「逮捕せよ」
         
           赤星直也:作

第5話 見られた素顔

 「う、う、うー!」口が塞がれた看護婦は首を左右に振っている。
「まだ若いな。二十歳前かな?」スリップの肩紐をナイフで切ると「シュル、シュル!」
下着姿にされ、ピンク色した花柄のパンティとブラジャーを着けていた。

 トミーはパンティの中にナイフを入れたが「う、う、うー!」泣きながら首を振る看
護婦だ。
それでも、ナイフを動かし「プチン!」ゴムが切れ、さらに薄い布も切り裂かれて、股
間を覆っていた布が、だらりと下がっている。

 「ほう、若いオ○ンコはいいね!」さらに、ブラジャーの肩紐も切って、全裸にして
しまった。
「いいよな、こんなオッパイも!」小振りな乳房を揉んでいく。
「う、う、う!」涙を流しながら首を振っている。

 「悪いが、そうは行かないよ。早速、頂くぞ!」看護婦は由里のベッドに上半身を付
け、足を開かされ背後から犯されていく。
「うー!」悲鳴を上げ、体を身震いしている。

 「バージンか、悪く思うなよ」肉竿が動きだし、顔を歪めながらも堪える看護婦だ。
淫裂から流れた鮮血が、白いストッキングを赤く染めている。
トミーは、若い看護婦の淫裂にも射精し「う、う、う!」泣く看護婦だが「安心しな。
喪失の時は妊娠しないんだ。でも、戦利品は頂くからな」仰向けにされ、絨毛が綺麗に
剃られてていく。

 さらに、写真も撮られ「う、う、う!」泣き続ける看護婦の涙が、シーツを濡らして
いく。
「これも、由里のせいだ。恨むなら由里を恨めよ」写真を撮り終えると、ズボンを履い
ていく。

 そして「おい。レイプ代だよ。レイプされて、気持ちよかっただろう。ほら言えよ!」
由里の口を押さえていたテープが剥がされた。
「気持ちいいです。レイプされて、気持ちいいです…」ナイフが押し当てられているの
で、そう言うしかない。

 「そうか、気持ちよかったか。だったら、2人分のレイプ代を出すんだよ」
「お金何かありません。カードで処理していましから…」声を震わせながら言う由里だ。
「そんな事はないだろう。少しくらいは、持っているだろう?」ナイフを乳首に押し当
てた。

 「殺さないで。あるだけ差し上げますから。枕の下を調べてください」トミーは枕を
退けた。
「女優は一杯持っているね、50万はあるな。こんなに、もらう訳にはいかないな」と
30万近く抜いて、また財布を戻した。

 「看護婦さん、レイプされて気持ちよかっただろう?」首にナイフを押し当てテープ
を剥がした。
「は、はい。レイプされて気持ちよかったです…」涙を流し、途切れ途切れに言う。
「そうだろうな。あんたのオ○ンコの締まりは、最高によかったしな」屈辱的な事を言
わされて涙を流す2人だった。

 トミーは、2人の手を縛ったまま、病室から堂々と廊下に出て、病院から出た。
だが、トミーが病院からでた頃に、大騒ぎになっていた。
看護婦が戻らないので、同僚が病室を調べに来て、全裸にされた2人を見つけた。
犯された2人は早速、膣の中を洗浄されて、妊娠は防げた。
由里は、被害届を嫌がったが、看護婦のほうが届けを出したので、渋々由里も届けを出
した。
 
 そして、明智の元に、大空由里が鉄仮面の餌食になったのが知らされ、それに、見習
いの看護婦も、巻き添えに犯された事も告げられた。
「そうか、またやつか。明日、早速捜査会議を行うから集めてくれ!」深夜にもかかわ
らず、明智は連絡を取っていた。

 翌日、早朝にもかかわらず、捜査員が集められ「鉄仮面がまた現れた。害者は女優の
大空由里だ!」
「え、あの大空がですか?」捜査員の間にも驚きの声が上がった。
「そうだ。これは極秘扱いだ。それから、看護婦が巻き添えになった」

 「2人とも、レイプされたんですか?」
「そうだ、こんなのは初めてだ。やつは3回も射精したそうだ。しかも1時間足らずの
間で!」
「信じられないな、並の男じゃないよ。化け物だな」

