「逮捕せよ」
         
           赤星直也:作

第6話 犯された紀子

 
 その写真は、当然に、捜査本部の紀子にも手渡されていた。
紀子もその写真を持って、野口と一緒に聞き込みに当たっている。
「ああ、この人ね。この前うちに来たよ。結構景気が良さそうだったけど」
「それはどれくらい前ですか?」

 「確か、2週間前だったかな…」
「そうですか。で、どちらに住まいかご存じで?」
「そこまでは、知りませんよ」
「お手数を取らせまして」紀子と野口はその後も聞き込みをしてく。

 2人が聞き込みを初めてから、かなりの時間が立っていた。
周りは夕方になっており、繁華街を歩く2人と、すれ違う通行人も多くなっている。
その人並みの中に、偶然にも宮崎がいた。
「あ、あれは!」紀子は直感が働き「いた、宮崎がいた!」野口の腕を引いて後を追っ
ていく。

 「間違いない。宮崎だ!」2人は気づかれないように後を付けていくが(ん、付けら
れているぞ。もしかして、刑事か?)宮崎は気づかない振りをして繁華街を歩いていく。
「応援よ、応援を求めるのよ!」
「わかっています」野口が携帯で連絡を取ると、宮崎もそれも知った。

 (地下だ、地下に行けば逃れられる!)目の前に、ある地下鉄に向かった。
「まずいわ、地下鉄に入っていく!」紀子と野口が後を追いかけた。
宮崎は切符を買ってホームに入ると「行くわよ」「勿論です!」後を追う2人だ。

 宮崎は、わざと住んでいる所から遠ざけようとしている。
「あそこに連れて行くか…」ふと、思ったのは自分がレイプした女性のマンションだ。
レイプされた女性は、忌まわしい事件から逃れようと越して、今は誰も住んでいない。
それを、知っている宮崎は、合い鍵を作り、そこを隠れ家にするために、毎日のように
マンションを確認していた。

 宮崎は、2人をおびき入れようとしていく。
(あの女もいい体つきだな。オ○ンコしてやるか。刑事の前で!)歩きながら計画を練
っている。
ポケットに手を入れて、ナイフもしっかり握っているが、そんな事を知らない2人は後
を追う。

 やがて、ビルが見えてきた。
「あそこは、確か、被害者のマンションよ」
「そうだよ、俺も覚えている!」後を追って中に入り、宮崎はエレベーターに乗り込ん
だ。
「いくわよ、ほら!」「待って、危ないよ」2人も宮崎と一緒に乗り込んだ。

 (こいつが、連続レイプ犯ね。掴まえてやるわ!)紀子と野口は、顔を見合わせ、宮
崎を押さえよとした。
「動くな!」しかし、宮崎のほうが早く、ナイフを紀子の顔に押し当てている。
「何をするんだ。やめろ!」不意を突かれた野口は躊躇している。

 「田端さん!」紀子の顔にナイフが当てられては動けない。
「構わないわ。私は構わないから、掴まえて!」
「そうは行かないよ。田端さんに、もしもの事があったら、申し訳できないよ」
「そうだ、それでいい。お前はこいつを縛るんだ!」紀子はナイフを首に当てられたま
ま、野口の手を、渡された紐で縛っていく。

 「よし、それでいい!」やっとエレベーターが停まった。
「動くな、おとなしくしろよ!」紀子も後ろ手に縛られ「歩け、まっすぐだ」言われる
ままに歩いていく。
そして、宮崎がレイプした、被害者が住んでいた部屋に入った。

 宮崎は用心深く、部屋のクローゼットに隠して置いたロープや紐を取り出し、真っ先
に野口を縛る。
「これじゃぁ、簡単に解けるな。こうしないとな」両肩と胸にロープを巻き付け、さら
に肘も巻き付けた。
これでは、手を動かす事はできず、さらに、太股と足首にも巻き付け、野口はもう動け
ない。
 
 「刑事さん、感想はどうだ?」
「掴まえてやる、必ずお前を掴まえてやるぞ!」
「いいね、その台詞が気に入った。ご褒美に婦警さんの素っ裸を見せてあげるよ!」紀
子の顔色が真っ青になった。

 「いや、やめて、いやー!」体を震わせ後ずさりしていく。
「なんだ。裸はイヤか。だったら力ずくだ!」
「いや、やめて、いやー!」紀子から警官の尊厳が消え失せ、だだの女性として、悲鳴
を上げている。
暴れるたびに、足が開き、スカートの中が見えている。

