「蟻地獄の学園」

                     赤星直也:作
第1話 浴室 

 明るい日差しが照らす中、校門の前でタクシーが止まった。
「こんな田舎に、こんな立派な建物だなんて不釣り合いだわ」タクシーを降りた女性
は「ミカエル学園」と書かれた校門をくぐり、校舎に向かっていく。

 女性の名は榊原ルミといい、この学園で英語の教師をすることになっている。
年はまだ24才と若く、勿論独身だが、学園は休日ということで校舎の中は静まりか
えっている。

 「ここだわ、ここが校長室だ!」看板があった。
「事務室はどこかしら?」歩いていくとトレーナーを着た女性が現れた。
「すみません、事務室はどこでしょうか?」
「事務室ね。もしかしたら、今度の先生?」

 「はい、英語を教えることになっている榊原ルミです」
「そうなんだ、ずいぶん可愛い先生ね。私は体育を教えている鈴木香織というの。よ
ろしくね」
香織はショートカットでいかにも体育会系といった感じがする。

 香織は手を伸ばして握手を求め「こちらこそ、よろしくお願いします」ルミも手を
伸ばして応じる。
「柔らかいのね、ルミさんの手って!」
「はい、苦労が足りませんから」笑顔になって答える。

 「それより、事務室だったわよね、こっちなの」香織に案内されて歩いていくと事
務室と書かれた看板があった。
「ここよ、後でまたね」香織は去って行き「ここか、頑張るぞ!」深呼吸をしてドア
を開けた。

 中には女性の事務員が1人いた。
「すみません。ここで教鞭を取ることになっている榊原ルミですが…」
「ああ、榊原ルミさんですか。お待ちしておりました。それにしても、お若くて、お
綺麗ですね」
「そんな、綺麗だなんて。今まで、そんな事言われた覚えがないです」恥ずかしそう
に言う。

 「謙遜なさって。そうだ、それより、これに記入をお願いします。その内、校長も
お見えになるでしょうから」事務員は書類を手渡し、ルミはそれに記入していく。
(こんなに書くんだ。面倒くさいわ)そう思って書いていると「おお、来たか、待っ
ていたよ」校長らしい男性が現れた。

 「榊原さん、こちらが校長先生です」
「失礼しました。榊原ルミと申します」
「校長の内山信次です。わからないことがあったら何でも聞いて下さい」内山は挨拶
を済ますと出て行き、ルミは再び書類に書いていく。

 書類を書き終えると事務員に寮へと案内された。
「ここは全寮制なんです。何せ田舎なものですから」歩いて行く先には4階建ての建
物が4棟建っていた。
それに、3階建ての建物もあり、その中間に2階建ての建物があって廊下で繋がって
いる。
「職員は3階の方です。それに、2階の方は生徒との共有です」事務員が詳しく説明
していく。

 説明を受けたルミは真っ先に寮の管理人に挨拶した。
「榊原ルミです。これからお世話になります」
「こちらこそよろしくお願い。先生は女性ですから4階になります、これが部屋の鍵
でして」管理人から鍵を渡され、鍵を受け取ると自分の部屋へと向かう。

 階段を登って4階を歩くと「榊原ルミ」と書かれた表札がある。
「ここだわ」鍵を開け中に入ると、部屋は2部屋あり6畳と8畳程の部屋だ。
6畳の部屋にはベッドが置かれ、先に送った段ボール箱が数個あり8畳の部屋には机
や椅子、本棚などが置かていて、ちょっとしたリビングといった感じがする。

 「あら、いい感じだわ。独りで住むには勿体ないくらいね」東京の狭いアパート暮
らしと比べたら天国に思える。
ルミは早速段ボール箱を開けて中身を取りだし整頓を始めた。

 「やっているわね」そこに香織が顔を出した。
「今取り込んでいまして…」
「気にしなくていいわよ。それよりも手伝おうか?」香織も段ボールを開けていき
「ルミさん。こんなによく持ってきたわね」不要と思われるも飾り物まで入っていた。

 「あら、こんなのを履いているの?」香織は白いストッキングとガーターベルトの
セットを見つけた。
「そ、それは…」恥ずかしそうにしまい込むが「こんなのもあるわ」黒いレースのパ
ンティとブラジャーもあった。
「それは下着ですからいいです」顔を赤くして奪い取る。

 「恥ずかしがることないわよ。制服はもっと凄いんだから」
「制服ですか?」
「そうよ。ここでは全てが統一されているの」
「もしかして、下着もですか?」
「当然よ、いずれわかるわ。事務所でサインしていたでしょう。あれが申込書よ」詳
しく話していく。

