「逮捕しちゃう!」
                                赤星直也:作

第3話 嘘の約束

 そして、夕方、2人は寮を出て、ホストクラブに向かった。
「今回は、遊びじゃないからね」
「わかっている。事実調査だし」お互いに確認してから店に入ると「お嬢様、お待ちし
ておりました」神田が出迎えた。

 「神田さん、昨日の事で…」
「それでしたら、こちらでお話しましょう」2人をこの前の個室に案内していく。
「ここなら、安心できますし」神田は幹子の隣に座って抱きしめたが「今日はその気に
ならないの。それより、聞きたい事があって…」言いにくそうにしていると、小野が水
割りを運んできた。

 「丁度いいわ。2人に聞きたいけど、昨日ここからどうやって帰ったか、教えて欲し
いの」
「昨日は、私達がお送りしましたよ。勿論、途中までですけど…」
「途中迄ですか?」
「はい。面白い事を見せると言うものですから、私のマンションにお連れしました」
「それで、面白い事って、どんな事だったの?」
「いきなり、ヌードになられましてね。とても綺麗なヌードでした。思い出しただけで
もゾクゾクします」神田は幹子の乳房を撫でだした。

 「そ、それだけだったの?」
「いいえ。お2人で、ベッドに上がり…」そこで言葉を止めた。
「ベッドで、何をしたのか、教えて欲しいの」
「言いにくい事ですが、このような事をなさってました…」小野はそれだけ言うと、克
子のスカートの中に手を入れ、パンティの上から淫裂を撫で出した。

 「嘘でしょう。そんな、レズをしただなんて!」
「間違いありません、指もこのように…」パンティの横から手を入れて、直に淫裂を触
り出す。 
「本当に、そんな事を、私達がしていたの?」
「間違いありません。この目で見ましたから」神田も幹子の淫裂を触り出す。

 「そのほか、何かしなかった?」
「しましたよ。レズ用のあれを性器に入れて…」
「あれって、玩具の事ですか?」
「はい、お客様用に用意してあったのを見つけると、それを取って、ここに…」指が膣
の中に入った。
「その話って、本当なの?」
「こんな写真もありますよ。撮ってくれと、せがまれまして」淫裂に、ディルドーが入
った写真を見せた。

 「嘘よ。こんな事、した覚はないわ…」2人は泣き顔になってしまった。
「でも、この通りです。よく見て下さい」確かに、淫裂に食い込み、鮮血で汚れている。
「これでも、信用できませんか?」神田の問いには黙ったままだ。
「とにかく、この通りでした。ところで、このお礼は、何時して貰えますか?」
「お礼って、何の事ですか?」

 「最後まで見ていたから、ヌードを撮らせる約束ですよ」
「嘘よ、そんな約束した覚えはないわ!」
「そんな事言われたら困りますよ。こっちだって、準備というのがありますから。約束
を守らないなら、これで裁判でも起こしますよ」写真をちらつかす。
2人が泣き出すと「何も泣かなくていいですよ。ヌードの事は誰にも言いませんから」
唇を重ねながら抱いていく。

 「暫く、考えさせて貰えませんか?」
「そうは行きません。明日は店が休みで、都合がいいですし…」神田は勝手に決めてし
まい、幹子と克子は、反論する事すらできなかった。
「そうと決まれば、楽しんで下さい」2人を抱きしめ、触り出すが(ヌードを撮られる
なんて…)項垂れた
ままだった。
2人は、暫く飲んでから帰ったが「うまく行ったな。こんなにうまく行くとは思わなか
ったよ」
「ホントだよ、今度はじっくり、素っ裸が見られるしな。それにオ○ンコも出来るかも」
神田と小野は笑顔になっていた。 

 翌日、2人は勤務していても憂鬱だった。
「克子、どうする?」
「どうするもないわよ、あんな写真が知られたら、警官は首よ」
「それは、わかってる。でも、ヌードになるなんて…」
「やるしかないと思うの。喪失の写真よりも、ヌードの方が言い訳しやすいし」
「そうよね。玩具で喪失したなんて、笑いもんだし」2人はヌードを撮る事にした。

 やがて、5時になり、勤務を終えて城西署から出ると、神田と小野が待っていた。
「お待ちしてました。行きましょう」4人は神田の運転する車に乗ってあのマンション
へと向かうが、
幹子と克子は強ばった顔をしている。

 車は10分ほど走り、マンションの前で停まった。
「着きましたよ」神田が降りると、小野も降り、その後を追って、2人も降りて部屋に
入った。
「いいですか。誰も来られないように鍵を掛けます」わざわざ説明してから、鍵を掛け
た。
「準備しますから、あなた方も準備して下さい」神田はタオルを2人に渡すと浴室を指
さす。
「わかりました…」項垂れて、言う通りにしていく。 

 浴室に入ると、2人は服を脱ぎだした。
「恥ずかしいけど、やらないと…」2人は次々と脱いで下着姿になった。
「まさか、性器は撮らないわよね?」
「そう思う。その時は、やめようよ」
「そうよね。性器だけは撮られないようにしないと」パンティ、ブラジャーと脱いで全
裸になり、タオルを巻き付けたが、幅が狭いから、乳房を隠すと絨毛が出てしまう。
「これじゃ、隠せないわ。こうしないと…」タオルを縦に使って、乳房と股間を手で押
さえる。
「これなら、いいわね」タオルで体を隠すと浴室から出た。

