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「遺恨の学園」
赤星直也:作
第3話 写真
「美和。脱ぐのよ、早く素っ裸にならないと」沙織が催促すると、美和は泣きなが
らも服を脱ぎだした。
シャツ、スカートと脱いで下着姿になっていく。
「相変わらずね。この前言ったでしょう?」
「持っていません。こんなのしか…」
「だったら、俺が買ってやるよ。終わったら買いに行こう」
「よかったね。いいスポンサーができて」冷やかすが黙ったまま、両手を背中に回し
ていく。
(オッパイを見られてしまう。それに性器も…)顔を強ばらせながら、肩から紐を
下げていくと、乳房が露わになってきた。
「大きいじゃないか!」春樹は大きな声を上げた。
「兄ちゃん、そんなに驚かなくていいわよ。もっといいのが見られるんだから」
「そうだよな。オ○ンコも見られるんだよな」
「イヤだ、オ○ンコだなんて。卑猥よ」彩香と春樹が話している間にも、美和はパン
ティを引き下げだした。
(見られてしまう…)体を震わせながら、背中を曲げてパンティから足を上げてい
く。
「美和、こっちを向くのよ」言われるまま春樹の方を向いた。
「手を退けるのよ」震える手を股間から退けると「パイパンのオ○ンコだ!」すかさ
ず、声が上がった。
「イヤだ、兄ちゃんたら。美和の性器でオチンチン膨らませたわよ!」
「でも、凄いわね。生のオチンチン見たいわ」取り巻き連中が騒ぎ出す。
「彩香。頼めるかしら、オチンチンを見たがっているし」
「兄ちゃんのオチンチンが見たいんだって。見せてあげなよ」
「イヤだよ。恥ずかしいし…」
「そんな事言わないで。後でいい事してあげるからさ」
「わかったよ。見せるよ」春樹は服を脱ぎだした。
「全部脱いだ方がいいだろう?」
「勿論よ。オチンチンだけでなく全部見たいし…」
「わかった。素っ裸になるから、いい事頼むよ」
「わかっているわよ」春樹は次々と脱いで全裸になった。
股間の肉竿は、美和の全裸に反応して、カチカチになっている。
「凄いわ、これがオチンチンなのね…」沙織達は食い入るように見ている。
「触ってもいいぞ!」春樹の言葉に沙織が触った。
「暖かい、それに硬い!」
「そうさ、これでオ○ンコ突っつくんだから。それより、沙織の触らせろよ」
「上からよ、生はダメだからね」
「それでもいいよ」肉竿を触らせながら沙織の胸を撫でていく。
「沙織、私も触りたいな」
「いいわよ、交代しよう」取り巻きが次々と触っていき、胸を触られた。
「彩香、収まりがつかないよ、出したいんだ!」
「オナニーする?」
「そんなのイヤだよ。あそこにオ○ンコがあるんだからやらせてよ」それを聞いた美
和は「イヤ、セックスはイヤです!」手で股間を押さえうずくまった。
「セックスはダメに決まっているじゃないのよ。それだったら、お口でして貰えば」
「いいね、フェラもいいよ。頼むからやってよ」美和に肉竿を押しつけた。
それには当然首を振って「イヤ、イヤです!」と拒む。
「美和やるのよ。やらないと責任取らないわよ」
「そんな、私を脅すなんて…」泣き声を上げだした。
「やらないなら、服は返さないからね」景子が脱いだ服を奪った。
「返して、服を返して!」奪おうとするが、押さえられ何もできない。
「やるしかないわよ、それとも素っ裸で帰る?」
「やります、ですから服を…」泣きながら承知した。
「ありがとう。変わりに、いい物上げるよ」笑顔の春樹は美和を正面に膝を付けさせ
た。
「いいか、歯を立てるなよ。唇で擦るんだからな」美和は目を閉じ、肉竿を掴み口
の中に入れる。
(熱い、これがオチンチンなんだ!)春樹に言われた通りに唇で肉竿を擦っていく。
「もっと、奥までしないと」頭を押さえられ根本まで押し込まれ「う、う~!」咽奥
を突き刺し、吐き気を感じている。
だが「凄いわ、オチンチンをなめてるなんて」勝手な事を言う。
「撮りたいわ。こんなの滅多にないし」
「そうよね、撮っちゃおうよ」カメラで撮りだした。
(イヤ、撮らないで!)逃れようとするが、頭を押さえられる。
