「捨て駒の婦警」

                             赤星直也:作

第14話 本番ショー

 診察を終えるとパンティ、スカートを履いて待合室に戻っていく。
「あの、美貴さん。お話が!」麻美が声を掛けてきた。
「麻美さん。今日の事は誰にも言わないで欲しいの…」

 「あら、当然よ。私もそう言おうと思っていたのよ」
「約束よ。ヘアの事と、セックスの事も…」
「わかっているわ。仕事をさぼってセックスしていたなんて知れたら、婦警は首になる
しね」

 「そうよね、セックスがばれたらマスコミも騒ぐし…」4人は決して『集団でレイプ
された!』とは言わなかった。
「これは4人だけの秘密よ。いい、わかったわね?」皆が頷いて誓っていった。
病院を出ると、麻美は自分のアパートに向かっていく。
「私達も帰ろうよ」美貴達もアパートに戻った。

 そのころ、新宿署では「うまくいったそうです」
「そうか、これで川崎もおとなしくなるか」
「それに、あいつも抱けますよ」
「そうだな、どんな顔でオ○ンコするか楽しみだな」笑顔で話し合っている。

 「坂本には、写真も撮れと言っておけ。ビデオだけでなく写真も決め手にしないと」
「そうですよ。自分からヌードになったという確信がないと」
「言っておきましょう。それから、森山が口座に振り込んだそうです」

 「いくら、振り込まれた?」
「100万です。それぞれ100万だそうです」
「金はいくらあっても困らないしな」笑顔になって話しが弾んでいた。

 そんな事とは知らず、美貴達3人はアパートでくつろいでいる。
「だいぶ、痛みが消えたわ。恥ずかしかったけど病院に行ってよかった」
「私もよ。痛みが引いていくし」
「でも、麻美さんもヘアを剃っていたなんて、信じられないわ」

 「そうよ、変なのよ。堅物の麻美さんに、彼氏いたの?」
「噂はあったわよね。課長と一緒にホテルに入って行ったって!」
「そんなこともあったわね。でも、彼氏が課長とは信じられないわよ」
「そうよ、噂があったのは確かだけど…」3人は麻美の事で話し合った。

 翌朝、美貴達は署の中で一緒に着替えていると「おはよう!」麻美が入ってきた。
「おはよう、麻美さん」美貴達も挨拶していく。
4人は着替えを済ますと、それぞれの部署に入っていく。
美貴達は、いつものように明石の訓辞を受けてからパトロールをさせられていた。

 まだ早いので、行き交う車が少なく、路上駐車も無かった。
「退屈ね、おもしろいことないかしら」
「バカ言わないの。これで良いのよ」
「そうね、退屈が一番よね」その時、美貴の携帯電話が鳴った。

 「もしもし、新藤ですが…」携帯に出た美貴の顔が曇ると、友里と涼子の顔も曇って
いく。
「わかりました、今夜ですね」話が終わると電話を切った。
「また、呼び出しなの?」
「そうなのよ。今夜も店を手伝えだって!」
「逆らうわけには、いかないしね」元気が一瞬にして消えてしまった。

 その後もパトロールをして署に戻り、報告していく。
「ご苦労さん。帰っても良いよ、時間だし」
「お先に失礼します」美貴達は着替えをしていく。
「今夜、飲みに行かない?」同僚から声が掛けられた。

 「だめ、今夜は用事があって…」いつものように断ってアパートに戻る。
「今日も、あの姿なのね?」
「そうよ。オッパイと性器を丸出しよ。ヘアも綺麗に剃っておけだって!」
「勝手な事言うわね。人の気も知らないで」美貴は衣服を脱いで下着姿になっていく。

 「剃っておかないと。それに、女性のたしなみもね」パンティを脱いで浴室に入って
いく。
「少し生えてきたのに…」名残惜しそうに石鹸を泡立て股間に塗り、カミソリで綺麗に
仕上げていく。
「これでいいわ」その後、膣の中も洗ってから浴室から出てきた。
「今度は私ね」その後、友里と涼子も浴室に入って股間の処理をした。

