「コートの貴公子」

                             赤星直也:作

第20話 プロとの試合

 真一はコンドームを外すと、優子を解くが「もっとやりたいんでしょう?」起きて
口を押し付け、肉竿を「フグ、フグ!」と擦っていく。
それを見て「雅美、やってくれ!」進藤も、コンドームを外して肉竿を差し出す。
「フグ、フグ!」雅美も口で擦ると、肉竿も堅くなっていく。

 すると「わかっているよな?」雅美は進藤の上に跨がされ、淫裂に肉竿が入ってい
く。
「真一君、準備はいいか?」その言葉に、真一はコンドームを着けると雅美の肛門に
ゼリーを塗っていく。
「いや、お尻はいや!」叫んでも、真一は押し込んだ。

 「あ、あ、あ~!」喘ぎ声をあげる雅美だが「行くぞ!」2つ同時に動く肉竿に喘
いでいる。
やがて、2つの肉竿が噴射して、雅美も解かれ「凄くよかった。見られていると凄く
いいの…」興奮がまだ治まってない。

 暫く休んだ雅美と優子は、一緒に浴室に向かう。
「優子さん、お尻大丈夫?」
「少し痛い。でも、変な感じだった。雅美さんはどうなの?」
「凄くいい気持ちだった。膣と同時にされると変になっちゃう。それに、見られてい
たし…」2人は話しながら浴室に入って体を洗い出す。

 淫裂を洗うが、絨毛がないからすんなり洗える。
「恥ずかしいわ。これじゃ、誰に見せられない」
「直ぐに生えるから心配いらないわよ」膣の中にシャワーを当て、お尻も洗うと乳房
と淫裂を晒したまま戻ってきた。

 「優子、オッパイ大きくなったな。それに大人になったみたいだ…」真一は抱き付
くと乳房を吸い出す。
「そうなの。膨らんでブラジャーがきついの…」真一を抱きながら答える。
「確かに、優子さん、女らしくなってきたわ。これも真一さんのせいかも」雅美も見
つめて言う。
「恥ずかしいわ。まだ子供よ」そう言いながらも、満足そうな顔をしている。

 試験を終えると、戻ってきたが「私はもう必要ないわね」雅美は憂鬱になっている。
「ここにいる理由が無くなったし、帰るしかないかな?」憂鬱な日々を送っていたが、
役場から思いがけない事を言われた。

 県が別荘の直ぐ側に3面のテニスコートを作り、強化選手をトレーニングするから、
是非、コーチを引き受けて欲しいと言われ、勿論、選手の宿泊施設も作るという。

 雅美は悩んだ末に、庄司と相談して引き受ける事にした。
それは新聞でも取り上げられ、真一と優子も知って「雅美さん。これからは僕の物じ
ゃないんだね」寂しそうに真一は雅美を抱き締めた。
「勘違いしないで。真一さんの物じゃないの。私には庄司さんがいるし、真一君には
優子さんがいるのよ」雅美も抱き返す。

 「そうだよね。人妻なんだよね…」
「そうよ。でも、今日は真一君の愛人になるわ」そう言うと、優子の前で真一のズボ
ンを下げていく。
「待って、そこは私が!」雅美の手を退けさせ、優子がズボン補引き下げパンツも脱
がした。

 「真一、やりたいでしょう。私と雅美さんにしていいからね」露わになった肉竿を
口の中に入れて「フグ、フグ!」と擦りだした。
「やりたい、雅美さんともやりたい!」
「それなら、3人でしましょう!」雅美は服を脱ぎ、優子も脱ぎだした。

 全裸になると優子と雅美は抱き合い、淫裂を舌と指でなめ合う。
互いに、敏感な部分をなめ合うと「あ、あ、あ~!」声をあげながら淫裂が濡れてい
く。
それを見て「初めは優子からだよ!」上になった優子の腰を押さえて、淫裂目掛けて
肉竿を押し込んだ。

 「あ、あ、あ~!」すかさず、声をあげるが「出して、今日は出してもいいのよ!」
射精を待っている。
「それなら、出すからね!」真一はコンドームを外して肉竿をピストンしだした。
「いいわ、凄くいい!」体を反らせながら声をあげる優子に(私も行きたい。でも射
精は危ないし…)雅美も興奮している。

 そして「出る、出る!」動きを停めて、膣の中で噴射した。
「真一、よかった。凄くよかった!」息を弾ませながら淫裂からは精液を漏らしてい
る。
雅美は、起きあがると真一の股間に顔を埋め「フグフグ!」口で擦っていく。
「気持ちいい。またできそう!」真一の肉竿がまた膨らんで、使えるようになった。