 「まだ、学園のことは知らないでしょう。案内するから行こうよ」
「そうですね、お願いします」2人は寮を出て、校舎に向かう。
「生徒さんはいないんですか?」
「いるわよ。今日は屋外教育で全員裏山に出かけているの」指さす先には小高い丘が
ある。

 「結構、キツそうですね…」
「そうでもないわ。2時間程だから」
「香織さんは行かないんですか?」
「私は連絡係なの。他の先生達は生徒と一緒なの」歩きながら話すと校舎に着く。

 香織は教室から案内を始めた。
「ここが1年生なの」ぶら下がった看板には1年A組と書かれてあり、2人は静まり
かえった廊下を歩いて行く。
教室を過ぎると、実験室や音楽室などがあり、なも歩いていくと金属製の扉がある。

 「ここは?」
「そこはいいの、こっちよ」言いにくいのか説明を飛ばして歩いていく。
「ここは懺悔室よ。悪いことをしたら懺悔するの」中には大きな十字架がある。
「この十字架、傾いていますね?」確かに、Xの形をしている。
「これでいいの。いずれわかるから」2人はなおも校舎の中を回っていく。

 そして、一回りして戻ると校庭から声が聞こえる。
「戻ったわ。私は仕事だから後でね」
「はい、そうします」ルミは香織と別れて寮に戻り荷物の片付けを再び始めた。

 片付け始めてから暫く立つと「榊原さん、制服です」先程の事務員が2個の段ボー
ルを運んできた。
「ありがとうございます」受け取ると直ぐに箱を開けた。
「これが制服か、少しミニみたいね」真っ先にスーツを取りだすと、その下にもう1
着ある。
「あら、予備もあるんだ」取りだすと胸元がかなり広がっている。
「大胆ね、これも若い内はいいけど…」そのほか、トレーナーなど授業で着る物が入
っていた。

 制服などをクロゼットにしまい込み、もう片方を開けると「イヤだ、これが制服な
の?」下着も入っている。
色は白に統一されてはいるが、隠す布地が最小限で、パンティは紐と言ってよく、淫
裂を押さえる部分しか布がない。

 「これじゃ、ヘアが丸見えよ。それに、お尻も…」心配そうに見ている。
更に、ブラジャーもそうで、白みを帯びた透明な生地で乳房が丸見えになってしまう。
「どうして、これが制服に…」さらに探すと、ネグリジェも入っていて、寮で着る物
も入っている。

 その時、「ルミさん、終わった?」トレーナーを着た香織が現れた。
香織は箱を見るなり「届いたのね、これが制服よ、明日からはこれを着るの」
「着れないわ、こんな大胆よ。それに、ヘアだって…」恥ずかしいのか俯いてしまっ
た。

 「そんな心配要らないわ。丁度、生徒も戻ったし、お風呂に行きましょう!」香織
は持っていく物を教え、ルミは言われた通りにあの下着も持っている。
2人は途中で香織の部屋に寄ってから一緒に浴室へと向かった。

 浴室は銭湯のように広々としており、生徒達もいた。
「鈴木先生、そちらは?」生徒達は初めて見るルミを見ている。
「今度の先生よ、榊原ルミさん」

 「榊原ルミです、これから一緒に勉強しようね」
「ルミさんですか、綺麗ですね、一番綺麗かも」
「あら、そんな事言われると恥ずかしいわ」顔が赤らんだ。

 「ルミさん、そんな事よりお風呂よ!」
「そうでした」ルミは服を脱ぎだし、同じように生徒達も脱いでいくが(そんな、子
供なのに…)大きさこそ違うが、淫裂をやっと隠すパンティを履いている。
それに、スケスケのブラジャーで乳房が見え(もしかしてヘアを…)ルミは絨毛がな
いのに気づいた。

 そして、脱ぎながら、チラリとパンティを脱ぐ子を見た。
(ない、ヘアがない!)恥丘には何の障害物がなく、ピンクに割れた淫裂があるだけ
だ。
「やだ~。榊原先生ったら、ジロジロ見て。それより脱がないと!」
「わ、わかっています」生徒に言われ、下着姿になった。

 「あれ、制服じゃないの?」
「これから着るの。今届いたばかりだから今日は大目に見てあげて!」
「そうね、来たばかりだから仕方がないわね。と、言うことは?」生徒達が顔を見合
わせた。

 「そうなの、ヘアが一杯生えているの。誰かやる?」
「私達がお手伝いします!」香織の言葉に4人の生徒は笑顔になった。
(もしかして、ヘアを剃れとでも…)信じられないと言った顔でルミはパンティを脱
いでいく。

