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「逮捕せよ」
赤星直也:作
第4話 狙われた女優
野口が沖縄でトミーと名乗る男の捜査を始めた頃、再び連続レイプ犯が動き出した。
「ダメだ、オ○ンコしないと気が狂いそうだ!」トミーは町中をうろうろして、狙いを
定めている。
「いい体つきだな。あいつなら、やりがいがあるぞ!」トミーは、後を付けていくが、
彼女は付けられているも知らずに、アパートの中に入り、入り口で郵便受けを開けてい
る。
(あそこか、右から3番目だな)黙って見ていると、女性は郵便受けから取り出すと、
部屋に向かった。
トミーはその郵便受けを見て「305号室か、独りかな?」そっとアパートの周りを
調べていく。
「部屋は大きくないし、ここは独り用のアパートだな」独りで住んでいるのを確信した。
部屋を確認終えると、トミーは自宅に戻って準備を始めた。
「よし、もういい時間だ」時計は11時を回っており、トミーは荷物を持って家から出
て、昼間の狙いを定めたアパートを目指して歩いていく。
「まだ、起きているな。後、2時間は待たないとダメだな…」トミーは物陰に潜み、時
を過ぎるのを待った。
時間がドンドン過ぎていき、狙いを定めた部屋の電気も消えた。
「よし、そろそろ行くか!」トミーが動き出した。
トミーはアパートの階段を昇っていくが、アパートの中は静まりかえっていた。
「もうすぐ、裸にしてやるからな」獲物の裸を想像しながら屋上に上った。
「この真下だな。よし、行くぞ!」ロープを垂らして、下降をしていく。
体に巻かれたロープが「シュル、シュル!」と音を立てている。
トミーはテラスに立つと窓を動かした。
(やはり、掛かってない。これだから、辞められないんだよ)靜かに窓を開けて中に入
り込み、そして、窓を閉め、女性が寝ているベッドに近寄った。
(ぐっすり、寝ているぞ)背負い込んだ荷物から、テープを取りだし、口に貼り付け
た。
「うっ、うー!」いきなりの事に、訳がわからない女性は声を上げられない。
「動くな、静かにするんだ!」いつものように、ナイフを首に押し当てた。
「わかっているよな。脱げ、脱ぐんだよ。レイプしてやるぞ!」その言葉に怯えて、
クビを左右に振っている。
「いやか。だったら、死ぬか?」ナイフの先端が食い込んだ。
それにはたまらず、パジャマのボタンを外していくと、胸元が開いてブラジャーが覗
いている。
「たまらない。いいオッパイだ!」ブラジャーの中に手を忍ばせて、乳房を掴んだ。
その瞬間、女性の手が男の手を押さえて、首を激しく振りだした。
「死ぬのはイヤだろう。ほら、脱げよ!」ナイフが更に肌を押した。
女性は震えながらパジャマを脱ぎ、ブラジャーも脱いで上半身が剥き出しにした。
「いいね、これが!」トミーは満足そうに乳房を撫でながら乳首を摘むと「うっ!」女
性の顔が歪んだ。
「痛いか、我慢しろ。今度は、両手を後ろに回せ!」差し出された腕も縛って、女性
はもう抵抗ができない。
抵抗出来ない女性は、ズボンとパンティを一緒に下げられ、もう、女性を覆う布地は
何もない。
女性は「う、うー!」抵抗出来ずに、体をくねらせていく。
「レイプして、貰いたいんだろう?」また、ナイフが押しつけられ、その瞬間に動きが
止まった。
それを、見計らったかの用に、肉竿が淫裂を突き刺していく。
「うー!」悲鳴と共に体が痙攣している。
「何だ、バージンか!」犯された女性の淫裂からは鮮血が流れ出だし、それと同時に涙
がポトポト落ちていく。
「もう、少しで終わるから、最後までオ○ンコさせろ!」腰の動きを早めるトミーだ。
暫くしてから「うー!」噴射を始め「う、う、う~!」クビを振る女性だが、遅かっ
た。
涙がさらに流れ、放出を終えると、いつものように絨毛をカミソリで剃って、カメラに
納めていくと、放心状態の被害者だ。
「レイプ代を貰うからな」また、5万円を引き抜き堂々とドアから引き上げていくトミ
ーだ。
翌日、犯された女性は被害届を出して、紀子の事情聴取を受けていた。
「ヘアを剃られました…」泣きながら言う被害者に(間違いないわ、鉄仮面が動き出し
た!)
