「隔離された学園」
                             赤星直也:作

第8話 競売


 泰子は明日の授業に備えて準備を始めたが「ここまで教えないといけないわね」指
導書に従って教科書を見ていく。
3学年全てを受け持つので、準備に余念がなく熱が入るあまり、時間の経つのも忘れ
ている。

 「あら、もうこんな時間なんだ。お風呂に入らないと…」時計を見ると7時を回っ
ており、先ほど支給された着替えようの下着を持って浴室に入ると「混んでいる。こ
こでフルヌードになるなんて…」自然に足がすくんでしまう。

 そこに「あら、泰子さん。一緒に入ろうか?」声を掛けたのは志保で、風呂桶を持
っている。
「お願いします。1人では恥ずかしいですから…」
「無理もないわよね。子供とはいえ、フルヌードを晒すんだから」2人は浴室に入っ
た。

 まだ、あどけなさが残る子供達が大勢おり、今日入寮した新入生達が大半だ。
(恥ずかしいわ。こんな大勢に見られなんて…)泰子は顔を赤らめながら服を脱いで
いくが、志保はもう下着姿になっていた。

 「凄いや。オッパイとヘアが丸見えだ!」志保はスケス下着だから乳房や絨毛が見
え、生徒は声を出している。
「あら、女性のヌードを見るのは初めてなの?」恥ずかしがる事もなくブラジャーを
脱ぐと「オッパイが、揺れている!」服を脱いだ生徒達は、肉竿を勃起させて志保の
乳房を見ている。 

 「ほら、泰子さんも脱いで。生徒達が見たいと待っているわよ」
「そ、そんなー!」泰子はパンティから脱ぎだし(見ないで、恥ずかしいから見ない
で!)顔を真っ赤にしながら、パンティを引き下げ、足を上げていく。

 「お、オ○ンコが見える!」「ホントだ、オ○ンコだ!」生徒達は声を上げた。
「だめ。オ○ンコだなんて言わないで。あれは性器よ。オ○ンコじゃないのよ、わか
った?」
「わかりました。性器ですよね?」

「そうよ。オ○ンコって、絶対に言わないで!」志保が注意したが(見られてしまっ
たわ、性器が!)恥ずかしそうな泰子だ。
それでも、我慢してパンティを脱ぎ、ブラジャーのホックを外すと(いや、そんなに
見つめないで!)新入生達は泰子の乳房がブラジャーから飛び出るのを待っている。

 その期待に応えて、肩から紐を外してブラジャーを脱いだ。
「凄いや。素っ裸になってくれるなんて!」
「オチンチンが変になっちゃった!」1人が股間を押さえてうずくまった。

 「どうしたの。痛いの?」全裸になった泰子は、自分が素っ裸なのを忘れて駆け寄
った。
「お、オチンチンが、オチンチンが!」
「オチンチンがどうしたの。見せて」泰子が手を退けさせると(射精だわ。私のヌー
ドを見ただけで射精した…)肉竿の先端が、白い液体で汚れていた。

 「いらっしゃい。これは、大人の証拠よ」うずくまった新入生の腕を掴み浴室に入
ると、お湯をかけて肉竿を洗っていく。
「これは、射精というのよ。もうあなたは大人なの。でも注意してね、赤ちゃんがで
きるから」と諭した。

 「ありがとうございます。お礼に、体をお洗いします」
「いいわよ、そんな事としなくても…」
「遠慮はいりません。ほら座って!」泰子は新入生によって体を洗われていく。

 「はい。次はオッパイです」
「そこはいいわよ」
「ダメよ、泰子さん。拒まないのよ!」泰子の乳房が触られていく。
「オッパイって、柔らかいんだね。お母さんと同じだ!」

 「あら、お母さんのオッパイを触った事あるの?」
「ずいぶん前だけどね。でも、僕を見捨ててしまったんだ…」
(可愛そうに。ここは傷を持った人の、溜まり場なのかしら?)黙っている泰子で、
浴室で体を洗い終えると、食堂に入り夕食を摂ってから自室に戻った。

 そして翌日、岩瀬学園の入学式と始業式行われたが、父兄や招待客はおらず、生徒
と教師、事務員、まかない婦達だけの式典だ。
式典は30分ほどで終わり、早速授業が始まる。

