「続・全裸の格闘」

                             赤星直也:作

第8話 リベンジ

 そして、いよいよタイトルマッチの日が来た。
この前と同じ球場でのタイトルマッチで、観衆も前回同様1万5千人は入っている。
試合前の特別ショーが始まると、飛鳥と雪江が服を脱いでいく。

 (もう撮らないと言ったのに…)ビデオを構えた黒川と水口の前で、焦らすように
衣装を脱いでいくが(あら、あんなに膨らませて)股間を気にしてブラジャー、パン
ティを脱いで踊っている。
(あれ、したいでしょう。今夜は上でしてあげるわよ)淫裂や乳房を2人の前に晒す
と(今夜でなくて、今やりたいよ)ビデオで撮っていく。

 その後は石井と松井が踊っていくが、様にはなっているがぎこちない。
それでも、顔を赤らめ全裸になり、2人が抱き合って「あ、ああ、ああ!」指を淫裂
に入れあうと「いいぞ!」初めて見るレズに歓声が鳴りやまなかった。

 そして、ショーが終わると試合が始まった。
セレモニーが始まり、2人はリングに上がっていく。
雪江と飛鳥は全裸で上がり、その後、石井と松井も全裸で上がってきた。

 「待っていたわよ、今度もヘアを剃られる準備してきたのね」
「フン、おばさんこそ、オ○ンコ丸出しを覚悟しなさいよ」
「どうかしら、オッパイの大きいのが強いのよ、このペチャパイ!」
「言ったわね。大きければ良いってもんじゃないわよ。この年増女!」試合前から言
い争いが行われ、それをレフリーが制止している。

 その間にもセレモニーが行われ、試合が開始された。
「カーン!」ゴングと一緒に2人がロープの反動を利用して動いていく。
体をぶつけ合い、走り回る2人は乳房を揺らせ、淫裂を覗かせても気にも留めず、ぶ
つかった。

 石井が倒れると、すかさず雪江が逆エビ固めに入った。
両足を広げ、淫裂を晒していると「ユッキーのオ○ンコだ!」大歓声が上がっていく。
(見たければ見なさいよ。セックスされる訳じゃないし…)最後の試合と思って必死
だ。

 そこへ、松本が助けに入ってパンチを入れたから体勢が入れ替わり、今度は石井が
足を押さえ踏ん張っている。
「石井のオ○ンコ丸見えだ!」歓声が上がるが、恥じることなく戦っている。

 「ほう、大部プロ根性が出てきたな。でも、顔とオッパイがいまいちだしな。スタ
ーは無理か…」コミッショナー達は食い入るようにリングを見ている。
その隣では、女子プロを引退したばかりのイエローキャッツが全裸で戦う4人に信じ
られないと言った顔で見ていた。

 試合は一進一退だが、雪江と飛鳥は最後の試合と全力を尽くして、石井と松井をマ
ットに沈めた。
2人はグッタリしている松井と石井の淫裂を蹴り「ギャー!」悲鳴を上げのたうち回
っている。

 「いい、女はオッパイの大きいのが強いのよ!」今度は乳房を踏み、左右に振って
いくと「ギャー!」また悲鳴が上がっていく。
「もっとオ○ンコ蹴ってやろうか?」
「イヤ、やめて、蹴らないで!」

 「蹴らないでじゃないでしょう、オ○ンコを蹴らないでくださいでしょう?」淫裂
を踏みつけた。
「お、オ○ンコを蹴らないでください…」
「そうよ、それでいいのよ。ペチャパイの、小娘ちゃん!」胸の支えが取れて笑顔だ
が「う、う、う!」屈辱に泣く石井と松井だ。

 勝負が決まると、いつものように負けた2人の絨毛が剃られていく。
「そんな~!」見ていたイエローキャッツは声を上げ、側のコミッショナーが詳しく
話しだすと、顔を強ばらせて頷いている。

 負けた2人の絨毛を剃り終えるとプレゼントの絨毛が切られていく。
「ダメ、そんな一杯はダメ!」
「足りないんですよ、今回は我慢してください!」2人の絨毛が切られ、数人掛かり
でビニールに詰められていくと、恥丘にはもう絨毛がなく、淫裂の周りしか残ってい
ない。

 「今回は1です、末字が1の人です」リングアナウンサーが2人のヘアプレゼント
番号を読み上げた。
それを聞いて、また驚くイエローキャッツだ。

 その夜、雪江達は撮ったビデオを見ながら抱き合っていた。
「恥ずかしかったけど、黒川さんが見ていると思うと変な感じだったわ…」雪江は黒
川の肉竿を擦っている。
「私もよ、恥ずかしいけど、水口さんが見ていると思ってやったのよ」飛鳥も水口の
肉竿を掴んで擦っていた。

 「わかっているよ、今夜は何回も出すからな」
「勿論よ、今まで我慢したんだから…」
「だったら、やろうよ!」雪江は仰向けに寝かされ淫裂に肉竿を押し込まれていく。
「私にもして!」飛鳥も水口を抱きしめた。
「わかっているよ、飛鳥!」飛鳥の淫裂にも肉竿が押し込まれて「いいわ、凄くいい」
「私もいいわ」悶え声を上げていた。

 だが、そのころ「イヤです、やりません!」泣きながら断る2人がいた。
それはタイトルマッチを見ていたイエローキャッツだ。
「お金が欲しいだろう。これで全てがチャラになるんだよ」コミッショナーはテーブ
ルの上に札束を置いた。

 「ヘアヌードはイヤです。オッパイだけなら我慢出来ますが、ヘアまでは出来ませ
ん!」泣きながら話している。
「ヘアだって、いずれ慣れるさ。飛鳥とユッキーだって、最初は嫌がっていたが、堂
々とオ○ンコまで見せていただろう?」
「それはそうですが…」

 「楽になりたいだろう。これさえ、あればいい思いが出来るんだ。ファイトマネー
だって、入るんだからな」札束を更に積んだ。
「ひ、秘密が守れますか?」
「勿論だ。カメラやビデオは撮れないようにチェックしている。ライブで素っ裸にな
るだけだ!」

 「本当にそうなんですね?」
「そうだ、君たちなら1試合50万は出せるよ」コミッショナーは2人を説得した。
2人は50万と聞いて顔をお見合わせている。

 4回戦えば200万入るから、頭の中では素っ裸への抵抗と、1試合50万とが格
闘している。
暫く2人は顔を見合わせてから「約束して下さい。絶対にビデオとカメラは撮らない
と。約束してくれるならフルヌードで戦います」項垂れて言う。

 「約束するよ。だから、ここにサインしてくれ」
「わかりました」2人も裏レスリングへの参加を決めた。
「早速だが、デビュー戦はユッキーと飛鳥の引退試合だ。勝てる自信があるか?」
「先輩に負けないよう頑張ります!」吹っ切れたのか顔が引き締まっている。

 イエローキャッツが、裏レスリングに参加したのは選手の皆に知らされた。
勿論、飛鳥と雪江に知らされ、引退試合の相手だとも知らされた。

 「手強いわ。今までで一番強い相手よ」
「そうだ、今まで現役だからな。それに実力派だぞ」
「明日から練習よ。いくら引退試合とはいえみっともない負け方はしたくないし…」
「良い心がけだ。今夜から少し控えような」
「そうよ、セックスは暫くお休みよ。お口だけにするからね」
「わかっているよ、早速トレーニングだ!」前にもましてトレーニングに励んだ。