「遺恨の学園」
               
 赤星直也:作
第2話 黒い下着

 「買ってきたわよ」戻ると「見せて!」袋が開けられた。
「いいわね。これは面白そうだわ」
「そうでしょう、美和、着替えるのよ」
「今からですか?」
「そうよ、ほら、急いで!」逆らえないから美和は、また服を脱ぎだした。

 そして、全裸になると買い込んだ下着を着ていく。
「わ~、凄いわね。まるで風俗みたいだ!」
「そうね、ストッキングも履きなさいよ」黒いストッキングも履いて、ガーターベル
トで留めた。

 「美和、ポーズを作って!」沙織の言う通りにしていく。
「セクシーだわ。これなら男も参っちゃうわよ」
「そうよね、私も大人になったら買うわ」ガヤガヤと美和を見ながら話している。

 「美和、明日はこれを着て来るのよ」
「でも、見つかったら先生に怒られます…」
「わからないわよ。下着を見せろ何て、言う訳ないし」
「そうよ、彩香の言う通りよ」
「わかりました、着ていきます」美和が承知するとまた雑談が始まった。

 そして翌日、美和は言われた通り、黒いボディスーツを着ていた。
勿論、ストッキングも黒を着け、ガーターベルトで留めている。
普通の制服だったら見えてしまうが、美和の制服は裾が長いから、ガーターベルトは
見えない。

 しかし、体を伸ばしたりすると見えそうだ。
「見えないようにしないと…」気にしながら授業を受けていたが、次は体育の授業だ。
女生徒達は一斉に更衣室に入り着替えていく。

 「美和、どうかしたの。急がないと間に合わないわよ」
「そうよね、急がないとね」躊躇していたが(やるしかない…)制服を脱ぎだした。
当然、美和のボディスーツに目がいってしまう。

 「凄い、ガーターベルト着けて…」
「しかも、黒のボディスーツだなんて…」着替えをやめて美和を見つめている。
(変な目で見られている…)周囲の目を気にながら着替えて更衣室を出ると、もう話
し掛ける者は誰もいなかった。

 やがて、体育も終え、再び制服に着替えるが、美和の周りはポッカリと空間ができ
ている。
(軽蔑されているんだわ、でも、明日からは元通りだし)着替えをすますと教室に戻
って行く。

 だが、クラスメート達は授業中もヒソヒソと話している。
「静かにしなさい!」教師が注意しても収まらない。
それでも、授業を続けて「はい、これできる人!」黒板に書いて質問した。

 「原田さんが、やりたいそうです!」隣の生徒が勝手に言う。
「原田さん、これ、解きなさい」教師に言われ美和は立ち上がり、黒板と向かい合う。
問題は美和にとっては難しい事ではないが、手を上げれば裾が上がって、ガーターベ
ルトが見えてしまうから、なかなか手が出せない。

 教師は「どうしたの。やる気ないの?」イラだった様子だ。
(やるしかない。見られてもやらないと…)美和はチョークを持つと、手を上げて黒
板に書きだした。
当然、スカートの裾が上がり、太股から黒いガーターベルトが覗いている。

 「原田さん…」教師も気づいたが、黙り込んで見ている。
(見られたわ、後で怒られる…)覚悟を決めて最後まで書き終えた。
「みんなは、どう思う?」
「合っています!」
「そうです、よくできました」美和は席に戻るが放課後が不安だった。

 その不安が見事に的中し、授業が終わると「原田さん、放課後に職員室に来て!」
言い残して教室から出ていく。
(怒られるわ、お父さんになんて言い訳したらいいのよ)その後の授業は身に入らな
い。

 それでも、どうにか、授業を終え、放課後に職員室に向かった。
「遠藤先生、どんな用事でしょうか?」うなだれ、小さな声だ。
「ここでは何だから、いらっしゃい!」遠藤と呼ばれたのは、遠藤麻妃と言い、数学
の教師だ。

 麻妃は美和と一緒に生徒指導室に入り鍵を掛けた。
「美和さん。制服の下にはどんなの着ているの?」
「それは…」返事などできる訳がない。

 「見せなさい。誰にも言わないから」
「わかりました…」美和は渋々制服を脱ぎ、黒のボディースーツ姿になっていく。
「まあ、子供がこんなの着けて。これでいいと思っているの?」麻妃は美和の体を触
りながら言う。