「それだけだったの?」
「カメラにも撮られたみたいです…。ヘアを剃られた後に…」また、泣きだしてしまっ
た。
「お金は取られなかったの?」
「取られました。レイプ代といって5万円を!」紀子はそれだけを聞くと、私服に着替
えて多美の病院に向かった。
「また、動き出したのね」多美は犯された女性の淫裂から体液を採取すると、丁寧に洗
浄していく。
「早く捕まえないといけないわ」それを、紀子が見ている。
病院で処理を終えると、紀子は明智に内容を説明していくが「そうか、また動き出した
か。早く野口が戻ればいいんだが…」それだけしか言えない。
沖縄で捜査をしていた野口は、やっとトミーの写真を手に入れた。
「もっと、正面から撮ったのはないですか?」
「無理ですよ。そんなに親しい間柄ではありませんし。単なる、お客でしたから」飲み
屋の主人はトミーの横顔を撮った写真を野口に渡し、それを受け取ると、県警に礼を言
って東京に戻ってきた。
野口が戻ると同時に、捜査会議は始まった。
野口は沖縄で調べ上げた事を話して「やはり、米軍関係者か…」悔しがる明智だ。
「何とかならないんですか、明智さん!」
「我々では無理だ。内閣の仕事になるぞ、これは!」明智は早速、政府を通じてトミー
の情報を米軍に求めた。
しかし、確実な証拠がない以上、協定で応じようとはしなかった。
捜査陣は仕方なしに、コピーした横顔を頼りにして捜査を始めた。
だが「知らないな。誰この人?」と言った具合だ。
捜査が息詰まったかのように見える中、ある女性から頼りが寄せられた。
「こ、これは!」トミーの正面から撮ったと思われる写真だ。
「本物かどうか確認しろ。使えるかも知れないぞ!」野口と紀子は、送り主の元に向か
った。
「申し訳ありませんが、トミーとはどういう関係で?」
「同棲していたわ。トミーとは半年だけど…」
「教えてください、どんな事でも!」
「教えたいけど、限度があるわよ。あの人は裏があるから…」
「裏と、おっしゃいますと?」
「鈍いわね。まともじゃないと言う事よ!」
「どんな事でしょうか?」
「異常なのよ。たとえば、夫婦関係でも、まともじゃダメなの。私を縛ってからするの」
「それって、サドですよね?」
「サド以上よ。まともじゃないわよ。卑猥な事を言わせるの。大好きなオ○ンコしてと
か!」
「そんな事をですか?」紀子の顔が赤くなった。
「女だったらイヤでしょう。愛して欲しいのに、卑猥な事を言わせられるなんて!」
「そうですよね、私は言えないわ」女性からの聴取を終えると野口と紀子は「本物で
す、間違いありません。指紋も調べさせます」
「そうしてくれ」早速指紋が調べられ、結果は直ぐにでた。
「間違いありません、写真の指紋と被害者の指紋が一致しました」
「と、言う事は間違いないな。これがトミーだな」してやったりの顔になる明智だ。
本物とわかると早速、マスコミを通じて再び情報を求めた。
「まずいな、あいつとの写真だな。何とかしないとまずいぞ」トミーは早速、顔の整形
手術を受けた。
「どうして、整形を?」医師は連続レイプ犯に似たトミーに不審を感じて尋ねた。
「そっくりなんですよ。ほら、全く関係ないのに!」トミーは免許証を医師に見せた。
「日本人ですか、国籍も日本ですよね?」
「当然です、日本人ですから。でも、ホントに困っているんです」
「わかりました、やってみましょう」免許証を見た医師は、レイプ犯は米兵とマスコミ
で流されていたため、全く別人と信じて手術をした。
そして、手術によって、トミーは別人のように変わっている。
この手術をした医師は、二重国籍を知らなかった。
二重国籍とは、日本の国籍のまま外国に永住し、子供を作った場合、生まれた子供は生
まれた国と、親の国の国籍を同時に取れる事だ。
ただし、これができるのは世界でも半分しかない。
日本では日本籍がある親の場合、生まれた子も日本人と認めているので、トミーも当
然日本国籍となって、日本名で戸籍を持っていた。
その為、トミーはアメリカ人でもあり、日本人でもあった。
顔を整形したトミーは大胆になって、深夜の大きな病院に忍び込んで、獲物をねらっ
ている。
ここの病院には有名な女優が入院しており、その女優をねらい、トミーは非常階段から
屋上へと上がっていく。
「この下だな。間違いなくこここの下だ…」トミーは向かいのデパートを見つめて確
信した。