 泰子も緊張しながら、どうにか初めての授業を終えて、職員室に戻ってきた。
「よかった。最初がよければ、全てよしだからね」椅子に座ってくつろいでいると、
そこに「いたいた、川口先生。授業が終わりましたら、体育館へお越し下さい!」生
徒から声が掛けられる。

 「あら、なんのようかしら?」
「下着ですよ。昨日の下着の事です!」
「わかった。必ず行くわ!」下着と聞いて不安がよぎった。

 泰子は不安を抱きながらも、次々と授業をこなして放課後になると、不安を抱き体
育館に入ったが「そ、そんなー!」叫んでしまった。
そこには、泰子が昨日生徒会に渡した下着が飾られてある。

 「どういうつもりなの。燃やすか、捨てるんじゃなかったの?」
「そんな事しません、競売ですよ。先生借金を抱えているんでしょう。ですから競売
します」
「やめて。そんなのいやです!」
「無理です。今までこうしていましたから」生徒が言うと、唖然とする泰子だ。

 程なくして、生徒達が体育館に入ってきた。
「色っぽいね。川口先生はこれをつけていたんだ!」真っ黒なガーターベルトに、人
垣ができている。
泰子は(いやよ、そんなの見ないで!)恥ずかしくて、顔が真っ赤になっている。

 「これから始めるけど、いいかな?」
「いいです、始めて下さい」
「わかった。始めるよ」生徒会の指示で、飾ってあった泰子の下着が演台に運ばれ、
泰子も隣に立たされているが(いや、私の下着を売るなんて…)俯いたままだ。

 「それでは始めます。最初はこれから!」昨日まで履いていたパンティが両手で広
げられている。
「ここに、ちょっとシミがありますよ」
(やめて、そんなことはやめて!)裏返しにされたパンティの裏地には、確かに黄ば
んだ跡がある。

 「5千円!」「7千円」値段が上がって「1万円!」それが最高値だ。
「はい、1万円で落札です。こうして履いていました!」両手でパンティを掴み、泰
子の股間に押し当てていく。
それは、返って生徒の想像を高めてしまった。

 「はい、次はこれです。オッパイを包んでいたブラジャーです」乳房に押しつけら
れて(やめて。こんなのいやー!)俯いたままだが目尻から涙がこぼれ落ちている。
しかし、容赦なく競売が進んでいく。

 「最後になりました。これです、ガーターベルトとストッキング、パンティの3点
セットです」
「1万円」「2万円」値段が上がって「3万円」「4万円」「5万円」そこで止まっ
た。
「5万円ですそれ以上はいますか?」誰も声を上げない。
「決まりました、5万円です。今日の最高価格です。それではお受け取り下さい」そ
れを受け取りに来たのは昨日、浴室で射精した新入生だ。

 (あの子だわ、昨日のあの子が私の下着を買った!)信じられないと言った顔だ。
「最高額ですから、お二人さんはこの部屋で話し合ってください」代金を支払うと、
泰子と新入生は狭い部屋に押し込まれた。

 「先生、これを着けて!」
「こ、ここで着替えるの?」
「そうだよ、素っ裸になって着替えてね」
「許して。そんな恥ずかしい事できないの…」

 「やらないと罰を受けるよ。レイプされても、文句が言えないんだって!」
「いや、レイプはいや!」
「だから着替えて。僕も手伝うから」泰子のスーツを脱がしていく。
「絶対にレイプしないで。もう乱暴にされるのはいやなの」泰子は前の夫の仕打ちを
思い出し、泣き出した。

 「泣かないで、先生!」スーツが脱がされ、下着だけだ。
「これも、いらないよね?」パンティとブラジャーも脱がされて全裸にされ「絶対に、
レイプしないでね」両手で乳房と股間を覆っている。

 「当然です。先生、早く着て下さい」
「わかったわ。待ってね」泣きながらガーターベルト、パンティ、ストッキングを履
いて行く。
「先生。僕、オチンチンを擦ると、出るようになりました」ズボンを脱ぎだす。

 「いや、レイプしない約束よ!」
「そんな事、絶対にしません。ほら、見てください」勃起した肉竿があり「先生にし
て欲しいんです。先生のオッパイを吸いながら出したいんです!」

 「わかったわ。その代わり、出そうになったら言ってよ!」泰子は勃起した肉竿を
掴んだ。
「先生!」新入生は泰子の乳房を揉むと、乳首を吸う。
(気持ちいいわ。子供だけど、吸い方が大人と一緒だわ…)呼吸を荒立てながら、肉
竿を掴んだ手の動きを早めて行く。

