「蟻地獄の学園」

                     赤星直也:作
第2話 罠

 「榊原先生、終わりました」ルミを剃り終えると香織の絨毛を剃りだしたが、やっ
と生えた程度だから簡単に剃り終えた。
絨毛を剃られた2人は浴槽に入って体を温めているが、ルミは剃られた股間が気にな
って浴槽の中で淫裂を撫でている。

 (こんな性器じゃ、恥ずかしくて見せられない)落胆の顔をしていると「ルミ、そ
んな顔しないで。直ぐになれるから」香織は手を伸ばしてルミの淫裂を触り始める。
(ダメ、生徒が見ています!)首を振るが執拗に触り、香織の手はなも動いて(膣に
指が入った!)手を押さえてそれ以上の侵入を防いだ。
すると、乳房を触りだし(もしかして、香織さんはレズでは?)そんな不安が込み上
げてきたが香織は何食わぬ顔でいる。

 「香織さん、私上がります」「だったら、私も…」2人は浴槽から上がり、脱衣場
に向かうと生徒達が大勢いる。
「新しい先生だ。スタイル抜群ね」
「羨ましい、どうしたら、あんなオッパイになるのかしら」全裸のルミに歓声が上が
っるが(そんなに見ないで。女同士でも裸を見られるのは恥ずかしいわよ)黙ったま
ま体を拭いていく。

 体を拭き終えると支給されたパンティに足を通すが、ゴム紐といった感じでやっと
淫裂を隠し、淫裂を押さえた布は先端が紐となって尻に食い込んでいる。
(こんなのイヤだわ。見えないからいいけど…)不満に思いながらもブラジャーを着
けた。

 サイズは合っているから、カップにすんなり収まっていくが、スケスケだから乳輪、
乳首が丸見えだ。
ルミは香織が気になって覗くと同じような下着を着ており、平べったい乳房がそのま
ま透け、乳房の割には乳首が大きい。
「そんなに見られると、恥ずかしいわ。ルミさん程大きくないしね」その後パンティ
を履いたが、割れ目をやっと隠している。

 (運動しても、大丈夫なのかしら?)体操の授業でずれないか気になっていると
「ルミさん、エッチなこと考えているでしょう。これが外れないかって!」パンティ
を掴んだ。
「そんなエッチだなんて…」図星だから動揺している。
「たまに、ずれることもあるわ。布がね、食い込んで…」ニヤリと笑い「やだ、鈴木
先生と榊原先生ったらエッチを考えている!」生徒達が冷やかしていく。

 「そんな事無いわ。心配してくれただけだから」香織は平然とシャツを着てルミも
着た。
(これも、スケスケじゃないのよ。オッパイが気になるわ)シャツを着込み鏡の前に
立つと(見えている。オッパイが!)うっすらと乳房が見え、ピンクの乳輪と乳首は
一目でわかる。

 「香織さん。オッパイが、透けている…」
「大丈夫よ、私だってそうなんだから。それに生徒も同じ服よ」
「それならいいけど…」
「そんな心配よりも、明日からのことに気を付けなさいよ」
「そうよね、その通りだわ」香織に言われ、服装よりも明日のことを考えて込んだ。

 部屋に戻ったルミは明日の準備をしていく。
「明日はどれを着ていけばいいのかしら?」制服を見て迷っていると「あら、まだ着
替えないの?」香織が現れた。
香織は淡いピンクのネグリジェで、ブラジャーとパンティが透けて丸見えだ。

 「香織さん、大胆よ。スケスケだし…」透けて見える乳房をジッと見ている。
「これが普通よ。ルミさんだって、同じのはずよ」ルミに言われ箱の中を調べた。
「私は薄い青よ。これだったら着なくても同じよ」
「でも、着ないとダメよ、規則だから」

 「わかったわ。着るけど、明日はどっちを着ていけばいいのかしら?」制服を2つ
並べる。
「これが普段用よ。それに、これが行事用なの」
「行事用?」
「後でわかるわ。とにかくこっちを着るの。それより、こっちへ来ない、お酒も用意
したし」

 「あら、いいわね。頂くわ」
「だったら、着替えないと。急いでよ」
「待って、直ぐ着替えるから」シャツとスカートを脱いで、淡いブルーのネグリジェ
を着込んだが、乳房が透けて丸見えになっている。
それは風俗店と何ら変わりなかった。

