「女教師 寛子」
                      赤星直也:作

第2話 演劇部顧問

 それから数日後、部活が活発に行われるようになり「先生。部員と会合をお願いし
ます」演劇部長が昼休みに職員室を訪れた。
「決まったからには頑張るわ。今日の放課後でいいかしら?」
「ハイ、お待ちしています」部長が帰ると「放課後から、早速部活だ!」寛子はくつ
ろいでいた。

 そして、昼からの授業を終えると、早速演劇部の部室に向かった。
「お待ちしていました。西尾先生!」部長と一緒に部室の中に入ると(あ、井原君が
いる!)また心がときめいてしまった。

 「こんにちわ。新しく顧問になった西尾です…」自己紹介を始めたが(井原君が見
ている。私を見ている…)鼓動が早まっていく。
寛子は気を逸らそうとするが無理で、呼吸も次第に荒くなっていた。

 それでも「ねえ、ここで見ていて、良いかしら?」見学を申し出る。
「当然ですよ。顧問ですから」部長の許可を貰うと寛子は部員達を見比べ(ダメだわ。
センスがないし…)部員を見つめていると、じっと、寛子を見つめる目に気づいた。

(井原君だわ、井原君が見ている…)目と目が合った。
寛子はわざと足を組み替え(井原くん、見て。私のあそこを見て!)恥ずかしさを堪
えて、ピンクのパンティが見えるようにと、井原の目の前で幾度も足を組み替えた。

 (お願いだから、私のパンティを見てよ)知らない振りをする井原に、叫びそうに
なったが堪えている。
(焦っているな。もっと焦らさないと…)わざと井原は目を逸らす。
(だめ。井原君、目を逸らさないで!)組んだ足を広げて、スカートの中を見えるよ
うにしていく。

 だが、他の演劇部員が寛子の足を開いた姿に気づき(ぱ、パンティが丸見えだ。ピ
ンクのパンティだ!)部員達は食い入るように、寛子のスカートの中を見つめている。
(気づかれたわ。パンティが見られた!)慌てて足を閉じた。

 (何だ、気づかれたか。もっと見たかったのに…)顔には出さないが、残念そうな
顔になっている。
(あんた達になんか、見せないわよ。井原君にだけ見せたのよ!)両手を膝の上に置
いて、見えないようにした。
(仕方ないな…)部員達は諦めて演技をしていく。

 やがて、練習に熱が入り5時近くなってしまった。
「部長、もう遅いから終わりにしないと…」
「そうですね、この辺で切り上げましょうか」寛子は部室から職員室に戻っていく。
「恥ずかしかったわ。パンティを見られるなんて。井原君が見てくれないし…」机の
上を片づけ、職員室から出た。

 校門を出ると「中尾先生!」声が掛けられた。
(あの声は井原君だわ!)胸を時めかせ振り返ると、井原が走って来る。
「先生。途中まででも一緒に帰ろう」
「良いわよ、一緒でも」2人は並んで歩いていく。

 「先生はピンクが好きなの?」
「ピンクって、何の事なのよ」(見ていたんだ。私のパンティを!)わざと話を逸ら
した。
「先生のパンティだよ。ピンクだなんて色気ないよ、僕は黒のスケスケが良いな。ヘ
アがうっすらと、見えた方がいいよ」

 「井原君はヘアが見たいんだ。この私のヘアを!」
「当然だよ。先生見たく、美人で若いならヘアは勿論、オッパイも見たいよ。男なら
ね」
(恥ずかしいわよ。ヘアを出すなんて。それにオッパイもだなんて…)
「あれ、先生、顔が赤くなっているよ。冗談を言ったのに」井原は、はしゃいで脇道
に入る。
「先生、明日も部活やろうね」「わかっているわよ」笑顔で返事をした。

 寛子は一人になって歩くと「ランジェリーショップだわ。井原君が見たい言ってい
たから、買おうかしら?」井原が言った言葉が気になり、店の中に入った。

 「いらっしゃいませ!」
「あのー、あれ下さい…」恥ずかしそうにうっすら、黒みを帯びたパンティを指さす。
「ああ、あれですね。わかりました」店員はガラスケースを開けて中から「Mサイズ
でよろしいでしょうか?」と尋ねる。
「はい。Mで結構です」恥ずかしさで、耳まで真っ赤になっている。

