「婦警陵辱物語」

                             赤星直也:作

第2話 罠のお礼

 真紀と美里は全裸で抱き合いながら朝を迎え、朝の日差しが二人の裸身を照らし、
股間の絨毛が朝日で輝いていた。
それに、乳房もまぶしい程輝いて、乳首が官能的な映像を作っている。

 「美里、シャワーを浴びようよ」
「いいわよ。一緒に浴びましょうよ」真紀はバスタオルを2枚用意してバスルームに
入り、美里も後に続いて入ると、中から水音が聞こえる。
暫くして全身を洗い終え、バスタオルを巻き付けて出てきて「真紀さん、着替えてく
る」美里はバスタオルを体に巻き付けて隣の自室に入った。

 「私も着ないと…」真紀もクローゼットを開けて、下着から着けていく。
性経験のない真紀は、白色しか持ってなく、全てが白のパンティとブラジャーだ。
その中から、レースのフリルの付いたパンティとブラジャーを着け、いつものように
制服を着込んで、化粧もしていると美里が戻り、2人は一緒に署に向かった。

 署に入ると課長の佐藤が先に来ていて「おはようございます!」真紀と美里はお茶
を入れていく。
「お茶です!」
「相変わらず気が付くね。所で、藤野君。これを見てくれないかな」
「なんですかそれ?」真紀は渡された紙袋を開けていくと、中からは写真が出てきた。
「課長、もしかして、これって…」
「どうかね。僕のいとこなんだが、感じがいいだろう」それは見合い用の写真だ。

 「あら、真紀さん、お見合いするの?」
「まだ決めてないわよ」
「今度、会ってくれないかな。藤野君の都合のいい日でいいから」真紀は迷って「私、
仕事を辞めたくありません…」てそう返事する。
「わかってるよ。君が仕事熱心なのは覚悟の上だ。君がい番似合いと考えたんだ」
「ありがとうございます。でも暫く考えさせて下さい」真紀は佐藤の差し出した写真
がイヤではなかった。

 決して美男ではなかったが人の良さそうな顔つきで(会ってみようかな、でも美里
が何というかな)迷っている。
「じゃ、考えておいてくれよ。あ、美里君のも用意しておくからね」佐藤は二人を気
遣っている。
美里と真紀はそんな佐藤が好きだったが、こればかりは悩んでしまった。
2人は見合いよりも恋愛に憧れていが、その機会もないまま23才と22才の年頃に
なっている。

 この日はこれといった行事や事件がなく、今までの事件を整理するように課長から
指示され、真紀と里美は雑談しながら仕事をしている。
そこに「失礼します。藤野さんと田中さんにお客様です!」刑事課の刑事が男性を連
れて入ってきたが、美里と真紀には見覚えのある顔だ。

「昨日はいろいろとありがとうございました。これはつまらない物ですが皆さんで食
べて下さい」男は佐藤に紙包みを差し出す。
男は有吉と言って、昨日の万引きの父親で、佐藤に昨日のお礼を言っている。
佐藤は黙って聞いているが、真紀と美里は(履いていたパンティを貸したことは、お
願いだから言わないで!)それだけが心配だ。

 有吉は、さらに小さな紙包みを二つ出し「これは娘からのお礼なんです。決して高
価な物でなく、安物のハンカチですがよろしいでしょうか?」
「個人へのお礼は禁止されてますが、今回はいいでしょう。金額も高くなさそうです
し、娘さんが心を入れ替えた印ですから」
有吉は、2つの紙包みを美里と真紀に渡すが「いただけません。規則に反しますから」
真紀が丁寧に断わると「いいよ、僕が承認したから!」課長が笑顔で言う。
「それでは、ありがたく頂戴します」それぞれ、差し出された包みを受け取った。

 「ところで、娘がお礼を言いたいそうなんです。会ってもらえませんか?」
「でも、今日は困りますが…」美里が丁寧に断わると「それに、借りた物を渡したい
と言うんです。私が返してやるといったんですが、直接渡すときかなくて…」
それには、真紀と美里は顔が赤らみ(パンティは返さなくたっても、いいのよ!)と
言いたかったが、有吉に向かっては言えない。

 「今日ではどうでしょうか。娘の友達も、一緒にお礼を言いたいと、言ってるんで
す」もう逃げられない。
「わかりました。明日お会いしましょう!」真紀と美里は会う事を承知した。
「明日は部活なので、今日の昼食を食べながら、会ってもらえませんか?」
「まだ、勤務中ですから無理です…」断ると「行ってもいいよ。外出扱いにするから」
佐藤が気を利かせた。

 「でも、勤務中だから制服で一緒に食べているところを見られたら、変に思われる
わよ」
「その心配はありません。私の家ですから。娘と友達の手料理ですから、味は保証で
きませんが…」
「でも、娘さんは学校じゃないですか?」
「今日は学校の先生の講習会なんです。それで、2時間で終わりなんです」
「じゃ、今頃娘さん達は?」
「手料理を作ってます。娘達の意志を無駄にしないで下さい」

 「わかりました。伺います、でも12時までは、仕事ですから…」
「わかってます。外でお待ちします」有吉は帰ったが、時計を見ると11時半だ。
「よかったね。二人の若い心を目覚めさすんだからさすがだね!」パンティとポルノ
雑誌の事を知らない佐藤は喜んで「僕が手続きを済ませておくよ」機嫌がいい。
「わかりました。会ってきます」真紀と美里はそう答えた。

