「買われた婦警」
                               赤星直也:作

第10話 債権市場

 このように、沙織と麗香はそれぞれの相手の肉竿を口で処理していたが、その間に
健二は回復し、自宅での歩行訓練が開始行われている。
そんな日曜日に、麗香は車で健二の家を訪れた。

 玄関には、松葉杖をつきながら「麗香さん、待っていました!」健二が出迎えに出
た。
「あら、もう歩けるの?」
「麗香さんが、見舞いに来てくれたおかげです」
「よかったわ。歩けるようになって」麗香はそう思うが、補償金の事を考えると憂鬱
になってくる。

 「僕、海が見たいな。ねえ、連れてってよ!」
「私は構わないけど、家族に断らないとだめよ」
「構わないよ、行こう」
「だめよ。それじゃ、無責任よ。私、健二さんの両親に申しわけが立たないわ」

 すると「堅いのね、麗香さん!」背後から幸代が現れた。
「お袋、聞いていたのか?」
「聞いていたわよ。麗香さん、健二といってらっしゃい!」
「でも、健二さんの後片づけを手伝わないと、申しわけが立ちません…」

 「いいとこあるわね、麗香さん。後は、安心してまかせて!」
「ほら、言っただろう?」
「わかりました。一緒に行かせてもらいます」麗香は健二とのドライブに出かけるこ
とにした。

 麗香の運転する車は海岸線を走っていく。
「麗香さん、綺麗だよ」
「あら、それって本心なの」健二は麗香の胸を撫で始めた。
「危ないわよ、ぶつかるかも」

 「だったら、あそこで停めて休もうよ」
「レイプはしないでよ。約束して!」
「そんな事は絶対にしないよ」健二は麗香のスカートの中に手を入れていく。
「なんだ、履いているのか…」
「当然よ」そう言いながら麗香は道路から離れた場所に車を停めた。

 「麗香さんオッパイが見たい…」
「恥ずかしいわ。よその人に見られたら困るわよ」
「平気さ、服を捲るだけでいいから、オッパイをみせて」麗香は補償の事を考えると
拒めない。

 「見るだけよ」仕方なく、麗香はシャツの裾を持ち上げ、ブラジャーも捲って乳房
を露わにした。
「これが、麗香さんのオッパイですね?」健二は両手で乳房を掴んだ。
「だめ、見るだけの約束よ!」しかし、健二は唇を重ね、乳房を揉みだした。

 その時、隣に車が停まり(見られてしまう!)麗香は恥ずかしさに顔を背けた。
「見てみなよ、激しくやっているよ!」それは健一だった。
「凄いわ。オッパイを出すなんて」
「沙織、俺もお前が欲しい!」
「だめよ、恥ずかしくて出来ない…」

 「オッパイだけでいいから、やらせてくれよ」
「レイプをしないならいい…」負債を肩代わりして貰ったので、健一には逆らえず、
沙織も裾を捲って、乳房を露にしていく。

 「綺麗だ、沙織!」健一は両乳房を揉みながら、乳首を吸いだした。
「恥ずかしいわ。こんなの見られたら生きていけない…」沙織は目を閉じ、健一に乳
房を揉まれている。

 「麗香、隣でもオッパイ揉んでいるぞ!」健二は隣に停まった車を覗いて言う。
「あれは、沙織さんよ!」乳房を揉まれているのは、沙織に間違いないと確信した。
乳房を揉まれながら目を開けた沙織は、麗香と目が合った。

「沙織さん!」「麗香さん!」2人は大きな声で叫び、その声に顔を起こした健一と
健二も目が合い「健二!」「兄さん!」その後、笑い声が響いていく。

 「何だ、麗香さんとデートか?」
「兄さんこそ、美人のデートだなんて。紹介しなよ」
「あれ、健二知らなかったのか。麗香さんと同じ職場の、宮下沙織香さんだぞ!」

 「麗香さんは知っていたのか?」
「ええ。署内で一番の美人なのよ」
「沙織さんか。なるほど美人だ。でも、俺は麗香さんが美人だと思うよ」健二は露に
なっている乳房を揉みながら、乳首を吸いだす。
「見られている…。沙織さん見ないで下さい…」
「私のも見ないで、麗香さん…」麗香と沙織は、乳房を揉まれながら乳首を吸われた。