 その姿に「いいですね、その姿も」神田と小野は満足そうに「まずはここに立って下
さい」2人を並んで立たせた。
そして、幹子のタオルを脱がそうとするが「恥ずかしい…。やっぱりできません…」取
られまいと、強くタオルを抑えた。
「約束しましたよね。そっちがその気なら、こっちも考えますが…」神田の言葉に、タ
オルを抑えた力が弱まった。

 「そうです、それでいいんです。悪いようにはしませんから」腕を抑えてタオルを剥
がされると、自然と両手が股間に伸びて、絨毛を隠す。
「あなたも、脱がないと」克子のタオルも剥がされ、2人は全裸を晒している。
「そんな怖い顔をしないで」神田は注意しながら、両手を後に組ませ、それを小野が撮
っていく。
(ヌードを撮られた…。しかも、ヘアヌードを…)顔を強ばらせ、目を真っ赤にしてい
る。
「次は、2人でこうして」抱きあうようにさせられ、カメラに収められていく。 

 こうして、次々とポーズを作らされカメラに収まっていくが「ここらで一息入れまし
ょう」カメラが降ろされる。
(これで、終わったんだ…)2人は両手で胸と股間を隠したが「幹子さん、今度は楽し
みの時間ですよ」神田は服を脱ぎだした。
「イヤ、セックスはイヤ。ヌードだけのはずです!」
「そのつもりでしたが、息子が言う事を聞かなくて」股間がふくれており、同じように
小野も脱ぎだした。
「やめて。お願いだから、セックスはしないで!」2人は抱き合ったまま、うずくまっ
た。
「それは、そうしたいのですが、何分、この通りでして」ズボンも脱ぐと、肉竿が反り
返っている。
(イヤよ、あんなのを入れられたら、膣が裂けちゃう…)膨らみきった肉竿に、2人は
震えている。 
 神田と小野は怯える2人に抱きつた。
「来ないで。イヤ~!」神田は叫ぶ幹子を押し倒して、唇を重ねたが(オチンチンが、
お腹にある…)暖かい感触が伝わってくる。
「幹子さん、痛い思いはさせません。これでもプロですから」そう言うと、ゆっくり乳
房を撫で、耳たぶを軽く噛んだ。
「ダメ、そんな事されたら…」暖かい息が耳の中に入り、快感を感じた。
(気持ちいい、オッパイを触られると気持ちいい…)自然と幹子も神田を抱きしめてい
く。

 神田はその後、体を下げて、淫裂を舌でなめだした。
「ダメ、汚いからダメ!」頭を押さえても、舌と指がクリトリスの包皮を捲り上げてな
めて「あ、あ、あ~!」幹子は腰を浮かせて、声をあげだした。
(いいわ、凄くいい…。こんなに、気持ちいいなんて…)処女を喪失したばかりだが、
膣の中は濡れて潤っている。
「幹子さん、入れますよ」
「イヤ、怖いからイヤ!」
「大丈夫です。優しくやりますから」抱きしめ、淫裂に肉竿を押し込んでいく。
(入った。オチンチンが膣に入った…)濡れているから痛みは感じず、暖かい肉竿を感
じている。

 同じように、克子も小野に淫裂を愛撫されてから、肉竿を押し込まれた。
「いいわ、凄くいい。これがセックスなんだ…」
「そうです。これが、大人のセックスです」
肉竿をゆっくりピストンしていくと「ヌチャ、ヌチャ!」と湿った音が鳴り、淫汁も流
れ出ていく。
(恥ずかしい。お汁が流れていく…)克子は顔を上気させながら、小野を抱きしめ、深
い結合を催促していく。
それに答えて、小野もピストンを大きくし、膣奥をまで深く突き出しだすと「あ、あ、
あ~!」克子は背中を浮かせ、声を上げ出した。 

 やがて、2人とも「あ、あ、あ~!」喘ぎ声をあげて淫汁を流し出し、神田と小野も
登りきろうとしている。
「出そうです。オ○ンコに出していいでしょうか?」
「ダメ、出来たら困る…」
「それでしたら、口でして貰えませんか?」
「いいわ、口でする」雑誌で見ていたから大体の事はわかっている。
「私も口でするから、お腹には出さないで」

 「わかりました、そうします」登りきった肉竿が抜かれ、代わりに口に押し込まれた。
「ウグ、ウグ!」不自由な姿勢で頭を動かしていくと、喉奥に異様な液体が漂いだした。
(精液だわ。これが精液なんだ…)初めての事に戸惑いながらも「ゴクン!」と飲み干
した。
それがすむと「痛くはなかったでしょう?」また抱きつき、乳房を吸い出す。
「痛くはなかった。セックスって、痛いと聞いていたけど、そんなじゃないんだ…」
「相手次第ですよ。お互いがその気になれば痛くはないし、反対に、その気がないと痛
いだけです」

 こうして、神田と、小野は乳房を揉みながら2回登りきった。
それがすむと、服を着ていくが「そうそう、明日はこれを着て貰えませんか。下着は無
しで、直に着てください」ストッキングとガーターベルトが渡された。
「下着を着るなって、どういう事なの?」
「撮りたいんですよ。制服を着たまま、オッパイと、ここを出した写真を」淫裂を撫で
ながら言うと「イヤよ、そんな事できない!」当然拒んだ。

 「やって貰わないと困るんですよ。その変わり、気持ちいい事してあげます」
「でも、制服を着てはイヤなの。脱いでならいいけど…」
「ダメです。制服姿がいいんです」どうしても聞き入れられず、2人は渋々承知してマ
ンションから出て行った。
残った小野と神田は直ぐにプリントを始め「いいぞ、これは使えるな」「これもいいよ、
ヘアがバッチリ出し」満足そうに克子と幹子のヘアヌードを見つめていた。