「失われた絆」

                             赤星直也:作

第9話 呼び出し

 「もう、いいでしょう?」いつ人が入ってくるか知らない会議室で、これ以上裸同
然の姿ではいられない。
「まだ時間がありますよ。10分もたっていませんから」目黒は恵の背中から乳房を
掴んだ。
「何をするの。声を上げるわよ!」
「騒ぎたいなら構いません。でも、売春や素っ裸の事を旦那が知ったら、何て言いま
すかね」
それには「う、う、う」また泣きだした。

 「ここは、おとなしくオ○ンコしましょうよ。久しぶりだから、したいでしょう?」
肉竿がゆっくりと淫裂に入り込み「ん、ん、ん!」呻き声を上げた。
目黒はなおも押し込み、ゆっくりピストンしていく。
(ダメ、動かさないで。そんな事されたら、変になっちゃう!)淫裂はすでに反応し
ている。

 「奥さん。久しぶりだから気持ちいいんでしょう。もう濡れていますよ」
「良くない。気持ちなんか良くない!」首を振って否定しても、体は正直に反応して
おり、それを知ってか目黒は乳房を揉み、動きを止めた。
(やめないで。もっとしてよ!)腰を後に下げて肉竿を求めた。

 「欲しいでしょう、奥さん。正直に言って下さいよ」
「ほ、欲しい。一杯して下さい…」
「正直でいいです。それじゃぁ、行きますよ」再び動き出し「ヌチャ、ヌチャ!」淫
裂から音が出ていく。

 「奥さん、出しますよ。薬を飲んでいますよね?」
「イヤ。出さないで、お腹はイヤ!」拒んでも腰を押さえられて逃れらず、恵の子宮
がまた目黒に汚された。
「気持ちいいですね、奥さんとやると。これも撮りましょう!」
「イヤ、こんなのはイヤ!」カメラを淫裂に向けられ、手で押さえた。

 「知りませんよ、旦那に知られても!」そう言われれば手を退けるしかなく、白い
液体が淫裂から流れている。
「いいですね。こんなのも」数枚撮った。
「お願いです。私にかまわないで下さい、私には夫がいるんですよ!」淫裂を拭きな
がら言う。
「そうは行きません。これからも、奥さんとは仲良くしたいんです。ぼくは独身です
から処理先がなくてね」
(また、私の体を求める気だ…)黙って生理用ナプキンを淫裂に押し当て、パンティ
を引き上げていく。
その後スカートも履いてボタンも掛けた。

 「もう一回聞きますが、どうしてあんな事を?」
「お願いです、なかった事にしてください。私を抱いたから、忘れてください」愛子
と約束したから言えなかった。
もし言えば、恵だけでなく愛子の辱めも公になってしまから、言えるはずなどない。
「わかりました。忘れましょう」目黒は素直に引き下がった。
しかし、これで済むはずなどない。

 恵が自宅に戻ってから、初めての休みの日に電話が鳴った。
「もしもし、小池ですが…」
「うまく騙してくれたわね。前川百合さん!」その声には聞き覚えがある。
「ま、まさか、八重さんでは?」声が震えている。

 「そうよ、その八重よ。話がしたいから来るのよ」
「そんな、急に来いと言われても、場所もわからないし…」
「迎えにやったわよ。来なかったら全部ぶちまけるからね」
「やめて。お願いですから、それだけはやめて下さい」

 「だったら、来るわよね?」
「はい、伺います」受話器を置くと真っ青な顔になていく。
「どうしよう、何されるかわからないわ」ウロウロするばかりだ。

 暫くして「ピン、ポーン!」チャイムが鳴った。
「どちら様ですか?」
「八重様からのお迎えです」
「わかりました。今行きます」ドアを開けて外に出ると、黒塗りの高級車が迎えに来
ている。
ドアが開けられ、乗り込むと愛子も乗っていた。
(愛子もいるわ。もしかして?)不安が更に高まった。

 車は恵を乗せると走りだし、繁華街を走ってから住宅街に入った。
(違うわ。この前とは違う!)前の家並みとは違っているが、広い敷地に厳重な囲い
があるのは同じで、門を抜け玄関に横付けされた。

 「着きました」2人は降りて、玄関のドアを開けると「お待ちしていました。こち
らで準備願いします」(準備ですって?)顔が強ばった。
メイドの案内で部屋に入ると「待っていたわよ、お二人さん!」八重がおり、顔を見
た2人は体が震えている。