 4人はその後、車の外で雑談をしている。
「そうだ、今日は入札がある日じゃないかな?」
「そうだよ、その日だ!」健二と健一は話している。

 「何が売られるんですか?」何も知らない沙織と麗香は話しかけた。
「興味あるんだ。だったら見てみようか。でも絶対に極秘だよ」
「これは裏に通じているから、絶対に喋らないでくれ」健二と健一は釘を刺す。

 「喋らないと誓います」「私も誓います」
「だったら、連れていってやるよ」4人はそれぞれ、車に乗り込んで走りだした。
健一が先を走り先導し「だいぶ、さびしいところね」「当然さ警備がしやすいからね」
車は郊外にぽつんと立った建物に入った。

 「ここからは歩きなんだ」4人は歩いてドアに向かっていく。
4人に気付いたのか2人の男が現れ「はい、これ!」健一と健二はそれを見せた。
「よし、入って!」ドアが開いて、4人は中に入っていく。

 中は乱雑した倉庫で、折り畳み式のイスが並べられており、30人ほどの男女が座
っている。
中央には高さが1メートルほどの演台が用意されており「それでは、入札を開始しま
す!」司会者らしいのが現れた。

 「最初は高原加奈子、23才、負債は3千万です!」司会者が声を上げると「いや
ー!」悲鳴が聞こえた。
「何かしら?」
「黙って見ているんだ、絶対に声はだすなよ!」頷く麗香と沙織だ。

 すると、両手を後ろ手に縛られた女性が、首輪を付けられ引き出されてきたが「!」
現れた女性は全裸で、沙織と麗香は声を出しそうになった。
女性は嫌がるが、無理に首輪を引かれ苦しそうだ。
(ヘアが、綺麗に剃られている!)股間の絨毛が剃り上げられ、淫裂がパックリと口
を広げている。

 「これは、体験済みです。1千万から!」「千2百万」「千5百万」「2千万」価
格が上がっていくが「3千5百万!」それ以上高い金額が出ない。
「はい、3千5百万で落札です」落札したのは男性だ。

 「ピアスを、オ○ンコに付けてくれ!」
「いや、いやー!」悲鳴をあげるが、女性は足を無理に開かされ、淫裂の肉襞が掴ま
れた。

 「何でもしますから、ピアスはお許し下さい!」泣きながら叫んが「だめだ、主人
の俺の命令だ。やれ!」
「ギャー!」女性が悲鳴をあげ、肉襞に金色のピアスが付けられていく。
女性は顔を歪めて、失禁し「ジャー!」と音を立て、淫裂から小水が噴出している。

 「全く、だらしない奴だ!」入札した男性は首輪を引いて、女性と会場から消え、
麗香と沙織は体を震わせて見ている。
(大部、堪えたようだな…)健二は麗香の腰に手をやり、体を引き寄せると体の震え
が健二にも伝わっている。
同様に、沙織も健一と体を寄せ合い、健一も沙織の震えを感じ取っていた。

 「それでは2番目です。石黒恵子、25才。負債は4千万です」
「いや、いやです!」先程と同様に、後ろ手に縛られた全裸の女性が首輪を付けて引
き出されてきた。
やはり、絨毛が剃り落とされ、ピンクの綺麗な形をした淫裂が露になっている。

 「この子はまだバージンです!」会場からどよめきが上がった。
「2千万からです」「2千百万」「3千万」「3千5百万」未体験の女性と聞いて値
段がつり上がっていく。
「5千万!」その後は声があがらなかった。
「落札です、5千万で落札です」落札した男性は笑顔になっている。