 「いいとは、思っていません。でも…」言いかけたがやめた。
「でもが、どうしたの?」美和は暫くためらい「試したかったんです、どんな感じか
と…」
「動機はそれだけなんだ。違う事もしたかったんじゃないの。たとえばこういう風に」
麻妃の手がボディスーツの中に入り込み乳房を掴んだ。

 「先生!」それには思わず声を上げた。
「どうなの。こんな事したかったでしょう?」露わにした乳房を軽く揉んでいく。
(レズだわ、原田先生はレズだったんだ!)それには黙ったままだ。

 麻妃はなおも触り続け「こんな事して許されないよね、知っているでしょう?」と
脅す。
「はい。もう着ませんから許して下さい…」
「許してもいいわよ、その変わり、先生とお友達になって欲しいの」
「わかりました、そうします」

 「約束よ。証拠に撮らせて貰うわ」
「やめて、写真はイヤです!」
「撮っておかないと困るの。『そんな事してない』って言われたらどうするの?」

 「わかりました…」美和は乳房を仕舞い込んで、カメラの前に立つ。
「そうよ、それでいいのよ」満足そうに美和の下着姿を撮ると「服、着てもいいわよ」
美和は急いで制服を着ていく。
「それから、今度の土曜日、家に来るのよ」
「わかりました」美和は生徒指導室を出ると校門へと向かう。

 「美和。先生に呼ばれたんだってね」
「はい、怒られました…」
「私の事、言ったでしょう?」
「言いません、誰も言いません!」

 「それならいいわ。今度の土曜だけど、付き合って貰えるかしら?」
「土曜は用事があってダメです」
「用事じゃ仕方ないわね。だったら日曜はどうかしら?」
「それならいいです」
「決まりだわ。日曜よ、この前と同じ所だからね」
「わかりました」美和は沙織達と別れて自宅に向かった。

 そして、土曜日が来て、美和は言われた通りに麻妃のアパートに向かう。
「先生、遊びに来ました」
「待っていたわ。上がって!」美和は麻妃の言われるまま上がった。

 「これ食べて」ショートケーキを差し出し、美和が食べると体を触れ合うように座
った。
「どうして呼んだかわかるわよね」ジッと美和の目を見つめる。
「たぶん、相手をして欲しいと…」
「そうなの。今日は相手をして欲しいのよ」麻妃は美和の顔を押さえて唇を重ねてた。

 「うっ!」初めての体験に(どうしたらいいのよ、キスされたけど…)何もできな
い。
そんな美和のシャツを捲り上げブラジャーを外していく。
「ダメ、そんなのダメ!」

 「いいのよ。先生に任せるの」シャツも脱がせ、ブラジャーも脱がして乳房に顔を
埋める。
「大きいのね。先生よりも大きいかもよ」両手で揉みながら乳首を吸い出し「あ、あ、
あ~!」すかさず美和も声を上げた。

 「気持ちいいでしょう、先生がした通りに美和もやるのよ」麻妃も脱ぎだした。
シャツ、ブラジャーと脱いで乳房を揺らせている。
更に、スカート、パンティと脱いで全裸を美和に見せた。
股間の絨毛は綺麗に手入れされ、恥丘には幅が1センチ程を縦に残し、淫裂の周りは
綺麗に処理されている。

 「先生。フルヌードだなんて…」
「何も驚かなくてもいいわよ、美和も脱ぐの」唇を重ねるとスカートを脱がしていく。
「そんな…」脱がされまいとするが、乳首を吸われ(イヤよ、レズなんてイヤ!)拒
めば父親に告げられるから逆らえない。

 それをいい事に、麻妃はスカートを脱がすと、パンティを引き下げていく。
当然、無毛の淫裂が目に入っている。
「綺麗よ。セックスした?」
「セックスなんてしてません…」目を閉じて言う。

 「そうよ、男は不潔だから付き合っちゃダメよ」言い終わると淫裂を舌でなめ出す。
「ダメ、そんな、あ~!」敏感な部分が舌と指で触られていく。
(レズはイヤだけど、気持ちいい…)次第に膣の中が濡れていく。

 麻妃は暫く美和の淫裂をなめて「美和がやるの、できるでしょう?体を入れ替えた。
美和は自分がされたように、乳房を揉みながら乳首を吸っていく。
「いいわよ。軽く噛んで…」言われるままに歯と歯で乳首を潰すと「あ、あ、あ~!」
麻妃は背中を浮かせ声を上げていく。

