「遺恨の学園」
                          赤星直也:作
 
第12話 麻妃の死

 麻妃への同僚の虐めはなおも続いた。
「遠藤先生、今度の保健の授業でモデルをお願いできませんか?」保健医から頼まれ
た。
「モデルですか…」一抹の不安を覚えた。

 「生で授業がしたほうが、生徒もわかりやすいでしょうから」
「もしかして、生徒の前で裸ですか?」
「はい、その通りです。女性の性器を見せた方がわかりやすいでしょうし…」

 「そんな破廉恥な事できません!」
「あら、売春よりは健全よ。それに、生徒も理解しやすいし」すかさず陽子が横から
口を出す。
「そうよ、監視人の陽子さんが言うんだから、やらない訳にはいかないわね?」

 「教え子の前で、性器を晒すなんて…」うなだれ、涙を落としだした。
「泣いたってダメよ。授業と思ってやりなさい!」
「そうよ、せめてもの罪滅ぼしよ」こうして、麻妃は教え子の前で裸を晒すハメにな
った。

 麻妃は下着を脱ぎ、白衣だけを着させられて特別教室に連れて行かされた。
「今日は、遠藤先生が特別にモデルをなさります」50人ほどの男子生徒の前で紹介
されたが、教え子達はまだ意味がわかっていない。

 「先生、準備をお願いね」催促され、麻妃は背中を向けてボタンを外していく。
(イヤよ、こんな大勢の前で裸だなんて…)顔を強ばらせながら白衣を脱ぐと「裸だ。
遠藤先生が素っ裸だ!」現れた全裸姿に教え子達は興奮している。

 「静かにして。これは授業です!」生徒を制止するが歓声はなかなか治まらず「静
かにしないなら、やめますよ!」その声でやっと静かになった。

 「それでは始めます。女性の体は、ここが男性と違っていて…」麻妃の乳房と淫裂
を触っていく。
(やめて。やるなら自分がヌードになってよ…)太股を震わせながら触られていく。

 やがて、手が核心部分に入った。
「ここよ。ここにチンポが入るの」両手で淫裂を広げて膣腔を見せた。
「そんな狭い所に太いのが入るんだ…」

 「そうよ。ほら、見て!」指を膣に入れて広げた。
「凄い、ゴム見たく伸びたぞ!」歓声が上がっていく。
「そうよ。この膣から赤ちゃんが出て来るのよ」得意げに話している。

 その後、生徒達も麻妃の体を触って体験していく。
「凄いや。オッパイがこんなに柔らかいなんて…」
「ここもそうだよ。指が入っても平気だし…」乳房や淫裂を興味深く触っている。

 「ここは何なの?」尿道が掴まれた。
「オシッコよ、そこから出るの」
「それじゃ、ここは?」
「クリトリスよ。エロ本で読んでいるから、どんな所かは知っているよね?」クリト
リスを撫でだすと「あっ!」声を上げ太股が震えていく。

 「そこは、敏感なの。とっても大事な部分だから丁寧にするのよ」それでも、指先
が執拗に撫でている。
(やめて、そんな事されたら、声が出ちゃう…)麻紀はこらえた。

 こうして、始めての授業が終わったが、麻妃が全裸になって淫裂と乳房を触らせた
事が瞬く間に生徒の間に伝わった。
麻妃が授業をしていると「先生、僕達にも見せてよ」「そうだよ、不公平だよ」男子
生徒達が麻妃を取り囲んで服を脱がしていく。

 「イヤ、いや~!」叫んでも聞き入れられず、麻妃は下着も剥ぎ取られた。
「これだ。これがオ○ンコだ!」
「ここにチンポが入るんだぞ!」両手を押さえられたまま、淫裂、乳房と触られてい
く。

 「やめて、お願いよ~!」叫んでも助けようとする者はいない。
「先生。体を汚すよりはいいでしょう?」女生徒達も冷ややかな目で見ているが(ご
めんなさい、何もできなくて…)美和だけは泣き顔で下を向き、沙織達は笑いながら
見ていた。
その日、麻妃は、後の授業でも服を脱がされ全裸にされ、乳房と淫裂を触られた。

 しかし、これだけでは済まなかった。
放課後になり、職員室に戻ろうとする麻妃は、男子生徒に押さえられ、誰もいない用
具室に連れ込まれて裸にされた。
「やめて、お願い。レイプしないで!」両手を縛られ押さえら「イヤ、イヤ!」過去
の忌まわしい思いが甦り抵抗も激しくなっている。