 そして「右乳首にピアスだ!」と命令を下した。
「ご主人様、お許し下さい。どのような命令にも従いますから、ピアスだけはお許し
下さい!」演台に腰を下ろし、額を付けている。
「何でもする…。本当だな?」
「はい、ご主人様。ですから、ピアスだけはお許し下さい…」泣きながら返事をした。

 「よし、そこでチンチンだ。みんなに、オ○ンコを見せるんだ!」
「はい、ご主人様!」女性は後ろ手に縛られたまま、足を開いてチンチンし、客にも
パックリ割れた淫裂が見えている。
会場から笑い声が上がったが、女性は必死だ。
乳首にピアスを取り付けられて、体を傷つけられるよりも恥ずかしい思いの方がいい
と思っている。

 「よし、そこまでだ。ピアスは勘弁してやるから、今夜はたっぷり出させろ!」
「はい、ご主人様のエキスを膣でお受けします…」女性は首輪を引かれて会場から出
た。

 入札の対象は女性だけではなく、男性も全裸で後ろ手に縛られ引き出されてきた。
入札金額は女性と同じとは行かず「2千万!」それが最高額だ。

 落札したのは中年の女性で「ほら、立たせなさい!」女性が肉竿を擦ると、勃起し
ていき(いやだわ、女性がセックス相手として男性を買うなんて…)顔をしかめなが
ら見ている麗香と沙織だ。

 「ほら、行きましょう」男性も女性に首輪を引かれて会場から消え、入札はその後
も続けられた。
次々と後ろ手に縛られた女性が全裸で引き出され、落札されていく。
その女性の大半が、入札者によって、希望する場所にピアスが取り付けられ「ギャー
!」悲鳴をあげる女性の声が会場に響いていた。

 入札が完了したのは約2時間後だった。
「どうだ、感想は?」健一は抱きかかえた沙織に尋ねるが、沙織は顔を真っ青にし何
も答えられなかった。
(私も、返済できなかったらきっと、あのような目に遭う!)それしか頭にない


 同様に麗香も(あんな目にだけは遭いたくない!)泣きながら健二に抱かれていた。
麗香と沙織は無言で会場から出て、車に乗り込んだ。
「どうした、元気がないぞ!」健二と健一は励ますが、ショックがあまりにも大きか
った。

 (これは、かなり効いたぞ!)(そのようですよ、兄さん!)健二と健一は、して
やったりといった感じだ。
「負債を返済できない場合には、体を売って返済する場合もあるんだ。勿論、家族の
同意でだが…」その言葉にも、黙ったままの2人だ。

 それからも、2台の車は一緒に走り、落ち込んでいた麗香と沙織も徐々に明るくな
っている。
そして、休む度に麗香と沙織は、それぞれのパートナーに乳房を揉まれていた。

 「恥ずかしいわ、麗香にオッパイを見られている!」
「だめ、麗香に乳首を吸われているのが見られている!」2人はお互いに乳房を晒し、
触れている姿を見せ合っていた。

 (麗香、ゴメンね。こうされると、麗香よりも感じてしまうの)
(沙織、ゴメンね。健二さんの方が感じるの)顔を見合わせ、申し訳なさそうに乳房
を揉まれていた。

 やがて、日が暮れて、2台の車は亮太の医院へと向かって走っていく。
そして、6時には医院に戻り「あら、4人とも一緒だったの?」玄関で出迎えた幸代
は笑顔だ。

 「夕食を食べていって下さいよ」
「でも、遅いし…」躊躇する麗香と沙織だが「遠慮なさらないで、早く上がって!」
幸代は手作りのごちそうを振る舞っている。
亮太も機嫌よく麗香と沙織と話し、沙織と麗香は笑顔を絶やすことがなかった。
しかし、それはこれから始まる2人の恥辱の入り口に過ぎない。