 (早くしてよ、パンティだけなんだから!)寛子には長い時間に感じられた。
「お待たせしました、3千円になります」寛子は代金を払い終えるとアパートへと急
ぐ。
「恥ずかしかった。こんなのを買うなんて!」袋を開けて中からパンティを取りだし
た。

 「丸見えになるかも。ヘアどころか、性器も見えてしまうわ」両手に広げたパンテ
ィからは、向こうが見えている。
「でも、井原君が見たいと言っていたし…」考え込んでしまった。
「とりあえず、明日だけでも履いてみるか」意を決めて明日に備えた。

 翌日、起きるなり、パンティを履き替えた。
「恥ずかしい。ヘアが見えるわ、それに性器も見えてしまう!)鏡に写った姿には、
真っ黒な絨毛が見えている。
「足を開いたらどうかしら?」足を開くと「性器も見えてしまう。井原君ならいいけ
ど、他には見られたくないし…」その上にスーツを着込んで、新生学園へと向かった。

 学園の職員室に入ると、早速授業の準備をし、ミーティングが済ますと教室に向か
う。
1時間目は7組だが5時間目が1組で「井原君に会えるのは午後からだわ…」わくわ
くしながら授業を済ませてく。

 昼食をすませて、5時間目になると「井原君のクラスね」教室に入り出欠を取って
いく。
(井原君、履いているわよ、黒のスケスケを…)見つめると井原も見つめ返している。
(どうしようかしら。ここでは大勢に見られてしまうし…)迷っている。
だが、何もできずに授業を終え「仕方ないわ。大勢の前でパンティを見せるわけには
行かないし…」言い聞かせながら職員室に戻った。

 寛子は6時間目の授業がなく、職員室で待機していなければならない。
「キーン、コーン!」授業が始まると職員室は数人の教師しかいない。
寛子は明日の授業に備えて準備をしていくが、井原の事が頭から離れず(井原君、じ
っくり見てね。性器も見て良いわよ)妄想しながら机の下にある足を開いていく。

 そして、スカートの裾を持ち上げた。
(見て、井原君。これが寛子の大事な部分よ)パンティの上から股間を触りだし、指
が割れ目に沿って動いていく。
(これが膣よ。オチンチンを入れるところなの…)呼吸が次第に速まっていく。
(お、オッパイも触って)妄想に酔いしれ、手が胸のボタンを外すと上着の胸元が開
き、シャツが見えている。

 さらに、シャツのボタンも一つ外した。
胸元が開き乳房を包んでいるピンクの布が見える。
(誰も見てないわよ。井原君!)周りを見て手を胸の中に押し込み、ブラジャーの中
にも手を入れて、乳房を揉みだす。
(そうよ。それがオッパイよ…)鼓動が更に早まっていく。

 しばらくの間、寛子は一人楽しんでいたが「キーン、コーン!」一人で楽しむのを
邪魔するかのように、チャイムが鳴った。
(そうよ、放課後だわ。部活があるんだ!)慌てて胸のボタンを掛け、スカートの裾
を戻すと、職員室に授業を終えた教師達が戻ってきた。

 「西尾先生、顔が赤いですよ。熱でもあるんでは?」
「何でもありませんよ。何でも!」(言えないわよ。オッパイとアソコを触っていた
なんて…)打ち消す。
「そうですか。それなら良いですけど…」心配そうに寛子の顔を見ている同僚だ。

 寛子は「私、部活がありますから…」心配そうな顔をする同僚を後目に、演劇部室
に向かう。
部室のドアを開け、中に入ると稽古をしていた。
(声を掛けたら邪魔になるし…)黙ったまま、後ろの椅子に座り、部員の稽古を見て
いく。

 (井原君がいないわ。どうしたのかしら。せっかく黒のパンティを履いてきたのに
…)部室の中を見渡したが、やはりいない。
(井原君がいないんじゃ、意味がないし…)帰ろうとした時にドアが開き「遅くなり
ました。掃除が遅れまして」やっと現れた。

 「遅いよ、井原。早速、稽古だからな!」
「わかっています」井原が現れて稽古に加わった。
(見て、井原君。あなたが好きな、スケスケのパンティよ。ヘアも見えるわよ)寛子
は井原と目を合わせ、足を広げた。