 「イヤでも脱ぐんだよ。素っ裸になるんだよ!」上着のボタンが外され、肩から手首
まで脱がされた。
「やめて、いや。野口君助けて!」野口も必死に解こうとするが、トミーが兵隊時代に
習った束縛法で縛られては、なすすべもない。

 いくら体を動かしても、緩みすらできず「紀子さん!」むなしく叫ぶだけだ。
その間にも、紀子はワイシャツも脱がされて、白いブラジャー姿にされた。
「意外に小さいな。婦警さんよ!」ブラジャーの中に手を入れて、乳房を触っていく。
「イヤです。触らないで!」泣きながら言う。

 「嫌うなよ、素っ裸にしてやるから!」
「いや、いやー!」悲鳴を上げるが、防音されたマンションだから、聞こえるはずなど
無い。
スカートが引き下げられ、ブラジャーと同じく白いビキニのパンティが見え、太股まで
のストッキングを、ガーターで止めていた。

 「いいね、婦警さんはパンスト無しのストッキングか。これがいいね」パンティの上
から股間を撫でていく。
「イヤ、イヤ、それ以上しないで!」泣き叫ぶ紀子に「紀子さん、待ってて。いま助け
るから!」野口が相変わらず、体を揺すり、解こうとしているが、無理でびくともしな
い。

 「いや、いやー!」白いパンティが引き下げられていく。
「やめろ、それ以上、やめるんだ!」
「そんな事言うなよ。見たいだろう、仲間のオ○ンコが!」パンティを足首まで、一気
に引き下げた。
 
 「見ないで、野口君、見ないで!」叫ぶ紀子は目を閉じた。
真っ黒な絨毛に覆われた股間が露わになって「見ろよ、これが仲間のオ○ンコだよ!」
パンティを足首から抜き、足首を持ち上げた。
「見ない、お願い見ないで!」パックリと割れた淫裂が野口の目に入っている。

 「紀子さん!」絨毛に覆われた淫裂を野口はしっかりと見ている。
「これがオ○ンコだよ。このヒラヒラの中に穴があるんだ。そこにチンポを入れるんだ
よ!」指で淫裂を広げていく。
「う、う、う!」女性の一番恥ずかしい部分を、同僚に見られて嗚咽を上げている。

 「ほら、お前のオ○ンコを見たら、仲間もチンポを立てているぞ!」
「いや、いやー!」紀子もそれは知っていた。
野口は肉竿を膨らませ、ズボンの下から持ち上げている。
「どうしようもないんです。紀子さんのを見たら、どうしようもないんです!」泣きそ
うな顔で言う野口だ。
 
 「男なら皆そうだよ。チンポを立てないのが異常だ。どれ、いよいよ素っ裸を見せて
やるからな」
「やめて、いや、もう、いや!」背中のホックが外され、小降りの乳房が現れた。
「いいよな、このオッパイも!」宮崎はゆっくりと両乳房を揉んでいく。
「イヤ、触らないでいや!」相変わらず泣き続ける紀子だ。

 紀子は、両手首を縛ってあった紐が一端解かれ、着ていた全てが腕から脱がされると、
また縛られた。
今度は、厳重に縛られて、肩と肘も胸と一緒にロープで巻き付けられていく。
「もう、逃げられないからな!」乳房を絞るように腕が縛られた。

 「今度は、俺を楽しませてくれよ!」宮崎は服を脱ぎだした。
「やめて、レイプしないで。お願いやめて!」
「そうは行かないよ。俺と楽しまないと!」服を脱ぎ終えると、紀子に襲いかかった。
「やめろ、やめるんだ!」野口も叫んだが「ヒー!」顔を歪め体を反らしていく。
肉竿の先端がもう紀子の淫裂に入っている。
 
 「やめろ、やめるんだー!」叫ぶ野口だが肉竿は一気に淫裂の奥まで入ってしまった。
「う、う、う!」紀子は泣きながらも淫裂から鮮血を流している。
「婦警さんよ、バージンだったのか。汚れてしまったぜ!」それでも、宮崎は肉竿を動
かし続けて、紀子は「う、う、う!」目を閉じ、乳房を揉まれながら、淫裂を犯されて
いく。

 そして、精液を膣奥に放出された。
「気持ちよかったぜ。オ○ンコが汚れたから洗わないとな」
「いや、やめて、いや!」紀子は浴室に連れて行かれた。
「水はでるんだ。我慢にしな、洗ってやるから」股間に水が掛けられ、綺麗にされた。