 雅美は「出されると、危ない日だから着けてね」肉竿にコンドームを着けて真一を
寝かすと馬乗りになる。
「これなら、出してもいいよね?」
「いいわよ。一杯出して!」淫裂に肉竿を迎えると、腰を動かし出す。
「クチャ、クチャ!」音が鳴り、淫汁も流れて肉竿が濡れていく。

 「雅美さん。出すよ、出すからね」
「いいわよ、一杯出して!」登り切った真一は、雅美の腰を押さえて噴射した。
「気持ちよかったわ。これで暫く我慢できる…」真一から降りると淫汁が流れていく。
その後、3人は服を着て、また特訓を始めた。

 それから数日後、高校に推薦遊学を認める旨の連絡が届き、2人にも知らされた。
2人は真っ先に、雅美に報告し自宅に向かうが「2人ともいい子だったわ。今度の子
はどんなのかしら?」後ろ姿を見ながら思案している。

 自宅に戻った真一は、美子に入学が決まった事を知らせた。
美子は喜んだが「東京からは戻らないんだね…」寂しそうに言う。
「そんな事無いよ。卒業したら、必ず帰るよ。そして、優子と一緒になるんだ!」
「それならいいけどね」美子には信じられない。

 一方、優子の方も報告するが「卒業したら、真一と一緒になる!」と宣言している。
だが、2人の進学は決まったけれど、住まいに悩んでいる。
家賃の高いアパートは当然無理だから、寮住まいを考えていると「家から通いなさい
よ」雅美が助け船を出す。
「その代わり、優子さんは家事もやってね」その話に2人の親も「こちらこそお願い
します」と下宿するのが決まった。

 そして、4月になると2人は進藤の家に住み着き、そこから大学に通っている。
2人が大学の校門をくぐると「真一君、サインして!」「私にも!」タレント並みに
サインを求められるが、いやな顔もせず応じている。
真一はテニス部に入ったが、新人だから、雑用もやらされていた。

 そして、6月になると、新人戦が行われ、真一に勝る学生はおらず優勝し、それで
も雅美から言われた事は毎日繰り返し練習して、またチャレンジカップに出場するこ
とにした。
今度はシードで予選無しだから楽だが、コーチを誰にするか悩んでいると「真一君、
また一緒にやろうね!」雅美が現れた。

 「雅美さん。こちらこそ、お願いします」人目を憚らず抱き締めると「見られてい
るのよ。これでも人妻なのよ」笑顔で言う。
「そうでした、注意します」頭を掻きながら言うと「早速、特訓よ。まずはサーブか
らね!」例によって、空き缶倒しが始まる。

 それを他の部員が見ているが「凄いや、全部当てている!」「ノーミスだ!」驚き
の声が上がっていく。
「次はリターンよ!」2人が交互にサーブし、それを打ち返す練習だ。
「なんて奴だ。ミス無く打ち返している!」信じられないと言った顔をしている。

 雅美がコーチに就いた事で、気楽になった真一は順調に勝ち進み、ベスト4まで来
た。
「相手はジョモラよ。全仏、全豪で優勝してるの」
「わかってます。本気で行きます!」その言葉通りに力を発揮して、ジョモラを倒し
て決勝に進んだ。
当然、マスコミは大騒ぎで、大学には記者が大勢押し寄せ、テニス部長もてんてこ舞
している。

 翌日の新聞には「貴公子、決勝へ進む!」こんな見出しで書かれており、それを見
て「何だか、遠くなるみたい…」優子は寂しげに言う。
そんな優子の思いを知らず、真一は決勝でも大健闘し、フルセットまで持ち込んでい
る。

 最終セットも、真一が粘りに粘って、6-6のイーブンまで追い上げると拍手が鳴
りやまない。
そして、最後のポイントまで来たが、相手のサーブを打ち返した時に、足が滑って、
転んでしまった。

 「しまった!」慌てて起きあがったが、非常にもラケットの先端をかすめて、通り
過ぎた。
「ピー!」主審の笛で決着が付いたが、真一の目からは涙が停まらない。
対戦した相手も真一を讃え、観客も総立ちで拍手をしている。
その様子もテレビで同時放送されて、視聴者も拍手を送っている。

 翌日の新聞には「貴公子、大健闘!」の見出しで載っていたが「優子、お前は俺の
嫁だからな」真一は優子を抱いて言う。
「わかってる。私は真一の妻だし…」2人は未来を誓い合っている。