 (見ている。井原君が私のヘアを見ている!)顔が恥ずかしさで赤く染まり、呼吸
も速まっていく。
それを確認したのか、井原が縦に首を振った。
(見えたわよね。私のヘアとパンティが…)足を閉じるが、早まった鼓動はすぐには
直らず「ドキン、ドキン!」鼓動が早まったまま、井原の演技を見守っていく。

 井原が現れてから1時間ほど過ぎた。
「今日はここまで。続きは明日からだ。舞台稽古はゴールデンウィークからだぞ!」
「わかりました!」部員達は一斉に後かたづけを始め「部長、頑張ってね、期待して
いるから」寛子は声を掛けた。
「美人の顧問ですから、皆も頑張りますよ」

 「お世辞が上手ね。まだ高校生なのに…」
「お世辞じゃないです。ホントです!」
「そうよ。私も先生見たく、美人になりたいわ」部員と話を済ますと職員室に戻って
校舎から出た。

 暫く歩くと「先生。西尾先生!」後ろから呼ばれ「井原君!」振り返ると井原がい
る。
「先生、早速履いていたね。スケスケだからヘアも見えたよ」
「恥ずかしかったわ。井原君だけなら良いけど、他の人に見られるかと思うと心配で
…」俯いたまま寛子が言う。

 「先生のヘアは上が多いんだね。今度は2人だけの時、性器とオッパイを見たいな」
「だめよ。そんな事をしたら私をレイプしたくなるから」
「しないよ。そんな事は絶対にしない!」

 (どうしようかしら。こんなに真剣な顔で言うし…)黙ったまま歩いていくと「ホ
ントに、何もしないと誓うよ!」井原は必死に頼み込んでくる。
「わかったわ。そのうちにね」
「約束だよ、先生!」「約束するわよ」2人はしばらく歩いてから別れた。

 アパートに戻ると寛子は着替えて行く。
スーツを脱ぐと、股間を押さえていたパンティが濡れている。
「オナニーの時に、お汁が漏れたんだ。井原君に見られたかも…」恥ずかしさが襲っ
ている。

 「とにかく、着替えないと…」パンティを脱ぎ、浴室に向かい「ついでだから、お
風呂に入ろう!」浴槽にお湯を入れてブラジャーも外した。
「オッパイが見たいと言っていたわね。どうしたらいいのかしら?」全裸になると体
を石鹸で洗いながら考えを巡らす。

 しかし、良い考えなど思いつかず、浴槽で体を暖めてから着替えていく。
「そうだわ。明日は下着なしで行こうかしら?」手に取ったパンティを履きながら思
いつき「でも、チャンスがあるかしら。2人きりになるチャンスが…」また考え込ん
でしまった。
「とにかく、なるようになるわ」服を着込むと、明日の準備をしてからベッドに横に
なった。

 翌朝、寛子は目覚めると着ている服のすべてを脱いでいく。
「これも、いらない!」ブラジャーも脱ぎ、白い乳房が揺れ動いている。
勿論、パンティも脱いで、真っ黒な絨毛に覆われた股間が露わになっている。

 「これで良しと。これを、着ればいいのね」直接シャツを着込むが、うっすらと乳
房が透けている。
「スケスケだわ。オッパイが透けている!」姿見に映る自分の姿を見てからスーツを
着込み「誰も、下着を着けてないなんてわからないはずだし…」確認してから学園に
向かった。

 教師仲間の連絡を済ますと、寛子は2年1組の授業を首を長くして待っている。
(まだかしら。井原君に会いたいな…)授業をしていても、井原の顔が浮かんでしま
い(だめ。我慢しないと寛子!)堪えながらも授業をしていく。

 そして、やっと2年1組の授業になった。
(やっと会えるわ。井原君に!)浮き浮きしながら出欠を取り「井原君!」「はい!」
目と目が会い(井原君、今日は下着なしなの。私を見て良いわよ)顔が少し赤らんだ。

 それでも平静を装い、出欠を取り続け、それが終わると「今日はミニテストです。
簡単ですから20分で書いてください」「えー!」不満の声が上がるが、寛子は問題
用紙を配った。

 「ハイ。始めて下さい」教え子達は必死に問題集に向かう。
(恥ずかしいわ。オッパイを見られるなんて。でも井原君が見たがっているし…)ス
ーツのボタンを一個外すと、胸元が開いて、うっすらと乳房のふくらみが透けている。
(見て。これが寛子のオッパイなのよ!)シャツのボタンも外し、白い乳房の膨らみ
が覗いている。