「逮捕しちゃう!」
                                赤星直也:作

第6話 異母姉弟

 「さてと、これからは私の出番ね。幹子さん、洗ってあげるわ。それにしても、こん
なに出されたんだ!」淫裂を覗き込むと、友和によって縛ったロープが解かれた。
「来て、こっちよ」聖子に連れられ浴室に入った。
「足を広げて!」言われるまま、横に開くとシャワーが浴びせられる。
「ここは、汚れやすいのよ」指で膣腔が広げられた。
(やめて。自分でできます!)言いたいが、言うわけにも行かず、綺麗にされていく。

 「これで終わったわ。今度は楽しみの時間よ」シャワーを停めると、体を拭いていく。
(楽しみの時間って、何かしら?)不安を抱きながら、拭かれると戻った。
戻ると、克子もロープが解かれ、胸と股間を手で押さえて座っている。
「待っていたわよ。もう、いいでしょう?」
「そうね、始めましょうか。友和は出ていくのよ!」男の神田は出されて女4人が残さ
れている。

 「わかっているでしょう。何をするかが…」聖子は幹子に、清子は克子に抱きついて
いく。
「やめて下さい。私には、その気はありませんから…」
「その気がなくてもやるのよ。こういう風にね」2人は乳房を揉みながら乳首を吸い出
した。
「ダメ。そんな事されたら…」声が上擦っている。
「ダメでもやるの、ここもよ」淫裂にも顔を埋めて、舌と指で愛撫し始めると「あ、あ、
あ~」2人は声を上げ、腰を動かし出す。

 「わかったでしょう。あなたもやるのよ」聖子と清子も服を脱いで全裸になったが、
2人の股間には絨毛が無く、淫裂が剥き出しだ。
「やって。早くやって!」仕方なく、股間に顔を埋めて指と舌を使いだした。
「そうよ。それでいいのよ…」淫裂からは淫汁を流しだした。 

 こうして、30分ほど抱きあうと、服を着て、応接室に戻った。
「大部、楽しんだみたいだね」上気した顔に、神田が声を掛けた。
「まあね。それより、婦警さんの2人にはお手伝いして欲しいのよ」清子の言葉に顔を
見合わせた。
「清子、まさか、店を手伝えとでも?」聖子と神田は驚き顔だ。
「そうなの。勿論、客は女性相手よ。こんな顔つきだから勿体ないし」克子の顔を撫で
ていく。
「そうよね、確かに婦警にしておくのは勿体ないわ」聖子も幹子の顔を撫でていく。

 「わかった。その変わり、お礼をしてくれよ。こっちにも、都合があったんだから…」
「わかっているわよ」3人は勝手に決めたが「アルバイトですか?」神妙な顔で聞き返
した。
「そうよ、サクラをやって欲しいの。客の振りをするだけでいいから」それには顔を見
合わせた。
「相手は女なの。意味わかるわよね?」

 「まさか、レズの相手をしろとでも?」
「早い話がそう言う事よ。飲み物はただにするからお願いね」
(イヤよ。そんな事が知られたら、笑いものになってしまう…)2人は黙り込んだが
「やらないわけないよ、これがあるんだから」神田は例の写真をちらつかせている。
「そうよね、そうと決まればこれから案内する」 

 清子は2人を連れて、屋敷から街へと向かう。
繁華街を走っていくと、歓楽街に入り「ここよ、ここなの」車を停めて降りた。
「ここなら、城西署からも近いからいいでしょう」確かに勤務する署からは歩いても、
10分は掛からない。
(いくら何でも、女が相手だなんて…)項垂れる幹子と克子だが「中も案内するわよ」
店に入ったが、開店前というので客はいない。

 「この辺に座ればいいの。時間は11時迄でどうかしら?」項垂れる2人を前にして
清子が勝手に決めた。
「そうとなれば、今日からよ。まだ時間があから、買い物でもしてきて。それから下着
はエッチを買うのよ」気前よく幹子に札を渡す。
「わかりました…」言われるまま、店を出てエッチな下着を買い、1時間程過ぎてから
店に戻ると客がおり、教わった通りに、おとなしく座った。
すると「お嬢さん、一緒に飲みましょうよ」中年の女性が隣に座り、触りだすが2人は
されるがままにしていた。

 その頃、神田は聖子と写真の整理をしていた。
「姉さん、この写真はいいよね」
「そうね、バッチリね。オチンチンが入ってるし…」
「何だか、興奮して来ちゃったよ」神田の股間が膨らんでいる。
「姉弟だから、オ○ンコはダメよ」
「それはわかっている。でも、異母なんだから」神田は聖子に抱きついた。

 「やめなさいよ。さっき、やったじゃないのよ」
「そんな事言っても、ギンギンなんだ。姉さん、やらせて!」強引にスカートを脱がそ
うとする。
「やめて。やめなさい!」逃れようとしても押さえられ、パンティが脱がされた。
「わかったわ。ゴム付ならいいわよ」
「約束だよ。やらせないなら、レイプして、オ○ンコの中に出すからね」
「約束するわよ」