 ルミは香織の部屋に連れて行かれ、部屋の中には2人の女性がいる。
「香織、この人がそうなのね?」
「そうなの、良子。紹介するね、今度の先生で榊原ルミさんよ」
「榊原ルミと申します、これからよろしくお願いします」つきなみな挨拶だ。

 「私は田端朋美で国語を教えているの」
「私は田中良子よ、数学担当なの」2人も挨拶して来た。
「それより、あんた達も着替えないと」
「持ってきたわ、ここで着替えようと思って」そう言って2人が脱ぎだすと、やはり、
淫裂をやっと隠すパンティとスケスケのブラジャーをしている。

 「あの~。下着は同じですが、ネグリジェはどうして色が違うのですか?」確かに
4人とも色が違い、田中は薄い紫で田端はややオレンジがかっている。
「決まりは無いわ。事務員が勝手に決めているのよ」
「そうですか…」ルミは2人の乳房を見つめたが、乳首はピンクがやや黒ずんだ色を
している。

 「やだ。ルミさんったら、オッパイばかり見て!」
「そんな訳じゃありません。ただ気になって…」顔が赤くなっていく。
「冷やかさないのよ、ルミさんは何も知らない無垢なんだから。それより乾杯しない
と」缶ビールでの乾杯だ。
「乾杯!」こうして、4人のささやかな宴会が始まった。

 ビールを飲むとウィスキーも飲まれていく。
「ルミさんは強いんでしょう?」
「そんな事ありません、普通ですよ」そう言いながらグラスを傾けて、4人も酔いが
回りだし、ルミはもうフラフラになっている。

 「ルミさん。どうして、あなたのオッパイは綺麗なの?」酔った香織が抱き付いて
胸を触っていく。
「そうよ。私はこんなにだらしないのにね」
「良子はまだいいわよ。見て、私はこうよ」朋美はネグリジェを脱ぎ、ブラジャーも
脱いで乳房を掴んで揺すっている。

 「そんな事したらダメよ。教師なんだからね」そう言う良子も酔っていて、フラフ
ラしながら朋美の乳房を掴んだ。
「あ、あぶないわ」弾みで2人は床に倒れた。
「大丈夫、良子?」
「大丈夫よ、朋美」顔を見合わせ唇を重ね合う。

 「始まったわね。私達もやろうね」
「そんな、もう私、フラフラです…」
「大丈夫よ、こっちでやるから」ルミは隣の部屋のベッドに寝かせられた。

 ベッドに寝かせられると、安心したのか寝込んでしまい「これは脱ごうね」眠った
ルミはネグリジェが脱がされる。
その後、ブラジャーも脱がされ「綺麗だわ。このオッパイが…」香織は撫でながら吸
うと「ん、ん、ん!」意識が遠退くルミだが、気持ちよさそうに声を上げている。

 香織は最後のパンティも脱がせた。
「思った通りに綺麗だわ。まだ処女かも知れない」淫裂を指で広げて覗くと「悪いけ
ど、写真を撮るわね」香織は意識が無いのをいいことにルミのヌードを撮っていく。

 ルミは足を開かされ、淫裂の中まで撮られていく。
「これでいいわ。後は楽しまないと…」香織も脱いで全裸になった。
「ルミ、これからあなたは私の物よ」淫裂を舌でなめだすと「香織、もう始めたのね、
撮るけどいいわよね」先ほどの2人が現れた。

 「いいわよ。でも、私の顔はダメよ。痛い思いはもういやだから」
「わかっている。顔はルミだけにするから」酔っていた朋美と良子はまともになって
いる。
「撮るわよ」生まれたままの姿で抱き合うルミと香織を撮っていく。
「朋美、手伝って。あなたもオッパイを触るの」「わかった。こうするのね」朋美も
顔が写らないように乳房を揉んでいく。

 「ルミも、オッパイや性器を触られた写真を見たら驚くわよね」
「当然よ。知らない間に裸にされてレズさせられているんだからね」飽きることなく
ルミを抱き写真を撮っていく。
「写真はこれくらいにして、戻そうよ」脱がせたパンティ、ブラジャーを着せて、ネ
グリジェも着せていく。

 「これでよしと。後はルミを自分のベッドに寝かせるだけよ」3人は意識のないル
ミを部屋まで運び、ベッドに寝かせていく。
「でも、可愛そうよね。バージンなのに」
「仕方がないわよ、ここにいる限りは従わないと。私だってバージンだったのよ」
「そうだったわよね。とにかく任せましょう」3人は部屋から出てルミだけが残され
たが、何も知らずイビキを掻いてグッスリ寝ていた。