 「そうだよな、俺は無理だよ」笑い声が上がったが「ちょっと、真面目にやってよ。
無理矢理犯されたのよ。被害者の女性の身になってよ!」紀子の発言に静かになった。
「その通りだ。早く我々の手で掴まえよう!」会議が再開されたが、思うように捜査は
進展しない。
 
 そんな、捜査陣をあざ笑うかのように、トミーは次の獲物を狙っていた。
トミーは、由里から得た大金で高級クラブで飲んでいた。
「お客さんは、景気がいいのね」ホステス相手に飲んでいる。

 その側で、数人の女性が男性と一緒に飲んでいた。
「ああ、あの方達ね。パイロットとスチュワーデスさんよ。店のお得意さんなのよ」
「そうか、スチュワーデスか!」トミーの目が輝いた。

 そんな事とは知らず、隣では話しに華が咲き、トミーはホステス相手にしながら、隣
の話しを聞いている。
(そうか、六本木か。あそこに住んでいるのか!)聞き耳を立てている。
スチュワーデス達が帰ると、トミーも店を出て、後を付けている。

 それは、沖縄の兵役時代に訓練していた事なので、何の事はなかった。
彼女たちは、同じマンションに住んでいて、郵便受けで郵便を受け取る彼女たちを確認
してから自宅に戻った。
「3人か。やりがいがあるな。あいつらとの同時プレイは楽しいだろうな…」顔をほこ
ろばせながら準備をしていく。
 
 そして、トミーは実行した。
深夜に車を飛ばし、マンションの空いていた駐車場に勝手に停めた。
車を降り、屋上まで登り、いつもの鉄仮面を付け「今日は3人がいるから注意しないと
な!」いつもより緊張感が走っていた。

 今までは1人だが、今回は3人を相手にしなければいけない。しかも、同時にだ。
1人でも逃がしたら、命取りになってしまうので、緊張するのも当然だ。
屋上に登るとロープを垂らして、テラスまで降り「ここは、ガードが堅いな」窓には鍵
が掛かり、さらに、警報機が設置されていた。

 「こんなのは、簡単だぜ!」窓ガラスに吸盤を取り付けて、警報機が作動しないよう
に、ガラスを切っていく。
ガラスを切ったトミーは、難なく警報機を外してから進入すると、部屋の中では3個の
ベッドにグッスリと眠っている美人の女性がいた。

 (可愛い子達だ。こいつらとなら、やりがいがあるぞ!)品定めをしていく。
(まずは、口封じして動きを止めないとな!)一番右に寝ていた子の口を塞いだ。
「う、う、う!」突然の事に声を上げようとしたが、声が出せず、あっけなく両手を後
ろ手に縛られてしまった。
こうして、次々と口を塞ぎながら、腕を縛った。
 
 3人の自由を奪うと、さすがにトミーもホッとして緊張がほぐれている。
「まずは、素っ裸にしないとな」気に入った、最初の女性に狙いを定め、ベッドから床
に引きずり降ろし「ほら、素っ裸になるんだよ」着ているネグリジェをナイフで切り裂
いていく。

 両肩を切られたネグリジェは、あっけなく剥ぎ取られ、乳房が揺れている。
それに、股間を青い布が覆っていて「これも、要らないよな!」腰の部分を掴んで、ナ
イフを押し当てると「うぐ、う!」涙を流しながら、首を振るが「プチン!」ナイフは
布地を切った。
「う、うー!」絶望の声と共に、目を閉じ、真っ黒な絨毛が現れた。
 
 さらに、太股に絡まった残骸も切り取り、全裸にされて乳房と股間をトミーに触られ
ている。
「いい感じだな。今度は金髪のオ○ンコと行くか!」怯えている外人にねらいを定めた。

 「う、うー!」首を左右に振る金髪の女性のネグリジェを切り裂くと、外人は下着を
着けておらず、あっけなく全裸にされた。
「ほう。外人はでかいな!」両乳房を揉んでいくと「うっ、うっ!」目を閉じて逃れよ
うとするがトミーはしっかりと乳房を掴まえ離さない。

 「何だ、オッパイはイヤか。だったらオ○ンコだ!」赤い栗毛の絨毛を撫でていく。
「金髪女のヘアは薄いとはな…」絨毛は薄く、淫裂が丸見えになっている。
「感謝しな。お前を最初にレイプしてやるからな!」トミーはズボンを脱ぎ、下半身を
剥き出しにしていく。