フェンスをよじ登り、根本にロープを通してから、ダブルに掴み、ロープを体に巻き付
け、壁に直角に足を付けて、下降していくが、兵隊なら誰でもできる事だ。
「よし、この部屋だな!」テラスに乗って部屋の中を確かめていく。
「ここが大空由里の部屋だ。こいつと、オ○ンコがやれるなんて…」窓を開けようとす
ると「思った通りだ!」鍵が、掛かっていなかった。
地上10階では、誰も来られないと言う心の隙があり、鍵が掛かっていない。
トミーは窓から進入すると、ベッドには大空由里がグッスリと眠っている。
「いい顔だ。早速素っ裸にしてやるぞ」ポケットからテープを取り出して、口に押しつ
けた。
「う、うぐ、うぐ!」目を覚ました由里は、何が起きたかわからない。
「騒ぐな。顔に傷が付けられるのはイヤだろう。おとなしくするんだ。由里さんよ」ナ
イフが首に押し当てられた。
「う、うー!」怯えた顔になっている。
「わかっているよな、オ○ンコしたいんだ。脱げ、脱ぐんだよ」由里が着ているパジ
ャマのボタンを外していくと、胸が開いて乳房の膨らみが覗いていく。
「さすがに、女優さんはノーブラか。オッパイがいいね」待ちきれずに、手を忍ばせて
由里の乳房を撫でていく。
由里は「う、う、うー!」泣きそうな顔で、顔を振っていく。
「触られるのはいやか。でも脱ぐんだよ、ほら素っ裸になるんだよ!」ナイフの先端が
乳首を押している。
由里はボタンを外し終えると、パジャマを脱いだ。
「ほう、ヌード写真よりも生のほうが綺麗じゃないか!」空いた手が乳房を掴んでいる。
「う、う!」首を振る由里の目からは涙が流れている。
「オッパイは柔らかいな。今度はオ○ンコだよ。ほら、脱ぐんだよ」涙を流しながら、
ズボンとパンティを一緒に下げて、腰を浮かせて下げていくと、真っ黒な絨毛が露わに
なった。
「写真ではヘアは見せてなかったな。結構濃いじゃないか!」ナイフを押し当てたまま、
股間を撫でていくと「う、う、う!」流れる涙も多くなってきた。
「それでは、行きますか!」両手を後ろ手に縛って、由里はもう抵抗ができない。
由里は足を開かされ、トミーが覆い被さった。
「まずは、挨拶の一発と行きますか!」ズボンを引き下げ、肉竿を押し込んでいく。
「う、う、うー!」泣きながら首を振る由里だ。
「気持ちいいや。女優とオ○ンコだなんて!」肉竿を一気にピストンしていくが「う、
う、う!」泣く事しかできない由里だ。
やがて、登りつめたトミーはいつものように放出を行い、ヘアを剃っていく。
そして、無毛の淫裂の写真をも撮ると「今度はお礼のオ○ンコだ!」うつぶせにされ
てしまった。
腰を押さえて、膝で立たせて犯していくが「う、う、う!」由里は頭をベッドに付けて
耐えている。
トミーは腰の動きを早めて「気持ちいいぜ、さすがに女優のオ○ンコはいいぜ」腰を
密着させた。
「う、う、う!」首を左右に振る由里だが「ポタ、ポタ!」淫裂から精液が流れ出てシ
ーツを濡らしてく。
「よかったぜ。由里さんよ」射精が済むと、トミーは両手を解いていた。
(今だわ!)由里はそれを待っていたのか、真っ先にナースコールのボタンを押した。
「この野郎!」慌てて、また両手を縛ってしまった。
「どう、なさましたか?」看護婦の声がスピーカーから流れた。
「み、水を下さい!」トミーはとっさに言った。
「わかりました!」声がする。
「よくも、やってくれたな。お陰で、看護婦が来て来てしまうよ」ナイフをちらつかせ
て言う。
由里は両手を縛られたまま、仰向けに寝かされ、毛布が被せられた。
暫くして「大空さん、お持ちしました」まだ、若い看護婦がポットを運んできた。
トミーはドアの隅に隠れ「はい、大空さん」看護婦は由里の毛布をめくっていく。
「ど、どうして!」全裸の由里に、看護婦は驚き、声を上げれない。
「こういう事だよ」ナイフを看護婦の首に押しつけた。
「いや、いやー!」声を上げるが、口をテープで塞がれた。
「恨むなら、由里を恨め。由里がスイッチを押さなかったら、お前はオ○ンコされずに
済んだんだからな!」白衣のボタンが外された。
「う、う、うー!」ナイフが、首に押し当てられて抵抗ができない。
ボタンが外されて、白衣が脱がされていくと首を振って、拒む看護婦だ。
「諦めな。これも運命だから」看護婦も両手を後ろ手に縛られた。
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