 (噛むと、気持ちいいのかしら?)なおも乳房を揉んでから、淫裂に顔を埋めてい
く。
「そうよ、それでいいの。指を入れてもいいわ…」言われるまま、美和は膣に指を要
れ動かしていくと「あ、あ、あ~!」腰が指に合わせて動いていく。

 (凄いわ。膣の中がヌルヌルになっている…)クリトリスを舌でなめながら指を動
かし続けると「行く、行く~!」麻妃は弓のように体を反らせ動きを停めた。

 「ハア、ハア!」荒い息使いに乳房が波打ち、淫裂からは淫汁が流れている。
「美和、抱いてあげる!」麻妃は美和を抱きしめ唇を重ねた。
「先生!」2人は乳房を重ね合い、また抱き合った。

 麻妃は暫く抱き合うと、カメラを美和に向け「イヤ、写真はイヤです!」手で胸と
股間を隠した。
「お願い、1枚だけ撮らせて。先生もオナニーしたいの」
「でも、ヌードを撮られるなんて…」

 「誰にも見せないわ。何なら私のヌードも撮っていいわよ」
「わかりました。お互いに、1枚だけですからね」
「ありがとう。恩にきるわ」美和は麻妃の言う通りのポーズを作ってカメラに収まっ
た。

 同じように、麻妃も美和の言う通りのポーズを作ってカメラの収まり、それを印刷
すると1枚ずつ持った。
「これでいいでしょう。お互い様だし」その後、2人は服を着て街に出て、下着店に
入っていく。

 「ここで買ったんだ…」並んだ下着を見つめている。
「そうだ。私もついでだし」麻妃も美和と同じような下着を買い込む。
「これでお揃いだわ」笑顔になり2人は店を出て別れ、美和は家に戻ったが麻妃の写
真の始末に困っている。

 「こんな先生のヌードを持っていても…」乳房と、無毛の淫裂がハッキリ映ってい
る。
美和は封筒に入れ、引き出しの中に仕舞い込んだ。

 その翌日、沙織達に呼ばれていたから、この前の所に向かった。
「美和待っていたわ。今日は面白い事しようね」沙織達は笑顔だ。
「面白い事って、何ですか?」
「これよ、エッチビデオが手に入ったのよ」
「見たいでしょう、見せてあげるからね」早速ビデオが再生された。

 すると「そんな!」悲鳴に近い声が美和から上がる。
「嘘よ、こんなの嘘!」慌てるが、画面には服を脱いでいく美和が映っている。
「嘘じゃないわよ。これは本当よ」美和は体を震わせながら見ていると、全裸になっ
た姿が映し出された。

 「綺麗じゃないの。ヌードもいいわね」沙織はニヤリと笑う。
「消して、こんなの消して!」
「ダメ、最後まで見るのよ」美和は泣きながら見ていると、今度はオナニーを始める。

 「イヤ、イヤです!」 泣き出したが、美和の淫裂もハッキリと写り、指が入ってい
る。
「凄いわね、毎晩やっているのね」
「慣れているわよ、指の動きがいいし」周りからは辱めの言葉が飛んでいくが、「う、
う、う!」下を向いて泣き続けた。

 ビデオは30分程で終わった。
「面白かったでしょう?」
「よくない、こんなのよくない!」
「私はよかったわ。もう一度やってくれないかしら?」
「イヤ。もういやです!」

 「イヤなら仕方ないわね。それだったら、素っ裸になって貰うわよ」
「どっちも、イヤです!」
「ふざけないで。新入りが逆らうなら、こっちも考える!」

 「沙織、このビデオを学校に持って行こうよ」
「それはいいわね。先生も喜ぶし」
それには美和も「お願い、それだけはやめて下さい!」土下座した。
「だったら、ここで脱ぐのよ。また素っ裸になって貰うわ」

 「撮るんでしょう、ヌードを?」
「撮らないわ。それより、兄貴が美和の素っ裸を見たいんだって。いいでしょう?」
「イヤ、裸を男に見せるなんて、イヤです!」

 「だったら、このビデオはいいんだね?」
「脱ぎます。ですから、ビデオは…」泣きながら承知する。
「そうよ、それでいいの。今呼んでくるから待って!」彩香は春樹を呼びに向かい、
暫くして連れてきた。
だが(イヤよ、男に裸を見せるなんて)美和の目からは、涙が停まらない。