 「静かにするんだよ!」口も塞がれ「う、う~!」首を振りながら拒むが、教え子
達は麻妃の淫裂に肉竿を押し込んでいく。
「気持ちいいな。先生とのオ○ンコは。今日は金がないから、ただでやらせて貰うよ」
「俺もだよ。後で払うから、前借りと言う事で」教え子達は、麻妃を代わる代わる犯
し、胎内に白い液体を噴射させた。

 それは、この日だけではなく、毎日のように麻妃は教え子に用具室に連れ込まれて
犯され、射精され続けた。
そんな事が続けば、当然、体にも異変が出てもおかしくはない。
卒業式が迫った頃、麻妃は突然吐き気をもよおし、診察の結果妊娠と診断された。

 「妊娠だなんて。相手は教え子なのよ…」誰にも言えず、悩む麻妃だ。
そんな麻妃に、追い打ちを掛けるかのように退職勧告が理事会より出された。
「どうすればいいのよ。もう生きていく気もなくなった…」麻妃は次第に落ち込んで
いく。

 そして、麻妃は卒業式が済んだ当日、校舎の屋上から身を投げて自らの命を絶った。
それは聖心学園にとっては好都合だ。
「口封じができたぞ。これで安泰だ!」校長や教職員達は笑顔だ。
それから数か月後、斉藤と早紀の結婚式が行われ、斉藤も学年主任に昇進している。


 それから数年が経ち、美和はデパートに就職して働き、沙織や彩香達は大学へと進
学していた。
美和がいつものように店内の売り場で商品を並べていると「原田君、今度新しく入っ
た遠藤君だ。面倒を頼むよ」主任が男性を紹介した。

 「遠藤宏二です。よろしくお願いします」頭を下げ「原田美和です、こちらここよ
ろしくお願いします」と挨拶する。
主任は遠藤を残して戻り、2人だけが残されている。

 「宏二君、まずはこれを並べてくれない?」
「わかりました」遠藤は美和の言う通りに商品を並べていく。
そして、7時に仕事が終わり帰ろうとすると「先輩、お礼に一杯ご馳走します」遠藤
が声を掛けてくる。

 「あら、そんな気遣い要らないわよ」
「気遣い何てとんでもありません。本当に誘いたいだけですから」遠藤は美和を強引
にスナックに連れ込んだ。
「私、こんな所へ来るのは初めてなの」
「僕だって初めてですよ」そう言いながら美和と一緒に酒を飲んだ。

 美和にとっては束の間の楽園であったが、その翌日には地獄に突き落とされた。
美和と遠藤は一緒に売り場で商品を調べていると「ねえ、これより一回り大きいのな
いかしら?」背中から声を掛けられ、振り向くと見覚えのある顔だ。

 「あんた、美和だよね。原田美和よね?」連れの女が言う。
「何だ、美和か。こんなとこで働いているんだ。とにかく、4個欲しいの」
「わかりました…」言われるまま、商品を包んでいく。

 「久しぶりだわね、昔見たく遊んでみない?」
「もう卒業しましたから…」
「そっちが卒業しても、こっちはまだなのよ。また来るから準備だけはしておくのよ」
沙織達は言い残して帰った。

 「原田さん、あの人達は?」
「高校の同級生なの」
「あの人達に、虐められていたんだね」
「どうしてわかったの?」
「顔つきだよ。原田さんの顔が怯えていたし」
「そうなんだ、顔つきでわかったんだ。もう、来なければいいのにね…」その後黙り
込む美和だ。

 美和が心配していた通りに、3日後に沙織達が訪ねてきた。
「明日は定休日よね。付き合ってくれない?」
「もう許して。卒業したし…」

 「イヤなら、店長に失礼な事を言ったって言いつけるわよ」
「それはやめて下さい。ここを辞める訳には行かないんです!」
「そうよね。沙織のお父さんから睨まれたら、この店長だって首になるかもね」彩香
も得意げだ。
「だから来るのよ。来なかったら本当に言いつけるからね」沙織はメモを渡して帰っ
た。

 「原田さん、大丈夫ですか?」遠藤も心配顔だ。
「大丈夫な訳ないわ。行くしかないのよ」涙声で話した。

 翌日、美和は沙織から渡されたメモの通りに「またこれを着るなんて…」黒の役目
をしない下着ばかりを選んだ。
ブラジャーはカップが無く乳房が飛び出し、パンティも股間がくり抜かれて、絨毛が
丸見えになっていた。
その上、ガーターベルトとストッキングも着けるから、風俗嬢と何ら代わりがない。