「ダメだわ、それだと顔が見えないし…」
「兄ちゃん、手を退けて!」彩香と景子が美和の頭を後ろから押さえた。
「わかったよ、退けるよ」手が退けられると美和の顔が見えている。
「いいわよ、その顔が」カメラに撮られた。
「そうだわ、どうせなら、真似事を撮ろうよ!」
「それいいわね。美和がセックスしているようにね」美和は手足を押さえられ寝かさ
れた。
「兄ちゃん、先だけ膣に入れていいわよ」
「本当なんだろうな?」
「勿論よ、後ろから抱き付いて入れてよ」春樹は言われた通り、寝かせられた美和
の背中から抱き付き、肉竿を淫裂に押し込もうとした。
「イヤ、イヤ~!」美和は逃れようと手足をバタバタするが、彩香や景子達に押さえ
られて逃れられない。
春樹はそれをいい事に、肉竿の先端を淫裂に押し込んだ。
「ヒ~!」膣を裂かれ悲鳴を上げるが、肉竿のくびれた部分まで入り込んでいる。
「見て、チンポが入っている!」結合部を見ている。
「撮ろうよ、面白いし!」美和が肉竿を入れられた姿を撮られた。
「う、う、う!」屈辱に泣き続けるが春樹は肉竿のピストンを始める。
「バージンは破らないのよ」
「わかっているさ。俺だって、そこまではしないよ」そう言いながら先端をピスト
ンして絶頂を迎え、肉竿が抜かれると先端から白い液体を恥丘に噴射された。
「射精よ、凄いわ!」「初めて見る!」また写真に撮られた。
射精を済ますと美和は自由になったが、全裸のまま泣いているが「美和。まだ処女
なんだから、泣く事ないわよ」冷たく言う沙織だ。
「そうよ、早く服着なさいよ」催促され、恥丘に着いた精液を拭き取り服を着ていく。
「楽しかったな。この分だとプレゼントしないとダメだよな」春樹も服を着ていく。
「そりゃそうよ。美和の好きなエッチ下着がいいわよ」
「わかった、買ってあげるよ」美和は服を着ると春樹と一緒に街に出た。
「美和さんとか言ったね。気持ちよかったよ」春樹は美和の肩をかけるが、その手
を振り払う。
「そう嫌うなよ、オ○ンコした仲なんだから」執拗に肩に手を掛けてくるが(やって
ない。セックスなんて…)下を向いて歩いている。
二人が歩くと、ポルノショップ店が目に止まった。
「イヤ、入れない!」
「わかっているよ、サイズを教えて」美和からサイズを聞くと、1人で入ったが、美
和は離れた場所で待っている。
(イヤだわ。こんな所で待つなんて…)待つ事20分、やっと春樹が出てきた。
「はい、これ買ったからね」袋を渡す。
(こんなの要らないのに…)春樹とまた一緒に歩き出した。
歩いていると「美和、買ったのね?」沙織達が駆け寄ってきた。
「そうだよ、俺のプレゼントさ」
「だったら着なさいよ、今すぐに」
「そんな、今すぐと言われても」
「いい場所があるわ。行こうよ」景子は心当たりがあるらしく、先頭を切って歩い
ていく。
(何も、今着なくていいのに…)その気のない美和も付いて行くとビルがある。
「今日は休みだから、こっちから」狭い階段を登り屋上に出た。
「どう。ここなら誰にも邪魔されないわ」確かに、見渡せばビルが目立つが人影はな
い。
「美和、急いで着替えるのよ」
「そんな、見られたら困ります…」
「いいからやるのよ。やらないなら、どうなっても知らないからね」
「そうよ、あのビデオで儲けちゃうわよ」
「やめて、着替えますから」渋々、また脱ぎだした。
青空の下、美和は下着姿になり、その下着も脱いで全裸になった。
「これを着けて!」彩香が袋からパンティを取りだした。
「イヤだわ、スケスケよ。丸見えじゃないのよ」ゴムを掴んで広げると、向こう側が
見える。
「兄貴ったら、こんなの買って…」愚痴るが笑顔だ。
「美和、履くのよ」沙織に言われ役目をしないパンティを履いていく。
「あら、性器が丸見えよ」
「イヤらしいわね、割れ目がハッキリだし」美和を言葉で辱めていく。
「それより、上はどうなっているの?」彩香はブラジャーを手渡す。
「これを着るんですか?」渡されたブラジャーはカップが無く、乳房を下から持ち上
げるタイプだ。