 その言葉に、神田はズボンを脱ぎ、聖子も絡まったパンティ、スカートを脱いで下半
身を剥き出しにした。
「オッパイは、脱がなくていいでしょう?」
「ダメ、オッパイも吸いたいし…」
「わかったわよ」渋々、聖子は上も脱いで全裸になった。

 「姉さんが付けて」コンドームを聖子に渡した。
「そんなの、自分でしなさいよ。オ○ンコさせてやるんだから…」愚痴を言いながらも
勃起した肉竿にコンドームを押し付け、指先で転がしていく。
それが済むと「姉さん、優しくやるからね」聖子の上に覆い被さった。 

 神田は乳房をゆっくり撫でながら、肉竿を押し付けていく。
「ダメ、見ないで。顔を見ないで!」罪悪感からか、顔を背けて神田を見ようとはしな
い。
「そんな事言ったら、できないよ」ピストンを繰り返しながら言うと「後からして、顔
を見なくてすむし…」
「わかった。こうだね」聖子は四つん這いになり、神田かピストンしていくと「あ、あ、
あ~!」喘ぎ声をあげだした。

 「姉さん、気持ちいいだろう。これからもやろうか?」
「イヤよ、今回限り…」途切れ途切れに言いながらも、淫裂からは汁が流れている。
「姉さん、オッパイもいいよね?」背中に胸を押し付け、乳房を握りしめた。
「そんな事より、早くすませて…」

 「わかってる。姉さんの口に出したいのにな…」
「イヤよ、姉弟よ。そんな事できない!」首を振っていると神田は動きを停めた。
「出したんでしょう。抜いてよ」神田は放出を済ませると肉竿を抜いた。
コンドームの先端には、白く濁った液体が貯まっている。 

 「これっきりだからね」自棄ぎみに、聖子は服を着ようとすると、神田が乳房に吸い
付く。
「ダメよ。もう、終わりのはずよ…」テクニックに勝る神田に掛かっては、聖子も頭を
抱きしめている。
「わかったわよ、オッパイだけよ」されるがままにしていくが(気持ちいいわ、姉弟じ
ゃなかったら、中に出させたのに…)満足な顔になっていく。

 神田は暫く吸うと口を離した。
聖子は「これで終わりよ」ブラジャーを乳房に押し付け隠していく。
「わかってるよ。でも、お尻ならいいよね。妊娠しないし…」
「バカ言わないで。私はイヤよ。それよりも、さっきの子でやりなさい」聖子は話しな
がら服を着終え、また、写真を見だした。
「とにかく、この写真が最高だな」
「私もそう思う、これは傑作よ。機会があればまた撮らせて貰うよ」2人は写真を整理
しながら話していた。 

 それから数日が過ぎて、幹子と克子はいつものようにミニパトカーに乗って取り締ま
っていた。
「幹子、神田さんよ」神田がこちらに向かっている。
「何のようかしら?」
「さあ」2人が見守る中「元気してた?」声を掛けたが2人は黙ったままだ。

 「そんな顔しないでよ。この前の写真ができたから、見てくれって姉さんが言ってる
よ」
「見なくてもいいわよ。どうせ、いやらしく撮ったんだから」
「そう怒るなよ。幹子さんと僕のは、最高だって喜んでいるよ」
「バカ言わないで。こっちの身にもなってよ。下手すれば妊娠するのよ」
「その時は、一緒になろうよ」
「ふざけないで。とにかく、行かないからね」
「それなら構わないよ。その変わり、独身のお巡りさんに見せるよ」

 「やめて。それだけ、はやめて!」
「だったら、来るよね?」
「行くわよ、行けばいいんでしょう?」
「そうだよ。それに、エッチな下着も付けてよ」神田は、それだけ言って去ったが「何
か、憎めないのよね」幹子は呟くように言った。 

 そして、休日には、神田の車に乗って聖子の家に向かった。
「待っていたわよ、見て欲しくて」座るなりアルバムを渡す。
2人は見たくはないが、広げていくと「性器まで撮った!」涙声をあげたが「それくら
い平気よ」平然と言う。
それどころか「見て、チンポが入っているのよ」結合写真を指差し、はしゃいでいる。
「酷い…。これを知られたら、生きていけない…」幹子は大粒の涙を流しだした。
「そんなに、泣かなくていいわよ」聖子は機嫌悪くなり、アルバムを片付け出す。

 「姉さん、そんなに怒らないでよ。これからいい事するんだから」
「いい事って何なの?」
「これだよ」屋外で取った写真を見せた。
「いいわね。外で撮るのも」制服姿で、乳房と絨毛を露わにした写真に機嫌も直った。
「これはいいわね。私も外で撮りたいわ」
「それなら行こう、小野も呼ぶから」神田は携帯を掛けたが(呼ばなくていいわよ。も
うヌードはイヤだし…)項垂れ、泣き顔になっている。

 それから30分ほどして、小野が現れ「俺、いい場所知ってるよ、これから行こうよ」
息を弾ませて言う。
「わかった。任せるよ」5人は車に乗って屋敷を出た。