 その下着の上に服を着ていく。
「どんな事されるのかしら?」怯えた顔つきで家を出た。
美和は沙織から渡されたメモを頼りに、電車に乗り大学の校門まできた。

 「ここがそうなんだ…」指定された時間までには時間があるが、そこで暫く待って
いると沙織達が現れた。
「よく来たわね。こっちへ来て!」美和を取り囲むようにして歩いていく。
「どこへ行くのですか?」
「行けばわかるわよ」説明もしないまま校舎の中に入った。

 校舎の中は学生達が行き来している。
「ここよ、ここに入って!」連れ込まれた部屋はスタジオのようか感じだ。
「まさか、ヌードを撮る気では?」入るなり美和は叫んだ。
「そうよ、その通りよ。早く脱いで!」

 「沙織さん、もう許して下さい。この通りです」正座して頭を下げた。
「そんな事してもダメよ、脱がないなら店長に言いつけるわよ。それに、昔の事も…」
「やめて。脱ぎますから」美和は泣き出したいのを堪えて脱ぎだした。

 「そうよ、それでいいの」沙織と景子はカメラで撮りだす。
(また、昔のように虐められるんだ…)忘れかけたイヤな思い出がよみがえっている。

 それでも、服を脱いで下着姿になり「いいわよ。こっちを向くの」カメラに恥ずか
しい姿が撮られていく。
「ブラを外して!」注文が付き、美和は言われるまま、上半身剥き出しにした。
(撮らないで。もうヌードは撮らないで!)叫びたいのを堪えて、乳房を揺らせてい
る。

 美和は沙織の相次ぐ注文通りに、ストッキングとガーターベルトだけになった。
「いいわね。まるで娼婦みたい…」
「そう言われると、思い出すわね。あの事を…」
「またセックスしているのを見たくなってきちゃうわね」

 「美和にも、客を取らせようか?」それには美和も「何でもしますから、売春だけ
は許して下さい!」土下座した。
「そう素直に出られると、こっちも優しくなるわ」沙織はカメラを置いて、美和の両
乳房を揉みだした。
「美和、やりたくなったでしょう。先生がいないから1人でやる?」沙織の指が淫裂
も触っていく。

 「そんな、オナニーだなんて…」
「遠慮しなくていいわよ。やりたいならやりなさいよ!」彩香や景子も催促している。
(やるしかないわ。やれと言っているし…)
「わかりました。やります…」敷かれた布の上で横になり、乳房と淫裂を触っていく。
「そうよ、それが美和にはお似合いなのよ」薄笑いを浮かべて撮り続けた。

 撮影は1時間ほどで済んだ。
「景子。呼んできて!」沙織の合図で景子が出て行き、暫くしてから2人の男を連れ
てきた。
「凄いや、素っ裸だ!」入るなり声を上げた。

 「ほら、あんた達も脱ぐのよ。いい事してあげるから」沙織から言われ、2人も脱
いでいく。
それを見て「やめて。レイプはイヤです!」蹲り両手で淫裂を押さえた。
「そんな事はしないわよ、それより、チンポを口に入れるのよ」
「そうよ、イヤなら、本気でやるからね」

 「わかりました…」美和はそそり立った肉竿を掴んで口に入れる。
「いいわよ、それって!」また撮りだし、四つん這いにもされ、肉竿を口に入れた。
「お尻が空いているから、チンポを入れて!」

 (イヤ、お尻はイヤ!)逃れようとしたが、頭を押さえられ逃れられない。
「それじゃ、遠慮無くアナルさせて貰うよ」肛門から肉竿が押し込まれ「う~!」痛
みに悲鳴を上げたが、肉竿が口に入っているから声にならない。
(抜いて。お願いです!)全身を震わせながら堪えていると、根本まで入った。

 「それじゃ、撮れないわ。仰向けになって!」美和を抱きかかえ仰向けになり足を
開かされた。
「撮らないで。こんな恥ずかしいのは、撮らないで!」叫んでも、絨毛に包まれた淫
裂と、肉竿が入った肛門が撮られていく。
「う、う、う!」屈辱に嗚咽を上げるが、乳房も揉まれ「いいわ。凄くいい!」満足
そうに沙織と景子が撮っていく。

 男は「出したいよ。抑えが効かない!」本気でやりたがっている。
「わかったわ。オ○ンコ以外ならいいわよ」その言葉に、また四つん這いにされ、肉
竿をピストンされていく。
「ヒ~。抜いて、お願いです!」首を振りながら頼んだ。

 「膣に入るよりはいいでしょう。イヤなら膣にするわよ」そう言われれば我慢する
しかなく、肉竿の動きを早め、直腸の中で噴射した。
「俺にもやらせろ!」白い液体が流れる肛門にまた肉竿が入って「ヒ~!」悲鳴を上
げながら、美和は堪えた。