「続・全裸の格闘」

                             赤星直也:作

第6話 敗北

 飛鳥と雪江がチャンピオンに着いてから6ヶ月が過ぎた。
裏女子レスリングは飛鳥と雪江が全裸で戦う姿に、会場はいつも満員になっている。
当然、2人へのファイトマネーも他の選手の倍になっているから、皆が2人を妬んで
いる。

 「いい気になって。覚えてらっしゃい!」嫉妬を買い、特に今迄チャンピオンだっ
た石井と松井はなおさらだ。
タイトルを失った時からた猛特訓を続け、チャンスを待っていた。
その2人に挑戦権が回り、2人は万全な調整をし「必ず負かしてやるわよ」前回と違
って余裕がある。

 そして、タイトルマッチが行われた。
雪江と飛鳥は相変わらずリングシューズを履いただけで、乳房を揺らせ、絨毛をたな
びかせながらリングに上がっていく。

 そこには、雪江達と同じく全裸姿の石井と松井がいて「あら、準備がいいわね。も
う負ける覚悟が出来ているんだ!」見るなり言った。
「おあいにく様、ヘアのプレゼントが出来るように準備しているのよ」
「あら、それは無いわ。ヘアを剃られる準備の間違いでしょう?」
「いずれわかるわよ、この年増女!」
「言ったわね、この、ペチャパイ女!」試合前から言い合いが始まった。

 そして、試合が始まり「ファイト!」レフリーの合図で2人が手を組み合い、ロー
プに振り合う。
「今だ!」飛鳥は頭から飛び込んだが、空を切り「なに?」石井が飛鳥を交わして反
対にエルボを喰らわせた。

 「ウグ!」背中にまともに喰らい、それでも堪えて体を入れ替え上に乗った。
だが、石井はそれをブリッジで跳ね飛ばして「なに?」観客も唖然とした。
それ以上に飛鳥が驚き(違う、前とは全然違う。もしかして、この試合は…)不安が
よぎる。
 
 その不安が現実となった。
石井はラリアート、ジャーマンスープレックスなど、大技を連発させて「凄いぞ!」
観客も立ち上がって歓声を上げている。
「タッチ、飛鳥!」どうにか雪江とタッチし、その雪江も戸惑いながら技を掛けてい
く。

 「タッチ!」今度は松井が登場した。
松井は自信ありげにロープに振り、雪江を投げ飛ばし、ボディプレスを掛けてきた。
「そうはいかないわよ」雪江は回転して逃げると、反対に上に乗ってプレスしていく
が「な、なに?」松井はブリッジして逃れようとしている。
足を開き、淫裂の中まで晒しても恥じることなく逃きった。

 「見たかよ、今の?」「ああ、信じられないよ…」今までとは違う正攻法の戦いに
会場もざわめいている。
会場は大技、小技の連発で歓声が鳴りやまない。

 だが、若い2人の体力に雪江と飛鳥はマットに沈んだ。
「言っただろう、ヘアのプレゼントだって!」
「オッパイが大きいからって威張るんじゃないのよ!」グッタリしている飛鳥の淫裂
を石井が踏みつけた。

 「ギャー!」悲鳴を上げると「あら、痛かったかしら。オ○ンコが壊れたら困るし
ね」「そうよ、オ○ンコはこうするの」松井も雪江の淫裂を蹴り「ギャー!」悲鳴を
上げ、のたうち回る雪江だ。

 「あら、軽くやったつもりだったけど。ごめん遊ばせ、おばさん」今度は乳房を踏
み回転して「ギャー!」悲鳴が更に上がっていく。
「私もしてあげる、おばさん!」飛鳥も乳房を踏みつけられ、回転されて「ギャー!」
2人の悲鳴が響いていく。

 だが、辱めはそれだけではすまず、観客が見守る中で、ヘアを剃られて淫裂が露わ
になっていく。
2人が久しぶりに味わう敗北だ。

 ロッカー室に戻っても悔し涙が止まらない。
「負けたな、オ○ンコが剥き出しだしな。引退するか?」
「悔しい、こんな負け方で引退だなんて…」「そうよ、負けての引退はしないわよ」
2人はまだやる気だ。

 「だったら、明日から特訓だ。これが最後にならないように頑張るんだ!」乳房が
掴まれると「ダメ、オッパイはダメ。あ、あ、あ!」揉まれ乳首が吸われていく。
「お、オッパイもいいけど、オ○ンコして。オ○ンコしたい!」
「私にもオ○ンコして。今したいのよ」負けたショックを癒そうと、四つん這いにな
り、淫裂に肉竿を迎えている。
「いいわ、気持ちいい!」「私もよ、もっとして!」乳房を前後に揺らせながら悶え
声を上げている。

 そして、翌日からは水口の猛特訓が始まった。
「立て、立つんだ!」倒れた体に竹刀が振られ、それでも立たないと「甘えるな!」
乳房も打たれていく。
2人は大粒の涙を流しながら堪えて、特訓の成果が徐々に現れてきた。

 一方、コミッショナー側も挑戦者を誰にするか迷っていた。
外人のルーシー、シルビアコンビか、雪江、飛鳥コンビかで迷い決着が付かない。
どちらを選んでも、充分資格があるから迷うのも当然だ。

 「どうでしょう、この際だから特別ショーをやらせてから試合をさせてみては?」
「アイデアはいいが、やるかな?」
「『特別ショーをやらないなら挑戦権を与えない』と言えばやりますよ」
「そうかもな。この際だから、ガッチリ稼がせて貰うか」
「そうですよ、あの2人も年で引退間近ですし」こうして、コミッショナー側が勝手
に決めた。

 それは飛鳥と雪江に伝えられた。
「イヤよ、特別ショーだなんて!」当然、拒む2人で「やらないと、挑戦権が貰えな
いそうだ。やって勝たない限りは…。それに、出なかったら逃げたと思われるぞ」
「そうよ。恥ずかしいけどやるわ!」

 「それでいい。折角だから俺がビデオで撮るぞ」
「ダメ。恥ずかしいから、イヤ!」
「これが最後なんだ、記念だから撮らせてくれよ。毎晩見てやろうよ」黒川は雪江に
抱き付き乳房を揉んでいく。

 「そんなに私のエロビデオが欲しいの?」
「ああ、雪江と飛鳥のビデオが欲しい!」黒川が言うと「俺も欲しい、飛鳥のオ○ン
コ丸出しのエロビデオが欲しい!」水口も言う。

 「わかった、今回限りよ。他には見せないでね」
「勿論さ、婚約者だから、信用しろよ」
「まだ、婚約してないわよ、引退したらの話よ」
「冷たいな」2人は乳房と淫裂を触っていく。

 2人が特別ショーの出演を承知したのはコミッショナーにも伝えられた。
「そうか、やってくれるか。ルーシー達はどうだ?」
「大丈夫だそうです。それに、またヘアヌード写真を出すらしいですよ」
「全く、抜かりがないな。裸でも稼ぐ気なんだからな」

 「それより、会場はどこにしますか?」
「そうだよな、おそらく1万人は入るだろうし…」
「球場を貸し切りましょうか。それなら警備しやすいし」
「そうですね。ショーをしてからリングを作るのに30分もかかりませんしね」
「それがいいよ、一息入れる時間があってな」こうして、球場を借りきり、挑戦権マ
ッチを行うのが決まった。