「コートの貴公子」

                             赤星直也:作

第19話 ヒーロー

 その夜、真一と優子は「あ、あ、あ~!」と言う喘ぎ声で目を覚ました。
「なんだろう?」声の方へ向かうと、ドアが半開きで明かりが漏れていて(もしかし
たら、セックス…)2人は顔を合わせ、頷き会うと声の方へ向かった。

 そこでは、雅美が全裸になり、乳房を赤い紐で縛られたうえ、片足を持ち上げられ
て固定されている。
「お願いです、淫乱な雅美とオ○ンコして下さい…」虚ろな目で言うと「その前に、
ここを綺麗にだ!」全裸の進藤が絨毛を撫でだす。
「雅美の、オ○ンコを剃って下さい。そしてチンポで突いて下さい…」顔を背けると
2人と目が合うが、また背けた。

 「よし、パイパンにしてやる!」カミソリで絨毛を剃っていくと(そんな~。ヘア
を剃るなんて…)驚く優子だが(凄いや。俺も優子のを剃りたい…)肉竿を膨らませ
てみている真一だ。
それは優子にも気づき(真一がセックスしたがってる…。ヘアを剃ると興奮するんだ
…)考え込んだ。

 その間にも雅美の絨毛は消され「オ○ンコして下さい…」ねだって「雅美は、淫乱
だな!」進藤は雅美の腰を押さえ、肉竿を押し込んだ。
「あ、あ、あ~!」すかさず、声をあげて顔を背けると、また目が合った。
(雅美さん、痛くないのかしら?)優子は始めての光景に体が震えている。

 進藤は腰を振り続け「出すぞ!」膣奥に射精した。
「もっとして。もっと欲しい!」甘える雅美に「仕方ない。お前がやれ!」縛った足
を解き、両手を縛ったまま、馬乗りにさせた。
「やれ、オ○ンコやりたいんだろう?」変色した乳房を掴むと「やります、雅美は淫
乱ですから」腰を上下に振りだす。

 (雅美さんが、あんな事までするなんて…)優子は信じられないと言った顔でいる
と(戻ろう!)真一に腕を掴まれ、戻っていく。
「雅美、戻ったみたいだぞ!」
「それでもいい。まだオ○ンコが疼くの…」
「俺もそうなんだ。チンポがビンビンだし…」2人はセックスを続けている。

 戻った2人はまだ興奮が治まっていない。
「優子、オ○ンコさせてくれ!」抱き付いて服を脱がしていく。
「出さないでよ。お口で受けるから、絶対お腹に出さないで!」
「わかっている、これからは避妊具使った方が良いな…」
「誰が買うのよ。私はいやよ!」
「俺だっていやだよ」2人は話しながら全裸になると抱き合う。

 「ゆっくりして。まだ準備ができてないの」
「そのようだな、オッパイから行くか」乳房を揉まれていくと乳首が膨らんでいく。
(優子のオッパイ、前より膨らんでいる…)乳首を吸うと「いいわ、気持ちいい!」
体を浮かせて声をあげ出す。

 暫く乳房を揉んでいると「入れてもいい…」優子は肉竿を掴んで淫裂へと導くと
「あ、あ、あ~!」声をあげた。
それは、雅美や進藤にも聞こえ「やってるけど、大丈夫かしら?」「避妊薬を用意し
ないとまずいかも」心配している。

 翌日、実家に戻ろうとする真一に「真一君、これを使わないとまずいよ!」箱を渡
すと「避妊具ですね、ありがたくいただきます!」バックに仕舞うが、優子の顔が赤
くなっている。
「それじゃ、行きましょう!」3人は雅美と一緒に駅に向かうが「見て、江藤真一よ
!」叫ぶ声が聞こえる。

 「間違いないわ、真一よ。かっこいいわ。お嫁に行きたい!」そんな声に(真一の
お嫁は、私なの!)優子は機嫌悪く歩いていく。
新幹線に乗っても「真一さん、サインして!」若い女学生やOLが寄ってきて、雅美
と優子は追いやられている。

 「優子さん。気分悪いけど、我慢よ」雅美が慰めると「庄司さんも、こうだったん
でしょう?」尋ねた。
「そうなの。私ばかり注目されて、庄司さん大変だったわ。優子さんも覚悟してよ」
雅美の忠告を素直に受け入れ「覚悟します」返事した。

 新幹線を降り、汽車に乗り換え実家に着くと、ここでも「真一君、かっこいい!」
同級の女子が待ちかまえ「優子さん、我慢よ。怒っちゃダメ!」雅美が注意する。
「わかっています…」元気なく言う。
「優子、寄って行けよ!」真一が気遣うと「この次にする。明日からは一緒だし…」
自宅へと向かった。