 「恵だったわね。よくも騙してくれたわね。お仕置きしてやるから脱ぎなさい!」
「イヤ。もう痛い思いは、イヤです!」
「イヤでもお仕置きよ。脱がないなら打つからね!」服の上からムチで叩きだし「ピ
シ、ピシ!」音が止まない。

 それには「打たないで。脱ぎます、ヌードになります!」泣き声で言うしかない。
「最初からそう言えばいいのよ。愛子、あんたも脱ぐのよ」ムチの先端で胸を突き刺
した。
「い、痛いです。脱ぎますから退けて下さい…」ムチが退けられた。

 2人は服を脱ぐと下着も脱いでいく。
「久美、エッチなのを着せるから買って置いて」
「お嬢様、ご用意してあります。帰るときにはプレゼント致します」
「さすが久美ね。準備がいいわよ」2人が話している間に、恵と愛子は生まれたまま
の姿になって、両手を後にして乳房と淫裂を晒している。

 「愛子。剃っていないわね、ボウボウよ。恵も剃っていないわね。これで、2人と
もお仕置きが重くなったわ」
「お許し下さい。剃りますから、お仕置きはお許し下さい!」
「そうは行かないわ。愛子、恵のヘアを剃りなさい。恵は愛子を剃るのよ!」八重は
2人にヘアを剃り合うように命じた。

 「ごめんね、剃るわよ」愛子は、うっすら生えた絨毛を剃っていき、それを八重と
久美がビデオとカメラで撮っている。
「全部剃るのよ、罰だから残さないで!」恥丘の上に残したわずかな絨毛も剃られ、
文字通りに剥き出しの淫裂だ。
その後、恵が愛子の絨毛を剃った。

 「終わったわね、2人で並ぶのよ」一糸まとわぬ姿で並ぶ2人が撮られ「お嬢様、
これをお付けします」恵と愛子の首にまた首輪が付けられた。
「わかっているわよね。猫よ、猫になるの」怯えた2人は言うがまま、四つん這いに
なる。

 「愛子には教えていなかったわね。ここに座って!」言われるまま腰を降ろすと、
久美はいきなり足を広げた。
それには「イヤ、イヤです!」悲鳴を上げ淫裂を押さえた。
「手を退けるのよ!」八重は容赦なく乳房をムチで叩き「ヒー!」悲鳴を上げて手を
退けた。
「そう、それでいいのよ。これが芸だからね」Mの字開脚をしている。

 「よくできたわ。お嬢様、初芸の記念の写真を撮らないと…」
「そうね、記念だしね」愛子は泣きそうな顔をしてカメラに撮られていく。
「恵、お前も芸をしなさい」恵も愛子の隣に座ってMの字開脚をさせられ、八重は2
人並んだ姿を撮った。

 写真を撮られると、革紐を引かれ、四つん這いになって歩いていく。
「お嬢様、お茶のご用意が整いました」
「ありがとう、猫の分も用意してね」
「心得ております」リビングに入ると、テーブルにはコーヒーが用意されてあり、床
には大きな皿が置かれ、コーヒーが入っている。
「せっかくだから、飲んで!」恵は舌を伸ばして、なめるようにしていき、愛子もそ
れに倣って舌を使っていく。
「あら上手ね」頭を撫でられ、2人はペット扱いだ。

 暫くそこで休んで部屋を出て、階段を下って地下へと入ると鉄格子はないが、色々
な器具が置かれている。
「治郎兵衛。シーソーを準備して!」覆面を被った男がシーソーを運んできた。
座る部分が三角形をし、普通に座れば淫裂が裂かれてしまう。

 「縛って!」愛子は立たされ、両手首を鎖で繋がれ、同じように恵も鎖で繋がれた。
その後、三角形を跨いで乗せられ「い、痛い~!」「ヒー!」淫裂に三角形が食い込
んでいく。
「痛いのね。だったら、繋いであげて!」手首にまた鎖が張られた。

 「言っておくけど、楽になりたかったら鎖を引っ張り、体を持ち上げるの。その分、
シーソーが下がるわよ」楽になりたい一心で恵が引くと「ギャー!」愛子が悲鳴を上
げた。
恵が下がった分、愛子のシーソーが上がり更に食い込んでいる。
「ギャー!」今度は恵が悲鳴を上げた。
愛子が引いたから恵の淫裂に更に食い込んでいる。

 「もっと派手にやって。つまんないわよ」八重は愛子の乳房を打ち「イヤ、イヤ~
!」乳房に赤い筋ができ、シーソーが上がる。
「恵も負けないでね。負けたらお仕置きよ」恵も打たれ「ヒー!」乳房に赤い赤い筋
ができている。