 暫く擦ると「で、でる!」泰子は肉竿を強く握ったが、先端から白い液体が噴射し
た。
「もう、いいでしょう。オッパイも吸ったし…」
「うん。先生の性器もたっぷり見たしね」
「み、見ていたの、私の性器を?」
「うん。ヒラヒラがとてもいいね」

 「お願いだから、誰にも言わないでね。性器の中を見たなんて!」
「言わないよ。その代わり、性器の中をもっと見せて」
「もっと見たいの?」
「うん。オチンチンが入る所を、見ておかないと困るしね」

 「わかったわ。脱ぐから待って!」慌ててガーターベルトを外し、パンティを脱い
だ。
「その姿でいいよ、ストッキングを履いたままで!」
(いやよ、こんな姿でなんて!)ストッキング姿になった泰子は、足を開いて淫裂を
晒した。

 その淫裂を、新入生が指で広げていく。
「そこよ。そこのぽっくりと空いたとこが膣よ。そこにオチンチンが入るの…」目を
閉じて、膣を触られてく。
泰子は、膣の中を指で掻き回されている。

 「うっ。もういいでしょう?」
「そうだね。先生の膣の中をたっぷりと味わったしね」抜かれた指が、ベトベトに濡
れていた。
「先生、指がこんなになっちゃった!」濡れた指を泰子の口に入れ(淫汁なんか、な
めたくないのに…)舌でなめさせられた。

 指をなめさせられた後に、ストッキングを脱ぎ、制服を着込んでいく。
勿論、下着は先ほどのスケスケで、その後スーツを着込んだ。

 「ねえ、買った下着をどうするの?」
「これを見ながらオナニーするんだって。僕もするんだ、先生の性器を思いながら!」
「いやよ、私の性器を思い出しながらなんて!」自分のパンティを手に持ち、肉竿を
擦る姿を想像して、顔が赤らんでいる。

 2人が狭い部屋から出ると、生徒は誰もおらず、泰子は職員室に戻った。
戻ると「先生、これが下着の代金です」生徒会役員が代金を手渡し「あ、ありがとう
…」それを受け取る。

 「あの、黒のガーターベルトがよかったな。今度の制服にしたいな…」泰子の体を
見つめて言う。
「いやよ。恥ずかしかったわ。あの下着を着ると、風俗みたいで!」
「でも、着ていたんでしょう?」
「仕方なかったのよ。前の夫が着ろっていうから」

 「それだったら、生徒会が決めれば着ますよね?」
「そ、それは…」言葉が途切れた。
「決まりです。早速、計らせてもらいます」生徒会役員は職員室から出ていく。

 すると「ねえ。今度の制服って、黒いガーターベルトに、ストッキングになるんで
すって?」志保が話しかけてきた。
「そうなの。そうしたいって、言っていたわ」
「私いやよ。別れた夫に、その格好をやらされて売春していたんだから」志保は過去
が思い出され、泣き出してしまった。

 「私だっていやよ。ローンの返済にと履かされて、ホステスをやらされたわ。性器
を丸出しでよ!」桂子や典子も泣き出し(つらい思いをしてきたのね。私だけじゃ、
ないんだ…)泰子は改めて、ここにいる同僚のつらさを知った。

 だが、1週間後に職員の全てが生徒会役員から呼び出され、勿論校長の秋子も呼ば
れ「今度、制服を新しくすることになりました」その瞬間に、顔が強ばる職員達だ。
「サイズは、申請された通りのを選んでおきましたから、名前の書かれた箱を受け取
ってください」生徒会の指示に従って、皆が受け取ると中を覗いて(いや。こんなの
いや!)見るなり涙を流し、志保や典子も泣き顔になっている。

 「いいですか、今すぐ着替えてください!」
「ここで、ですか?」
「はい、ここでです。皆さん一緒だから、恥ずかしくないでしょう?」
「わかったわ。ここで着替えればいいのね?」
「そうです。まずは、皆さん全員が素っ裸になってください」諦めたのか、典子が真
っ先に服を脱いで、スケスケの下着姿になっている。

 それに倣い、志保や桂子も脱ぎだし(どうせ、脱がなければいけないんだから…)
泰子も諦めて、スーツを脱いでいく。
その後、パンティとブラジャーも脱いで(これで、フルヌードになったわ)部屋の中
にいる女性は、皆が全裸になっている。