 股間の処理が終わると、3人はアパートから美雪の店へと向かう。
店は開店したばかりなので、客の入りは少ない。
「待っていたわ。いつものように頼んだわよ」言われるままに、奥に入り生まれたまま
の姿になり、役目をしないスカートと上着を着込んでいく。

 その後、カツラと厚化粧をして、帽子をかぶってミニスカポリスに変身していく。
「触られたくないわ。まだ完全に直っていないのに…」
「私もまだ少し痛みがあるのよ」真っ青のミニスカ姿になると、客の待つ席に向かい歩
いていく。

 「美貴さん、1番テーブル。友里さんは3バンテーブル…」美雪は指示していく。
「いらっしゃいませ」美貴は礼を言って客の隣に座らると、役目をしないスカートが捲
りあがって、淫裂が見えている。
「良いね、これが!」その淫裂を客が触っていいく。

 「指は入れないでね。そこは、オチンチンが入るんだから」もう慣れたもので、恥ず
かしい言葉が飛んでいく。
「わかっているよ。その代わり、いいだろう。オッパイは!」淫裂を触られると、開い
た胸元に手を入れられて、乳房が掴まれた。

 「小さいの。オッパイが小さいから恥ずかしいの」顔を背けながら言うと「可愛いよ、
このオッパイが!」乳房を揉まれながら、乳首を吸う。
「あ、あー!」たまらず声をあげる美貴だ。
(乳首を吸われると、声が出てしまう!)目を閉じて、客の頭を抱きしめていた。

 同様に、友里と涼子も乳房に頭を埋められて、乳首を吸われている。
(いや、そこは触らないで、お願いよ!)淫裂も触られていた。
(触られるなんて、いやよ)客のされるがままで、イヤでも客のいるテーブルを回って
行かなければならない。
「いらっしゃいませ」礼を言う度に、乳房と淫裂を触られていた。

 そんな中、時間だけが過ぎていく。
「皆様、毎度ありがとうございます。本日はお礼を込めて、特別ヌードショーを催しさ
せてだきます」坂口が突然言い出した。
(聞いてないわ。そんなことなんか!)美貴達3人は(もしかして、自分がやらされる
のでは?)そんな不安がよぎっている。

 「はい、本日のショーを演じていただける麻美さんです」坂口の言葉に、婦警の制服
を着た麻美が中央に進み出た。
顔が緊張で強ばり体が震えている。

 (あ、麻美さんだわ。刑事課の麻美さんよ!)
(間違いない、麻美さんだわ)美貴達は信じられないと言った顔で麻美を見つめていた。
「はい。麻美さん、張り切っていきましょう!」勝手なことを言う坂本だ。

麻美にスポットライトが当てられ、それに音楽もテンポのいい曲に変わっている。

 麻美は音楽に合わせて体を動かし、ゆっくりと胸のボタンを外していく。
「す、ストリップか!」声が上がり、その言葉に麻美の目が光った。
(泣いているわ。麻美さん!)それは涙だった。
(麻美さんも、レイプされて脅されているんだわ…)美貴達は感じ取り、自分達と同じ
事をさせられる、哀れみの目で見つめている。

 そんな事とは知らずに、麻美は上着、ワイシャツと脱いでブラジャー姿になっていく。
「大胆だ。いいね思い切りがよくて!」ブラジャーといっても、乳房を隠す布が最小の
生地で、総レースだからやっと乳首が隠れている。
麻美は震える指で背中のホックを外し「プチン!」背中のホックが外れた。

 目を閉じた麻美は、ゆっくり肩からブラジャーを脱いでいく。
カップに押し込められていた乳房が、一気に飛び出して揺れている。
「いいね、あのオッパイが。触ってみたよ。このようにね!」客は興奮して美貴達の乳
房を触りながら見つめている。
(いや、オッパイは触らないで!)美貴達は我慢して麻美を見つめている。

 ブラジャーを脱ぎ終えると、今度はスカートのホックを外していく。
(可愛そうに。泣きたい顔をしている…)自分の置かれた立場とダブっているので、同
情が更に大きくなっている。