 12時になった。
美里と真紀は机の上を整理してから、正面の玄関に向かうと「お待ちしてました」有
吉が待っていた。
「こちらです」有吉は玄関の脇に停めて置いた車に案内すると、助手席のドアが開い
て若い女性が降りて挨拶する。
「妻の早苗です。このたびは、娘がいろいろ迷惑をおかけしまして、申し訳ありませ
ん」
「いいえ、お気遣いなさらなくても」丁寧に挨拶されて真紀と美里も恐縮していく。
美里と真紀が車に乗り込むと走り出し、繁華街を通り抜けて市外に向かう。

 15分も走ると住宅街に変わり、大きな邸宅が現れ、真紀と美里はじっくり眺めた。
車はその大きな邸宅を回り込むようにして道路を曲がり、その敷地に入り(こんな大
きな家に住んでいるの?)真紀と美里は恨めしそうに屋敷を見るが、車は玄関に横付
けされた。
「着きました。娘が待ってます」有吉は車のドアを開いて「どうぞ、こちらへ!」真
紀と美里も降り、導かれて邸内に入ると、かなり高価な用度品で覆われている。

 (きっと、お金持ちなんだ。こんな高いものを飾っておくなんて!)真紀と美里が
珍しい物を見るようにして眺めていると、早苗は奧に入り2人も追って部屋に入ると、
大きなテーブルに食器が並べられている。
「どうぞ、お座り下さい」早苗が二人に中央に座るように指示し、真紀と美里が言わ
れた場所に座ると、出来立てのご馳走が用意されていた。

 (あら、崩れている!)真紀は皿に盛られた料理の形が崩れているのに気づいた。
(ふふふ。まだ修行が足りないわよ)それを見つめていると「おまちどうさま!」ド
アが開いて昨日の女子高生が、ワゴンに料理を乗せて現れた。
エプロンしている姿はまだ子供そのもので、真紀と美里に盛りつけをしていく。
そこに有吉も現れ「味は保証できません、娘の美貴と友人の有紀が作ったのですから
情熱はこもってますよ」有吉はワインを持ち、栓を抜くとグラスに注いでいく。

 「召し上がって下さい!」と勧め、真紀と美里は注がれたワインを飲んだ。
「おいしいわ」「本当のおいしい」真紀と美由紀はおいしさのあまり一気に飲み干す。
「おかわりもありますよ」有吉は空になった二人のグラスに、ワインを注いでいくと
早苗も現れ、料理が乗ったワゴンを運んでくる。

 「娘達のお口直しですが…」食器に盛りつけていく。
「お母さん、口直しはないでしょう」美貴が言うと「あら、ゴメンなさいね」早苗が
謝る。
「それよりも冷めちゃうから食べて!」有紀も催促し真紀と美里はワインを飲みなが
ら食事を始めた。
6人は雑談をしながら食事をするが、有吉は「婦警さんをお送りしなければいけませ
んから」とアルコールを1滴も飲まず、真紀と美里、早苗の3人は完全に酔っている。

 それを見て「お母さん、特技のあれをやってよ!」有吉が言うと「私も、見たい!」
美貴と有紀も言う。
「そんなに見たいなら、あなた、やってもいいのね?」
「勿論だよ。婦警さんも喜ぶと思うし…」
「それなら、着替えてくるわね」早苗は酔ったせいか、フラフラしながら部屋から出
て行く。
「私も、音楽の準備をする」美貴も出て行き、残された有吉は真紀と美里を退屈させ
まいと話しかけている。
しかし、真紀と美里は徐々にではあるが、眠気が襲って(なんだか、眠くなって行く
…)それでも両目をしっかりと開いている。

 そこに美喜がラジカセを持って現れ「お母さんの準備も終わってるから始めようか
?」薄笑いを浮かべながらいうと「藤野さん、始めてよろしいでしょうか?」有吉は
眠気を堪えている真紀に言う。
「お願いします。特技を見てみたいし…」
「それじゃ、始めてくれ!」美貴がラジカセのスイッチを入れると、演歌調のゆっく
りとした音楽が流れだした。
すると、美貴はイスから立ち上がってドアを開けたが「あっ!」真紀と美里は驚いて
叫んだ。

 そこには扇子を2枚持ち、胸と股間を隠しているが、一糸まとわぬヌードと思われ
る早苗が立っていたからだ。
早苗は驚く2人を尻目に、部屋の中に入り、音楽に合わせて踊りだす。
踊ると、早苗の持った扇子が胸と股間から離れて、乳房と恥丘を晒していく。
乳房は年の割にまだ張りがあり、乳首もまだピンクを帯びて勃起している。
また、股間は絨毛が剃ってあるから、ピンクの淫裂が丸出しだ。
腹部は美貴を出産したから、ひび割れがあるが、腰のくびれは若い者にひけを取らな
い。

 早苗は音楽に合わせ、腰を振ったりと女性のシンボルを、真紀と美里に見せつけて
いく。
「早苗さん、もういい!」真紀はそう叫ぶと、テーブルにうずくまった。
「薬が効いたみたいね」有紀が言うと「薬ってなんなの…」美里も、そう言ってテー
ブルにうずくまってしまった。

 「あら、もう、お休みなの。もっとヌードを見て欲しいのに…」早苗は不満そうに
踊っていく。
だが「奇麗だよ早苗!」有吉はイスから立ち上がると、早苗の後に回って乳房を揉み
出す。
「親父、楽しみは後にしてよ」
「そうよ、準備が大変なのよ!」娘達に言われて「じゃ、始めるか。有紀さん、電話
を掛けてくれ」有吉は早苗の乳房と股間の淫裂を撫でながら指示した。