 「お嬢様、もっと重しを付けましょうよ」
「そうね、治郎兵衛。5キロ付けて!」2人の両足首に5キロの重しが付けられ、合
わせて10キロだ。
「いや、いやです!」「引かないで、痛いから引かないで!」2人は目を白黒させて
いる。

 「や、八重さん。嘘を付いたのは謝ります。ですから、お許し下さい…」恵は途切
れ途切れに、やっと言えた。
「口では何とでも言えるのよ」恵の乳首を掴んだ。
「うっ。本当です。八重さんのおっしゃる事なら、仕事に差し支えない限り何でもし
ます…」乳首を潰され、顔を歪めて言う。
「わかった。そこまで言うなら信用する」
「八重さん、私も、仕事に支障がない限り何でもします。ですから、お助け下さい…」
愛子も言った。

 「本当に、何でもするわよね?」愛子も乳首が潰された。
「はい、差し支えない限り、何でもします…」
「いいわ、お仕置きはこれで許してあげる」やっと鎖が解かれ、シーソーから降ろさ
れたが、2人の淫裂には赤い筋が残っている。
二人はまだ痛いのか、その赤い筋を撫でている。

 「早速だけど、私ね、ポルノビデオが欲しいの。そこで、どうしても、2人が主演
したのが欲しいのよ。やって貰えるわよね?」
「ぽ、ポルノですか。裏に流すのでしょう?」顔色が変わった。

 「そんな事はしないわ。私のコレクションとして、コピーは作らないわ。約束する
!」
「でも、ポルノは抵抗あります。セックスもするんでしょう?」
「当然よ。それを見ながら、私1人で慰めるの。相手がいないから…」
(八重さんのオナニー用ビデオだなんていやよ)二人は下を向いたまま黙り込んだ。

 「返事はどうしたの?」八重のムチが2人を襲う。
「やります、ですから打たないでください…」
「やってくれるなら打たないわ。久美、連絡取って」久美は携帯で連絡を取り「これ
からでもいいそうです」そう告げる。
「だったら行きましょう。車も頼むわよ」急に忙しくなり、愛子と恵は服を着せられ、
車に乗せられた。
勿論、八重と久美も一緒だ。

 車はビル群を走り、スタジオに入ったが(ポルノビデオだなんて…)項垂れたまま
一言も話さない。
「行くわよ」八重と久美は軽い足取りで歩き「お嬢さん、お待ちしていました。準備
は出いています」人相の悪い男が出迎えた。

 「主役はこの2人よ。うまく撮ってね。それに、勝手にコピーしたら、ただじゃ置
かないからね」
「心得ております。お嬢さんと、親父さんの怖さは皆知っていますから…」
「それならいいわ。ストリーはこうしたいの」八重は男に話していく。

 「いいですね。それでしたら、テロップも入れましょうよ。本物に見えますから」
「そうね、任せるわ」2人は10分ほど話し合ったが、その間、黙って聞いている愛
子と恵だ。
(いくら裏に流さないからと言っても、セックスを撮られるのはいや…)脅迫の種を
これ以上は作りたくない。
「お二人さん。準備しますから、来て下さい」話が済むと、2人は男に連れられ部屋
に入った。

 「着替えて。まずはこれがいいかな…」下着を選んいる。
「ここで着替えるんですか?」
「そうだ、俺の前でやるんだ」
「恥ずかしいです。脱ぐのを見られるなんて」
「撮影はもっといるんだ。リハーサルと思ってやれ!」それには反論ができない。

 怯えた顔をしながら服を脱ぎだし、シャツ、スカート脱いで下着姿だ。
(見ないで、恥ずかしいから)恵はパンティを掴んで引き下げて、愛子はブラジャー
から脱いでいく。
「いいね、あんたのオ○ンコは。俳優も興奮しちゃうよ」無毛の淫裂に笑顔だ。

 恵は黙ったまま、なおも引き下げ足を上げて、愛子もブラジャーを手首から抜いた。
「あんた、いい乳してるよ。内の専属にならないか?」愛子の乳房を触っていく。
(バカにしないで。落ちぶれたってポルノ女優にはならないわよ!)乳房を掴んだ男
の手を退け、パンティを引き下げていく。
「何だ、あんたもパイパンか!」2人の無毛の淫裂に驚いて「面白イヤ、これはいい
ぞ!」笑顔になっている。

 男の目の前には、生まれたままの姿で立っている恵と愛子がいる。
顔を強ばらせ、全身が小刻みに震えて、2人は項垂れたまま、顔を上げようとはしな
い。