 ホックを外すと、ファスナーも下げて、一気にスカートが足下に落ちていく。
「大胆だな。Tフロントだぞ!」会場がざわめくが、それでも作り笑いをして笑顔を振
りまいている。

 「どなたか、お手伝いをお願いします!」森脇が声をあげた。
「俺で、いいか?」
「結構です。こちらへお願いします」名乗り出た客は、言われた通りに進み出てきた。
「脱がせてください。私のパンティを…」恥ずかしくて、声が震えている。

 「俺、やりたかったんだ、こういうのを!」アルコールが回っているせいか、顔が赤
い客は両手でパンティを掴んだ。
「いくぞ!」そしてゆっくり引き下げて「ない、ヘアがない!」お客は大きな声をあげ
てしまった。

 麻美の股間が露わになり、パックリと割れた淫裂が露わになっている。
「オ○ンコが丸見えだ。それにヘアが生えてないぞ!」それでも足下まで下げた。
「ありがとうございました」泣きそうな顔で、片足ずつあげてパンティから足を抜いて
いく。
「見えた、オ○ンコの中が見えた!」また大きな声をあげ、その言葉に、目から流れる
涙も多くなっていった。

 「お礼をさせてください。お口でご奉仕します…」麻美は泣きながら言って、客のチ
ャックを下げていく。
「いいのか、マスター?」さすがに客も不安になっている。
「せっかくですから、ご自由にどうぞ!」

 「そうか。だったら頼むよ」麻美は肉竿を掴んで取り出した。
(まさか、フェラを?)その予想が的中して肉竿を口に含んだ。
「気持ちいいな。もっとしてくれ!」麻美は口の振りを激しくして「あ、あ、あー!」
客の気持ちよさそうな声が響いていく。

 しばらくしてから「どうせならやらせろよ。バックから!」
「それはできません!」
「やれよ。どうせなら、本番をしろよ!」
「そうだ、本番だ!」周りの客もはやし立てている。

 「ほら、やるんだよ」
「いやー!」叫び声をあげるが、麻美は四つん這いにされ、肉竿を押し込まれた。
客は両手で腰を押さえて、肉竿を根本まで押し込んでしまった。
(レイプよ。これはレイプよ!)(犯罪だわ、強姦罪だわ!)叫ぶ寸前の美貴達だ。

 「あ、あー!」麻美はあえぎ声をあげながら首を振っている。
「ピシャ、ピシャ!」静まりかえった店内に、肉竿と淫裂の擦れ合う音が響いている。
(酷いわ。何も、こんな場所でレイプなんかしなくても!)自然に目が滲む、婦警の3
人だ。

 そんなことなど気にせず、客は腰の振りのスピードを速めていく。
「いや、いやー!」麻美の乳房も前後に揺れ動いていく。
「でる。でたー!」腰を密着させて「いや。お腹の中はいやー!」叫んだが遅かった。
「中出しだ。見ろよ、中出しだぞ!」
「ホントだ。、中出しだ!」麻美の淫裂からは白い液体が流れている。

 放出を終えた客は「スッキリだ。気持ちよかったよ」肉竿を抜いてズボンの中に仕舞
い込んでいく。
「う、う、う!」客の見守る中で犯された麻美は、嗚咽をあげながら脱いだ服を手に持
ち奥に戻った。

 (酷い。いくら何でもやりすぎだわ)友里は心配になって、奥の従業員用の部屋の前
に立った。
「う、う、うー!」中から大きな泣き声が聞こえている。
(どうしよう。黙っていた方がいいかも知れない…)そっと戻ってくる友里だ。

 「どうだった?」戻った友里に美貴が声を掛けた。
「泣いていたわ。でも、声を掛けれなかった…」
「その方が良かったかもよ。お互いの為だもの」力無く答える美貴だ。
だが、店内の客達は何事も無かったように、大きな笑い声をあげてほかのホステスの体
を触りまくっている。

 そして、時間がドンドン過ぎていく。
「ご苦労さんでした」美雪に言われて3人は店を出ていく。
「麻美さんも、同じ思いをさせられるのね」
「多分ね。ヌードどころか、レイプだったもんね」
「まだ、私達の方がましだわ」3人は話し合いながらアパートに向かった。