 その言葉通りに、翌日からは雅美の別荘で特訓を受けている。
日中は「何やっているの。ボールを見なさい!」雅美の怒鳴る声が響き、優子は食事
の準備をしていく。
夜になると「違うでしょう。教科書をよく見なさい!」今度は真一だけでなく、優子
も怒鳴られている。

 それが繰り返され、夏休みも終わり推薦の季節になっている。
真一と優子も推薦を受けて、明和の試験を受ける事になった。
2人は雅美と一緒に明和の校門をくぐり、試験会場に向かうと「江藤真一よ。一緒に
受けるんだ!」受験生に囲まれた。
また、マスコミも取材に来ていたからマイクが向けられ「後にしてください!」断っ
て会場の中に入った。

 そして、試験が行われると面接も行われて、会場を出ると「今日は前祝いしよう」
雅美に連れられ、買い物をするが「テニスの江藤よ!」声が上がっていく。
そんな声を聞きながら、買い物を済ますと進藤の家に向かう。
家に着くと「優子、苦労掛けるな」真一が抱き締める。
「これくらい平気よ。だって、真一の妻だもの…」恥ずかしそうに言うと「ああ、聞
いていられないわ!」雅美は準備を始めた。

 そして、夕方になって進藤も帰り、4人で食事を済ませてくつろいでいると「2人
にお願いがあるの…」雅美が言いにくそうに言う。
「お願いって、何ですか?」
「見て欲しいの。夫婦の行為を…」恥ずかしいのか俯いたままだ。

 「夫婦の行為って、セックスなの?」優子が聞くと「そう、セックスするから見て
て欲しいの」俯いたままだ。
「僕はいいよ、優子もいいよな?」
「私も構わないけど、見るだけでなく、見られたい…」優子も恥ずかしいのか、俯い
て言う。

 「優子さん。それなら、一緒にしましょうよ!」
「そうね、それなら、恥ずかしくないし」2人の考えが一致して、一緒にする事にし
た。
「そうとなったら、脱がないと…」雅美は真っ先に脱ぎだし、優子も脱ぎだす。
それを見て、進藤と真一も脱ぐと、コンドームを着けていく。
「庄司さん、あれでして欲しいの…」ブラジャーを脱ぎながら言うと「わかった。2
人分用意する」一旦部屋から出て、赤い紐を持ってきた。

 「優子さん。この前覗いたから、知っているわよね?」パンティを脱ぎながら言う
と「はい、私も縛って貰います…」優子もパンティを脱いで全裸になった。
「わかっているならいいわ。あなた、お願いする!」雅美は乳房に赤い紐が巻き付け
られ、両手も後で縛られた。

 「優子にもやるよ」真一も倣って優子の乳房を縛り、両手を縛ると2人は向き合っ
て立たされた。
「雅美、オ○ンコ、また生えたぞ!」短い絨毛を撫でていく。
「剃って下さい、雅美のいやらしいヘアを…」
「優子のはびっしりだな。これは要らないよな?」
「ダメ。剃られたら、丸見えになっちゃう!」対照的な事を言うが、2人とも興奮し
ている。

 真一と進藤は相手を入れ替えて絨毛を剃っていく。
「あなた、ヘアを剃られてます!」「いや、剃らないで!」叫ぶ2人の膣は濡れだし
た。
それでも、全ての絨毛を剃り終え「いいね、このパイパンが!」「そうでね、剥き出
しがいいです」2人は淫裂を撫でていく。

 その後、後から抱き付き、互いの妻の淫裂に肉竿を押し込んだ。
「あ、あ、あ~!」2人の喘ぐ声が響き、淫汁も流れていく。
「真一君、どうせなら2人一緒にやらないか?」
「いいですね。それでしたら準備します」真一は優子を自分の上に乗せて抱き締めた。

 「待って、これでは動けない…」肉竿が入り込んでいるが、腰は動かせない。
「それでいいんだ。2人でやるから!」優子の肛門にゼリーが塗られ、進藤の肉竿が
押し込まれた。
「いや、お尻はいや~!」悲鳴を上げても、根元まで入り「抜いて、お願いです…」
優子の目が虚ろになっている。

 「優子、我慢するんだ。行くぞ!」2つの肉竿が同時に動き出すと「あ、あ、あ~
!」大きな声をあげ出す。
それでも、肉竿は動きを停めず「出る、出る!」ほぼ同時に噴射した。
「優子、凄くよかった!」肉竿が抜かれ、優子は仰向けになったが、淫裂は淫汁で濡
れている。