(イヤよ、こんなのイヤ!)躊躇っていると「早く着るのよ!」沙織が怒鳴る。
仕方なしに、美和は急いで紐に手を通して、乳房に押しつけた。
「大きいオッパイが、よけいに大きく見えるわね」
「本当だ。でも、イヤらしい姿よね」
「ホント。美和がエッチしたそうに見えるし」乳房と淫裂を晒す美和は下を向いて黙
ったままだ。
「美和、折角だから下着姿も撮ろうね」またカメラを向けた。
「もういやです。撮らないで下さい!」うずくまるが無理に立たされ、カメラに向き
合わせられる。
「いいわよ、そのいやらしさが…」沙織はスイッチを押しまくった。
「もういいわ。服を着ても」やっと服を着させられ、急いで着ていく。
(これで誰にもわからない…)ホッと一息だが、撮られた写真が気になった。
(セックスも撮られたし、どうなるのかしら?)不安を抱きながら、沙織達の後を付
いて歩いた。
それから数日間、美和に対する虐めはなかった。
「よかった、これで安心だし…」そう思っている矢先、身体検査が行われる事になっ
た。
それを待っていたかのように「美和。わかっているでしょうね、スケスケと丸出しの
下着を着けるのよ」沙織は美和に難題を押しつけた。
「許して、沙織さん。下着は普通のを着させて下さい」皆の前で土下座した。
「そう、私の言うのが聞けないんだ。だったら、彩香の兄さんとセックスして喪失し
なさいよ」
「そんな、バージンを失えだなんて…」
「それだけじゃないわ。ビデオでも撮るからね」
「イヤです、そんのイヤです!」泣き崩れていく。
「そうでしょう、処女でいたいよね。だから着るのよ。そうすれば、この写真もな
かった事にしてあげるから」春樹の肉竿が淫裂に押し当てられた写真だ。
「どっちを選ぶの?」聞かれる程もない。
「エッチな下着を着ます…」そう言うのが当たり前だ。
「そう、着てくれるんだ。着たら、この写真を上げるからね」笑顔の沙織達だ。
そして、当日を迎えた。
「女子は数学の遠藤先生が担当だ。一緒に行くんだ!」クラスの女子は、麻妃に連れ
られ保健室に入っていく。
「鍵は掛けたから安心よ。急いで脱いで!」その言葉に皆が制服を脱ぎだす。
美和も体を震わせながら脱いでいく。
(どうしよう、見られたら笑い者になる…)クラスメートはもう下着姿になろうと
しているが、まだ制服のままだ。
「原田さん、急いで。時間がないのよ」麻妃も急かした。
(こうなったら、脱ぐしかない…)覚悟を決めて脱ぎだした。
スカート、ブレザーと脱いで、ブラウスのボタンを外していくと「スケスケよ!」
パンティを見られ、声が上がった。
(言わないで、黙ってみててよ)ボタンを外し終えると胸を広げた。
「お、オッパイが!」「ヘアがない、性器が丸見えだ!」保健室が騒然となった。
「原田さん…」麻妃も驚いて黙ったままだ。
(笑い者になってしまう。これで…)泣き出す美和に「はい、驚かないで。この事は
誰にも言わないのよ!」麻妃は何かを感じたのか測定を始めた。
そして、1時間程で皆の測定が終わり「原田さん、放課後に来て。皆さんはこの事
を話しちゃダメだからね」麻妃は美和を気遣い教室に戻った。
しかし、美和を見るクラスメートの目は完全に変わっており、誰1人として話し掛け
ようとはせず浮いている。
それでも美和は授業を受けていたが長い時間だった。
授業を終えると皆、教室から出ていくが美和は職員室に向かっていく。
「先生…」麻妃に小さな声で言う。
「今日は一緒に帰りましょう」
「わかりました」美和が返事すると二人は一緒に聖心学園から出て行く。
「美和さん、誰かに脅されていない?」
「そんな、脅かされているなんて…」
「本当の事教えて欲しいの」麻妃は歩きながら話し掛けるが、核心部分を美和は言
おうとはしない。
(あの写真があるし…)言えば写真が表沙汰になるから言えなかった。
「先生、私ここで…」方向が違うからここで別れるしかない。
「困った事があったら相談してね」見送る麻妃も心配顔をしている。
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