 「いいね、これが!」仰向けに押し倒して襲いかかった。
膝を抱え、乳房を揉みながら、肉竿をピストンしていくと「う、う、う!」嗚咽を上げ
ている。
「気持ちいいだろう。そんな目で見るなよ」外人の女性は青い澄んだ目で、トミーを見
つめていた。

 トミーは腰の動きを一気に早めて「うー!」外人の膣の中に射精した。
「うぐ、うぐ!」射精された外人は急に暴れ出した。
射精されたのがわかり、妊娠を恐れていたが「遅いよ、動くな!」ナイフが首に押し当
てられ、外人も命惜しさに動きを止めた。

 「そうだ、それでいい!」いつものように、股間の絨毛を剃っていくと外人も悔しさ
に泣いている。
トミーは股間の絨毛を綺麗に剃り終えたが、白い肌にピンクの淫裂が引き立っている。
「いいな、これも!」また、カメラで撮った。
太股を震わす外人だが、しっかりと、犯された性器が撮られた。
 
 「二番目は、お前で行くか!」「う、うー!」首を左右に振る女性だ。
しかし、容赦なく着ているネグリジェを切り裂き、全裸にして、いつものように犯して
いく。
淫裂に射精をし、絨毛を剃って、写真に撮っていく。
「どうせなら3人並んだ記念写真がいいな!」欲を出したのか、トミーは3人を床に並
べて行くと外人を抱いた時に、鉄仮面が外れた。

 「しまった!」慌てて、また仮面を戻したが、外人はトミーも素顔を見てしまった。
トミーは鉄仮面を固定すると、淫裂を晒して並ぶ3人を撮っていく。
「どれ、お別れのオ○ンコだ!」3人を俯せに腰を持ち上げさせた。
「1,2,3…」肉竿を振る回数を数えていく。
「今度はお前だ!」また一を数えながら腰を振っていく。

 「どうだ、気持ちよかっただろう?」ナイフを押しつけて口のテープを剥がしていく。
「は、はい。気持ちよかったです!」泣きながら言うしかなかい。
別な女性にも聞いた。
「レイプされて楽しかったか?」
「はい。楽しかったです」ナイフを押しつけられているので、そう言うしかない。

 外人にも、ナイフを押しつけて無理に言わせた。
「レイプ、よかったです…」乳房を揺らせ、泣きながら答えていた。
「そうか、よかったか。それなら、安心してレイプ代が貰えるよ」トミーはいつものよ
うに言いながら金を差し出させた。

 「30万か。これくらい感謝されると、レイプした甲斐が合ったよ」
その後も、3人の乳房と股間を触り続け、4時近くに正面の出入り口から堂々と出く。
残された3人は、犯された悔しさに泣き続けた。
 
 3人は、お互いに手を解きあい、警察に被害届を出した。
それに、外人が素顔を見た事が明智にも知らされた。
「トミーの素顔を見たのか?」捜査陣は色めき、捜査本部では、目撃した顔の似顔絵が
作られた。

 「こいつか、前の写真とは目の周りが、ちょっと違うよな…」
「そうだよな、感じがちがうよな…」
「明智警視。もしかして、整形でもしていませんかね?」
「それはあり得るよ。早速当たってくれ!」捜査陣は、似顔絵をマスコミに流し、情報
提供を呼び掛けると共に、整形病院を尋ね回っていく。

 「こんな、感じですか…。覚えがあるな。でも、日本人でしたよ。外国人ではありま
せんよ」
「確かめたんですね?」
「ええ、パスポートで確かめました。それに免許証もです」
「間違いないですね?」
「はい、間違いありませんでした」捜査員は落胆しながら、捜査会議でこの事を告げた。

 それを聞いた明智は「調べろ、そいつを調べるんだ!」
「でも、日本国籍ですよ。外人ではありません…」
「二重国籍だよ。そいつは、移住民の子だ。本人次第だが、外人でもあり、日本人でも
あるんだ!」

 「二重国籍…。そんなこと、できるんですか?」
「できるんだよ。すぐに調べろ!」こうして、トミーが宮崎富之である事と、整形後の
写真が捜査陣の手に渡った。