている。

 (私も行きたいわ…)堪えきれずに、泰子の指が自然に股間を撫でだす。
下から上へと指が撫で動いていると「泰子さん、私もしたいの…」秋子も堪えきれず、
泰子を押し倒して乳房に顔を埋めた。
「恥ずかしかったわ、性器を撮られたの。悔しいけど仕方ないし…」秋子は指で淫裂
を撫でていく。

 教職員が、乳房を揉み合い淫裂に指を入れ、慰め合っていると写真部と放送部が現
れた。
「いや、撮らないで。これは撮らないで!」悲鳴が上がった。
「だめです。これも、私達の部活の一環ですから」
(いや。レズや、オナニーまで撮られるのはいやです!)奥歯が、ガチガチと鳴って
いる。