 翌朝、目を覚まし時計を見ると7時を回っている。
「いけない、遅刻しちゃう…」急いで起きあがり、顔や歯を磨いてからネグリジェを
脱ぎ下着姿になっていく。
そして、制服のシャツを着ていくがやはり、ブラジャーと乳首や乳輪が透けている。

 「授業中は、絶対に上着を脱げない!」鏡を見ながら言い聞かせてスーツを着込む
が「恥ずかしいわ。こんなミニは今まで着たことないのに」裾を気にしている。
確かに、膝上25センチはあり、前に屈めばお尻が丸見えになってしまい、椅子に座
ればパンティが見えてしまう。
「とにかく、注意しないと…」自分に言い聞かせ、化粧はそこそこにして部屋から出
た。

 「あら、ルミさん、大丈夫だった。昨日、寝ちゃったから運んだけど…」廊下で香
織と会った。
「わざわざありがとうございます。おかげでスッキリしまして」
「それならいいけど。とにかく朝食よ」2人は朝食を摂ってから校舎に向かい、ルミ
は真っ先に校長室に入った。

 「待っていたよ。行こう!」校長の内山は香織と一緒に職員室に入り紹介していく。
ルミは「今度お世話になります榊原ルミです」と挨拶し、職員達はルミを見つめてい
る。
(ここは女性が多いわね、男性が少ないんだ…)初めてそれに気が付いた。

 ルミが赴任したことで、全体朝礼が行われ、校庭には全生徒が並んでいるが、女子
が男子より若干の多めだ。
ルミは校長の挨拶が終わると生徒の前でも紹介された。
高い演壇だから、下から覗けばスカートの中が見えてしまうから(パンティを見られ
ないかしら?)見られないように手で隠して挨拶していく。

 挨拶が済むと、ルミは学年主任の佐藤と一緒に教室に向かう。
「これで僕も楽になりますよ、英語は苦手でしてね」
「えっ、主任が今まで代用をなさっていたんですか?」
「はい、その通りです。ですから、ホッとしました」笑顔で話す佐藤だが、ルミの上
着の中から時折見える乳房の膨らみが気になっている。
(イヤだわ。オッパイを見ている…)腕を狭めて、隙間を少なくしながら歩いていく。

 「榊原先生、ここが。最初の授業です」2人は一緒に教室に入って授業を行った。
ルミは最初の1週間を佐藤の補佐を受けて授業をしなければならず、慣れないので戸
惑いながらも、どうにかこなしていく。
そして、佐藤の補佐は1週間で終わり、それからはルミが1人で授業を進め、失敗を
繰り返しながらも、どうにか教師らしく振る舞っている。

 「榊原先生。大部慣れましたね」
「はい、主任のおかげでここまで来ました」返事するが佐藤の目を見ると上から胸を
覗いている。
(オッパイが気になっているんだわ。こんな制服じゃぁ、無理もないわよね)膨らみ
の上側が見えている。

 ルミが授業に慣れてきた事で、ルミへの仕事も増やされてきた。
「榊原先生。部活の顧問もしていただかないと…」「生徒会の方もですよ、空席があ
りましてね」と職員会議でも言われる。

 「皆さん、待ってください。そんなに一度は無理ですから、部活の顧問だけお願い
しましょう」教頭の小林が割って入り話をまとめる。
「それでしたら、前任がやっていた新体操部なんてどうでしょう?」

 「校長先生。榊原先生できるんですか?」
「私が聞いた所によると、大学時代は選手だったそうですよ」
「えっ、ルミさんが新体操の選手だったんですって?」聞いていた香織が一番驚いた。

 「選手といっても、ほとんど控えでしたから…」
「控えでも、たいしたもんよ。是非見てみたいわ」香織が目を細めた。
「そんな、見たいだなんて。香織さんだって体育大学だからやっていたんでしょう?」
「私はもっぱら走る方よ。女らしく振る舞うのは苦手なの。だから、さぼってばかり
でね」笑いながら言うが(そうか、ルミが新体操をね。これは面白くなってきたわ)
ニヤニヤしながら考えている。

 こうして、ルミが新体操部の顧問になった事が生徒会から部員にも知らされ、早速、
部員との顔合わせを行った。
部員達は自己紹介をし、それが済むと、部員達の練習が始まり「足を止めるの。動い
ちゃダメ!」リボンを振る部員に注意が飛んでいく。
良子と朋美「やる気満々のようね」「そうみたい。何時まで続くかしらね」はニヤニ
ヤしながらルミを見つめていた。