 「榊原先生、濃いめですね」香織は露わになった股間を覗いた。
「ふ、普通です!」
「あら、そうかしら。私はそんなじゃないわ」香織もパンティを脱いだが(香織さん
も剃っている!)股間には障害物がなく、割れ目からは2枚の肉襞がはみ出し、ゴマ
塩のように点々と絨毛の跡がある。

 「ほら、ここまでしかないの。ルミさんはこんにあるのよ」指で自分の絨毛の生え
際を触り、ルミのを触っていく。
(ヘアなんて、どうでもいいでしょう?)顔を背け、ブラジャーを脱ぎだすと「榊原
先生。凄くいいわよ、女の私が見てもいい形よ」乳房が揺れている。

 Cカップだが、形はお椀型をし、乳首がツンと上向きだ。乳輪や乳首がまだピンク
をしている。
その乳房を香織が「きっと、モテモテになるわ。このオッパイじゃあ…」撫でながら
言う。
「恥ずかしいです。生徒の前で触られるなんて…」生徒達は香織が触っている乳房を
見ている。

 「そうだったわね。私も脱がないとね」香織もスケスケのブラジャーを脱いだ。
「私ね、高校の時から発育が止まったみたいなのよ」小さめな乳房だ。
ブラジャーを着けている時から想像はしていたが、思った通りのAカップだ。
「恥ずかしいの、笑わないでね。こんなオッパイで」香織は由加の手を掴み、自分の
乳房を触らせていく。

 「笑うだなんて…」戸惑いながら乳房を撫でていくと(乳首だわ、乳首が堅くなっ
ている!)掌が乳首を撫でた。
「うっ!」一瞬だが、香織が反応している。

 「鈴木先生に、榊原先生。まずはお風呂でしょう。後は寮に帰ってからして下さい」
「そうね、お風呂よね」生徒に言われて中に入っていく。
「先生、私が背中を流します」「私も手伝います」生徒達が2人の背中を石鹸で洗い
だした。
「悪いわね」「いいえ、これも規則ですから」当然といった顔で洗っていく。

 「今度は前です」首から洗い出し、乳房も掌で石鹸を塗っていく。
(オッパイまで触るなんて!)目を閉じて2人に任せると揉むように洗っていき、乳
首も転がすようにしている。
(やめて、そんな事されたら声が出ちゃう…)ジッと我慢している。

 乳房を撫でた手が今度は股間へと伸びた。
「先生、私達がヘアの手入れをします」淫裂を代わる代わる撫でていく。
「ヘアは自分で剃るんじゃないの?」
「いいえ、それも生徒の勤めです」笑顔で答え石鹸を泡立てていく。

 「準備が出来ました。先生、足を開いて立ってください」
「どうしても、自分ではダメなの?」
「はい、規則ですから」
そこまで言われればやるしかなく、立ち上がって足を開いた。

 「行きますよ」生徒達は交代で絨毛に石鹸を塗って、掌で伸ばし絨毛を柔らかくし
ていく。
時折、淫裂に指が触れ(性器を触られた!)触られるたびに太股がぴくりと動いてい
く。
そんな様子を香織や残りの生徒達が見ている。

 やがて「先生、動かないで下さいね」カミソリが絨毛に当てられた。
「ジョリ、ジョリ!」カミソリの動きに反比例して絨毛が消え、ピンクの割れ目が見
えてきた。
「交代よ、私にもさせて」生徒達は楽しみながら絨毛を剃り、淫裂は剥き出しにされ
た。

 「仕上げは私よ」淫裂を剥き出しにした後は恥丘に残った絨毛を剃っていく。
(消えていく、ヘアが消えていく…)自分の股間に泣きたい気持ちになっている。
恥丘を剃り終えると、剃り残しがないか調べ「ここにあった!」肉襞を掴んで剃って
いく。

 (やめて、そんな事恥ずかしい!)手で顔を覆うと「恥ずかしくないわよ、女はみ
んな持っているの」香織は笑顔で言う。
「そうよ、これを持っているから女なのよね」もう片方の肉襞を伸ばして剃っていく。
(やめて、こんな事イヤよ…)ルミは顔を覆ったままだ。

 「先生、終わりました。見て下さい」鏡の前に立たされた。
「いや~!」悲鳴を上げた。
鏡には無毛の淫裂が映っており、淫裂からピンクの肉襞がはみ出している。
(いやよ、こんな性器なんていやよ)太股が震えていた。