 淫裂は出血も収まり、もう血が出ない。
宮崎も自分の肉竿も洗い、紀子と一緒に戻ってきた。
「この後、何をするかわかっているよな?」
「イヤ、剃らないで、ヘアを剃らないで!」逃げようとするが、両手を縛られているの
で無理だ。

 床に押し倒され、絨毛がカミソリで剃られていく。
「う、う、う!」されるがまま、嗚咽を上げる紀子だ。
宮崎は手を動かし続け、紀子の股間から絨毛が消えてしまい、変わって、ピンク色の淫
裂が露わになっている。
 
 「どれ、記念の写真だ!」
「イヤ、撮らないで、イヤー!」足を閉じようとするが、開かされていく。
「ピン!」電子音がして「う、う、う!」泣き声が上がった。
その後も数回、閃光と電子音がした。
「刑事さんよ、見ているだけじゃ、つまんないだろう、楽しませてやるぜ!」野口のズ
ボンを引き下げ、股間が丸見えになっている。

 「ほら、やるんだよ!」
「いや、いやー!」紀子は、野口の頭に股間を押しつけさせられた。
「見ないで、見ないで!」叫ぶが、頭を跨いでいるので、淫裂はおろか、肛門までもが
丸見えになっている。

 「やれ、チンポをなめるんだ!」ナイフが首に押し当てられた。
「う、うー!」嫌々ながら、屈んで野口の肉竿を口に含んでいく。
「や、やめるんだ、やめるんだ!」上擦った声で野口が叫んでいる。
「いいね。仕事をさぼっての遊びもいいだろう!」カメラで、フェラしている紀子を撮
った。
 
 「よし、今度はオ○ンコしろ、やっていいぞ!」向きを変えさせられた。
「やれ、やるんだよ!」ナイフを押し当てられては逆らえない。
馬乗りになって、野口の肉竿を淫裂に吸い込んでいく。
「いいか、出さなかったら、こいつを殺すからな。オ○ンコの中に出すんだ!」

 「イヤ、お願い許して。妊娠したくない!」
「だったら、死ぬか。ここで!」乳首にナイフの先端を押しつけた。
「ヒー!」痛みが紀子を襲う。
「やめろ、そんな事やめろ!」

 「だったら、やるんだ。ほら、これを入れるんだよ」野口の肉竿を掴んでいると、紀
子はその肉竿を目指して腰を降ろしていく。
「うー!」顔を歪めて、肉竿の根本まで淫裂に収めた。
「紀子さん!」
「野口さん、出して。私のお腹の中に出して、お願いです!」ゆっくりと腰を振ってい
く。

 「いいね、ほら、記念の写真だぞ」また、電子音がした。
「紀子さん、申し訳ありません。限界です!」堪える野口に「出して、お願い出して。
野口さん、早くお腹に出して!」ナイフを押し当てられた紀子は、腰の振りを早めると
「うー!」淫裂から、白い液体が流れ出てきた。
 
 「出したか。どれ、今度はお別れのオ○ンコだぞ」
「いや、いやよ!」腰を押さえられて、後ろから宮崎に、また犯された。
結局、紀子は3回宮崎に射精され、野口からも2回の射精も受け止めさせられた。

 「終わったよ。刑事さんからは、レイプ代を取る訳にはいかないからな…」ズボンを
履き終えると宮崎は隠して置いた荷物をまとめていく。
その脇には、両手を縛られた紀子と野口が仰向けにされている。

 紀子の淫裂からは、2人が出した精液が流れて床を濡らし、目から流れた涙が、耳ま
で濡らしていた。
「暫く旅に出るよ。婦警さん、オ○ンコが最高によかったよ」紀子の両手が解かれた。
「それじゃ、おたっしゃで!」ドアに鍵を掛けて、2人を残し宮崎はマンションから出
ていった。
 
 「野口さん、この事は誰にも言わないで…」全裸のまま野口の手を解いていく。
「ダメです、明智警視には言わないと…」
「イヤ、レイプされたのを知られたくないの。野口さんだって、私を犯したのよ…」そ
う言われれば野口は何も言えない。

 「これは、なかった事にして。お願いだから、なかった事にして!」泣きながら、解
いていく紀子だ。
「わかりました。でも、治療は受けないとダメだよ、妊娠の可能性もあるし…」
「わかっています。明日治療してきます…」解き終えると、股間を洗い服を着込んでい
く。

 「行きましょう。いつまでもここに居るわけにはいかないし…」2人はマンションか
ら出ていく。
外に出ると「逃げられました。ここでにげられました!」嘘の報告をする野口で、それ
を項垂れて聞く紀子だ。